71 / 317
第五章 ヘタレ王国宰相
第十四話 久しぶりの日常
しおりを挟む
院長室から出て孤児院ではなく託児所のリビングに向かい、一号からアンケート結果を聞くと、やはり俺の挙げたメニューでほぼ問題無かった。
ラスクとか言ってるのが三人もいたのがびっくりだが、託児所メンバーでもラスク好き増えたからな。ミリィが洗脳してなければいいんだけど。
「ミコトー、パパ晩飯の買い物行ってくるからなー。ミコトは何が食べたい?」
今は駄姉が抱っこしているミコトに聞いてみる。
「ちちゅー!」
「シチューか! わかった。美味しいの作ってやるからな」
ワシワシとミコトの頭をなでてやると、「きゃっきゃ」と大好きなお姉ちゃんに囲まれてご機嫌なミコトが更にご機嫌になる。
「姉上! 次はわたくしがミコトちゃんを抱っこする番ですよ!」
「はいはい、わかりましたよシルヴィア。ミコトちゃん、今度はシルお姉ちゃんですよー」
駄姉がミコトを駄妹に渡すと、ミコトは嬉しそうに駄妹にしがみつく。うーむ、節操がない。
ミコトにとってはみんな大好きなお姉ちゃんだから誰に抱っこされても嬉しいんだろうけど、まさに魔性の女だな。将来がちょっと心配。
などという親馬鹿思考を放棄して、台所の食材をチェックしてから買い物に向かう。
女子チームはミコトを中心に固まったままだし、男子チームは工作にでも行ったのかリビングからはいなくなっていた。
……一人で行くか。
しょんぼりと背負い籠を背負って市場に向かう。
工事現場の食材も大量に必要なのでキャリアカーも折りたたんで籠に入れてある。
結局新しく送迎用キャリアカーを作らせたので、初代キャリアカーが再度モデルチェンジして元の姿に戻ったのだ。
てくてくと市場に向かって歩いていく。
一人で買い物ってエリナの指輪をこっそり買いに行った時以来じゃないのか?
……ついでに三人の結婚指輪を買ってきちゃうか。ミスリルの魔法石付きの指輪ならサイズ確認いらないし。
ファルケンブルクで行われる収穫祭は、十月の第一週。このあたりの地域では、春小麦と冬小麦の収穫が終わり、冬小麦の作付けをやる直前の時期だ。
作付面積あたりの収穫量が多い水稲を導入したいが、灌漑を作らなきゃならないしな。一応提案して研究して貰うけど、美味い米を食いたいから最初は小規模から少しずつ食味も向上させながらだけど。
おにぎりなんか露店販売には最適だしな。米とおかずの入った弁当なんかもやはり魅力的だ。
短粒種よりも比較的安価で流通してる長粒種を使ったピラフ弁当なんかも検討されているが、やはり短粒種で勝負したい、短粒種は冷めても美味いからな
で、収穫祭と一緒に結婚式をやってしまおうというのがクレアの提案だ。
エリナと同じジューンブライドの六月じゃなくていいのか? と聞くと、「六月は姉さまの月ですから。それに兄さまはもう領主なのですから、皆さんのお祝いしやすい日の方が良いのではないですか?」と言われた。エリナに気を使ってるのもあるだろうけど、たしかに領主の結婚式なんてイベントはいちいち準備するのは大変だし、収穫祭に合わせてやっちゃえば結婚式自体の規模を小さくしても見劣らないだろう。
どうせこの世界の結婚式は宴会重視だから、収穫祭冒頭に結婚式をやってそのまま収穫祭に突入しちゃおうというのは理にかなっているしな。
考えながら歩いていると、肉屋にたどり着く。
「親父久しぶり、これ王都に行ってきたお土産ね」
親父に王都で買ったクッキーの詰め合わせを渡す。『王都に行ってきましたクッキー』が無かったので普通のクッキーだ。
ご当地ポッキーも売ってなかった。
「らっしゃい兄さん。お、土産なんて悪いな」
「いつも世話になってるからな」
「しかし兄さんも領主か、随分出世したなあ」
「あれ? 知ってるの?」
「昨日から高札があちこちに立ってるぞ」
「そっか、でもまあ城にはめったに行かないし、これからも同じように買い物に来るからよろしくな親父」
「おう、お得意様が減らなくて良かったよ。で、今日は何を買うんだ?」
普段と変わらない態度で接してくれるってありがたいな。変に畏まられても困るし、今まで通り気軽に付き合っていきたい。
「ピザの具にハンバーグを乗せようと思ってな、一口サイズのミニハンバーグを百個、ベーコン五キロ、ソーセージ五キロ、卵三十個。あとシチューと唐揚げ用の鶏肉なんだが、シチューは鳥むね肉を使ってたけど、ミコトが食べやすいように柔らかい鶏もも肉にするか。鶏もも肉を十キロくれ」
「相変わらず凄い量だな、うちは有難いが」
「ミニハンバーグの形成を百個もしてもらうのは申し訳ないんだけどな。うちだとクレア以外が形成すると割れちゃうんだよ」
「ミニハンバーグは元々店で売ってるものだし気にしないで良いぞ兄さん。それでも追加で作るから……、そうだな三十分貰えるか?」
「貴族街の方で買い物もするから、取りに来るのは一時間以上かかるしゆっくりやってくれ」
「あいよ」
「あと現場用の食材と弁当用の食材の注文書は来てるか?」
「ああ、来てるよ」
「ならそれも後で一緒に持って行くから用意を頼む。先払い用の残高が減ったら早めに言ってくれよ、負担はかけたくないし」
肉屋や野菜売りのおばちゃん、パン屋なんかのいつも大量に買って行く店には、毎月商品代金を先渡ししておいてある。
卸もやってる肉屋なら大丈夫かもしれないが、規模が大きくない個人商店で商品代金を翌月か翌々月払いになんてしたらやっていけないだろうしな。
といって都度現金払いもめんどくさいので、あらかじめ商品代金をデポジットとして渡しておいたのだ。
物価変動や、天候や天災による価格変動もあるので、一定額ではなく、少し多めに渡しておいて、足りなくなるようであれば言ってくれという方法だ。大分緩い。
もちろん今まで買い物してて信用のおける店だけの対応だが、何かいい方法は無いかと思案中でもある。
「わかった。兄さんありがとうな」
「いや、むしろこんな大量に用意できる親父の店に感謝だよ」
「うちは本業で卸もやってるからな。それでも取引先を増やしたけど」
「工事が終わったら取引量は戻るからな。一応今は工期通りだけど、あまり手広くやると後で大変だぞ」
「ああ、わかってるよ兄さん」
「じゃあ頼んだ」
「あいよ」
大量の荷物を抱える前に高級ゾーンで指輪を買うか。ギルドで金おろしていかないとな。
孤児院を出る前に気づけばすぐ近くだったのにと、相変わらず考え無しで動く自分に苦笑しながら冒険者ギルドに向かう。
ラスクとか言ってるのが三人もいたのがびっくりだが、託児所メンバーでもラスク好き増えたからな。ミリィが洗脳してなければいいんだけど。
「ミコトー、パパ晩飯の買い物行ってくるからなー。ミコトは何が食べたい?」
今は駄姉が抱っこしているミコトに聞いてみる。
「ちちゅー!」
「シチューか! わかった。美味しいの作ってやるからな」
ワシワシとミコトの頭をなでてやると、「きゃっきゃ」と大好きなお姉ちゃんに囲まれてご機嫌なミコトが更にご機嫌になる。
「姉上! 次はわたくしがミコトちゃんを抱っこする番ですよ!」
「はいはい、わかりましたよシルヴィア。ミコトちゃん、今度はシルお姉ちゃんですよー」
駄姉がミコトを駄妹に渡すと、ミコトは嬉しそうに駄妹にしがみつく。うーむ、節操がない。
ミコトにとってはみんな大好きなお姉ちゃんだから誰に抱っこされても嬉しいんだろうけど、まさに魔性の女だな。将来がちょっと心配。
などという親馬鹿思考を放棄して、台所の食材をチェックしてから買い物に向かう。
女子チームはミコトを中心に固まったままだし、男子チームは工作にでも行ったのかリビングからはいなくなっていた。
……一人で行くか。
しょんぼりと背負い籠を背負って市場に向かう。
工事現場の食材も大量に必要なのでキャリアカーも折りたたんで籠に入れてある。
結局新しく送迎用キャリアカーを作らせたので、初代キャリアカーが再度モデルチェンジして元の姿に戻ったのだ。
てくてくと市場に向かって歩いていく。
一人で買い物ってエリナの指輪をこっそり買いに行った時以来じゃないのか?
……ついでに三人の結婚指輪を買ってきちゃうか。ミスリルの魔法石付きの指輪ならサイズ確認いらないし。
ファルケンブルクで行われる収穫祭は、十月の第一週。このあたりの地域では、春小麦と冬小麦の収穫が終わり、冬小麦の作付けをやる直前の時期だ。
作付面積あたりの収穫量が多い水稲を導入したいが、灌漑を作らなきゃならないしな。一応提案して研究して貰うけど、美味い米を食いたいから最初は小規模から少しずつ食味も向上させながらだけど。
おにぎりなんか露店販売には最適だしな。米とおかずの入った弁当なんかもやはり魅力的だ。
短粒種よりも比較的安価で流通してる長粒種を使ったピラフ弁当なんかも検討されているが、やはり短粒種で勝負したい、短粒種は冷めても美味いからな
で、収穫祭と一緒に結婚式をやってしまおうというのがクレアの提案だ。
エリナと同じジューンブライドの六月じゃなくていいのか? と聞くと、「六月は姉さまの月ですから。それに兄さまはもう領主なのですから、皆さんのお祝いしやすい日の方が良いのではないですか?」と言われた。エリナに気を使ってるのもあるだろうけど、たしかに領主の結婚式なんてイベントはいちいち準備するのは大変だし、収穫祭に合わせてやっちゃえば結婚式自体の規模を小さくしても見劣らないだろう。
どうせこの世界の結婚式は宴会重視だから、収穫祭冒頭に結婚式をやってそのまま収穫祭に突入しちゃおうというのは理にかなっているしな。
考えながら歩いていると、肉屋にたどり着く。
「親父久しぶり、これ王都に行ってきたお土産ね」
親父に王都で買ったクッキーの詰め合わせを渡す。『王都に行ってきましたクッキー』が無かったので普通のクッキーだ。
ご当地ポッキーも売ってなかった。
「らっしゃい兄さん。お、土産なんて悪いな」
「いつも世話になってるからな」
「しかし兄さんも領主か、随分出世したなあ」
「あれ? 知ってるの?」
「昨日から高札があちこちに立ってるぞ」
「そっか、でもまあ城にはめったに行かないし、これからも同じように買い物に来るからよろしくな親父」
「おう、お得意様が減らなくて良かったよ。で、今日は何を買うんだ?」
普段と変わらない態度で接してくれるってありがたいな。変に畏まられても困るし、今まで通り気軽に付き合っていきたい。
「ピザの具にハンバーグを乗せようと思ってな、一口サイズのミニハンバーグを百個、ベーコン五キロ、ソーセージ五キロ、卵三十個。あとシチューと唐揚げ用の鶏肉なんだが、シチューは鳥むね肉を使ってたけど、ミコトが食べやすいように柔らかい鶏もも肉にするか。鶏もも肉を十キロくれ」
「相変わらず凄い量だな、うちは有難いが」
「ミニハンバーグの形成を百個もしてもらうのは申し訳ないんだけどな。うちだとクレア以外が形成すると割れちゃうんだよ」
「ミニハンバーグは元々店で売ってるものだし気にしないで良いぞ兄さん。それでも追加で作るから……、そうだな三十分貰えるか?」
「貴族街の方で買い物もするから、取りに来るのは一時間以上かかるしゆっくりやってくれ」
「あいよ」
「あと現場用の食材と弁当用の食材の注文書は来てるか?」
「ああ、来てるよ」
「ならそれも後で一緒に持って行くから用意を頼む。先払い用の残高が減ったら早めに言ってくれよ、負担はかけたくないし」
肉屋や野菜売りのおばちゃん、パン屋なんかのいつも大量に買って行く店には、毎月商品代金を先渡ししておいてある。
卸もやってる肉屋なら大丈夫かもしれないが、規模が大きくない個人商店で商品代金を翌月か翌々月払いになんてしたらやっていけないだろうしな。
といって都度現金払いもめんどくさいので、あらかじめ商品代金をデポジットとして渡しておいたのだ。
物価変動や、天候や天災による価格変動もあるので、一定額ではなく、少し多めに渡しておいて、足りなくなるようであれば言ってくれという方法だ。大分緩い。
もちろん今まで買い物してて信用のおける店だけの対応だが、何かいい方法は無いかと思案中でもある。
「わかった。兄さんありがとうな」
「いや、むしろこんな大量に用意できる親父の店に感謝だよ」
「うちは本業で卸もやってるからな。それでも取引先を増やしたけど」
「工事が終わったら取引量は戻るからな。一応今は工期通りだけど、あまり手広くやると後で大変だぞ」
「ああ、わかってるよ兄さん」
「じゃあ頼んだ」
「あいよ」
大量の荷物を抱える前に高級ゾーンで指輪を買うか。ギルドで金おろしていかないとな。
孤児院を出る前に気づけばすぐ近くだったのにと、相変わらず考え無しで動く自分に苦笑しながら冒険者ギルドに向かう。
1
お気に入りに追加
419
あなたにおすすめの小説

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる