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第二章 恋(もうあなたに騙されません)
怒り 王妃Side
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1867年7月1日、エイトレンスの宮殿での王妃。
*********
「何か勘違いをなさっているようです。ディケンズの『オリバー・ツイスト』や『大いなる遺産』がお好きのようですが、識字率が100%に近づいた今、読書好きは別に珍しくございませんわ、エミリー・ブレンジャー子爵令嬢」
私の読書好きを利用して、同じ趣味だとアピールして擦り寄ってくるブレンジャー子爵令嬢のエミリーにイライラが止まらない。
――よりにもよって彼女が今日訪ねてきた理由は何だろう?
――私はいつから気軽に子爵令嬢が訪ねてこれる存在に成り下がったのだろう?
緊急事態だからどうしても会いたいと押しかけてきたので、アルベルトの不始末のこともあるために仕方なく応対することにしたが、こんな自分の親友を裏切る娘のどこが良かったのか。自分の息子ながらアルベルトの見る目のなさには地球の果てまで蹴り倒してしまいたいほどだ。
――アルベルトは小さい頃はあんなに可愛い子だったのに、どこでどう間違えたのだろう?
昔のアルベルトの可愛いほっぺと無邪気な瞳と、よちよち歩く姿を思い出して、私はため息をついた。
「王妃様に是非お知らせしたいことがございまして」
エミリーはグッと身を乗り出してきた。私はハイハイ、とうとう来たと思って居住まいを正した。
――まさか、アルベルトの子をみごもったとかいうつもり?
私は能面のような表情を保ちながら、爆弾発言がエミリーの口から飛び出すのを待った。覚悟はできている。
とっくに「小娘よ、お前は絶対に我が息子の愛人などになれるものか」という思いで私の心は決まっている。
――さあ、どうぞ。一世一代の爆弾発言とやらを今から聞くわ。
「私の友達だったディアーナですが、盗みを働いた可能性がございます」
――はぁ?何がでございましょう?
私は言葉を選ぶために押し黙った。どうやら、この小娘は親友の恋人を寝取ったばかりか、盗人呼ばわりするらしい。公爵令嬢のディアーナが何を盗む必要があると言うのだ。
――あぁ、私の息子の心なら盗みましたわね、ディアーナ嬢は。でも、それは私にとっても願ったり叶ったりのことなので、どうぞお構いなく。
「禁書ですわ」
彼女が声を潜めてささやいた言葉に私は絶句した。
予想外の言葉だった。5日ほど前、国王である夫は軍が禁書の行方を追うためにゴビンタン砂漠に出発したと話していた。その5日後に訪ねてきたのは、私の可愛い嫁になるはずだったディアーナと息子の結婚をぶち壊した張本人である小賢しいエミリーだ。
彼女が親友の恋人を寝取るために、何をしたのか私は知っている。私の息子の結婚をぶち壊した張本人は、私の嫁になるはずだった令嬢を禁書盗人の罪人に仕立て上げるつもりのようだ。
冤罪だ。最低だ。
――ディアーナの力を知らないの?
――私の嫁になるはずだったディアーナは、禁書を必要としない素晴らしい魔力を持っているのよ。
私が5日前に思ったのは、アルベルトがディアーナのことを取り戻すために、禁書の力を頼ったと言うことだった。息子はクズだ。だが、本当にディアーナを愛していて、ディアーナを取り戻したがっていた。息子を救えるのはディアーナしかいない。彼女の魔力で軍の追跡をかわしてもらしかない。私は咄嗟にそう思った。
「信じられないわ。事実なのかしら?」
私は可愛い顔をしながら、ここまで親友を陥れることのできる人間と会話をしたくない思いだったが、彼女の言動は非常に危険だ。
「内緒にされていますが、王妃様はディアーナに砂漠への追放を命じましたね?私はブランドン公爵家までディアーナを訪ねましたの。そして、内緒の話としてお聞きしましたのよ」
私は唇を噛み締めた。迂闊だ。私の行動は本当に迂闊だった。
「私の父は王立魔術博物館の理事も兼ねておりまして。まぁ、たいしたお金にはなりませんが、おほほっ、ある情報を知ったのでございます」
私は目を輝かせて微笑むエミリーが何を言うのか分かった。
――ブレンジャー家は情報管理がなっていないわ。娘に機密情報を漏らす父親がどこにいる?あぁ、ここにいたわ。
「で?それが如何なさいました?」
私は冷たくエミリーに聞いた。
「ですから、禁書の場所がゴビンタン砂漠だったのですよ。私は父にすぐに軍を出向かせるように言いました。あの化け物のようなディアーナの魔力と禁書が組み合わさった時、とんでもない災いが起きますわ、きっと」
エミリーは私の反応に戸惑いながら、ささやいた。
――えぇ、あなたの期待とは違う反応を私はしているわ。真逆よ。
「そんな理由で、ブランドン公爵令嬢が盗んだと決めつけたのですか?」
私はエミリーを蔑むように見つめて言った。
「え?……その……偶然が過ぎませんか。王妃様がディアーナを追放した先に禁書があるなんて。私はてっきりディアーナが」
「黙りなさいっ!私の前に二度とその小賢しい顔を見せないでいただけますか。私は息子の愛人にも、ましては嫁にもあなたのような方を認めません。息子はディアーナを愛しています。親友の恋人に手を出すような盗人のあなたのような人間に、私の家族に近づいて欲しくありません。親友に濡れぎぬを簡単に着せるような人間を信じられません。親友を『化け物』と呼ぶ人間も信じられませんわ」
私は驚愕の表情を浮かべて真っ青になったエミリーを冷たく見て言った。
「気安く訪ねてくることを禁じます。二度と、金輪際私に話しかけないでください。私はこの国の王妃です。私は息子の縁談をぶち壊しにしたあなたにも、大いに非があると、たった今あなたの話を聞いて確信いたしました。私の息子にも問題があります。今回の破談は、私の息子の責任です。ですが、あなたと言う人間にも大きな問題があります」
震え始めたエミリーに、言い放った。
「分からないですか?私は今でもブランドン公爵令嬢のディアーナに私の娘になって欲しいと願っています。私はあなたのことを許すことはないですわ」
私は王妃失格だ。母親失格だ。
なぜ、息子をこんな女性に一瞬でも尻尾を振るような男性に育ててしまったのだろう。一国の行く末を案じる王妃として、息子の振る舞いを早く正せなかったのだろうか。
エミリーがけしかけたから、軍がゴビンタン砂漠に行くことになった。
私の息子たちは、禁書を使用しようとした重罪に問われる可能性がある。
もう、手遅れなのだろうか。
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「何か勘違いをなさっているようです。ディケンズの『オリバー・ツイスト』や『大いなる遺産』がお好きのようですが、識字率が100%に近づいた今、読書好きは別に珍しくございませんわ、エミリー・ブレンジャー子爵令嬢」
私の読書好きを利用して、同じ趣味だとアピールして擦り寄ってくるブレンジャー子爵令嬢のエミリーにイライラが止まらない。
――よりにもよって彼女が今日訪ねてきた理由は何だろう?
――私はいつから気軽に子爵令嬢が訪ねてこれる存在に成り下がったのだろう?
緊急事態だからどうしても会いたいと押しかけてきたので、アルベルトの不始末のこともあるために仕方なく応対することにしたが、こんな自分の親友を裏切る娘のどこが良かったのか。自分の息子ながらアルベルトの見る目のなさには地球の果てまで蹴り倒してしまいたいほどだ。
――アルベルトは小さい頃はあんなに可愛い子だったのに、どこでどう間違えたのだろう?
昔のアルベルトの可愛いほっぺと無邪気な瞳と、よちよち歩く姿を思い出して、私はため息をついた。
「王妃様に是非お知らせしたいことがございまして」
エミリーはグッと身を乗り出してきた。私はハイハイ、とうとう来たと思って居住まいを正した。
――まさか、アルベルトの子をみごもったとかいうつもり?
私は能面のような表情を保ちながら、爆弾発言がエミリーの口から飛び出すのを待った。覚悟はできている。
とっくに「小娘よ、お前は絶対に我が息子の愛人などになれるものか」という思いで私の心は決まっている。
――さあ、どうぞ。一世一代の爆弾発言とやらを今から聞くわ。
「私の友達だったディアーナですが、盗みを働いた可能性がございます」
――はぁ?何がでございましょう?
私は言葉を選ぶために押し黙った。どうやら、この小娘は親友の恋人を寝取ったばかりか、盗人呼ばわりするらしい。公爵令嬢のディアーナが何を盗む必要があると言うのだ。
――あぁ、私の息子の心なら盗みましたわね、ディアーナ嬢は。でも、それは私にとっても願ったり叶ったりのことなので、どうぞお構いなく。
「禁書ですわ」
彼女が声を潜めてささやいた言葉に私は絶句した。
予想外の言葉だった。5日ほど前、国王である夫は軍が禁書の行方を追うためにゴビンタン砂漠に出発したと話していた。その5日後に訪ねてきたのは、私の可愛い嫁になるはずだったディアーナと息子の結婚をぶち壊した張本人である小賢しいエミリーだ。
彼女が親友の恋人を寝取るために、何をしたのか私は知っている。私の息子の結婚をぶち壊した張本人は、私の嫁になるはずだった令嬢を禁書盗人の罪人に仕立て上げるつもりのようだ。
冤罪だ。最低だ。
――ディアーナの力を知らないの?
――私の嫁になるはずだったディアーナは、禁書を必要としない素晴らしい魔力を持っているのよ。
私が5日前に思ったのは、アルベルトがディアーナのことを取り戻すために、禁書の力を頼ったと言うことだった。息子はクズだ。だが、本当にディアーナを愛していて、ディアーナを取り戻したがっていた。息子を救えるのはディアーナしかいない。彼女の魔力で軍の追跡をかわしてもらしかない。私は咄嗟にそう思った。
「信じられないわ。事実なのかしら?」
私は可愛い顔をしながら、ここまで親友を陥れることのできる人間と会話をしたくない思いだったが、彼女の言動は非常に危険だ。
「内緒にされていますが、王妃様はディアーナに砂漠への追放を命じましたね?私はブランドン公爵家までディアーナを訪ねましたの。そして、内緒の話としてお聞きしましたのよ」
私は唇を噛み締めた。迂闊だ。私の行動は本当に迂闊だった。
「私の父は王立魔術博物館の理事も兼ねておりまして。まぁ、たいしたお金にはなりませんが、おほほっ、ある情報を知ったのでございます」
私は目を輝かせて微笑むエミリーが何を言うのか分かった。
――ブレンジャー家は情報管理がなっていないわ。娘に機密情報を漏らす父親がどこにいる?あぁ、ここにいたわ。
「で?それが如何なさいました?」
私は冷たくエミリーに聞いた。
「ですから、禁書の場所がゴビンタン砂漠だったのですよ。私は父にすぐに軍を出向かせるように言いました。あの化け物のようなディアーナの魔力と禁書が組み合わさった時、とんでもない災いが起きますわ、きっと」
エミリーは私の反応に戸惑いながら、ささやいた。
――えぇ、あなたの期待とは違う反応を私はしているわ。真逆よ。
「そんな理由で、ブランドン公爵令嬢が盗んだと決めつけたのですか?」
私はエミリーを蔑むように見つめて言った。
「え?……その……偶然が過ぎませんか。王妃様がディアーナを追放した先に禁書があるなんて。私はてっきりディアーナが」
「黙りなさいっ!私の前に二度とその小賢しい顔を見せないでいただけますか。私は息子の愛人にも、ましては嫁にもあなたのような方を認めません。息子はディアーナを愛しています。親友の恋人に手を出すような盗人のあなたのような人間に、私の家族に近づいて欲しくありません。親友に濡れぎぬを簡単に着せるような人間を信じられません。親友を『化け物』と呼ぶ人間も信じられませんわ」
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震え始めたエミリーに、言い放った。
「分からないですか?私は今でもブランドン公爵令嬢のディアーナに私の娘になって欲しいと願っています。私はあなたのことを許すことはないですわ」
私は王妃失格だ。母親失格だ。
なぜ、息子をこんな女性に一瞬でも尻尾を振るような男性に育ててしまったのだろう。一国の行く末を案じる王妃として、息子の振る舞いを早く正せなかったのだろうか。
エミリーがけしかけたから、軍がゴビンタン砂漠に行くことになった。
私の息子たちは、禁書を使用しようとした重罪に問われる可能性がある。
もう、手遅れなのだろうか。
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