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1章 奈落編

15話

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僕は、さらに下の階層へと進んで行く。相変わらず薄暗く、不気味な奈落の底。5日間もここで過ごせば少しは慣れてくるものがある。そして、異様に長い下層へと続く階段を下り終えた。

「ふぅ~…。これはまたなんとも…。」

なんとこの階層は、辺り一面青白く輝いていたのだった。

「何だこの光は…鑑定!」

------------------------------------------------


アイテム名:光水晶

受けた光を吸収して、倍の出力で反射する水晶。
輝光石の近くに生成される。


なるほど、輝光石の光を反射しているのか。
それにしても、明るすぎる…。

ここにはどのような魔物がいるのだろうか…。

「グギギ…グギグベラッ!!」

「!?」

ふと周りを見渡すと、通路の突き当たりから白い狼が出て来たのが見えた。

「ゲッ!」

まずい、とりあえず

「鑑定!」


-------------------------------------------
モンスター名:ディフェンスウルフ

HP  300
MP 300

攻撃力300
防御 99999
速さ 300
器用 300
魔力 300

物理攻撃軽減lv7
魔法攻撃軽減lv7


「うーんと…。なんかそんな気はしてたんだよね…。」

こうなったら力づくで強引にやつしかない!
今の僕の攻撃力なら…

そんなことを思っていた時期が僕にもありました。

「イダぁぁああ~!!!!!」

思いっきり殴ったのにびくともしなかった。
再び鑑定してみると、HPがわずかに減っていた。

「むぅぅぅうう~…。」

何か使えそうなものはないか…。
って、あるじゃん!!!!

「防御力無効!」

どうやらこのスキルは不便なことに常時発動型ではないそうだ。

しかし、僕の与えた拳での一撃は狼を一撃で倒したのだった。相性が良かったこともあり、僕は2日間でこの階層の魔物を全て狩り尽くしてしまったのだった。

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みんなの感想(7件)

ノア
2020.07.10 ノア

なるほど、悪食で強くなっていく訳ですね!

解除
アカツキ
2019.09.28 アカツキ

ありふれた職業で世界最強ですか?

解除
べりあすた
2019.04.19 べりあすた

んん?錬成か…どっかで?
木の精かな

解除

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