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第三章 葛藤と冠へ
魔物の森 フランSide(2)
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私は目を開いたまま必死に念じた。
――まだ10歳のカールを守るためよ。恐れないで、フラン。逃げないで。ただ戦うのよ。
私は今まで自分にはなんの力も無いと思っていた。思い込んでいた。本気で試したことすらなかった。
――本気で命懸けでやったら何かできるかもしれない。カールを絶対に守りたいわ。
剣にグッと力を入れる。飛びかかってきた大きな獣の口の中に牙が見えた。
「止まった!」
私はそう小さく叫ぶと、スローモーションのようにゆっくりと動く獣を剣で払った。
グェっ!
奇妙な音がして獣が倒れた。次から次に襲ってくる。が、なぜか彼らは空中の滞空時間が長かった。動きが非常にゆっくりで、空中に漂っているかのようなのだ。
私は横を見た。
「みんな動きがゆっくり!?」
私一人が普通に動けるようだ。
「私は普通に動けるわよっ!」
私は一人でそう叫び、次から次の獣を地面に叩き落とした。非常に大きな狼のような獣だ。見たことも聞いたこともない。これを『魔物』と呼んでしまうのは理解できた。
私はそのまま霧の中を走った。
誰かが「フラン!」と叫ぶ声がした。
後ろを振り返った私の目にリサだけが動いているのが見えた。リサはエヴァとジョージとウォルターと母に手を差し伸べている。
「任せたわ」
私はリサに叫ぶと走った。
「カール!」
私は大声で弟の名前を呼んだ。
男の声が突然した。
「お前、自分の力を隠していたな?」
私の目の前に男が三十人ほど現れた。女王陛下の国の者には見えない。見慣れない服装だ。真ん中に立っている男の帽子は先が捻じ曲がっていて、髭が赤みがかかっていた。昨晩のエルス宰相が婚約式で私に囁いた男の特徴と似ている。赤い鷲のリーダーの可能性がある。
エルス宰相は諜報活動に通じているようだった。ミカエルが私の父は生きている可能性があると語った話も婚約式で伝えてくれた。私の父を連れ去ったのは赤い鷲の仕業だと、ミカエルがはっきりエルス宰相に教えたらしい。母は、カールが赤い鷲に連れ去られたと悟った時、「お父様と同じ目に合わせるなんて」と声を震わせて怒った。母は知っていたのかと、その時一瞬私は思った。
――本気でやろうと思えば、死ぬ気でやろうと思えば、カールを助けたいと念じれば、立ち向かおうとすれば……私は何かができるはず!
「お宅の国王の病気は私が治してあげられると思うけれど、カールを無事に返してくれなければ無理な話だわ」
私は冷たく赤髭男に言った。
「お前の弟には要がなくなった。お前、ヘンリードで養成中の特殊部隊の要員候補らしいな。すごい薬が作れるという噂を耳にしたぞ。しかもさっき獣の動きを鈍化させただろ?不自然なぐらいに獣が空中に止まって動きを緩慢にしていた。あれは自然現象なんかじゃないな。お前の仕業だな」
赤髭男が片手をあげると、男たちの後ろからカールが突き出された。
弟は無事のようだ。恐怖で顔は引き攣っているが、しっかりとした顔でこちらを見つめた。
弟と私の体がスッと浮いた。
エヴァとジョージ王子の浮遊術だろう。
「言っておくけど、これは私の力じゃないわよ。じゃあね」
私は空中を引き戻された。ジョージ王子が、フォーチェスター城でメアリー・ウィンスレッドの授業中にライラックの枝を運んでいたあの要領だ。
踊りかかろうとした男たちは動きを止めた。赤髭も喚き顔のままゆっくりと動いている。
私たちは大急ぎで馬車のところまで戻った。いつまで緩慢な動きに留めておけるかわからない。私とジョージ王子は馬車の最後尾に馬でつけた。
ドキドキの馬車での逃走を切り抜けた。
母は無事にフォーチェスター城に着くと、張り切って私たちに摘んだばかりの珍しい薬草を見せてくれた。
「さあ、フラン、お父様とスルエラの国王の命を引き換えにしてもらいましょう。国王に必要と思われる薬草は摘んできたわ」
「一体、お母様はあの獣をどうやってかわしていたの?」
私は小声で母に聞いた。
「お父様が私はロベールベルクの者だと教えたの。あの獣はロベールベルクの者だと知れば、襲ってこないのよ。でも、先に認められたものが教えるまでは襲うわ。今回は人数が多すぎて、私には教えられなかった。カールが無事だったことが奇跡よ」
母は10歳のカールを抱きしめて私に涙声で言った。私もカールを抱きしめた。無事で本当に良かったと思った。
「フラン様、女王陛下に報告しましょう」
ウォルター・ローダン卿は私を母とカールから引き離すように急きたてた。ジョージ王子も危険に晒したのだ。女王のお怒りは免れない。
ただ、一つはっきりした。
私がスルエラの雪山を越える理由だ。私は父を連れ戻すためにスルエラに行くのだ。父はあの雪山を超えた先にいるはずだ。
私はヘンリードの授業で習った赤い鷲の航路のどこで彼らに打撃を与えるかを計算し始めた。
私の祖父フォード・ロベールベルクは海賊だった。当然、私の血にもその血が流れている。私の父にも。
明るい未来を勝ち取るために、私は何をすべきかようやく理解した。
さあ、女王陛下に話そう。
――まだ10歳のカールを守るためよ。恐れないで、フラン。逃げないで。ただ戦うのよ。
私は今まで自分にはなんの力も無いと思っていた。思い込んでいた。本気で試したことすらなかった。
――本気で命懸けでやったら何かできるかもしれない。カールを絶対に守りたいわ。
剣にグッと力を入れる。飛びかかってきた大きな獣の口の中に牙が見えた。
「止まった!」
私はそう小さく叫ぶと、スローモーションのようにゆっくりと動く獣を剣で払った。
グェっ!
奇妙な音がして獣が倒れた。次から次に襲ってくる。が、なぜか彼らは空中の滞空時間が長かった。動きが非常にゆっくりで、空中に漂っているかのようなのだ。
私は横を見た。
「みんな動きがゆっくり!?」
私一人が普通に動けるようだ。
「私は普通に動けるわよっ!」
私は一人でそう叫び、次から次の獣を地面に叩き落とした。非常に大きな狼のような獣だ。見たことも聞いたこともない。これを『魔物』と呼んでしまうのは理解できた。
私はそのまま霧の中を走った。
誰かが「フラン!」と叫ぶ声がした。
後ろを振り返った私の目にリサだけが動いているのが見えた。リサはエヴァとジョージとウォルターと母に手を差し伸べている。
「任せたわ」
私はリサに叫ぶと走った。
「カール!」
私は大声で弟の名前を呼んだ。
男の声が突然した。
「お前、自分の力を隠していたな?」
私の目の前に男が三十人ほど現れた。女王陛下の国の者には見えない。見慣れない服装だ。真ん中に立っている男の帽子は先が捻じ曲がっていて、髭が赤みがかかっていた。昨晩のエルス宰相が婚約式で私に囁いた男の特徴と似ている。赤い鷲のリーダーの可能性がある。
エルス宰相は諜報活動に通じているようだった。ミカエルが私の父は生きている可能性があると語った話も婚約式で伝えてくれた。私の父を連れ去ったのは赤い鷲の仕業だと、ミカエルがはっきりエルス宰相に教えたらしい。母は、カールが赤い鷲に連れ去られたと悟った時、「お父様と同じ目に合わせるなんて」と声を震わせて怒った。母は知っていたのかと、その時一瞬私は思った。
――本気でやろうと思えば、死ぬ気でやろうと思えば、カールを助けたいと念じれば、立ち向かおうとすれば……私は何かができるはず!
「お宅の国王の病気は私が治してあげられると思うけれど、カールを無事に返してくれなければ無理な話だわ」
私は冷たく赤髭男に言った。
「お前の弟には要がなくなった。お前、ヘンリードで養成中の特殊部隊の要員候補らしいな。すごい薬が作れるという噂を耳にしたぞ。しかもさっき獣の動きを鈍化させただろ?不自然なぐらいに獣が空中に止まって動きを緩慢にしていた。あれは自然現象なんかじゃないな。お前の仕業だな」
赤髭男が片手をあげると、男たちの後ろからカールが突き出された。
弟は無事のようだ。恐怖で顔は引き攣っているが、しっかりとした顔でこちらを見つめた。
弟と私の体がスッと浮いた。
エヴァとジョージ王子の浮遊術だろう。
「言っておくけど、これは私の力じゃないわよ。じゃあね」
私は空中を引き戻された。ジョージ王子が、フォーチェスター城でメアリー・ウィンスレッドの授業中にライラックの枝を運んでいたあの要領だ。
踊りかかろうとした男たちは動きを止めた。赤髭も喚き顔のままゆっくりと動いている。
私たちは大急ぎで馬車のところまで戻った。いつまで緩慢な動きに留めておけるかわからない。私とジョージ王子は馬車の最後尾に馬でつけた。
ドキドキの馬車での逃走を切り抜けた。
母は無事にフォーチェスター城に着くと、張り切って私たちに摘んだばかりの珍しい薬草を見せてくれた。
「さあ、フラン、お父様とスルエラの国王の命を引き換えにしてもらいましょう。国王に必要と思われる薬草は摘んできたわ」
「一体、お母様はあの獣をどうやってかわしていたの?」
私は小声で母に聞いた。
「お父様が私はロベールベルクの者だと教えたの。あの獣はロベールベルクの者だと知れば、襲ってこないのよ。でも、先に認められたものが教えるまでは襲うわ。今回は人数が多すぎて、私には教えられなかった。カールが無事だったことが奇跡よ」
母は10歳のカールを抱きしめて私に涙声で言った。私もカールを抱きしめた。無事で本当に良かったと思った。
「フラン様、女王陛下に報告しましょう」
ウォルター・ローダン卿は私を母とカールから引き離すように急きたてた。ジョージ王子も危険に晒したのだ。女王のお怒りは免れない。
ただ、一つはっきりした。
私がスルエラの雪山を越える理由だ。私は父を連れ戻すためにスルエラに行くのだ。父はあの雪山を超えた先にいるはずだ。
私はヘンリードの授業で習った赤い鷲の航路のどこで彼らに打撃を与えるかを計算し始めた。
私の祖父フォード・ロベールベルクは海賊だった。当然、私の血にもその血が流れている。私の父にも。
明るい未来を勝ち取るために、私は何をすべきかようやく理解した。
さあ、女王陛下に話そう。
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