未来の地球と辺境の星から 趣味のコスプレのせいで帝のお妃候補になりました。初めての恋でどうしたら良いのか分かりません!

西野歌夏

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2. レエリナサウラと秘密結社 →数億年前地球 中世ヨーロッパ

まさみから見た沙織

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 ぶっとびの可愛かわいさ。
 沙織に対する私の評価ひょうかは180度変わった。なんてったってすごいコスプレマニアでプテラノドンの完成度かんせいど度肝どぎもを抜くレベルだった。無邪気むじゃきな様子だけれども、かなりの鍛錬たんれんまなければこのレベルにはなれない。

 沙織のコスプレは、術のレベルに見えなかった。忍術でなくて魔術ではないかと思えるレベルの完成度かんせいどだった。これでは、二十一世紀の日本人という颯介そうすけとやらが本物のプテラノドンに間違えたって仕方ないと思えた。

 そして、昔の地球の素晴らしさ。すでにほろんだ街だと分かっていてもイスタンブールの街は最高だった。ではお目にかかれないたぐいのロマンにあふれていた。これは冒険だ。ゲームなのにリアルな世界を使った冒険だ。すでに破綻はたんしてくなった世界を冒険できる。

 二十一世紀の日本人が貴和豪一族きわごういちぞくの特徴にそっくりなのも驚きだった。漆黒しっこくの髪、肌の色、目の色、牡丹ぼたんのいとこと言われても良いレベルで特徴が同じだった。

 敬愛けいあいする帝を取られてしまうのはくやしいけれども、

 これって、負けを認めたってことかしら?
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