君と出逢ったあの時から

月待

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其の参

嫌いじゃない

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ふりかえると、君が望むものは何一つあげられなかった。私は君を知り、君とほんの少しでもどこかがふれあったっと感じるだけで電流が走る。今も……

小学1年生の時、

高いの反対は?

ときかれて

いかた。

と私は答えたんだ。

みんなに呆れて笑われて、

低いでしょ!

っと言われてもポカンっとしてたんだ……

私の感覚は幼い時からズレていたらしい。

そんな私だったから、ヒネクレ者・素直じゃない子になっちゃって、今でも好きっていうべきところを嫌いじゃないなんて遠回りに、まどろっこしく伝えることしかできなくなった。

公の場で、感情というものを露わにするのを小学生の頃から嫌ってたからか、自分の感情を相手に伝えようとしても、上手く伝えることができずに今でも苦手。

偏屈・奇人変人の思考は、伝えても理解されないことも多い。

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