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美少女3人と誓約を交わす。
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食事が終わると、王都の北にある草原地帯に来た。
すぐ近くには魔物が出る森がある。
話し合った結果、俺たちは修行をすることにした。
ルイズ、フローラ、エルフリーデ。
この三人は、潜在能力が圧倒的に高いが、まだそれを十全に生かし切れていない。
俺が彼女たちを指導して、強くする事を一番最初の課題にしたのだ。
そよ風が吹き付ける草原地帯で、俺の正面にルイズ、フローラ、エルフリーデが立っている。
「さて、じゃあ修行を開始しようか」
俺が宣言すると、ルイズが頭を下げた。
「宜しくお願いします。先生」
「カイン、よろしくね」
「師匠、よろしく」
フローラとエルフリーデも頭を下げる。
三人とも礼儀正しいなぁ。
「じゃあ、授業開始だ。まずは手っ取り早く、強くなる方法から教える」
「そんな方法があるのですか?」
ルイズが軽い驚きを顔に浮かべる。
「楽で良いね♪」
「ん。楽が一番」
フローラとエルフリーデは無邪気に喜んだ。
「俺の恩寵者《ギフター》の能力を使えば、すぐに強くなれる。というか、その為の能力だからね」
俺は三人の美少女に説明をはじめた。
まずは『誓約』を行い、互いにパーティーメンバーになる事を了解し合う。
『誓約』とは魔法の一種だ。
『誓約』は魂に干渉する魔法で、商売の契約などにも用いられる。
誓約で、互いにパーティーメンバーになる事を誓い合うと、それは魂で繋がった約束になり、メンバー同士に強い連携や、色々な効能が生まれる。
その上で、俺の『恩寵者《ギフター》』の能力を使うと、ルイズたちの魂に干渉して、ルイズたちの潜在能力を最大限に引き上げる事ができる。
「凄いです……」
「カインの能力って、チートだね」
「さすが私の師匠」
三人の美少女たちが、驚嘆する。
少し照れるな。
「ちなみに、この『恩寵者《ギフター》』の能力は『誓約』を前提としている。仲間としての信頼関係、いわば魂の絆が深ければ深いほど、恩寵者《ギフター》は強い力を発揮する」
「なんとなく理解できます」
ルイズが頷く。
「ねぇ、カイン。つまり私達とカインが仲良くなればなるほど、私達は恩寵者《ギフター》の効果で強くなれるという事?」
フローラの問いかけに俺は頷く。
「その通り」
「なら、師匠ともっと仲良くなるように頑張る」
エルフリーデが乗り気になる。
「逆に、互いの信頼関係が薄まると魂の絆が弱まり、恩寵者《ギフター》の効果が減少する。俺が勇者パーティーと上手くいかなくなった理由はここにもあるんだ」
「どういう事でしょうか?」
ルイズが問う。
「簡単な事だよ。俺は随分前から、勇者パーティーのメンバー達を信頼できなくなっていたんだ。友情も感じなくなっていた……」
俺は苦笑した。
勇者ハーゲンたちは、正直、あまり性格の良い連中ではなかった。
いつも俺を格下と蔑み、罵倒や嘲笑を浴びせてくる。
正直、勇者ハーゲンたちは、倫理や道徳に外れた行為をする事も多々あり、その度に俺はあいつらに注意をし、反発を買って憎まれた。
「そうなるともうどうしようもない。俺とあいつらの信頼関係や友情がなくなり、魂の絆が弱まる。同時に恩寵者《ギフター》の効果もなくなり、俺は益々無能扱いされた、まあ、こんな感じさ」
俺は肩をすくめた。
「それは勇者パーティーが悪いのです!」
ルイズが美貌に怒りの色を浮かべる。ハイエルフ特有の細長い耳まで真っ赤になっている。
「どうしようもない連中だよ! 最低!」
ルイズも猫の尻尾を逆立て、怒る。可愛い顔が真っ赤になっていた。
「師匠に対して無礼。腹が立つ」
エルフリーデが、水色の瞳に怒りをよぎらせる。
俺は苦笑して、首を振った。
「いや、俺自身はもう良いんだ。君たちに会えたからそれで十分だ」
「先生がそう仰せなら……」
「でも腹立ちがおさまらないよ……」
「なんだか勇者パーティーを殴りたい」
剣呑な雰囲気になってきた。
少し物騒だなぁ。早く話題を変えよう。
俺は軽くを手を打ち合わせた。
「じゃあ、話を戻して『誓約』をしようか?」
「了解です。やり方はどうすれば良いのですか?」
ルイズが質問する。
「簡単だよ。俺が誓約の魔法を使った後、互いに口に出して、仲間になると誓い合えば良い。はじめて良いか?」
「はい」
「大丈夫だよ♪」
「準備万端」
元弟子の美少女三人の答えを聞くと、俺は頷き、誓約の魔法を発動する。
俺の体内で魔力が練られ、やがて、俺とルイズたちを青い魔法光がツ包む。
「誓約に基づき、ここに魂の絆を結ぶ。我らは運命をともにし、志を同じくし、ともに未来を進む同志となる事を神々に誓う」
誓約の文言を紡ぐと、俺はルイズの前に歩み寄る。
銀髪金瞳のハイエルフの美少女に視線を投じる。
「ルイズ。君は僕の仲間になってくれるか?」
俺が問う。
「はい。もちろんです」
ルイズが答えると、魔法光が一際強く光る。
俺は、ありがとう、と答えると、次はフローラの前に行く。
「フローラ。僕の仲間になってくれるか?」
「なるよ♪ カインとなら絶対に楽しいもん♪」
フローラが答えると、また魔法光が輝きを増す。
「エルフリーデ。僕の仲間になってくれるか?」
「ん。なる」
精霊族の美少女が無表情で答えると、魔法光がまた輝く。
「ここに誓約は約定《やくじょう》された。我らに大いなる祝福があらんこと願う」
俺は誓約の魔法を終わらせた。
「よし。これで誓約は成された。あらためてよろしく」
「はい」
「よろしくね♪」
「よろしく師匠」
美少女三人が、笑顔を浮かべた。
すぐ近くには魔物が出る森がある。
話し合った結果、俺たちは修行をすることにした。
ルイズ、フローラ、エルフリーデ。
この三人は、潜在能力が圧倒的に高いが、まだそれを十全に生かし切れていない。
俺が彼女たちを指導して、強くする事を一番最初の課題にしたのだ。
そよ風が吹き付ける草原地帯で、俺の正面にルイズ、フローラ、エルフリーデが立っている。
「さて、じゃあ修行を開始しようか」
俺が宣言すると、ルイズが頭を下げた。
「宜しくお願いします。先生」
「カイン、よろしくね」
「師匠、よろしく」
フローラとエルフリーデも頭を下げる。
三人とも礼儀正しいなぁ。
「じゃあ、授業開始だ。まずは手っ取り早く、強くなる方法から教える」
「そんな方法があるのですか?」
ルイズが軽い驚きを顔に浮かべる。
「楽で良いね♪」
「ん。楽が一番」
フローラとエルフリーデは無邪気に喜んだ。
「俺の恩寵者《ギフター》の能力を使えば、すぐに強くなれる。というか、その為の能力だからね」
俺は三人の美少女に説明をはじめた。
まずは『誓約』を行い、互いにパーティーメンバーになる事を了解し合う。
『誓約』とは魔法の一種だ。
『誓約』は魂に干渉する魔法で、商売の契約などにも用いられる。
誓約で、互いにパーティーメンバーになる事を誓い合うと、それは魂で繋がった約束になり、メンバー同士に強い連携や、色々な効能が生まれる。
その上で、俺の『恩寵者《ギフター》』の能力を使うと、ルイズたちの魂に干渉して、ルイズたちの潜在能力を最大限に引き上げる事ができる。
「凄いです……」
「カインの能力って、チートだね」
「さすが私の師匠」
三人の美少女たちが、驚嘆する。
少し照れるな。
「ちなみに、この『恩寵者《ギフター》』の能力は『誓約』を前提としている。仲間としての信頼関係、いわば魂の絆が深ければ深いほど、恩寵者《ギフター》は強い力を発揮する」
「なんとなく理解できます」
ルイズが頷く。
「ねぇ、カイン。つまり私達とカインが仲良くなればなるほど、私達は恩寵者《ギフター》の効果で強くなれるという事?」
フローラの問いかけに俺は頷く。
「その通り」
「なら、師匠ともっと仲良くなるように頑張る」
エルフリーデが乗り気になる。
「逆に、互いの信頼関係が薄まると魂の絆が弱まり、恩寵者《ギフター》の効果が減少する。俺が勇者パーティーと上手くいかなくなった理由はここにもあるんだ」
「どういう事でしょうか?」
ルイズが問う。
「簡単な事だよ。俺は随分前から、勇者パーティーのメンバー達を信頼できなくなっていたんだ。友情も感じなくなっていた……」
俺は苦笑した。
勇者ハーゲンたちは、正直、あまり性格の良い連中ではなかった。
いつも俺を格下と蔑み、罵倒や嘲笑を浴びせてくる。
正直、勇者ハーゲンたちは、倫理や道徳に外れた行為をする事も多々あり、その度に俺はあいつらに注意をし、反発を買って憎まれた。
「そうなるともうどうしようもない。俺とあいつらの信頼関係や友情がなくなり、魂の絆が弱まる。同時に恩寵者《ギフター》の効果もなくなり、俺は益々無能扱いされた、まあ、こんな感じさ」
俺は肩をすくめた。
「それは勇者パーティーが悪いのです!」
ルイズが美貌に怒りの色を浮かべる。ハイエルフ特有の細長い耳まで真っ赤になっている。
「どうしようもない連中だよ! 最低!」
ルイズも猫の尻尾を逆立て、怒る。可愛い顔が真っ赤になっていた。
「師匠に対して無礼。腹が立つ」
エルフリーデが、水色の瞳に怒りをよぎらせる。
俺は苦笑して、首を振った。
「いや、俺自身はもう良いんだ。君たちに会えたからそれで十分だ」
「先生がそう仰せなら……」
「でも腹立ちがおさまらないよ……」
「なんだか勇者パーティーを殴りたい」
剣呑な雰囲気になってきた。
少し物騒だなぁ。早く話題を変えよう。
俺は軽くを手を打ち合わせた。
「じゃあ、話を戻して『誓約』をしようか?」
「了解です。やり方はどうすれば良いのですか?」
ルイズが質問する。
「簡単だよ。俺が誓約の魔法を使った後、互いに口に出して、仲間になると誓い合えば良い。はじめて良いか?」
「はい」
「大丈夫だよ♪」
「準備万端」
元弟子の美少女三人の答えを聞くと、俺は頷き、誓約の魔法を発動する。
俺の体内で魔力が練られ、やがて、俺とルイズたちを青い魔法光がツ包む。
「誓約に基づき、ここに魂の絆を結ぶ。我らは運命をともにし、志を同じくし、ともに未来を進む同志となる事を神々に誓う」
誓約の文言を紡ぐと、俺はルイズの前に歩み寄る。
銀髪金瞳のハイエルフの美少女に視線を投じる。
「ルイズ。君は僕の仲間になってくれるか?」
俺が問う。
「はい。もちろんです」
ルイズが答えると、魔法光が一際強く光る。
俺は、ありがとう、と答えると、次はフローラの前に行く。
「フローラ。僕の仲間になってくれるか?」
「なるよ♪ カインとなら絶対に楽しいもん♪」
フローラが答えると、また魔法光が輝きを増す。
「エルフリーデ。僕の仲間になってくれるか?」
「ん。なる」
精霊族の美少女が無表情で答えると、魔法光がまた輝く。
「ここに誓約は約定《やくじょう》された。我らに大いなる祝福があらんこと願う」
俺は誓約の魔法を終わらせた。
「よし。これで誓約は成された。あらためてよろしく」
「はい」
「よろしくね♪」
「よろしく師匠」
美少女三人が、笑顔を浮かべた。
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