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2章.学園
11話.生徒会会議
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新入生歓迎会が終わった翌日リアとリリーは生徒会室に来ていた。
なぜ、学園が休みなのに来ているのかというと、生徒会の仕事である。
「休みなのにごめんね、一ヶ月後の体育祭について話さなくてはいけなくてね
あっ、そうそうシルビオ姉妹の賞品だけどね、父上に聞いてみたら許可が出たからこれで正式に君たちの物だよ」
「「ありがとうございます」」
「じゃあ、初めてみんな揃ってるし始めに自己紹介でもしよっか
僕はリュシアン・フォン・モルターナ、モルターナ王国の王太子でこの学園の生徒会長だよ
気軽にシアンって呼んでね、よろしく」
「次は私ですね、私はセドリック・フリードモルターナ王国の宰相の息子でこの学園の副生徒会長です
セドと呼んでください」
「次は俺だな、俺はヴィンセント・シルビオ、ミアとリナの兄でこの学園の生徒会会計だ
気軽にヴィンスと呼んでくれ、後ミアとリナには手をだすなよ?」
「次はボクですね、ボクはニコラス・フォン・モルターナ、モルターナ王国の第二王子でこの学園の生徒会書記です
気軽にニックと呼んでください」
「最後は私達ですね、私はミリアーナ・シルビオ、ヴィンスお兄様の妹でリリーの片割れです
この学園の生徒会庶務です、気軽にミアと呼んでください」
「私はリリアーナ・シルビオ、ヴィンスお兄様の妹でリアの片割れです
この学園の生徒会庶務です、気軽にリナと呼んでください」
「はい!これで自己紹介は終わりね!あと、僕たちには敬語はいらないから、名前の後ろに先輩を付けて呼んでね」
「「わかりました」」
「じゃあ、次は体育祭についての会議だね
体育祭は毎年行われているイベントで学年別のクラス対抗戦だよ
競技には男女別リレー、男女混合リレー、借り物競争、障害物競争、魔法障害物競争があるよ
なにか質問はあるかな?」
「はい、魔法障害物競争とは何ですか?」
「魔法障害物競争は魔法の障害物を避けながら走る競技だよ」
「なるほど」
「他に質問は無いみたいだね
次に応援合戦について説明するよ
応援合戦は生徒会役員と風紀委員の委員長と副委員長と幹部の三人で行う応援だよ
生徒会と風紀委員は学ランを着て応援するんだ、男女関係なくね」
「「なるほど」」
「それで応援合戦は毎年決まった動きをするんだ、だから練習が必要になる
それで練習する日は月の日と水の日と風の日の放課後、練習場所は魔法館だよ
来週から練習を開始するから
なにか質問はあるかな?」
「無いみたいだね、じゃあ解散!」
「「では私達は失礼いたします」」
「「魔の森の最深部に“転移”!」」
シュンッ
「行っちゃったね、でも凄いね、失われた転移魔法を使えるなんてきっとばれたら色んな貴族から狙われるね、彼女達婚約者いないんでしょ?」
「婚約者なんて俺が認めない!」
「あはは、シスコンだねヴィンス」
「シスコンで悪いか、シアン」
「いいんじゃない?(ボソッ強力な壁だな)」
「ん?なにか言ったか?」
「なんでもないよ」
「そうか、俺がシスコンだったら、シアンの弟はブラコンなんじゃないか?」
「あはは、そうかも
いつも僕のことを慕ってくれて可愛いんだよ」
「俺の妹達だって俺のことを慕ってて可愛いぞ」
「はいはい、二人とも兄弟自慢はその辺に置いといて会議の続きをしたらどうですか」
「そうだね
今まで生徒会には令嬢が入らなかったから応援合戦は学ランだったけど、今年は入ったから学ランではないほうがいいのではという声があがってきているんだ」
「今までのままでいいと思う
男装の麗人という言葉もあるし男装したらいいんじゃないか?」
「そうだが、このチアガールの衣装はどうか、という意見があるんだ」
「可愛いが、色んな男に見られるから却下だ!」
「はあ、やっぱりか
では応援合戦の衣装は学ランのままということで、解散」
というやり取りがあったということを二人は知らない。
なぜ、学園が休みなのに来ているのかというと、生徒会の仕事である。
「休みなのにごめんね、一ヶ月後の体育祭について話さなくてはいけなくてね
あっ、そうそうシルビオ姉妹の賞品だけどね、父上に聞いてみたら許可が出たからこれで正式に君たちの物だよ」
「「ありがとうございます」」
「じゃあ、初めてみんな揃ってるし始めに自己紹介でもしよっか
僕はリュシアン・フォン・モルターナ、モルターナ王国の王太子でこの学園の生徒会長だよ
気軽にシアンって呼んでね、よろしく」
「次は私ですね、私はセドリック・フリードモルターナ王国の宰相の息子でこの学園の副生徒会長です
セドと呼んでください」
「次は俺だな、俺はヴィンセント・シルビオ、ミアとリナの兄でこの学園の生徒会会計だ
気軽にヴィンスと呼んでくれ、後ミアとリナには手をだすなよ?」
「次はボクですね、ボクはニコラス・フォン・モルターナ、モルターナ王国の第二王子でこの学園の生徒会書記です
気軽にニックと呼んでください」
「最後は私達ですね、私はミリアーナ・シルビオ、ヴィンスお兄様の妹でリリーの片割れです
この学園の生徒会庶務です、気軽にミアと呼んでください」
「私はリリアーナ・シルビオ、ヴィンスお兄様の妹でリアの片割れです
この学園の生徒会庶務です、気軽にリナと呼んでください」
「はい!これで自己紹介は終わりね!あと、僕たちには敬語はいらないから、名前の後ろに先輩を付けて呼んでね」
「「わかりました」」
「じゃあ、次は体育祭についての会議だね
体育祭は毎年行われているイベントで学年別のクラス対抗戦だよ
競技には男女別リレー、男女混合リレー、借り物競争、障害物競争、魔法障害物競争があるよ
なにか質問はあるかな?」
「はい、魔法障害物競争とは何ですか?」
「魔法障害物競争は魔法の障害物を避けながら走る競技だよ」
「なるほど」
「他に質問は無いみたいだね
次に応援合戦について説明するよ
応援合戦は生徒会役員と風紀委員の委員長と副委員長と幹部の三人で行う応援だよ
生徒会と風紀委員は学ランを着て応援するんだ、男女関係なくね」
「「なるほど」」
「それで応援合戦は毎年決まった動きをするんだ、だから練習が必要になる
それで練習する日は月の日と水の日と風の日の放課後、練習場所は魔法館だよ
来週から練習を開始するから
なにか質問はあるかな?」
「無いみたいだね、じゃあ解散!」
「「では私達は失礼いたします」」
「「魔の森の最深部に“転移”!」」
シュンッ
「行っちゃったね、でも凄いね、失われた転移魔法を使えるなんてきっとばれたら色んな貴族から狙われるね、彼女達婚約者いないんでしょ?」
「婚約者なんて俺が認めない!」
「あはは、シスコンだねヴィンス」
「シスコンで悪いか、シアン」
「いいんじゃない?(ボソッ強力な壁だな)」
「ん?なにか言ったか?」
「なんでもないよ」
「そうか、俺がシスコンだったら、シアンの弟はブラコンなんじゃないか?」
「あはは、そうかも
いつも僕のことを慕ってくれて可愛いんだよ」
「俺の妹達だって俺のことを慕ってて可愛いぞ」
「はいはい、二人とも兄弟自慢はその辺に置いといて会議の続きをしたらどうですか」
「そうだね
今まで生徒会には令嬢が入らなかったから応援合戦は学ランだったけど、今年は入ったから学ランではないほうがいいのではという声があがってきているんだ」
「今までのままでいいと思う
男装の麗人という言葉もあるし男装したらいいんじゃないか?」
「そうだが、このチアガールの衣装はどうか、という意見があるんだ」
「可愛いが、色んな男に見られるから却下だ!」
「はあ、やっぱりか
では応援合戦の衣装は学ランのままということで、解散」
というやり取りがあったということを二人は知らない。
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