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1章 日本代表のコーチがやってきた
1話 バスケ部の事件
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村野樹は、ため息をついた。
埼玉県立城伯高校に通う2年生。
本来ならば、ホームルームが終わったら、部活の時間。
楽しみだったはずの部活。
樹はバスケに所属。
毎日が憂鬱になったのは2年になってから。
1年の時はバスケが楽しくて仕方がなく、学校が終わると、すぐに体育館へと走って向かっていた。
バスケ部仲間からは、授業はサボるくせに部活はサボらないよなとツッコミを入れられるほど。
ちなみに樹は副キャプテンだ。
2年に進級する直前に副キャプテンを命じられた。
副キャプテンになり、気合いを入れて練習をしようと楽しみにしていた矢先だった。
2年になってから、バスケ部の顧問が代わった。
前顧問は転勤となったのだ。
現在、バスケ部顧問は谷牧。
谷牧になってからバスケ部は崩壊する寸前。
楽しみが憂鬱になってしまった。
「なんか他の場所で練習できないかな」
樹と同じく憂鬱な気分になっているのは、斉木慧。
「同感」
樹は慧の言葉に頷いた。
慧はバスケ部のキャプテン。
樹とはクラスも一緒。
だから、授業の合間にも部活の話をしている。
重い足取りで体育館に向かう。
ウォーミングアップするまではいい。
楽しくなくなるのは、ウォーミングアップが終わってから。
「ダラダラやってんじゃねぇーぞ!」
谷牧の声が響いた。
これだけなら鼓舞してると見られるが。
「ふざけんじゃねー!」
谷牧は拳で頭を殴る。
特に1年生を。
「俺の言うことが聞けねぇなら帰れ!」
谷牧は、1年、木野拓人のみぞおちをパンチする。
現在のバスケ部は日常茶飯事。それでも、厳重注意だけで、処分もしない。
他の先生たちは、谷牧を止めに入るだけ。
その度にバスケ部は活動することができず、帰宅を命じられる。
谷牧もなるべく大事にならないように、上手く先生の目を盗んで暴行を加えているから腹が立つ。
この日もまた練習中断。
帰宅することを余儀なくされた。
埼玉県立城伯高校に通う2年生。
本来ならば、ホームルームが終わったら、部活の時間。
楽しみだったはずの部活。
樹はバスケに所属。
毎日が憂鬱になったのは2年になってから。
1年の時はバスケが楽しくて仕方がなく、学校が終わると、すぐに体育館へと走って向かっていた。
バスケ部仲間からは、授業はサボるくせに部活はサボらないよなとツッコミを入れられるほど。
ちなみに樹は副キャプテンだ。
2年に進級する直前に副キャプテンを命じられた。
副キャプテンになり、気合いを入れて練習をしようと楽しみにしていた矢先だった。
2年になってから、バスケ部の顧問が代わった。
前顧問は転勤となったのだ。
現在、バスケ部顧問は谷牧。
谷牧になってからバスケ部は崩壊する寸前。
楽しみが憂鬱になってしまった。
「なんか他の場所で練習できないかな」
樹と同じく憂鬱な気分になっているのは、斉木慧。
「同感」
樹は慧の言葉に頷いた。
慧はバスケ部のキャプテン。
樹とはクラスも一緒。
だから、授業の合間にも部活の話をしている。
重い足取りで体育館に向かう。
ウォーミングアップするまではいい。
楽しくなくなるのは、ウォーミングアップが終わってから。
「ダラダラやってんじゃねぇーぞ!」
谷牧の声が響いた。
これだけなら鼓舞してると見られるが。
「ふざけんじゃねー!」
谷牧は拳で頭を殴る。
特に1年生を。
「俺の言うことが聞けねぇなら帰れ!」
谷牧は、1年、木野拓人のみぞおちをパンチする。
現在のバスケ部は日常茶飯事。それでも、厳重注意だけで、処分もしない。
他の先生たちは、谷牧を止めに入るだけ。
その度にバスケ部は活動することができず、帰宅を命じられる。
谷牧もなるべく大事にならないように、上手く先生の目を盗んで暴行を加えているから腹が立つ。
この日もまた練習中断。
帰宅することを余儀なくされた。
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