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2章 四天王の手下
第53話 ミサの家で
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激しい戦いがあったとは思えないほど、静かだった。
フカフカの何かに包まれている感覚。それに心地が良い。
ここは一体、何処だろうか。
「大丈夫?」
声がする。
聞いたことのある声。
アランは目を覚ました。
目をぱちくりさせて、天井を見つめる。
「ここは何処だ?」
ゆっくりと身体を起こす。
「んっ?」
額に手を触れている少女がいる。
「うわっ!」
あまりに驚愕してベッドから落ちた。
少女は大笑いしながら手を差し伸べた。
「まだ、寝てなきゃダメだよ」
アランが戸惑っていると、少女はサッと手を掴んで身体を起こし、素早く
寝かせた。
アランは状況が読まないまま、少女の看病を受けている。
「あのさ」
アランは声をかけた。
少女はため息をついた。
「あんた、すごく熱あるんだから大人しく寝てなよ」
濡らしたタオルをアランの額に乗せる。
アランは呆然とした。
(えっ? 俺、熱があるのか?)
少女は呆れていた。
「自分でわからなかったの? 相当、身体のだるさがあると思うけど」
アランは全くわからなかった。
「ここは何処なんだ?」
状況が全くわからなかった。
(ん?)
何故かボーッと少女を見てしまう。
(ち、近いっ!!)
看病してくれるのは、ありがたいが距離が近い。
それに目のやり場がない。
ちょうど、同じ目線に少女の胸……少女は、ストレートで紫の髪を、ポニーテールにしている。
紫の瞳でじっとアランを見ている。
アランは目をキョロキョロさせている。
もう少し、距離を置いてくれと思った。
胸が目の前にある。
アランと同じくらいの年齢だろうか。
17、18歳にしては、胸が大きいような。
(って、バカッ、何考えてるんだ、俺は)
アランも男の子なので、女の子特有のものが近くにあったら、じっと見てしまう。
少女はあまり気にしてないみたいだ。
「私、ミサ・マリア。あんたは?」
ミサという少女は笑顔を向けた。
アランは軽く自己紹介した。
そのとき、ふいに状況が理解できた。
「そうだ! セルティスとホーク!! メルとエースは?!」
熱があるっていうのに、アランはガバッと起き上がり周囲を見回す。
ミサは少し乱暴にアランを寝かせる。
「こらっ! 本当に怒るよ! 熱があるんだから寝てなさい!!」
アランは意外と強く寝かされて、背中を打った。
「いってぇ! 何すんだ」
ミサは頭をベシッと叩く。ツッコミでもやられているみたいだ。
「心配しないでいいから寝てなさい!!」
結構、強引なミサにムッとしつつも、アランは静かに寝ることにした。
ミサは静かになったアランを見て、状況を説明した。
「あなたたち、空中の城で倒れていたのよ」
アランは思い出した。
フレックと戦って意識を失った。
意識を失ったアランと、大怪我で動けなくなったセルティスとホークを
ミサが発見して助けた。
ただ、メルとエースは手遅れだったということらしい。
今、セルティスもホークも手当を受けて休んでいるという。
「悔しいな。仲間を守ることが出来なかった」
アランは拳を握りしめた。
ミサはアランの悔しい気持ちを目の当たりにして、そっと手を触れた。
アランは驚いた。
「えっ?」
ミサは手を離すと、ニコッと笑った。
アランはミサの笑顔を見て、ドキッとしてしまった。
ミサはアランの様子も気にしている様子はなかった。
「今日はここ、私の家に泊まって。あんたの仲間にもね」
アランは戸惑ったが、承諾した。
「お、おう、ありがとな」
お礼を言ったとき、ミサの顔はちょっと嬉しそうだった。
その日の夜、ようやくアランは、熱も下がり、リビングへとやってきた。
リビングではホークがコーヒーを飲んでいた。
アランはホークの姿を見て思わず、大きな声で呼んだ。
「ホーク!!」
ホークはアランを見て笑顔を見せた。
「もう、大丈夫なのか?」
アランが頷く。
「あぁ、ホークも無事で良かった」
アランは涙が出そうだった。
「助けることが出来なくてごめん」
「でも、幼馴染を止めることできただろ?」
ホークはアランの肩を叩く。
「でも、メルとエースが」
アランは拳を握りしめる。
悔しくて自分が許せなかった。
仲間を助けられなかったから。
「それでも前を向いて、2人の分まで生きるしかないんだよ。あたしたちは」
アランの背後から声がする。この声はセルティスだ。
セルティスを見ても、一瞬、ホークは誰だかわからなかった。
その理由はウェーブのかかった金のロングヘアーだったはずが、ショートに
なったからだ。
ショートも似合っている。
アランはセルティスを見て駆け寄った。
「無事でよかった!!」
セルティスは勢いよく来たアランを支えた。
「心配かけてごめん」
笑顔を向ける。
セルティスの笑顔がまた可愛い。
そう思ったのは、アランだけではない。
ホークもまたそう思う。
ショートヘアもまた可愛さを際立ている。
セルティスは、フレックとの戦いのときに、髪を切られた。
そのままでは明らかに変なので、ショートにしたのだ。
ホークはしばらくセルティスに見惚れた。
普段とは違う髪型と服装で綺麗だった。
なんというか、女性らしいラインが目立つ。
セルティスはじっと見つめるホークに少し照れた。
「あまり、ジロジロ見られると恥ずかしい」
ホークは慌ててセルティスから目をそらした。
「悪い、悪い」
ガッシャーン
ホークは動揺してしまって、コーヒーカップを落としてしまった。
「え?」
「え?」
セルティスとアランは呆然とした。
セルティスは素早く後片付けをする。
「何、動揺してんだよ」
アランはセルティスの手伝いをしながら、呆れ顔だ。
ホークは頭をかいた。
ボソッとアランに呟く。
「だってさ、なんていうか、セルティス、だんだん綺麗になっているって思わないか?」
アランは横目でホークを見る。
その目は、何かを企んでいるようだ。
「へぇ、それで見惚れちゃったんだ」
確かに綺麗になっているのは、アランも納得している。
ホークはかなり動揺しているらしい。
焦って答える。
「セ、セルティスには言うなよっ!」
その言葉にアランは小突いた。
「気づいてないのかよ。女の子は気になる男がいると綺麗になっていくものだ」
「へっ?」
ホークは説明できないような妙な声を上げた。
「あのな、セルティスだって女の子だぞ。素直に綺麗だって伝えたら嬉しいに
決まってるだろ」
アランはため息をついた。
セルティスは謝りながら、後片付けをすませた。
セルティスたちは、お礼を言ってミサの家を後にした。
フカフカの何かに包まれている感覚。それに心地が良い。
ここは一体、何処だろうか。
「大丈夫?」
声がする。
聞いたことのある声。
アランは目を覚ました。
目をぱちくりさせて、天井を見つめる。
「ここは何処だ?」
ゆっくりと身体を起こす。
「んっ?」
額に手を触れている少女がいる。
「うわっ!」
あまりに驚愕してベッドから落ちた。
少女は大笑いしながら手を差し伸べた。
「まだ、寝てなきゃダメだよ」
アランが戸惑っていると、少女はサッと手を掴んで身体を起こし、素早く
寝かせた。
アランは状況が読まないまま、少女の看病を受けている。
「あのさ」
アランは声をかけた。
少女はため息をついた。
「あんた、すごく熱あるんだから大人しく寝てなよ」
濡らしたタオルをアランの額に乗せる。
アランは呆然とした。
(えっ? 俺、熱があるのか?)
少女は呆れていた。
「自分でわからなかったの? 相当、身体のだるさがあると思うけど」
アランは全くわからなかった。
「ここは何処なんだ?」
状況が全くわからなかった。
(ん?)
何故かボーッと少女を見てしまう。
(ち、近いっ!!)
看病してくれるのは、ありがたいが距離が近い。
それに目のやり場がない。
ちょうど、同じ目線に少女の胸……少女は、ストレートで紫の髪を、ポニーテールにしている。
紫の瞳でじっとアランを見ている。
アランは目をキョロキョロさせている。
もう少し、距離を置いてくれと思った。
胸が目の前にある。
アランと同じくらいの年齢だろうか。
17、18歳にしては、胸が大きいような。
(って、バカッ、何考えてるんだ、俺は)
アランも男の子なので、女の子特有のものが近くにあったら、じっと見てしまう。
少女はあまり気にしてないみたいだ。
「私、ミサ・マリア。あんたは?」
ミサという少女は笑顔を向けた。
アランは軽く自己紹介した。
そのとき、ふいに状況が理解できた。
「そうだ! セルティスとホーク!! メルとエースは?!」
熱があるっていうのに、アランはガバッと起き上がり周囲を見回す。
ミサは少し乱暴にアランを寝かせる。
「こらっ! 本当に怒るよ! 熱があるんだから寝てなさい!!」
アランは意外と強く寝かされて、背中を打った。
「いってぇ! 何すんだ」
ミサは頭をベシッと叩く。ツッコミでもやられているみたいだ。
「心配しないでいいから寝てなさい!!」
結構、強引なミサにムッとしつつも、アランは静かに寝ることにした。
ミサは静かになったアランを見て、状況を説明した。
「あなたたち、空中の城で倒れていたのよ」
アランは思い出した。
フレックと戦って意識を失った。
意識を失ったアランと、大怪我で動けなくなったセルティスとホークを
ミサが発見して助けた。
ただ、メルとエースは手遅れだったということらしい。
今、セルティスもホークも手当を受けて休んでいるという。
「悔しいな。仲間を守ることが出来なかった」
アランは拳を握りしめた。
ミサはアランの悔しい気持ちを目の当たりにして、そっと手を触れた。
アランは驚いた。
「えっ?」
ミサは手を離すと、ニコッと笑った。
アランはミサの笑顔を見て、ドキッとしてしまった。
ミサはアランの様子も気にしている様子はなかった。
「今日はここ、私の家に泊まって。あんたの仲間にもね」
アランは戸惑ったが、承諾した。
「お、おう、ありがとな」
お礼を言ったとき、ミサの顔はちょっと嬉しそうだった。
その日の夜、ようやくアランは、熱も下がり、リビングへとやってきた。
リビングではホークがコーヒーを飲んでいた。
アランはホークの姿を見て思わず、大きな声で呼んだ。
「ホーク!!」
ホークはアランを見て笑顔を見せた。
「もう、大丈夫なのか?」
アランが頷く。
「あぁ、ホークも無事で良かった」
アランは涙が出そうだった。
「助けることが出来なくてごめん」
「でも、幼馴染を止めることできただろ?」
ホークはアランの肩を叩く。
「でも、メルとエースが」
アランは拳を握りしめる。
悔しくて自分が許せなかった。
仲間を助けられなかったから。
「それでも前を向いて、2人の分まで生きるしかないんだよ。あたしたちは」
アランの背後から声がする。この声はセルティスだ。
セルティスを見ても、一瞬、ホークは誰だかわからなかった。
その理由はウェーブのかかった金のロングヘアーだったはずが、ショートに
なったからだ。
ショートも似合っている。
アランはセルティスを見て駆け寄った。
「無事でよかった!!」
セルティスは勢いよく来たアランを支えた。
「心配かけてごめん」
笑顔を向ける。
セルティスの笑顔がまた可愛い。
そう思ったのは、アランだけではない。
ホークもまたそう思う。
ショートヘアもまた可愛さを際立ている。
セルティスは、フレックとの戦いのときに、髪を切られた。
そのままでは明らかに変なので、ショートにしたのだ。
ホークはしばらくセルティスに見惚れた。
普段とは違う髪型と服装で綺麗だった。
なんというか、女性らしいラインが目立つ。
セルティスはじっと見つめるホークに少し照れた。
「あまり、ジロジロ見られると恥ずかしい」
ホークは慌ててセルティスから目をそらした。
「悪い、悪い」
ガッシャーン
ホークは動揺してしまって、コーヒーカップを落としてしまった。
「え?」
「え?」
セルティスとアランは呆然とした。
セルティスは素早く後片付けをする。
「何、動揺してんだよ」
アランはセルティスの手伝いをしながら、呆れ顔だ。
ホークは頭をかいた。
ボソッとアランに呟く。
「だってさ、なんていうか、セルティス、だんだん綺麗になっているって思わないか?」
アランは横目でホークを見る。
その目は、何かを企んでいるようだ。
「へぇ、それで見惚れちゃったんだ」
確かに綺麗になっているのは、アランも納得している。
ホークはかなり動揺しているらしい。
焦って答える。
「セ、セルティスには言うなよっ!」
その言葉にアランは小突いた。
「気づいてないのかよ。女の子は気になる男がいると綺麗になっていくものだ」
「へっ?」
ホークは説明できないような妙な声を上げた。
「あのな、セルティスだって女の子だぞ。素直に綺麗だって伝えたら嬉しいに
決まってるだろ」
アランはため息をついた。
セルティスは謝りながら、後片付けをすませた。
セルティスたちは、お礼を言ってミサの家を後にした。
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