上 下
18 / 68
第一章

敵は、皇帝の孫の花嫁の貧乏の前に崩れる

しおりを挟む
 天気はとても良かった。
 休憩前も含めて馬車で7時間進むと、賑やかな船着場に着いた。辺境伯であるラファエルですら、自分の領地に向かう船旅は初めてだと言う。

 ここで私たちは作戦を立てて2つのグループに別れた。

   予定していた大陸横断陸路は、大国ジークベインリードハルト最大勢力の商人ロレード家が進めている6カ国を貫く大街道と繋がるものだ。主要都市を総なめにして進む経路なので、大聖堂や修道院が要所要所で軒を連ねる魅惑の大都市を横断することになる。それはそれで、わくわくするような大陸横断の旅だろう。

 騎士43名は元々の大陸横断経路で進む。前回の旅路で私が死に至った経路だ。敵が潜んでいることは明白であるため、今回私はこの旅路は選ばないことにした。

 ラファエル、私、ベアトリス、ジュリアと騎士12名は、国内きっての風光明媚な景勝地で知られる水路を進むことにした。長くて大きな川であるリーデンマルク川は、数々の伝説で知られる、フランリヨンドきっての美しい川だった。

 2つのグループがそれぞれの旅路を進んで、両者が落ち合う街はセルドと決めた。前回私が死に至ったのは、1つ目の山地を超えた次の街であるヴィエナヒト。合流地点はそれよりさらに奥地の2つ目の山地を超えた先にあるセルドの街ということになる。

 私は、辺境伯のリシェール伯爵の領土があるコンラート地方まで何がなんでもたどり着いて、領土を闊歩するかっこいい夫の姿を見ようと心に決めていた。
 
 リーデンマルク川のほとりに着くと、最近少しずつ盛んになりつつある貨物輸送船の乗組員ばかりでなく、華やかな旅客も多かった。澄み渡る青空のもと、色とりどりの艶やかな服装の貴婦人を伴う紳士や商人たちが次々に船に乗り込んでいく。心ときめく光景だった。想像していたよりとても大きく立派な船ばかりだ。

 ここから先は、立派な城や大きな修道院が川沿いに点在するフランリヨンド最高の景勝地でもあり、私の期待は一気に高まった。私たちは、今晩の宿泊先として城壁に囲まれた美しい街であるベルタを目指すと決めていた。

  ベルタには立派な大聖堂と修道院があると聞く。没落令嬢の私にとっては、人生初めての旅だ。思いがけず船旅ができることになり、私は気分が高揚していた。

 船着場からは、向こう岸の緩やかな丘にはぶどう畑が広がっているのが見えた。眺めているだけで贅沢なため息が漏れて出てしまう。

「なんて美しい眺めなのでしょう」
「そうだな。陛下の国は本当に美しいな」

 私とラファエルは寄り添って向こう岸を眺めていた。なだらかな傾斜の丘には、美しい街並みに挟まれるように点在するぶどう畑が広がっている。

「ロザーラ、ありがとう。美しい景色が見られそうだ」
「いえ。私のわがままを聞いてくださりましてありがとうございます」

 私たちの隣でベアトリスとジュリアも「素晴らしいですわ」と口にして興奮していた。二人とも船旅は初めてだという。私と同じだ。

 リーデンマルク川は見かけによらず、浅瀬や危険な暗礁場所がところどころにある。必ず腕の良い船頭が率いていて、かつ経験豊富な乗組員がいる船に乗る必要があった。早速ラファエルは船頭と交渉に当たっていた。

 この川沿いに城を建てられるのは、力のある貴族たちだ。没落令嬢の私には今までは全く縁がないものでもあった。けれども、今日は川沿いの美しいベルタの街に泊まれるとあって、私は自分で提案したことではあったけれども、とても嬉しかった。

 ――あぁ、お姉様とお母様も連れてきたかったわ。美しい街に二人とも興奮したに違いないわ。

 ――最初の旅では月あかりの元で焚き火をしたり、乗馬を楽しんだりして、それも楽しかったわ。今度は川沿いの美しい景色を楽しめる。さらに川沿いの美しい街に泊まれる。私はとても恵まれているわ。もちろんそれは死ななければの話だけれども。

 華やかな船旅への期待で、一瞬、自分がわざわざ船旅を選んだ理由を忘れそうになっていた。

 ラファエルが何人かの船頭と交渉して、大きな船に乗れることになった。

「よし、この船で決まりだ」

 ラファエルにそう告げられて、私たちは立派な船に乗り込んだ。見渡す限り恋敵のレティシアの姿も見えないし、私は大満足だった。

 風が優しく頬を撫でる。なだらかなぶどう畑の合間に立派な城が次々に出現する川沿いの眺めはとてもロマンティックだった。幸せだった。ラファエルの長い髪が風になびき、彼が風を受けて船の看板に立つ姿に、私は胸をときめかせた。

「交易のことだが」

 ラファエルの姿に見惚れていると、彼が不意に私に話しかけてきた。

「女性が好むものを馬鹿にしてはなりませんわ。生地の交易はきっと大きな富を生むと思います。食事に使う香辛料もそうですわ」

「領地に帰ったら、考えてみるよ。君の意見をもっと聞きたい。私の領地にもリーデンマルク川は流れてきているが、交易のことには今まで気づかなかった。前向きに検討しよう」

「ありがとうございます、あなた」

 私は貧乏で資金力の無い没落令嬢だったけれども、ラファエルの元許嫁のレティシアとは違って、違う視点でラファエルに貢献できるのかもしれない。

 私は隣に立つラファエルに胸をときめかせながら、自分で自分を励ましていた。

 胸をえぐるほどの嫉妬心は、時には思いもよらない考えをもたらしてくれる。

「奥様、あのお城は本当に絵のように美しゅうございますわ」
「そうね、ジュリア」

 一緒についてきてくれた侍女2人も、騎士12名も船旅を楽しんでくれていた。

 やがて夕暮れ前になり、高い城壁で囲まれたベルタの街についた。私たちは下船して今晩の宿を探すことにした。日がとっぷりと暮れた頃、小さなこじんまりとした宿屋にようやく空き部屋が見つかった。さっぱりとして小綺麗な宿屋だった。

 宿屋の部屋に荷物を下ろすと、私たちは早速宿屋に提供された料理を楽しんだ。お酒も少しいただいた。


 けれどもどういうわけなのか。事件は起きたのだ。敵は私たちの行動を追っていた。

 それは皆が料理に満足していた最後に、もう1品料理が出されたことで発覚した。マッシュルームが中に入っている美味しそうな肉料理だった。

 手を伸ばしかけた騎士を私は止めた。

「だめよっ!みんな手を出さないでくださるかしら?」

 私は少し酔ってはいたけれども、すぐにその肉料理に入っているマッシュルームが毒キノコであることに気づいた。卑怯な手を敵が使ったことに私は気づいた。

「料理人を連れてくるわ。みんな食べてはだめよ!」

 私は走るように宿屋のキッチンに向かい、そこで真っ青な顔をした料理人を見つけた。まだ若い彼を引きずるように皆のところに連れて行こうとした。料理人は抵抗して逃げようとした。

「待って!ちゃんと話すなら、あなたを罰したりはしないから」

 私がそう言った瞬間に、ラファエルと騎士が同時にキッチンに飛び込んできた。

「大丈夫か?」

 私はラファエルに聞かれてうなずいた。

「彼から話が聞きたいの。なぜ毒キノコを料理に入れたのか。彼は理由を知っているわ」

「毒キノコだと?」

 騎士団とラファエルは慌てて聞き返しながら、青ざめている料理人の腕をつかんだ。

 まだ若い料理人で、宿屋の食堂に料理人を連れて行くと彼は泣き出した。

「すみません。金を渡されたんです」

 料理人の声は震えていた。

「誰にだ?」

 ラファエルは厳しく冷たい声で料理人に聞き返した。

「し……知らない人にさっき頼まれたんです。その人は、金ときのこを渡してすぐにいなくなりました。大きな頭巾をかぶっていて顔はよく見えなませんでした。俺には病気のおっかあがいて……申し訳ありませんでした。つい金に目が眩んでしまいました。お許しください」

 泣きながら謝る若い料理人に私は静かに話した。

「分かりました。あの毒キノコは食べた後は数時間ほどは幻覚が見えて、体がうまく動かなくなります。死にはしないけれど、体がうまく動かなくなるところを狙うつもりだったのかもしれません」

 私はそう言いながら、小さな声でつぶやいた。

「私は森に食料を自分でとりにいかなければならない令嬢だったので、問題を起こしてしまうキノコならすぐに見分けられます。どうやら、『皇帝の孫』を狙っている人がいるようですわ」

 私はラファエルに言った。

「『皇帝の孫の花嫁』か、『皇帝の孫とその花嫁の両方』か。とにかく私たちは狙われているようですわ」

 私の言葉に、ベアトリスとジュリアは声にならない悲鳴をあげて後ずさった。騎士団の皆は憤りを感じている様子だった。私はじっくりと彼らの様子を見つめた。


 ――ルートを変えたのに、なぜこうも簡単に狙われたのかしら?彼らの仲間が間に合うまでの時間稼ぎに毒キノコを使おうとしたのかしら?この騎士団の12名の中か、侍女2名の中に敵の内通者がいる可能性はないのかしら……。

「ラファエル、今回のことは未然に防げて大丈夫でした。料理人を許してあげませんか」
「許す?」

 私はまだ怒りを含んだ顔で料理人を睨みつけているラファエルに告げた。

「ええ。彼は多分もうしないと思いますわ」

 私はそうラファエルに言うと、料理人の方を静かに向いた。

「あなたと同じく私も貧乏でした。毒キノコかどうかなんて、食糧に困って森で食料を調達する生活を送った者ならすぐに分かることよ。あなたに毒キノコを渡した人間は間違いなく大金持ちよ。貧乏を経験してそこから這いあがろうとした経験を持つ人をなめている考えだから」

 私は若い料理人に諭すように話し始めた。

「病気のお母さんの治療費を渡すわ。これからは二度とこんなことをしてはダメです。私が結局見抜いたから、何も起こらなかっただけです。あなたは二度とお金に目がくらんで悪さをしようとしてはならないわ」

「ごめんなさいっ!」

 料理人は泣き崩れた。私はラファエルに目配せをした。ラファエルは仕方ないと言った様子で肩をすくめた。

「宿屋は変えましょうか。皇帝の孫がここにいると知られたようですから」
「そうだな。そうしよう」

 私たちは酔いが一気に覚めた状態になり、冷たい夜気の中、小綺麗な宿屋を出た。

「城主に頼もうと思う」


 ラファエルは短い言葉でそう囁くと私の手をとり、夜の暗いベルタの街をずんずんと歩き始めた。

 港に着いた時に見えていた巨大な城に泊まるのかと、私は黙って手を引かれるがままにラファエルに従って歩いた。侍女2人と騎士12人もついてきた。

 城の門番はラファエルがそっと取り出してみせた紋章を見て慌てふためいた。すぐに伝令が城主に走ったのか、城門は大きな音をぎしぎし言いながら開き、誰かがすっ飛ぶように走ってくる音がした。

「これはこれは!リシェール伯爵ラファエル・ジークベインリード様!」

 太った中年の男性は、豪華なガウンを着たまま息せき切って走ってきたのか、荒い息を吐きながら大きな声で叫んだ。

「ようこそ我が城へ!ぜひこの城をお使いください!」
「ありがとうございます。感謝します」

 ラファエルは静かに頷いて礼を告げた。私も慌ててお礼を述べた。

「こちらは?噂の奥様でございますね?まあ、美しい!」

 太った中年の男性は人の良さそうな満面の笑みで私に歓迎の仕草を見せた。悪い気はしなかった。敵に罠を仕掛けられそうになったところで、ベルタの豪華な城に歓迎されたのだ。私たちは心からほっとした状況だった。

 こうして、結婚三日目の夜は、リーデンマルク川沿いの大きな美しい城で過ごすことになった。月と星が輝く静かな夜だった。

 大陸横断の旅は始まったばかりだ。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

金の騎士の蕩ける花嫁教育 - ティアの冒険は束縛求愛つき -  

藤谷藍
恋愛
ソフィラティア・シアンは幼い頃亡命した元貴族の姫。祖国の戦火は収まらず、目立たないよう海を越えた王国の小さな村で元側近の二人と元気に暮らしている。水の精霊の加護持ちのティアは森での狩の日々に、すっかり板についた村娘の暮らし、が、ある日突然、騎士の案内人に、と頼まれた。最初の出会いが最悪で、失礼な奴だと思っていた男、レイを渋々魔の森に案内する事になったティア。彼はどうやら王国の騎士らしく、魔の森に万能薬草ルナドロップを取りに来たらしい。案内人が必要なレイを、ティアが案内する事になったのだけど、旅を続けるうちにレイの態度が変わってきて・・・・ ティアの恋と冒険の恋愛ファンタジーです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

【完結】没落令嬢オリビアの日常

胡暖
恋愛
没落令嬢オリビアは、その勝ち気な性格とあまり笑わない態度から、職場で「気位ばかり高い嫁き遅れ」と陰口を叩かれていた。しかし、そんなことは気にしてられない。家は貧しくとも心は誇り高く! それなのに、ある時身に覚えのない罪を擦り付けられ、啖呵をきって職場をやめることに。 職業相談所に相談したら眉唾ものの美味しい職場を紹介された。 怪しいけれど背に腹は変えられぬ。向かった先にいたのは、学園時代の後輩アルフレッド。 いつもこちらを馬鹿にするようなことしか言わない彼が雇い主?どうしよう…! 喧嘩っ早い没落令嬢が、年下の雇い主の手のひらの上でころころ転がされ溺愛されるお話です。 ※婚約者編、完結しました!

王子の影と王妃の光

ほのじー
恋愛
【完結しました!】 ★この国の第一王子の影として気配を消して王子を守ろうと行動しているのに、王妃の諜報員の彼女にだけはいつも見つかってしまう。そんな彼女にいつの間にか心を許すように・・・ ☆この国の女優、そして裏の姿は王妃の諜報員として必死に生きてきたが、王子を守っているアイツをいつも目で追ってしまう。そんな彼に惹かれてしまう・・・ ※視点が交互に入れ替わります ※別作品である“秘密の師弟関係”の登場人物ですが、この作品だけ読んでも支障ありません ※一部性的描写がありますご注意下さい

沈黙の護衛騎士と盲目の聖女

季邑 えり
恋愛
 先見の聖女と呼ばれるユリアナのところに護衛騎士が来た。彼は喋ることができず、鈴の音で返事をする。目の見えないユリアナは次第に彼に心を開くようになり、二人は穏やかな日々を過ごす。  だが約束の十日間が迫った頃、ユリアナは彼の手に触れた瞬間に先見をする。彼の正体はユリアナが目の光を失う代償を払って守った、かつて婚約する寸前であった第二王子、――レオナルドだった。  愛する人を救った代償に盲目となった令嬢と、彼女を犠牲にしたことを後悔しながらも一途に愛し続ける王子の純愛物語。

【完結】嫌われ令嬢、部屋着姿を見せてから、王子に溺愛されてます。

airria
恋愛
グロース王国王太子妃、リリアナ。勝ち気そうなライラックの瞳、濡羽色の豪奢な巻き髪、スレンダーな姿形、知性溢れる社交術。見た目も中身も次期王妃として完璧な令嬢であるが、夫である王太子のセイラムからは忌み嫌われていた。 どうやら、セイラムの美しい乳兄妹、フリージアへのリリアナの態度が気に食わないらしい。 2ヶ月前に婚姻を結びはしたが、初夜もなく冷え切った夫婦関係。結婚も仕事の一環としか思えないリリアナは、セイラムと心が通じ合わなくても仕方ないし、必要ないと思い、王妃の仕事に邁進していた。 ある日、リリアナからのいじめを訴えるフリージアに泣きつかれたセイラムは、リリアナの自室を電撃訪問。 あまりの剣幕に仕方なく、部屋着のままで対応すると、なんだかセイラムの様子がおかしくて… あの、私、自分の時間は大好きな部屋着姿でだらけて過ごしたいのですが、なぜそんな時に限って頻繁に私の部屋にいらっしゃるの?

処理中です...