kyrie 涙の国

くり

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ヒメの章

開拓暦586年2月、王城、王宮図書館1

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 怪物の湖。それが確認されたのは百年ほど昔のことだ。
 男が一人、こちら側の世界に迷い込んだ。男は比較的この国に近い場所に出たため、怪物に喰われる前に何とか生き延びることができたのだが、それまではたったの一人で荒野を逃げ惑っていた。食べるものも水もなく、男はとうとう倒れた。
 その時、微かに水の匂いがした。
 男は最後の力を振り絞って、その匂いの先へと這っていった。暫くすると、前に伸ばした手がぴちゃりと水に浸った。男はがむしゃらに顔を水面に付け、夢中で甘露を貪った。
 落ち着いてから辺りを見回すと、そこは大きな窪地にできた湖のようだった。他の生物の姿は見当たらず、ひょっとして飲んではいけないものだったのかと思ったが、男は疲れ切っている。助かる見込みは無きに等しいのだから今更気にすることもないと、男は水の中に入って体を洗った。ひんやりと冷たい水は男の心身をほぐし、男はそのままゆっくりと水中に倒れこんだ。
 このままでいたい。
 腹いっぱいの水を飲みたい。
 癒されたい。
 空腹なんて嫌だ。
 常に満たされていたい。
 せめて、この状況が終わる時まで――……
 湖を出て、男は再び白い城壁を目指して歩きだした。襲ってくる怪物から逃げ、隠れ、翌日に救助された。
 その間、男は空腹や喉の渇きを感じることはなかった。
「汗をかかなかったということ?」
「いいえ。汗はかいたの。でも、体調に何の支障も来さなかったのよ。――これが〈大嘘吐き〉の頃の話」
 図書館地下の書庫にヒメと女王は来ていた。女王は古びた本を閉じて棚に戻すと、今度は抽斗からさらに古そうな本を持ってきた。本というよりは粘土の板だった。見たことのない文字が躍っている。
「〈大嘘吐き〉の記録よ」
「〈大嘘吐き〉の……。なんて書いてあるんですか?」
「詳しくは言えないのだけれど、この国の成り立ちや世界のあらゆることについて、彼女の見知ったことが纏められているの。これによれば、〈大嘘吐き〉は既に湖の存在を知っていて、それを怪物の湖と呼んでいたらしいわ」
「怪物……」
「湖の水を飲むと、不思議な力を手に入れることができたの。〈大嘘吐き〉はそこから不老不死を手に入れたんだわ。でも、そんな水を飲むだけでいいのなら、皆がほしがってしまう。そうすると、〈大嘘吐き〉の優位性はなくなってしまう。だから、〈大嘘吐き〉は湖の存在を隠していたのよ。さっきの男が見つけたのは、本当にたまたまだったの」
「でも、それがどう関係してくるんですか」
 湖があるのは城壁の外だ。なんとなく嫌な予感がしながらも尋ねると、女王は首を振った。
「怪物の湖は移動しているのよ」
「え」
「一つ所に存在しないの。ある特別な怪物と一緒にこの世界を巡っているんだわ」
「それって、もしかして、こんな大きくて、わさわさで、首のない怪物ですか」
 大きく身振りも交えて尋ねると、女王はヒメを安心させるようにヒメの手を下ろさせた。
「怖いのは見た目だけよ。人に危害は加えないわ」
「本当?」
 ヒメの顔が輝く。先程からずっとキリエの母親のことが気に掛かっていたのだが、女王にそれを尋ねてよいのか分からず、女王も何も言わないので心の片隅で悶々としていたのだった。ほっと胸を撫で下ろすヒメに、女王は静かな微笑みを向けた。
「ヒメ。あなたは水の中に落ちて、何を思った?」
「何を?」
 ヒメは首を傾げる。
「あれが怪物の湖だったから、あなたはキリエの姿を見たのよ。あなたが水の中で願ったことを形にして……」
「でも……本当に私なんかに」
「湖の力は人を選ばないわ。それとも、あなたが見たのは幻覚?」
 否定しようとした言葉は喉元まで来て、しかし出なかった。ヒメは気まずそうに目を逸らした。
「あなたは、何を求めたの?」
 再度問われ、ヒメはふるりと震えた。震えたのは体だけではなかった。
「キリエに……」
「キリエに?」
「会いたかった。キリエに会う前に死ぬのが悔しくて、まだキリエのこともよく知らないのにあそこで終わるのが怖くて。私は……とにかくキリエに会いたくて」
 知らず知らずのうちに手を握り締めていた。手の内の卒業記念の絵の感触が痛かった。
「だから、私はキリエを責めた」
 大きく息を吸い込むと、地下の冷え冷えとした空気が喉を焼くようだった。
「どうして、私に何も言ってくれないんだろう。どうして、私じゃ駄目なんだって。ずるいよ。キリエは私の事知ってるのに、どうして私は知らないの? 私も知りたいよ。キリエのこと。でなきゃ、私はキリエに会えないっ……!」
 女王の手がヒメを抱き寄せた。ヒメも女王の腕を掴み、熱い息を零す。いったん吐き出すと、なにもかもが溢れてしまうような気がした。女王はそれを塞き止めていた。
「……落ち着いた?」
「……はい」
 ヒメは自分から女王の抱擁を解いて、一歩退がった。
「もう、大丈夫です。――あの、これってどういうことなんでしょう」
「まずは座りましょう」
「はい」
 机を挟んで向かい合わせになる。女王はそうねと〈大嘘吐き〉の粘土版を暫く弄ってから口を開けた。
「怪物の湖が持つ力はね、時間にまつわるものなの。〈大嘘吐き〉やわたし達の不老不死はつまり、時間からの離脱で、わたし達の体は衰えることも傷つくこともないわ。こちら側に迷い込んだ男は、おそらく時間の停止でしょう。常に満たされることを、満たされたままでいることを望んだのだから」
「満たされたまま……」
「あなたは、キリエの過去がほしかった、ということなんじゃあないかしら」
「それじゃあ……」
 手を伸ばし、寸前で慌てて女王を見ると、女王は微笑んで〈大嘘吐き〉の粘土板を差し出した。ヒメはこくりと音がするほど唾を呑み込み、ゆっくりと粘土板に触れた。
「……?」
 眉を顰める。
 しばらくぺたぺたといじってから、ヒメはしょげた顔で返した。
「見えませんでした。ごめんなさい」
「どうして謝るのかしら? もしかしたら、あなたの力には条件があるだけなのかもしれないのに」
「条件?」
「もしかしたら、あなたが見られる過去はキリエに関するものだけなのかもしれないでしょう?」
「あっ……」
 ヒメは慌てて卒業記念の絵を持ち直す。どうすればいいか考え、とりあえずキリエの名を頭の中で繰り返してみると、静電気にも似たような刺激が指先から走ってまたあの声が脳内に響いた。思わず絵を落としたが、ヒメは確信を持って女王と目を合わせた。
「どうかしら?」
「見えます。でも……」
キリエの秘密を知るための手段は手に入れた。だが、それにはキリエの物が必要だった。空っぽの部屋を思い出し眉を曇らせると、女王はそんなヒメをじっと見つめ、頬杖をついた。
「ヒメは逞しいわね」
「そう、ですか?」
「こんな無謀なこと、普通ならとっくに折れていそうなものよ」
「無謀、でしょうか?」
 何をもって無謀とするのか、その基準がヒメにはよく分からない。だが、ふっと笑みをこぼした。
「でも、みんなのお陰で少しずつ進めてる……。陛下には特に、すっごく引っ張ってもらってます。一人なら折れてたかもしれないけど、キリエを待っているのは私だけじゃないから」
 女王はきょとんとまばたきし、食い入るようにヒメの瞳を覗き込んだ。
 そして、全く唐突に噴き出した。
「いやだわあ。そんな目をされたら、私、悪者みたいじゃない」
「え?」
 驚くヒメを気にせず、女王は腹を抱えて机に突っ伏す。女王の纏う雰囲気が僅かに変わったような気がして、ヒメは胸元を掴んだ。しかし、その正体までは判然とせず、静かなざわめきが心のうちに広がる。
 女王はようやく顔を上げた。目尻に浮かんだ涙を指先で拭い、口元はまだおかしそうに震えている。何故かヒメはその姿にひどく惹きつけられた。
 人間味がある、と思った。
「ごめんなさいね。あんまりおかしいから、ちょっといじりたくなっちゃっただけなの」
「はあ……」
 訳が分からず曖昧に返す。女王は今にも鼻歌を歌いだしそうな楽しげな様子で、〈大嘘吐き〉の粘土板の角を立ててくるくると回しだした。
「ねえ、もう一度キリエの過去を話してちょうだい」
「あ、はい」
 ヒメはキリエが物を捨てていたこと、それら――卒業記念の絵も含めて――偽物と呼んでいたこと、自分を責めていたこと、そして母が生き返ったことをその理由としていたことを話した。女王は目を瞑り、にこにこと口角を上げて聞いていた。
「人が生き返るって、どういうことだと思う?」
「ありえるのは、人の魂を喰う怪物から喰われた魂を取り戻し、なおかつ身体の機能が回復している場合だけです。それ以外に生き返る方法はありません。でも、」
「でも?」
「その、……もしかして、それ以外の方法があるんですか? 怪物の湖みたいに隠してあるとか」
「それはないわ」
 はっきりと否定され、ヒメはそっかと俯いた。うーんと唸りながら女王の回す粘土板を見る。見るとはいっても、視界にあるだけで何の意味もなしていなかったが。
「やっぱり、そうですよね。キリエも死者再生法はないとか言ってたみたいだし。でも、じゃあ、なんでないものの話をするんだろ」
「あら、なんだかそれ、私の事みたい」
 すると、女王は粘土板を回す手を一度止め、口元を覆って苦笑した。
「わたし、一時期向こう側にいたことがあるのよ。だからつい、向こうのことわざを使ってしまったりして。わたしにとっては当たり前でもみんなにはそうじゃないから、昔はずいぶん困らせてしまったわ」
「わたしにとっては、当たり前……?」
 ヒメがはっとすると、女王は首を振った。
「向こう側に魔法はないわ。当然、死者再生法もね」
「あぅ」
 ひょっとして、キリエも向こう側にいたことがあったのではないかと思ったのだが、違うようだった。それでは、死者再生法が当たり前に存在する世界とは、一体どこにあるのだろうか――。
 ふと疑問を覚え、ヒメは女王を見た。
「そういえば、私、死者再生法の話ってしましたか?」
 つい自然に会話をしていたが、ヒメから説明をした記憶はなかった。女王はばれたというふうにわざとらしく手で口を押さえた。声にも出した。
「あらっ。ばれちゃった」
「……もしかして、」
 ヒメの目が僅かにきつくなる。先程の不快感を滲ませたようなものではなく、そこには初めて女王に対する警戒があり、その証拠に身構えるように少しだけ腰が浮いた。
「陛下、全部知ってたんですか?」
 女王は困ったように首を傾げ、また粘土板を回し始めた。ヒメは思わず声を荒げた。
「陛下っ」
「そうね、全部ではないけれど、キリエから聞いた話なら知っているわ」
「え……?」
 間抜けな声が出る。体の端から順に力が抜けていくのが分かった。
「キリエに会ったことがあるんですか……?」
「あの子のことは、あの子が生まれた時から知っているわ。小さい時はよく遊びに来てくれたのよ。だから、悩み事や相談があると今でもたまに来てくれるの」
「生まれたときから……?」
「あの子は独りぼっちだったから」
 そんなはずはない。キリエにはアンが、大事な母がいるのだ。なのに、ヒメの喉は詰まって何も言えなかった。
 おれが、母さんが生き返ったことを喜んだから。
 重くのしかかってくる――
 不意に、当たり前の違いという言葉が脳裏に鳴り響いた。
「どういうこと……?」
 椅子に座り直すというより、すとんっ――、と落ちる。混乱するヒメに、女王は相変わらず粘土板を回したまま優しく言った。
「わたし達とあなたとの違いがどこから生まれたのか、あなたにはもう分かるはずよ。それが可能であることの証拠を、あなたはその身に得たのだから」
「そんな……それじゃあ……」
 眼球が乾いていく。張り付いた喉からひゅーひゅー音が鳴った。
「これは、今まで起きたことは、私は、――――全部、“偽物”?」
 死んだはずのアン。存在しない死者再生法。それらが本当は全て“あったこと”なのだとしたら。
 怪物の湖。
 時間にまつわる力。
「私達は、二回目、なんですか――?」
 粘土板の回転が止まる。
 そして、逆方向に回りだした。
「……この国は、アルビオンは、本当は強い国なのよ」
 ヒメはどうしてだか泣きたい衝動に駆られた。
「新しい兵器に頼らなくてもいい、強くて優秀で果敢な白兵が何人何十人何百人といて、多くの魔法を操る素晴らしい魔法使いがいて、コーラショなんて取るに足らない、最強の国なの。強くて、誇らしい、わたし達の自慢の国」
「どうして、変わっちゃったんですか」
「それを望まない者がいたからよ」
「誰なん、です、か」
「〈薔薇の魔女ローゼン・マグ〉」
「ろーぜ……?」
 聞いたことのない名前だった。だが、綽名がある、つまりそれだけ有名であるという事実は、ヒメに警戒心を抱かせるのに十分だった。
「メアリー・ローズクランス。〈偉大なる母マグナ・メイツ〉の唯一の弟子にして、複合魔法の大家よ」
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