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第58話 改めてステータスを確認しよう

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翌日、目が覚めてすぐに『ステータス』の確認をした。気になるからね!


****************************
ニコ(谷中 虹琥)
Lv.1220
16歳

<スキル>
神との交信(トータルレベルx10秒)
学習ドリル Lv.43→国語(中学3年まで)☆
          数学(中学3年まで)☆
          地理(中学3年まで)☆
          歴史(中学3年まで)☆
          公民(中学3年まで)☆
          理科(中学3年まで)☆
          英語(中学3年まで)☆
          保健体育☆
          美術☆
          音楽☆
          技術・家庭☆
         
識字 Lv.10(大陸内の文字は読める。古代文字も読める)
会話 Lv.10(大陸内の会話ができる。人型の生物であれば会話ができる)
思考加速 Lv.10(任意で1時間、通常の200%の思考能力が向上)
並列思考 Lv.1(もう1人分の思考が可能)
心眼 Lv.10(音速程度は目で捉えられる。自動で危険を避ける)
方向感覚 Lv.10(自分を起点に半径5km以内であれば道に迷わない)
索敵 Lv.5(半径5km内の危険を察知できる。位置もわかる。地形の詳細もわかる)
鑑定 Lv.10(そのものの詳細が分かる)
魔法→火属性 Lv.10(上級魔法が使える)
   水属性 Lv.10(上級魔法が使える)
   地属性 Lv.10(上級魔法が使える)
   風属性 Lv.10(上級魔法が使える)
聖魔法→回復 Lv.5(重度の傷や病気を回復できる)
    解呪 Lv.3(ある程度の呪いを解ける)
錬金術 Lv.3(ある程度の物質変換を行える)
鍛冶 Lv.3(仕組みがわかればある程度のモノを作れる)
****************************


 保健体育や美術ですか! 確かに試験があったよね!
 高校入試に関係する教科しか思い出せていなかった。

 面白そうだしやってみようなかな?

 コンコン

 ノックが聞こえた。
 朝早くからウチに来る人は決まっているか。

「おはよう、ニコ! 久しぶりだね!」

 やっぱりケイトだ。後ろ手に少し大きなバスケットを持っている。

「おはよう、ケイト。今日も元気だね」
「この前は、すぐに帰っちゃったから話せなかったよね!」

 ドリルを進めたかったからね!

「ごめんね! でも会いに来てくれてうれしいよ」

 家に入ってもらう。

「やっぱり余計なものは無いよね……」

 ケイトはキョロキョロしながらリビングに入ってきた。

「どうしたの? 何かあった?」

「い、いえ! 何もない……です」

 ……不審だ。

「気になるな~ケイト、隠し事は嫌……だな?」

 上目遣いでケイトを覗き込む。

「ニコ、ずるい……えっとね、ニコが家に籠もっている間にね、何度かニコの家の前まで来てたの。心配で」
「……? それはありがとう?」
「それでね、たまに部屋がピカッて光ってたから何だったんだろう、って思ってたの」

 うん、かなり覗かれていたんだね……多分、ドリルを出した時か採点の時だろう。カーテンを閉めていてよかった。

「なんだろう? 魔道具とかだと思うんだけどね? 色々と調べものとかしていたから」

 スキルと魔道具の違いはあるけれどそれ程違いは無い、よね。

「そうなんだ。たまに光るから何かと思っただけなんだけどね」

 今後は気を付けよう……見られても大丈夫だろうけれど。多分。

「それで、今日はどうしたのかな?」
「そうだった!ニコと朝ごはんを食べようと思って持ってきたの!」

 バスケットをテーブルにドンと置いた。

「ありがとう!」

 パンと惣菜が大量に詰め込まれていた。さすが「まるいひつじ亭」のお弁当だね!

 食べながら僕へ仕事の依頼をしたいと待っている人達の話しを聞いた。

 手元に依頼書が溜まっている事を思い出した。今日、少しだけでも請けておこうかな?

 ケイトと依頼書を並べて検討した。
 勇者様といつ会う事になるか分からないので取り敢えず一件だけ選んでケイトに事前の連絡をお願いした。

 そして、報酬を受け取りに来るようにと僕に伝えてケイトは帰っていった。
 報酬……忘れていたな。

 今日請ける依頼は書類整理の手伝い。

 頑張っていこう!
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