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1章.幼少期
番外編.冒険者登録2
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「ふぅ、そろそろいいかな
だいたい二十体位倒したかな?」
{リリーそろそろ終わりにしよ?}
{わかったよ、じゃあ森の入り口に集合ね}
{オッケー}
「どう?リリー、何体倒した?」
「うーん、二十体位かな」
「あはは、私もおんなじ位
じゃあ冒険者ギルドに戻ろっか」
「そうだね、転移!」
シュンッ
「「すみませーん、依頼達成してきました」」
「ええっ、もうですか?」
「はい、少しだけ調子にのってしまって依頼より討伐した数が多くなってしまったんですけど大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、ではこちらのカウンターにのせてください」
「「はい、わかりました!よいしょっと」」
ドサドサドサ
「ええーこれ、いったい何体あるんですか、」
「「えーと、一人二十体ずつだから四十体です」」
「はっ、グリフォン四十体なんてこんなガキどもが討伐できるわけ無いだろ」
と、いきなりがらの悪そうな冒険者達がからんできた。
「ねえリリー、聞いた?この人たち私達が嘘をついてるって言いたいんだって」
「ひどいね、リア」
「何いってんだお前達みたいなガキなんてせいぜい討伐できるとしてもゴブリンくらいだろ」
「そんなの偏見だよ、ね?リア」
「そうだよ!私達の方が貴方達より強いんだから」
「はあ?何いってんだよ俺たちがお前らに負けるって言いたいのか?」
「だからさっきからそう言ってるじゃない」
「上等だ、じゃあ俺達とお前達がどっちが強いかギルドの地下にある訓練所で勝負だ!」
「あとからぐだぐだ言うのはやめてよね」
「はっ、それはこっちのせりふだ」
ヒソヒソ
「おい、ブレッド達がまた新人にからんでるぜ、今度は双子の姉妹だとよ」
「あの子達可哀想だな、何でもあの子達がグリフォンを四十体討伐してきたらしいぜ」
「ええっマジかよ、それが本当ならブレッド達やばくねえか?」
「まあ、どっちが勝ったにせよ自己責任だしな」
「そうだな」
{けっこう色々言われてるね、リリーどうする?}
{うーん、私からいってもいいかな?}
{いいよ、リリーさ使う魔法火と風にしたら?}
{なんで?}
{だって私は水と光だからそれ以外でしょ?
他で使いやすいのは風でしょ、風と一緒に火を使うと威力があがるから}
{あーなるほどね、火を使いながら風で酸素を送るんだね}
{そういうこと、けっこう便利じゃない?}
{そうだね、じゃあ隠蔽も火と風にしておくね
ステータスを隠蔽っと}
「おらっついたぜ、まさか怖じ気づいたか?」
「まさか、まずは私が相手だよ
で?誰が相手なの?まさか貴方達全員?」
「なめたことを抜かしやがってやがって、お前の相手はデボラネだ!
デボラネ頼んだぞ」
「承知した、今のうちなら許してやるぞ?
どうする?」
「大丈夫です、そちらこそ降参するのなら今のうちですよ」
「口だけは達者なようだなでは始めるぞ」
「ええ、よろしくお願いします」
と、とてもいい笑顔でリリーは言った。
*次はリリー視点となります。
だいたい二十体位倒したかな?」
{リリーそろそろ終わりにしよ?}
{わかったよ、じゃあ森の入り口に集合ね}
{オッケー}
「どう?リリー、何体倒した?」
「うーん、二十体位かな」
「あはは、私もおんなじ位
じゃあ冒険者ギルドに戻ろっか」
「そうだね、転移!」
シュンッ
「「すみませーん、依頼達成してきました」」
「ええっ、もうですか?」
「はい、少しだけ調子にのってしまって依頼より討伐した数が多くなってしまったんですけど大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、ではこちらのカウンターにのせてください」
「「はい、わかりました!よいしょっと」」
ドサドサドサ
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「「えーと、一人二十体ずつだから四十体です」」
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と、いきなりがらの悪そうな冒険者達がからんできた。
「ねえリリー、聞いた?この人たち私達が嘘をついてるって言いたいんだって」
「ひどいね、リア」
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「そんなの偏見だよ、ね?リア」
「そうだよ!私達の方が貴方達より強いんだから」
「はあ?何いってんだよ俺たちがお前らに負けるって言いたいのか?」
「だからさっきからそう言ってるじゃない」
「上等だ、じゃあ俺達とお前達がどっちが強いかギルドの地下にある訓練所で勝負だ!」
「あとからぐだぐだ言うのはやめてよね」
「はっ、それはこっちのせりふだ」
ヒソヒソ
「おい、ブレッド達がまた新人にからんでるぜ、今度は双子の姉妹だとよ」
「あの子達可哀想だな、何でもあの子達がグリフォンを四十体討伐してきたらしいぜ」
「ええっマジかよ、それが本当ならブレッド達やばくねえか?」
「まあ、どっちが勝ったにせよ自己責任だしな」
「そうだな」
{けっこう色々言われてるね、リリーどうする?}
{うーん、私からいってもいいかな?}
{いいよ、リリーさ使う魔法火と風にしたら?}
{なんで?}
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他で使いやすいのは風でしょ、風と一緒に火を使うと威力があがるから}
{あーなるほどね、火を使いながら風で酸素を送るんだね}
{そういうこと、けっこう便利じゃない?}
{そうだね、じゃあ隠蔽も火と風にしておくね
ステータスを隠蔽っと}
「おらっついたぜ、まさか怖じ気づいたか?」
「まさか、まずは私が相手だよ
で?誰が相手なの?まさか貴方達全員?」
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デボラネ頼んだぞ」
「承知した、今のうちなら許してやるぞ?
どうする?」
「大丈夫です、そちらこそ降参するのなら今のうちですよ」
「口だけは達者なようだなでは始めるぞ」
「ええ、よろしくお願いします」
と、とてもいい笑顔でリリーは言った。
*次はリリー視点となります。
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