196 / 239
12章 離島 ダリ島
第196話 ロボット型モンスター壊滅
しおりを挟む
セルティスとホークは、2体のロボット型モンスターと向かい合っていた。
ホークが、ロボット型モンスターに接近する。
ホークに接近されたロボット型モンスターは、一瞬、ビクッとした。
だが、すぐに腕からマシンガンを発砲した。
至近距離にいたホークは、まともにくらってしまって吹き飛んだ。
「うぉぉっ!!」
咄嗟に受け身をとった。
しかし、遠くまで吹き飛ばされた。
ゆっくりと立ち上がったホークはニヤリと笑う。
「マシンガンを放つとはな……」
ホークには余裕があった。
マシンガンを受けても、何もなかったかのように、再び接近する。
ロボット型モンスターは、接近する直前にホークの背後へと回り込んだ。
ホークは、瞬時に低い体勢になる。
ロボット型モンスターは、ホークの姿を見失って、キョロキョロしている。
ホークが姿を現したのは、ロボット型モンスターの肩の上だ。
肩をジャンプ台にしながら、短剣、ダガーを刺してジャンプする。
綺麗に膝を曲げて着地をすると、氷がロボット型モンスターを凍らせていた。
ロボット型モンスターはフリーズする。
そのまま勢いよく倒れて動作不能となった。
ホークが倒したロボット型モンスターをチラッと見たセルティスは、目の前のロボット型モンスターに、大剣、ラグナロクを振り回した。
炎を浴びせ、麻痺させる。
ロボット型モンスターは、混乱したのか、一瞬、動きが止まった。
しかし、目のセンサーでセルティスを捉えると、素早く詰め寄り、背負い投げをした。
セルティスは、咄嗟に受け身をとったが、背中を強打した。
「まるで人間のようにリアルに動く」
吐き捨てるように言うと、地面を強く蹴って飛び出す。
ラグナロクで横なぎにしてロボット型モンスターを斬っていく。
ロボット型モンスターは、ラグナロクから発生した炎に包まれたと思われた。
セルティスは、目を見開いた。ロボット型モンスターの姿がない。
「なに!?」
姿が見えないと思ったら、ロケットパンチを受けた。ロケットパンチは、セルティスの顔面を直撃する。
「……っ!!」
気配さえ感じなかったことに悔しさと焦りを感じた。
(落ち着け!)
ゆっくりと息を吸い、息を止める。
その間、無心になれる。
静かに細く長く吐くと、ロボット型モンスターを睨む。
ロボット型モンスターが、次に狙う位置を決めて、マシンガンを放とうとした瞬間の出来事だった。
セルティスは、スッとロボット型モンスターの懐に入り、横に胴体を斬る。
炎が全身を伝って焼いていく。
ロボット型モンスターは、ほぼ、動くことが不可能に近かったが、それでもセルティスの足を掴み、攻撃をしようと試みた。
セルティスは足を掴まれたが、それを利用しようと考えた。
足を振り上げて、後方へと蹴り飛ばした。
まるで、サッカーボールを蹴っているみたいだ。
ロボット型モンスターは、セルティスの力強い蹴りに、木々と衝突した。
なんと表現したらいいのか、わからない音を立てながら、ロボット型モンスターは崩れ落ちた。
胴体が破壊されて粉々だ。
セルティスは、動かなくなったことを確認して、ラグナロクをクルクル回して、鞘に収めた。
全部のロボット型モンスターを倒し、セルティスは仲間の無事を確認する。
「ほらっ、動くなっ」
ホークはセルティスの顔を見て、ハンカチを取り出して、綺麗に血を拭ってやる。
「えっ?」
セルティスは、ホークの行動に驚きと恥ずかしさを感じた。
「顔、台無しだ。女の子の顔を狙うとは、酷い野郎だな」
ホークはそう言って、一生懸命にセルティスの顔に付いた血を拭いた。
セルティスは苦笑いした。
ホークにこんなにも愛されているんだなとも感じた。
ホークが、ロボット型モンスターに接近する。
ホークに接近されたロボット型モンスターは、一瞬、ビクッとした。
だが、すぐに腕からマシンガンを発砲した。
至近距離にいたホークは、まともにくらってしまって吹き飛んだ。
「うぉぉっ!!」
咄嗟に受け身をとった。
しかし、遠くまで吹き飛ばされた。
ゆっくりと立ち上がったホークはニヤリと笑う。
「マシンガンを放つとはな……」
ホークには余裕があった。
マシンガンを受けても、何もなかったかのように、再び接近する。
ロボット型モンスターは、接近する直前にホークの背後へと回り込んだ。
ホークは、瞬時に低い体勢になる。
ロボット型モンスターは、ホークの姿を見失って、キョロキョロしている。
ホークが姿を現したのは、ロボット型モンスターの肩の上だ。
肩をジャンプ台にしながら、短剣、ダガーを刺してジャンプする。
綺麗に膝を曲げて着地をすると、氷がロボット型モンスターを凍らせていた。
ロボット型モンスターはフリーズする。
そのまま勢いよく倒れて動作不能となった。
ホークが倒したロボット型モンスターをチラッと見たセルティスは、目の前のロボット型モンスターに、大剣、ラグナロクを振り回した。
炎を浴びせ、麻痺させる。
ロボット型モンスターは、混乱したのか、一瞬、動きが止まった。
しかし、目のセンサーでセルティスを捉えると、素早く詰め寄り、背負い投げをした。
セルティスは、咄嗟に受け身をとったが、背中を強打した。
「まるで人間のようにリアルに動く」
吐き捨てるように言うと、地面を強く蹴って飛び出す。
ラグナロクで横なぎにしてロボット型モンスターを斬っていく。
ロボット型モンスターは、ラグナロクから発生した炎に包まれたと思われた。
セルティスは、目を見開いた。ロボット型モンスターの姿がない。
「なに!?」
姿が見えないと思ったら、ロケットパンチを受けた。ロケットパンチは、セルティスの顔面を直撃する。
「……っ!!」
気配さえ感じなかったことに悔しさと焦りを感じた。
(落ち着け!)
ゆっくりと息を吸い、息を止める。
その間、無心になれる。
静かに細く長く吐くと、ロボット型モンスターを睨む。
ロボット型モンスターが、次に狙う位置を決めて、マシンガンを放とうとした瞬間の出来事だった。
セルティスは、スッとロボット型モンスターの懐に入り、横に胴体を斬る。
炎が全身を伝って焼いていく。
ロボット型モンスターは、ほぼ、動くことが不可能に近かったが、それでもセルティスの足を掴み、攻撃をしようと試みた。
セルティスは足を掴まれたが、それを利用しようと考えた。
足を振り上げて、後方へと蹴り飛ばした。
まるで、サッカーボールを蹴っているみたいだ。
ロボット型モンスターは、セルティスの力強い蹴りに、木々と衝突した。
なんと表現したらいいのか、わからない音を立てながら、ロボット型モンスターは崩れ落ちた。
胴体が破壊されて粉々だ。
セルティスは、動かなくなったことを確認して、ラグナロクをクルクル回して、鞘に収めた。
全部のロボット型モンスターを倒し、セルティスは仲間の無事を確認する。
「ほらっ、動くなっ」
ホークはセルティスの顔を見て、ハンカチを取り出して、綺麗に血を拭ってやる。
「えっ?」
セルティスは、ホークの行動に驚きと恥ずかしさを感じた。
「顔、台無しだ。女の子の顔を狙うとは、酷い野郎だな」
ホークはそう言って、一生懸命にセルティスの顔に付いた血を拭いた。
セルティスは苦笑いした。
ホークにこんなにも愛されているんだなとも感じた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
金魚姫【一部公開】
まつのこ
ファンタジー
「あたしは、アウラを探してあちこちを旅してたんだ」
特異な能力を持った存在、ただそれだけで見世物として閉じ込められていた少女──アウラ。
彼女を助けたのは、彼女を探し求めていた凛々しい女剣士──ディアだった。
誰もが求める力を持つ少女と凛々しい女剣士の冒険ファンタジー
追い出された万能職に新しい人生が始まりました
東堂大稀(旧:To-do)
ファンタジー
「お前、クビな」
その一言で『万能職』の青年ロアは勇者パーティーから追い出された。
『万能職』は冒険者の最底辺職だ。
冒険者ギルドの区分では『万能職』と耳触りのいい呼び方をされているが、めったにそんな呼び方をしてもらえない職業だった。
『雑用係』『運び屋』『なんでも屋』『小間使い』『見習い』。
口汚い者たちなど『寄生虫」と呼んだり、あえて『万能様』と皮肉を効かせて呼んでいた。
要するにパーティーの戦闘以外の仕事をなんでもこなす、雑用専門の最下級職だった。
その底辺職を7年も勤めた彼は、追い出されたことによって新しい人生を始める……。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
転生幼児は夢いっぱい
meimei
ファンタジー
日本に生まれてかれこれ27年大学も出て希望の職業にもつき順風満帆なはずだった男は、
ある日親友だと思っていた男に手柄を横取りされ左遷されてしまう。左遷された所はとても忙しい部署で。ほぼ不眠不休…の生活の末、気がつくとどうやら亡くなったらしい??
らしいというのも……前世を思い出したのは
転生して5年経ってから。そう…5歳の誕生日の日にだった。
これは秘匿された出自を知らないまま、
チートしつつ異世界を楽しむ男の話である!
☆これは作者の妄想によるフィクションであり、登場するもの全てが架空の産物です。
誤字脱字には優しく軽く流していただけると嬉しいです。
☆ファンタジーカップありがとうございました!!(*^^*)
今後ともよろしくお願い致します🍀
ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
にくなまず
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。
今世では溺れるほど愛されたい
キぼうのキ
ファンタジー
幼い頃両親を亡くし、親戚の家を転々としてきた青木ヨイは居場所がなかった。
親戚の家では煙たがられ、学校では親がいないという理由でいじめに合っていた。
何とか高校を卒業して、親戚の家を出て新しい生活を始められる。そう思っていたのに、人違いで殺されるなんて。
だが神様はヨイを見捨てていなかった。
もう一度、別の世界でチャンスを与えられた。
そこでのヨイは、大国のお姫様。
愛想、愛嬌、媚び。暗かった前世の自分に反省して、好かれるために頑張る。
そして、デロデロに愛されて甘やかされて、幸せになる!
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる