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その後 リズの場合 ※
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フランスのリヨンのホテルのベッドの上で私はサイラスと口付けを交わしていた。
二人ともシャワーを浴びた後なのでバスローブ姿だ。外の日差しはまだ明るくて、私の体は丸見えだ。私は恥ずかしがったけれども、サイラスは綺麗だと言って次々に私の体のあちこちにキスを始めた。
サイラスはゆっくりと肩にキスをして、バスローブの前を開けて、私の胸に息を呑んだ表情をした。上を向いた胸の先をサイラスは口に含んだ。そのまま舌で舐め上げられながら、胸を揉まれて私は思わず声を上げた。
あぁっ……ん
私の口から普段は聞いたこともない艶かしい声が漏れ出て、私は恥ずかしくなる。
大好きな人が逞しい胸板をあらわにして私の体を愛撫し始めると、私の体は自分でも思っても見なかった興奮状態になり、勝手に腰がくねって身悶えてしまった。
「恥ずかしいの……」
私は思わず逃げようとしたけれども、サイラスは優しく抱き止めて、口の中に舌を入れてキスをしてきた。
うぅっ……
私はとろけるような感覚に襲われて、力を抜いた。そのまますっと股の間に手を伸ばしてサイラスの温かい手が私の太ももの間の中心に触れた。
いやぁっ……んっ……んっ……あぁっ……んっ
私は恥ずかしさのあまりに股を閉じようとしたけれども、あまりの気持ちよさにどうにかなりそうな状態だった。クチュクチュと音がし始めた。
いやっん……
恥ずかしさのあまりに泣きそうになると、サイラスは私の股を大きく広げて、唇をあそこに押し当てた。
いやぁぁぁ……だぁめっ……いやぁっ
でも、サイラスはやめてくれない。感じたこともない快感に私はシーツを握りしめて、身悶えた。
「可愛いよ、リズ」
サイラスは頬を赤らめて私にささやいた。手のひら全体で私の中心を愛撫し、私の胸ももみ、私は信じられない快感に身を捩った。よがってよがって自分がおかしくなったように感じる。
「サイラス……」
私は夢中でサイラスの体に手を伸ばした。なんだか分からない声が出続けて、私は夢中でサイラスを抱き寄せて、サイラスの逞しい胸板の乳首を舐めた。
あぁ……っん
今度はサイラスがうめいた。その次の瞬間、たっぷり潤った私の中心に、サイラスは指を入れて動かし始めた。
いやぁっんあぁっん
私は胸を揺さぶられるような快感にいよいよわけがわからなくなった。
「好き……っサイラス……っあぁっん」
私は高みに達して、びくびくと体を痙攣させた。サイラスにしがみつく。気づくと、夢中でサイラスの固くて太いものに手を伸ばしていた。
ゆっくりとさすりあげる。
「あぁっんっ耐えられない……」
サイラスが切ない表情でうめくのを眺めて「入れて」とサイラスにささやいた。
大きすぎて入る気がしないけれども、ずっと長い間サイラスは仲間だったので、私も覚悟して彼を受け止めてあげなければという気持ちだった。
「いくよ。きついんだけど」
サイラスは首を振って、二本目の指を入れて私の様子を見つめた。
私は気持ちよくて大丈夫だとうなずいた。
サイラスは私の胸を揉みしだき、胸の先を舐めた。こちらの世界の避妊具は最高と聞いてサイラスは準備していた。それを素早く装着した。
「三本目を入れても大丈夫かな?」
サイラスが聞いてきたので、夢中で私はうなずく。
あぁっん
ゆっくり入れられてそれは、私の中でじっとしていて、私はよく分からない満ち足りた気分に包まれた。サイラスが動かし始めると、私は声を上げて体を揺らした。
「いいの?」
サイラスがもう一度聞いてきたので私はうなずいた。
サイラスは私を組み敷き、私の太ももを大きく広げて、そのものをゆっくりと私の体に入れ始めた。
あぁっ!
何かが体を押し広げて入ってくる。私は夢中で耐えた。
永遠にも思われる中「入ったよ」とサイラスにささやかれた。
「締め付けられ気持ち良すぎてすぐにいってしまいそうなんだけど……」
サイラスは切なそうな表情でそう言いながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。私は自分の体が揺れるのを感じた。初めての感覚に無我夢中だ。
あぁっ……んっ……あぁっ……
「可愛い声だけでもういきそう」
サイラスがうめいた。
「気持ちい……リズ最高だよ……」
うぅ……あぁっ
サイラスは私の中でゆっくりと達したようだ。そしてすぐに抜いた。
***
まどろみの中で、サイラスは前髪の間からのぞく輝く瞳で私を見つめて私の胸にキスをして「リズ、ありがとう、最高に好きだよ」とささいた。
「愛している」
私も凛々しいサイラスの顔を見つめてささやいた。
王立魔法数学大学に通う直前に、こうして私は大好きな人と結ばれたのだ。
猛勉強が始まる前に、十八歳の私はこうして一つ大人の階段を登った。私の冒険の日々にこの大切な恋がときめきと彩りを与えてくれるのは間違いなさそうだ。
――頑張るわ……!
***
お読みいただきまして誠にありがとうございました。
一旦ここで完結いたします。またまとまったら、第二として書きます。
本棚に入れてくださった方、スターをくださった方、本当にありがとうございます!とても励みになりました!
二人ともシャワーを浴びた後なのでバスローブ姿だ。外の日差しはまだ明るくて、私の体は丸見えだ。私は恥ずかしがったけれども、サイラスは綺麗だと言って次々に私の体のあちこちにキスを始めた。
サイラスはゆっくりと肩にキスをして、バスローブの前を開けて、私の胸に息を呑んだ表情をした。上を向いた胸の先をサイラスは口に含んだ。そのまま舌で舐め上げられながら、胸を揉まれて私は思わず声を上げた。
あぁっ……ん
私の口から普段は聞いたこともない艶かしい声が漏れ出て、私は恥ずかしくなる。
大好きな人が逞しい胸板をあらわにして私の体を愛撫し始めると、私の体は自分でも思っても見なかった興奮状態になり、勝手に腰がくねって身悶えてしまった。
「恥ずかしいの……」
私は思わず逃げようとしたけれども、サイラスは優しく抱き止めて、口の中に舌を入れてキスをしてきた。
うぅっ……
私はとろけるような感覚に襲われて、力を抜いた。そのまますっと股の間に手を伸ばしてサイラスの温かい手が私の太ももの間の中心に触れた。
いやぁっ……んっ……んっ……あぁっ……んっ
私は恥ずかしさのあまりに股を閉じようとしたけれども、あまりの気持ちよさにどうにかなりそうな状態だった。クチュクチュと音がし始めた。
いやっん……
恥ずかしさのあまりに泣きそうになると、サイラスは私の股を大きく広げて、唇をあそこに押し当てた。
いやぁぁぁ……だぁめっ……いやぁっ
でも、サイラスはやめてくれない。感じたこともない快感に私はシーツを握りしめて、身悶えた。
「可愛いよ、リズ」
サイラスは頬を赤らめて私にささやいた。手のひら全体で私の中心を愛撫し、私の胸ももみ、私は信じられない快感に身を捩った。よがってよがって自分がおかしくなったように感じる。
「サイラス……」
私は夢中でサイラスの体に手を伸ばした。なんだか分からない声が出続けて、私は夢中でサイラスを抱き寄せて、サイラスの逞しい胸板の乳首を舐めた。
あぁ……っん
今度はサイラスがうめいた。その次の瞬間、たっぷり潤った私の中心に、サイラスは指を入れて動かし始めた。
いやぁっんあぁっん
私は胸を揺さぶられるような快感にいよいよわけがわからなくなった。
「好き……っサイラス……っあぁっん」
私は高みに達して、びくびくと体を痙攣させた。サイラスにしがみつく。気づくと、夢中でサイラスの固くて太いものに手を伸ばしていた。
ゆっくりとさすりあげる。
「あぁっんっ耐えられない……」
サイラスが切ない表情でうめくのを眺めて「入れて」とサイラスにささやいた。
大きすぎて入る気がしないけれども、ずっと長い間サイラスは仲間だったので、私も覚悟して彼を受け止めてあげなければという気持ちだった。
「いくよ。きついんだけど」
サイラスは首を振って、二本目の指を入れて私の様子を見つめた。
私は気持ちよくて大丈夫だとうなずいた。
サイラスは私の胸を揉みしだき、胸の先を舐めた。こちらの世界の避妊具は最高と聞いてサイラスは準備していた。それを素早く装着した。
「三本目を入れても大丈夫かな?」
サイラスが聞いてきたので、夢中で私はうなずく。
あぁっん
ゆっくり入れられてそれは、私の中でじっとしていて、私はよく分からない満ち足りた気分に包まれた。サイラスが動かし始めると、私は声を上げて体を揺らした。
「いいの?」
サイラスがもう一度聞いてきたので私はうなずいた。
サイラスは私を組み敷き、私の太ももを大きく広げて、そのものをゆっくりと私の体に入れ始めた。
あぁっ!
何かが体を押し広げて入ってくる。私は夢中で耐えた。
永遠にも思われる中「入ったよ」とサイラスにささやかれた。
「締め付けられ気持ち良すぎてすぐにいってしまいそうなんだけど……」
サイラスは切なそうな表情でそう言いながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。私は自分の体が揺れるのを感じた。初めての感覚に無我夢中だ。
あぁっ……んっ……あぁっ……
「可愛い声だけでもういきそう」
サイラスがうめいた。
「気持ちい……リズ最高だよ……」
うぅ……あぁっ
サイラスは私の中でゆっくりと達したようだ。そしてすぐに抜いた。
***
まどろみの中で、サイラスは前髪の間からのぞく輝く瞳で私を見つめて私の胸にキスをして「リズ、ありがとう、最高に好きだよ」とささいた。
「愛している」
私も凛々しいサイラスの顔を見つめてささやいた。
王立魔法数学大学に通う直前に、こうして私は大好きな人と結ばれたのだ。
猛勉強が始まる前に、十八歳の私はこうして一つ大人の階段を登った。私の冒険の日々にこの大切な恋がときめきと彩りを与えてくれるのは間違いなさそうだ。
――頑張るわ……!
***
お読みいただきまして誠にありがとうございました。
一旦ここで完結いたします。またまとまったら、第二として書きます。
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