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第二章 恋(もうあなたに騙されません)
ピエロ アルベルトSide(2)
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「あなたに話があって来たのよ」
ルイ皇太子が訪ねてきたと思った俺は、拳を握りしめて、怒りが込み上げてくるのを抑えようとしてホテルの窓の外を睨んでいたが、予想外の可愛らしい小さな女の子の声がしたために、俺はハッとして振り返った。
長い髪の毛を三つ編みにしてどこかの小学校の制服を着た女の子が立っていた。
「こんにちは、アルベルト。ロミィ・ロクセンハンナよ。ルイは私の兄よ。言わずもがなで私の父はザックリードハルトの皇帝よ。初めまして、アルベルト王太子」
にこやかな言葉とは裏腹に、腕組みをした11歳ぐらいの女の子がホテルの部屋にズカズカ入ってくるなり、仁王立ちして俺を睨んでいた。
「おぉ、新聞で拝見しましたよ。噂の小さなブルクトゥアタにわざわざお越しいただきまして光栄です」
俺はザックリードハルトの朝刊にセンセーショナルな記事と共に掲載されていた挿絵を思い出した。つい、ワイン色の美しい髪のマスクをした女性に目が行ってしまうが、皇太子の妹君の絵も確かに描かれていた。挿絵はよく描かれている。挿絵にそっくりな女の子が目の前に突然現れたので、俺は意表を突かれてにっこりとしてしまった。
伝説の長椅子乗りと判明したルイ皇太子には昨晩会ったばかりだ。その前の晩に、小さな女の子である彼女が、やはり長椅子に乗ってゴーニュの森に集まるのは見ていた。
「アルベルト?あなたは私たちの跡をつけたわね。昨晩は長椅子に飛びかかったらしいじゃないの」
11歳の女の子にいきなり呼び捨てされた。
「かりにも私は王太子だ。君の兄になった覚えはないし、君の下僕になったつもりもない。いきなりアルベルトと呼ばれるほど君と親しくなったことはないと思うが」
「じゃあ、王太子と呼びます。ディアーナはルイ兄様と一緒になるわ。でも、あなたにも挽回のチャンスをあげてもいいわ」
俺は腕組みをした、長い髪の毛を三つ編みにしてどこかの小学校の制服を着た目の前の女の子を見つめた。
「馬車でこっそりここまで来たの。私のナニーしかこのことを知らないの。だから手短に話すわ。今晩、また砂漠のアリス・スペンサー邸宅に私たちは集合するわ。とある計画があるのよ。そこにあなたも連れて行ってあげる。今晩、宮殿のすぐ外にあるカフェ・ルーチェのテラス席で待っていてくださる?迎えに行くわ」
ブルネットの髪にブランの瞳をした彼女は、金髪碧眼のルイとはあまり似ていなかった。ただ、どこか話し方のようなものがルイに非常に似ていた。
私は「いい?」と11歳の女の子に念押しされて、うなずいた。私がうなずくと、彼女はすぐさま踵を返してホテルの部屋を出て行った。
「私のことはロミィと呼んで。あなたのことはアルベルトと呼ばせてもらうから!」
廊下の方から彼女の声が聞こえてきたが、私が慌ててホテルの部屋から廊下に飛び出した時には、もうロティの姿は消えていた。
「ついこの前、パリのカフェ・アングレにパリ万博を訪れたロシア皇帝とその皇太子と、プロシア皇帝が同じテーブルを囲んで晩餐を召し上がったそうです。素晴らしいことです。プライベートでザックリードハルトの皇太子とエイトレンスの王太子が親交を深めるというのは、同じように国益に叶うものです」
ジャックが静かに私の横に立ち、助言した。私はディアーナにまた会えるチャンスができて喜んだ。だが、ロミィはあのイケスカない18歳の若造の妹だ。
――くそっ!あの野郎がなんでディアーナのあんな姿を拝めるんだ?
俺は昨晩のことを思い出して、思わず髪をかきむしった。
「ちなみに、ついこの間とは、6月7日のついこの間ですよ」
ジャックはロシア皇帝とプロシア皇帝が仲良く晩餐したことについて言及して俺の気を逸らそうとしてくれたが、俺はその日付でいっそう悲しくなった。
「その頃、俺は侍女とエミリーとやりたい放題だった。バカな俺だ。20日に婚約をディアーナに断られるとも知らずにいい気なものだった」
俺はどん底の気分で、ジャックにそう答えた。
「おぉ、死んだ魚の目みたいになっていますよ」
「うるさいっ、夜にディアーナに会えるチャンスをもらったようだから、俺は静かに仮眠をとるよ。昨晩は一睡もできなかったから。ディアーナがあの若造にあんなことをするなんて……」
俺の感情は壊れたみたいだ。最後は涙声でジャックに訴えていた。
ジャックは俺のナニーであるかのように俺をベッドに押しやり、小さくうなずいて、ホテルの部屋を出て行った。シャム猫のユーリーを抱いて。
またディアーナに会えるチャンスをもらったことで、俺は疲れ切った体を睡魔に心地よく預けられそうだった。
眠る直前にふと思った。
――ルイの妹のロミィは、なぜ俺にチャンスをくれるんだ?もしかして、義理の姉にディアーナがなることに反対している?あぁ、ディアーナは魔力が強いからかな。確かに、昨晩はディアーナに暖炉に叩きつけられたからな……。
俺は自分に都合の良い理由を見つけて悦に入った。おかげでぐっすり眠ることができそうだ。
そうだ。ルイの妹がディアーナとルイの恋路を邪魔するつもりなら、俺はまだ頑張れそうだ。
俺は希望と共に神に幸運を祈った。
ルイ皇太子が訪ねてきたと思った俺は、拳を握りしめて、怒りが込み上げてくるのを抑えようとしてホテルの窓の外を睨んでいたが、予想外の可愛らしい小さな女の子の声がしたために、俺はハッとして振り返った。
長い髪の毛を三つ編みにしてどこかの小学校の制服を着た女の子が立っていた。
「こんにちは、アルベルト。ロミィ・ロクセンハンナよ。ルイは私の兄よ。言わずもがなで私の父はザックリードハルトの皇帝よ。初めまして、アルベルト王太子」
にこやかな言葉とは裏腹に、腕組みをした11歳ぐらいの女の子がホテルの部屋にズカズカ入ってくるなり、仁王立ちして俺を睨んでいた。
「おぉ、新聞で拝見しましたよ。噂の小さなブルクトゥアタにわざわざお越しいただきまして光栄です」
俺はザックリードハルトの朝刊にセンセーショナルな記事と共に掲載されていた挿絵を思い出した。つい、ワイン色の美しい髪のマスクをした女性に目が行ってしまうが、皇太子の妹君の絵も確かに描かれていた。挿絵はよく描かれている。挿絵にそっくりな女の子が目の前に突然現れたので、俺は意表を突かれてにっこりとしてしまった。
伝説の長椅子乗りと判明したルイ皇太子には昨晩会ったばかりだ。その前の晩に、小さな女の子である彼女が、やはり長椅子に乗ってゴーニュの森に集まるのは見ていた。
「アルベルト?あなたは私たちの跡をつけたわね。昨晩は長椅子に飛びかかったらしいじゃないの」
11歳の女の子にいきなり呼び捨てされた。
「かりにも私は王太子だ。君の兄になった覚えはないし、君の下僕になったつもりもない。いきなりアルベルトと呼ばれるほど君と親しくなったことはないと思うが」
「じゃあ、王太子と呼びます。ディアーナはルイ兄様と一緒になるわ。でも、あなたにも挽回のチャンスをあげてもいいわ」
俺は腕組みをした、長い髪の毛を三つ編みにしてどこかの小学校の制服を着た目の前の女の子を見つめた。
「馬車でこっそりここまで来たの。私のナニーしかこのことを知らないの。だから手短に話すわ。今晩、また砂漠のアリス・スペンサー邸宅に私たちは集合するわ。とある計画があるのよ。そこにあなたも連れて行ってあげる。今晩、宮殿のすぐ外にあるカフェ・ルーチェのテラス席で待っていてくださる?迎えに行くわ」
ブルネットの髪にブランの瞳をした彼女は、金髪碧眼のルイとはあまり似ていなかった。ただ、どこか話し方のようなものがルイに非常に似ていた。
私は「いい?」と11歳の女の子に念押しされて、うなずいた。私がうなずくと、彼女はすぐさま踵を返してホテルの部屋を出て行った。
「私のことはロミィと呼んで。あなたのことはアルベルトと呼ばせてもらうから!」
廊下の方から彼女の声が聞こえてきたが、私が慌ててホテルの部屋から廊下に飛び出した時には、もうロティの姿は消えていた。
「ついこの前、パリのカフェ・アングレにパリ万博を訪れたロシア皇帝とその皇太子と、プロシア皇帝が同じテーブルを囲んで晩餐を召し上がったそうです。素晴らしいことです。プライベートでザックリードハルトの皇太子とエイトレンスの王太子が親交を深めるというのは、同じように国益に叶うものです」
ジャックが静かに私の横に立ち、助言した。私はディアーナにまた会えるチャンスができて喜んだ。だが、ロミィはあのイケスカない18歳の若造の妹だ。
――くそっ!あの野郎がなんでディアーナのあんな姿を拝めるんだ?
俺は昨晩のことを思い出して、思わず髪をかきむしった。
「ちなみに、ついこの間とは、6月7日のついこの間ですよ」
ジャックはロシア皇帝とプロシア皇帝が仲良く晩餐したことについて言及して俺の気を逸らそうとしてくれたが、俺はその日付でいっそう悲しくなった。
「その頃、俺は侍女とエミリーとやりたい放題だった。バカな俺だ。20日に婚約をディアーナに断られるとも知らずにいい気なものだった」
俺はどん底の気分で、ジャックにそう答えた。
「おぉ、死んだ魚の目みたいになっていますよ」
「うるさいっ、夜にディアーナに会えるチャンスをもらったようだから、俺は静かに仮眠をとるよ。昨晩は一睡もできなかったから。ディアーナがあの若造にあんなことをするなんて……」
俺の感情は壊れたみたいだ。最後は涙声でジャックに訴えていた。
ジャックは俺のナニーであるかのように俺をベッドに押しやり、小さくうなずいて、ホテルの部屋を出て行った。シャム猫のユーリーを抱いて。
またディアーナに会えるチャンスをもらったことで、俺は疲れ切った体を睡魔に心地よく預けられそうだった。
眠る直前にふと思った。
――ルイの妹のロミィは、なぜ俺にチャンスをくれるんだ?もしかして、義理の姉にディアーナがなることに反対している?あぁ、ディアーナは魔力が強いからかな。確かに、昨晩はディアーナに暖炉に叩きつけられたからな……。
俺は自分に都合の良い理由を見つけて悦に入った。おかげでぐっすり眠ることができそうだ。
そうだ。ルイの妹がディアーナとルイの恋路を邪魔するつもりなら、俺はまだ頑張れそうだ。
俺は希望と共に神に幸運を祈った。
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