61 / 239
3章 修行
そばにいたい
しおりを挟む
コールズは制御できないラグナロクを見てニッと笑った。
「その珠玉は魔石ってことは知っているだろう?」
セルティスは頷いた。
メルが説明してくれていた。
その魔石が自分の気持ち次第ということも。
ただ、あまり理解は出来ていなかったように思う。
「これが怒りを爆発させて起こったこと。一度、怒りを爆発させて魔石を発動させるとセルティス自身が剣を振らなくても、ずっと制御できずに発動し続ける」
コールズは指をパチンと鳴らして言った。
「制御するには?」
ホークが聞くと、コールズは人差し指を立てた。
「気持ち次第と言っただろ? どうやったら制御できると思う?」
セルティスは思い出した。
アルサと戦った時、怒りが爆発して魔石から炎を発動させた。
でも、あのとき、レナルドを何とか助けようと必至だったから気がつかなかったけれど、今のようにずっと発動していなかった。
その時の気持ちはどうだったのだろう。
「……過去に初めて発動したときは、確かに怒りが爆発したときだった。でも、その後、すぐに大切な仲間を助けようとしていた。その時は発動していなかった」
セルティスがゆっくりとした口調で言う。
「おっ、その時、どんな気持ちだった?」
コールズが聞き返す。
セルティスはその後、どんな気持ちだったのか全く覚えていない。それだけ必至だった。
「……あの時、多分、大切な仲間を失いたくなくて……」
コールズはセルティスの代わりに説明する。
「きっと、その時にセルティスの中にあったのは愛だ。セルティスは大事な仲間を助けようと必至だったと言った。それは、生きて欲しいからだよな。セルティスは何故、その仲間に生きて欲しいと思った? 何故、その仲間が大事なんだ?」
セルティスは少し考えこんだ。
何故、その仲間が大切なのか、
何故、生きて欲しいと思ったのか。
「なんで……だろ……」
セルティスは数分、黙っていたがボソッと答えた。
「こんなあたしでも優しくしてくれたからかな……全部、受け止めてくて……
だから、今度は、あたしかどうにかしなきゃって思って……」
コールズは少し呆れているように見えた。
「それが愛なんだよ。セルティス。愛がなければ、仲間も大切にできないし、
助けようとも思わないよ」
セルティスはちょっと恥ずかしくなって、顔を伏せた。
「照れることはないだろ。愛っていうのは一番大切なんだよ」
コールズはセルティスの背中を叩いた。
「えっ?」
セルティスは思いのほか強く叩かれて、倒れそうになる。
「……あっ……」
咄嗟にホークが受け止めた。
「……」
セルティスはホークの腕に抱かれて、なんだか力が抜けてしまう。
コールズは確信したようにニッコリした。
「ほら、魔石を見てみろ。振らなくても発動していた炎が発動しなくなっただろ?」
ホークは、気持ち次第で魔石の発動威力が、変わるというのが、なんとなく、わかった気がする。
「そっか、その魔石をコントロールって、ミサは感情コントロールのトレーニングをしていたのか」
アランはようやく、魔石をコントロールするという意味がわかったようだ。
「今、魔石を制御できたのは、セルティスが仲間のことを考えたからだよ。爆発するほどの怒りが過去にあって思い出したかもしれない。でも、その後は何を考えた?」
コールズがセルティスを見て聞く。セルティスは長く息を吐いた。
「……それは……過去の大切な仲間のことを考えた時、ホークを思い出した。昔の仲間みたいに、あたしのことを全て受け止めてくれる。昔の仲間と同じことを言われて、優しくしてくれて、だから、あの時のように失いたくない。
守りたいって考えた。あたしは……ホークが必要なんだ……って思った」
コールズはにっこりと笑った。
「そうだ。その思いが魔石を制御したんだ。威力が増して暴走させるのも、強い威力でも暴走させずに制御させるのも気持ち次第。悲しさや恐怖があれば威力は弱まる」
セルティスはコールズに言われて、気持ち次第だということはわかったが、初めてホークに対して本気で守りたいという想いがあったということに気がついた。
それから、3時間くらい修行をしていた。感情をコントロールして魔石の扱い方を練習をした。
その日の夜、セルティスは頭の整理が出来ず、ボーっとしていた。
(結局、あたしは変わってない……レナルドが傍にいないとダメだった。それは今もだ。ホークが傍にいないとダメなんだ。あたし……これじゃ……)
セルティスは頭がぐちゃぐちゃになって、ベッドの上に大の字になった。
(愛……か)
セルティスは落ち着かなくて気がついたら、ホークのいる部屋の前にいた。
だけど、そこで止まってしまい、ノックもできなかった。
(本当は何がしたいんだ……)
セルティスは、結局、ホークに会わないまま、去って行こうとしたとき、扉が開いた。
ホークはセルティスの姿を見て、声をかけた。
「セルティス?」
セルティスは振り返った。
その顔を見たホークは、また恐怖心でも出てきたのか、と思った。
「怖いこと思い出したか?」
セルティスは首を横に振る。
いてもたってもいられなくなって、その場を去ろうとした時だった。
ホークが腕を掴んだ。
「何もないってことはないだろ」
セルティスは聞こえるか、聞こえないか、微妙な声で答える。
「……そばにいてほしい……」
ホークは、セルティスの声をしっかり聞きとって、部屋の中へ入るように促す。
「まだ、やっぱり恐怖を思い出すのか?」
ホークの声は優しかった。
「違う……でも……ホークに傍にいて欲しい。あたし、気づいた……ひとりになるのが怖い。大切な仲間や家族を失って……いつもひとりになる……ひとりになると、どうしようもなく怖い。不安になる。本当は……助けてほしくて……」
セルティスは何を言っているのか、自分でもわからなかった。
「バカだな、いつでも傍にいてやる。俺が必ずついてる」
ホークはセルティスを抱きしめた。
「……メルやエースを失ったとき、このまま、アランやホークもいなくなっちゃうんじゃないかって……あたし……仲間がいないと何もできない……」
セルティスはホークの胸の中で、正直に心の内を明かした。
「おまえをひとりにさせない」
ホークは子供をあやすように背中を撫でる。
「ホークといると安心する。一緒に寝てもいい?」
ホークは驚いた。
セルティスから、そんな言葉が出るとは、思っていなかったからだ。
「あぁ……」
セルティスはホークをギューっと抱きしめていた。
「セルティス……襲っちゃうかもしれないぞ」
ホークはセルティスの心を和らげようと冗談を言ってみた。
でも、セルティスの反応は、なかった。
「セルティス……?」
ホークの胸の中で、セルティスは眠ってしまった。
「子供みたいだな……」
ホークはフッと笑った。
安心しているような顔でよかったと思った。
セルティスをベッドに寝かせてしばらく寝顔を見つめる。
「その珠玉は魔石ってことは知っているだろう?」
セルティスは頷いた。
メルが説明してくれていた。
その魔石が自分の気持ち次第ということも。
ただ、あまり理解は出来ていなかったように思う。
「これが怒りを爆発させて起こったこと。一度、怒りを爆発させて魔石を発動させるとセルティス自身が剣を振らなくても、ずっと制御できずに発動し続ける」
コールズは指をパチンと鳴らして言った。
「制御するには?」
ホークが聞くと、コールズは人差し指を立てた。
「気持ち次第と言っただろ? どうやったら制御できると思う?」
セルティスは思い出した。
アルサと戦った時、怒りが爆発して魔石から炎を発動させた。
でも、あのとき、レナルドを何とか助けようと必至だったから気がつかなかったけれど、今のようにずっと発動していなかった。
その時の気持ちはどうだったのだろう。
「……過去に初めて発動したときは、確かに怒りが爆発したときだった。でも、その後、すぐに大切な仲間を助けようとしていた。その時は発動していなかった」
セルティスがゆっくりとした口調で言う。
「おっ、その時、どんな気持ちだった?」
コールズが聞き返す。
セルティスはその後、どんな気持ちだったのか全く覚えていない。それだけ必至だった。
「……あの時、多分、大切な仲間を失いたくなくて……」
コールズはセルティスの代わりに説明する。
「きっと、その時にセルティスの中にあったのは愛だ。セルティスは大事な仲間を助けようと必至だったと言った。それは、生きて欲しいからだよな。セルティスは何故、その仲間に生きて欲しいと思った? 何故、その仲間が大事なんだ?」
セルティスは少し考えこんだ。
何故、その仲間が大切なのか、
何故、生きて欲しいと思ったのか。
「なんで……だろ……」
セルティスは数分、黙っていたがボソッと答えた。
「こんなあたしでも優しくしてくれたからかな……全部、受け止めてくて……
だから、今度は、あたしかどうにかしなきゃって思って……」
コールズは少し呆れているように見えた。
「それが愛なんだよ。セルティス。愛がなければ、仲間も大切にできないし、
助けようとも思わないよ」
セルティスはちょっと恥ずかしくなって、顔を伏せた。
「照れることはないだろ。愛っていうのは一番大切なんだよ」
コールズはセルティスの背中を叩いた。
「えっ?」
セルティスは思いのほか強く叩かれて、倒れそうになる。
「……あっ……」
咄嗟にホークが受け止めた。
「……」
セルティスはホークの腕に抱かれて、なんだか力が抜けてしまう。
コールズは確信したようにニッコリした。
「ほら、魔石を見てみろ。振らなくても発動していた炎が発動しなくなっただろ?」
ホークは、気持ち次第で魔石の発動威力が、変わるというのが、なんとなく、わかった気がする。
「そっか、その魔石をコントロールって、ミサは感情コントロールのトレーニングをしていたのか」
アランはようやく、魔石をコントロールするという意味がわかったようだ。
「今、魔石を制御できたのは、セルティスが仲間のことを考えたからだよ。爆発するほどの怒りが過去にあって思い出したかもしれない。でも、その後は何を考えた?」
コールズがセルティスを見て聞く。セルティスは長く息を吐いた。
「……それは……過去の大切な仲間のことを考えた時、ホークを思い出した。昔の仲間みたいに、あたしのことを全て受け止めてくれる。昔の仲間と同じことを言われて、優しくしてくれて、だから、あの時のように失いたくない。
守りたいって考えた。あたしは……ホークが必要なんだ……って思った」
コールズはにっこりと笑った。
「そうだ。その思いが魔石を制御したんだ。威力が増して暴走させるのも、強い威力でも暴走させずに制御させるのも気持ち次第。悲しさや恐怖があれば威力は弱まる」
セルティスはコールズに言われて、気持ち次第だということはわかったが、初めてホークに対して本気で守りたいという想いがあったということに気がついた。
それから、3時間くらい修行をしていた。感情をコントロールして魔石の扱い方を練習をした。
その日の夜、セルティスは頭の整理が出来ず、ボーっとしていた。
(結局、あたしは変わってない……レナルドが傍にいないとダメだった。それは今もだ。ホークが傍にいないとダメなんだ。あたし……これじゃ……)
セルティスは頭がぐちゃぐちゃになって、ベッドの上に大の字になった。
(愛……か)
セルティスは落ち着かなくて気がついたら、ホークのいる部屋の前にいた。
だけど、そこで止まってしまい、ノックもできなかった。
(本当は何がしたいんだ……)
セルティスは、結局、ホークに会わないまま、去って行こうとしたとき、扉が開いた。
ホークはセルティスの姿を見て、声をかけた。
「セルティス?」
セルティスは振り返った。
その顔を見たホークは、また恐怖心でも出てきたのか、と思った。
「怖いこと思い出したか?」
セルティスは首を横に振る。
いてもたってもいられなくなって、その場を去ろうとした時だった。
ホークが腕を掴んだ。
「何もないってことはないだろ」
セルティスは聞こえるか、聞こえないか、微妙な声で答える。
「……そばにいてほしい……」
ホークは、セルティスの声をしっかり聞きとって、部屋の中へ入るように促す。
「まだ、やっぱり恐怖を思い出すのか?」
ホークの声は優しかった。
「違う……でも……ホークに傍にいて欲しい。あたし、気づいた……ひとりになるのが怖い。大切な仲間や家族を失って……いつもひとりになる……ひとりになると、どうしようもなく怖い。不安になる。本当は……助けてほしくて……」
セルティスは何を言っているのか、自分でもわからなかった。
「バカだな、いつでも傍にいてやる。俺が必ずついてる」
ホークはセルティスを抱きしめた。
「……メルやエースを失ったとき、このまま、アランやホークもいなくなっちゃうんじゃないかって……あたし……仲間がいないと何もできない……」
セルティスはホークの胸の中で、正直に心の内を明かした。
「おまえをひとりにさせない」
ホークは子供をあやすように背中を撫でる。
「ホークといると安心する。一緒に寝てもいい?」
ホークは驚いた。
セルティスから、そんな言葉が出るとは、思っていなかったからだ。
「あぁ……」
セルティスはホークをギューっと抱きしめていた。
「セルティス……襲っちゃうかもしれないぞ」
ホークはセルティスの心を和らげようと冗談を言ってみた。
でも、セルティスの反応は、なかった。
「セルティス……?」
ホークの胸の中で、セルティスは眠ってしまった。
「子供みたいだな……」
ホークはフッと笑った。
安心しているような顔でよかったと思った。
セルティスをベッドに寝かせてしばらく寝顔を見つめる。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません
野村にれ
恋愛
人としての限界に達していたヨルレアンは、
婚約者であるエルドール第二王子殿下に理不尽とも思える注意を受け、
話の流れから婚約を解消という話にまでなった。
ヨルレアンは自分の立場のために頑張っていたが、
絶対に婚約を解消しようと拳を上げる。
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
魔王の娘に花束を~落ちこぼれ剣士と世界を変える小さな約束~
結葉 天樹
ファンタジー
それは、人と魔族が対立する世界の話。
豊富な魔力で行使する破壊の力「魔法」を用いる魔族。
わずかな魔力を効率的に運用する技法「魔術」と剣技を組み合わせて戦う人間。
長い間続いていた戦いは遂に魔族の長、「魔王」との決戦までたどり着いていた。
まもなく始まる魔王討伐戦。それを前にとある女性に騎士団への招集がかかる。
彼女の名はトウカ=フロスファミリア。王国屈指の騎士の家の出身でありながら家を追われた存在。
対して姉のオウカは王国騎士団の実力者。
共に歩んだ道はいつしか分かれ、修復不能なほどに壊れた仲のまま二人は討伐戦へ突入していく。
そこで出会うものが二人と世界を変える存在と知らずに。
転生幼児は夢いっぱい
meimei
ファンタジー
日本に生まれてかれこれ27年大学も出て希望の職業にもつき順風満帆なはずだった男は、
ある日親友だと思っていた男に手柄を横取りされ左遷されてしまう。左遷された所はとても忙しい部署で。ほぼ不眠不休…の生活の末、気がつくとどうやら亡くなったらしい??
らしいというのも……前世を思い出したのは
転生して5年経ってから。そう…5歳の誕生日の日にだった。
これは秘匿された出自を知らないまま、
チートしつつ異世界を楽しむ男の話である!
☆これは作者の妄想によるフィクションであり、登場するもの全てが架空の産物です。
誤字脱字には優しく軽く流していただけると嬉しいです。
☆ファンタジーカップありがとうございました!!(*^^*)
今後ともよろしくお願い致します🍀
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる