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第22話 幕間~ ニコが去った後の食堂「まるいひつじ亭」の人々 その2
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~ 執事と薬屋 ~
「また採取の依頼できそうでよかった」
薬屋のデムスはニコの復帰宣言にホッとした。
「もうあの薬が無くなりそうですか?」
アーカムはある程度は把握しているが在庫の数までは知らない。
「あと半年は大丈夫だと思いますが……ニコにしか採れそうもないので困っていたんですよ」
「そう言えば聞いたことが無かったですな。場所は分かっているのですか?」
「はい。場所は割と知られているのですが、険し過ぎて誰も行けないのです」
「『西の山脈』ですか?」
「そうです。断崖が続くのでなかなか厳しいのですが、強い魔獣も現れる場所なのです」
「ほう、そんなところにニコを向かわせている……と?」
「睨まないでくださいよ! ニコからは「魔獣とは仲良しだから通してもらえる」と言っていましたので」
「魔獣と仲良し? 心を通わす術でもあるのですかねぇ」
アーカムは首をひねる。
「私も聞いたのですが「仲良くなった」としか言わないので」
「言葉通りならすごい事ですな」
「まったくです」
二人でお茶を啜る。
「でもあの薬が無いと『我が家』は大変ですからな」
「……閣下ご夫妻は相変わらず、ですか?」
「はい。公務の合間にお嬢様の側に向かわれております」
「そうですか……今の薬では抑える事しか出来ないのが口惜しいですな」
「何か糸口は無いのですか?」
「あるのですが……それを今度、ニコが復活したらお願いしようと思っております」
「また、採りに行くには厳しい場所ですか?」
「はい。魔族のいる領域……と言えば分かって頂けるかと。……ケイト! お茶をもらえるかね! ……席を空けろ? 食べたばっかりだからもう少しゆっくりさせてくれ!」
「……それにしても魔族の領域ですか。普通の人間では領域に入るだけで体調を崩すと聞いていますが? ……ケイト、お茶、ありがとう」
お茶を啜る。
「実は少なくとも三度はニコは行っているのです」
「そんなに!? それで体調は?」
「問題無かったようです」
「……色々と気になる事の多い少年ですな」
「そうですな」
「そういえばアーカム様も魔鉱石をニコに依頼しておりますよね?」
「あぁ、彼に直接依頼していますよ」
「お嬢様の為、ですか」
「質の良いものはあの子に任せた方が沢山仕入れられるからね」
「そういえば以前、奥に行かなくても入り口付近でも沢山採れる、と話しておりましたな。一緒にいた採掘を主に受けている者たちが首を傾げておりましたが」
「……やはり色々と気になる事の多い少年ですな」
「そうですな。でも普通に良い子です」
「良い子です。だから皆も私達も大事にする」
「そうですな」
二人はケイトにもう席を開けてくれと首根っこを掴まれるようにして店を出される。ほぼ定番の流れだ。
「おや、剣聖様と宮廷薬師様じゃないですか!」
パン屋の主人ジョエルが声をかける。
「元剣聖だ」
「元宮廷薬師だ。お前だって近衛騎士団の元団長だろうが」
「そうですが……内緒ですよ? みんな怖がられるのは嫌なので」
「すでにおまえの熊顔は誰もが怖がっているよ」
「ジョエルは聞いたか?ニコが復帰すると」
「そうですか……やはり。こちらはまだですね。この後で来るのでしょうから急いで戻ります。では!」
ジョエルと別れた二人は揃って公爵家に向かった。
「薬師を連れて参りました。薬の効きを確認させて頂きます」
入り口よりアーカムが声をかける。
瀟洒な一室には魔道具の暖房器具が数台、赤々と光を放ちながら温めている……筈だが天蓋の付いたベッドに眠る少女から熱をかき消すような冷気が放たれている。
「入ってくれ。今は寝ている」
室内には当主であるシュバリア公爵家がベッドの傍らにいた。
「それでは診させて頂きます」
医者の心得もある事は承知の二人はベッドの脇に通す。
ベッドに眠る少女を診察する。
とても冷たく、凍っているようにみえる。
肌と髪の白さが余計に冷たく感じさせた。
発症してから三年。次第に体温が下がり、一年前に薬を変えてから症状は変わらなくなった。上がることも無い。
最初は呪いを疑い、教会から聖職者に来てもらったが、呪いでは無いと判断された。
ただ、勇者の仲間である聖女がかけた「解呪」と「癒やし」で三日だけ治った事があった。その後も何度か試したが次第に効き目が弱くなり、効かなくなった。聖女は悔しそうにし、今では見舞いに訪れ少女が起きている時は話し相手になってくれるようになった。少女も身内以外ではその聖女だけには打ち解けている。
様々な薬を作り、試したが症状を止める事しか出来ない。
今度、ニコに依頼する薬草を採取出来れば直す薬が出来るかもしれない。
少女「ミリア」の回復を誰もが祈っていた。
公爵家のテラスで公爵とアーカムとデムスはお茶にする事となった。
「ミリアは今後、回復する見込みはあるのかね?」
公爵は何度も口にしている言葉をつぶやいた。
「閣下、近々新しい薬に着手致します。効く可能性は未知ですが」
「そうか……少しでも良くなる可能性があるならば試してくれ」
「はい……フォルト、せっかく苦労して爵位を継いだのにな」
「デムス……公爵になっても良いことは無いな」
「フォルトがこの国の為に良い方向に向かわせていますよ。確実に」
「アーカム……二人共ありがとう」
歳はバラバラだが三人は共に王城に勤めていた頃に仲が良くなり、それはフォルトがシュバリア公爵を継承してからも続いた。
しかし、王城内の派閥争いによる謀略により、デムスとアーカムは要職から外され、辞職して今に至る。デムスは周辺国含め最大規模の薬屋、アーカムは公爵家の執事として。
フォルトは王城内の争いが国内紛争になる前に収めた功績により現在は宰相の座に就いている。
「ミリア様の病は旧王家派の策謀と思われる。フォルトの身にも何度も害が及んでいのだから気をつけるようにな」
争いは新旧の王家に分かれて派閥を形成していた。
フォルトは話し合いで解決していったが、過激な旧王家派閥に属する貴族達は交渉に応じず、取り潰される事で幕引きとなった。
しかし、残党による凶行が何度も起きている。
自分自身で身を守る剣の腕はあるが、いつ襲撃を受けるか分からない状況では剣だけでは身を守れない。
「ああ。気を付けるよ」
そう言うしかない。
「そういえば二人はいつも一緒だな」
「あぁ、朝はいつもあの食堂で一緒だよ。夜はたまにだな。アーカムは忙しいから夜はたまにだな」
「……『まるいひつじ亭』か」
「そう、あの食堂だ」
アーカムはフォルトに目を向ける。
「フォルトも連れていきたいものだ」
「あぁ、私も行ってみたい」
「では、フォルトとアーカム、一緒に行こう。会わせたい子もいるしな」
「『ニコ』だったか?」
「そう、今は私の薬草採取依頼とアーカムの魔鉱石採取依頼を受けている」
「……どちらもミリアの為のものだ」
近々、行くことを約束してデムスは帰って行った。
「フォルト、腹が丈夫でないとあの店は危険だからな。今のうちにご飯の量を増やして慣らさないとな。今は食べなさすぎる」
「そんなに多いのか」
「あぁ、量は多くてすごく美味い……では、閣下。報告がございますので執務室へ」
……久しぶりに楽しみができた気がする。
「また採取の依頼できそうでよかった」
薬屋のデムスはニコの復帰宣言にホッとした。
「もうあの薬が無くなりそうですか?」
アーカムはある程度は把握しているが在庫の数までは知らない。
「あと半年は大丈夫だと思いますが……ニコにしか採れそうもないので困っていたんですよ」
「そう言えば聞いたことが無かったですな。場所は分かっているのですか?」
「はい。場所は割と知られているのですが、険し過ぎて誰も行けないのです」
「『西の山脈』ですか?」
「そうです。断崖が続くのでなかなか厳しいのですが、強い魔獣も現れる場所なのです」
「ほう、そんなところにニコを向かわせている……と?」
「睨まないでくださいよ! ニコからは「魔獣とは仲良しだから通してもらえる」と言っていましたので」
「魔獣と仲良し? 心を通わす術でもあるのですかねぇ」
アーカムは首をひねる。
「私も聞いたのですが「仲良くなった」としか言わないので」
「言葉通りならすごい事ですな」
「まったくです」
二人でお茶を啜る。
「でもあの薬が無いと『我が家』は大変ですからな」
「……閣下ご夫妻は相変わらず、ですか?」
「はい。公務の合間にお嬢様の側に向かわれております」
「そうですか……今の薬では抑える事しか出来ないのが口惜しいですな」
「何か糸口は無いのですか?」
「あるのですが……それを今度、ニコが復活したらお願いしようと思っております」
「また、採りに行くには厳しい場所ですか?」
「はい。魔族のいる領域……と言えば分かって頂けるかと。……ケイト! お茶をもらえるかね! ……席を空けろ? 食べたばっかりだからもう少しゆっくりさせてくれ!」
「……それにしても魔族の領域ですか。普通の人間では領域に入るだけで体調を崩すと聞いていますが? ……ケイト、お茶、ありがとう」
お茶を啜る。
「実は少なくとも三度はニコは行っているのです」
「そんなに!? それで体調は?」
「問題無かったようです」
「……色々と気になる事の多い少年ですな」
「そうですな」
「そういえばアーカム様も魔鉱石をニコに依頼しておりますよね?」
「あぁ、彼に直接依頼していますよ」
「お嬢様の為、ですか」
「質の良いものはあの子に任せた方が沢山仕入れられるからね」
「そういえば以前、奥に行かなくても入り口付近でも沢山採れる、と話しておりましたな。一緒にいた採掘を主に受けている者たちが首を傾げておりましたが」
「……やはり色々と気になる事の多い少年ですな」
「そうですな。でも普通に良い子です」
「良い子です。だから皆も私達も大事にする」
「そうですな」
二人はケイトにもう席を開けてくれと首根っこを掴まれるようにして店を出される。ほぼ定番の流れだ。
「おや、剣聖様と宮廷薬師様じゃないですか!」
パン屋の主人ジョエルが声をかける。
「元剣聖だ」
「元宮廷薬師だ。お前だって近衛騎士団の元団長だろうが」
「そうですが……内緒ですよ? みんな怖がられるのは嫌なので」
「すでにおまえの熊顔は誰もが怖がっているよ」
「ジョエルは聞いたか?ニコが復帰すると」
「そうですか……やはり。こちらはまだですね。この後で来るのでしょうから急いで戻ります。では!」
ジョエルと別れた二人は揃って公爵家に向かった。
「薬師を連れて参りました。薬の効きを確認させて頂きます」
入り口よりアーカムが声をかける。
瀟洒な一室には魔道具の暖房器具が数台、赤々と光を放ちながら温めている……筈だが天蓋の付いたベッドに眠る少女から熱をかき消すような冷気が放たれている。
「入ってくれ。今は寝ている」
室内には当主であるシュバリア公爵家がベッドの傍らにいた。
「それでは診させて頂きます」
医者の心得もある事は承知の二人はベッドの脇に通す。
ベッドに眠る少女を診察する。
とても冷たく、凍っているようにみえる。
肌と髪の白さが余計に冷たく感じさせた。
発症してから三年。次第に体温が下がり、一年前に薬を変えてから症状は変わらなくなった。上がることも無い。
最初は呪いを疑い、教会から聖職者に来てもらったが、呪いでは無いと判断された。
ただ、勇者の仲間である聖女がかけた「解呪」と「癒やし」で三日だけ治った事があった。その後も何度か試したが次第に効き目が弱くなり、効かなくなった。聖女は悔しそうにし、今では見舞いに訪れ少女が起きている時は話し相手になってくれるようになった。少女も身内以外ではその聖女だけには打ち解けている。
様々な薬を作り、試したが症状を止める事しか出来ない。
今度、ニコに依頼する薬草を採取出来れば直す薬が出来るかもしれない。
少女「ミリア」の回復を誰もが祈っていた。
公爵家のテラスで公爵とアーカムとデムスはお茶にする事となった。
「ミリアは今後、回復する見込みはあるのかね?」
公爵は何度も口にしている言葉をつぶやいた。
「閣下、近々新しい薬に着手致します。効く可能性は未知ですが」
「そうか……少しでも良くなる可能性があるならば試してくれ」
「はい……フォルト、せっかく苦労して爵位を継いだのにな」
「デムス……公爵になっても良いことは無いな」
「フォルトがこの国の為に良い方向に向かわせていますよ。確実に」
「アーカム……二人共ありがとう」
歳はバラバラだが三人は共に王城に勤めていた頃に仲が良くなり、それはフォルトがシュバリア公爵を継承してからも続いた。
しかし、王城内の派閥争いによる謀略により、デムスとアーカムは要職から外され、辞職して今に至る。デムスは周辺国含め最大規模の薬屋、アーカムは公爵家の執事として。
フォルトは王城内の争いが国内紛争になる前に収めた功績により現在は宰相の座に就いている。
「ミリア様の病は旧王家派の策謀と思われる。フォルトの身にも何度も害が及んでいのだから気をつけるようにな」
争いは新旧の王家に分かれて派閥を形成していた。
フォルトは話し合いで解決していったが、過激な旧王家派閥に属する貴族達は交渉に応じず、取り潰される事で幕引きとなった。
しかし、残党による凶行が何度も起きている。
自分自身で身を守る剣の腕はあるが、いつ襲撃を受けるか分からない状況では剣だけでは身を守れない。
「ああ。気を付けるよ」
そう言うしかない。
「そういえば二人はいつも一緒だな」
「あぁ、朝はいつもあの食堂で一緒だよ。夜はたまにだな。アーカムは忙しいから夜はたまにだな」
「……『まるいひつじ亭』か」
「そう、あの食堂だ」
アーカムはフォルトに目を向ける。
「フォルトも連れていきたいものだ」
「あぁ、私も行ってみたい」
「では、フォルトとアーカム、一緒に行こう。会わせたい子もいるしな」
「『ニコ』だったか?」
「そう、今は私の薬草採取依頼とアーカムの魔鉱石採取依頼を受けている」
「……どちらもミリアの為のものだ」
近々、行くことを約束してデムスは帰って行った。
「フォルト、腹が丈夫でないとあの店は危険だからな。今のうちにご飯の量を増やして慣らさないとな。今は食べなさすぎる」
「そんなに多いのか」
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