55 / 136
第二章「灰の竜と黒の竜騎士」
第29話「あかのつき」
しおりを挟む
私は……竜騎士になる。
竜騎士になって…私は、私に……なりたい私に……なる。
だから……私は……竜騎士になるんだ。
* * *
竜の咆哮が響き渡る。ざわついた夜に、波打つように咆哮は響き、雑音を掻き消していうかのように、静寂が広がっていく。
眼下に見える燃える村。そこから、少しずつ飛竜と、小さなコボルド達の影が離れていくのが見える。
「終わった……のか?」
空高く飛ぶ竜――ハルヴァラストの背に乗ったアーネストが、山へと帰っていく飛竜とコボルド達を見届け、安堵の息を漏らしながら呟く。
「終わったわけじゃ無い。今をただ止めただけだ。
ここから先は、アーネスト、貴様の領分だ」
安堵したアーネストに、釘を刺すような言葉と視線をハルヴァラストが返す。
「猶予など、ほとんどありはしない。
次動き出したら、今度は俺の力では止める事は出来ない。覚えておけ」
ハルヴァラストの言葉に、アーネストは息を飲む。
逃げられなくなった。そう感じた。
最初から逃げるつもりなどは無い。けれど、ハルヴァラストからの言葉と、鋭い視線が、自分の背負い込んだものがどういったものかを強く示し、実感させてきた。
「分かっているよ」
アーネストは手を握りしめ。強い口調で答えを返す。
逃げるつもりはない。向かう先はまだはっきりとは見えないが、突き進んで見せる。そう、強く覚悟を決める。
「ふん」
アーネストの言葉に、ハルヴァラストは一笑する。そして、目の前の状況が終わりを見せ始めたのを見届けると、ゆっくりと旋回し、元いた場所へと進路を戻した。
* * *
私は……竜騎士に……なる。
* * *
高度を下げ、ゆっくりとハルヴァラストは飛行していく。
急ぐ必要が無くなり、穏やかになったハルヴァラストの飛ぶ姿は、ゴツゴツとした外見に似合わずとても優美なものだった。
灰色の鱗、満月の光を受けて白く輝くその鱗は、銀の鱗を思わせ、とても美しく思えた。
アルミメイアの竜の姿に、ハルヴァラスト。対峙してみるその強大な力と、威圧感からは言いようもない恐怖を感じるだけだったが、それらを抜きに見る竜の姿は、とても美しく思え、伝承に唄われる事も、うなずけるものに思えた。
「なんだ?」
ハルヴァラストが小さく呟き、眉を顰める。
「どうかしたか?」
何かを感じ取り不穏な声を漏らしたハルヴァラストに、アーネストは尋ねる。
「血の臭いだ……それに、死の臭いも感じる……」
言われて気付く。ハルヴァラストの言うとおり、意識して感じてみると、辺りは鉄錆の様な、血の臭いで満たされていた。
ハルヴァラストが進む方向。血の臭いに気付いたからだろうか、辺りを満たす血の臭いがどんどんと濃くなってきている様に感じた。
この先に何かある。そう思わせるには十分なものだった。
「降ろしてくれ。確認したい」
アーネストが提案する。
「いいのか? 一人で」
ハルヴァラストはゆっくりと速度を落とし、着地する。
「戦闘の音が聞こえない。直ぐにどうこうって、状況じゃないと思う。
それに……竜であるお前が、人である俺と一緒にいるところは、あまり見られたくない」
ハルヴァラストの背から飛び降り、答える。
「そうか。分かった。だが、貴様に死なれては困る。何かあったらすぐに呼べ。良いな」
ハルヴァラストの言葉に、アーネストは小さく頷いて答える。そして、ゆっくりと踏み出し。辺りに漂う血の臭いの中心へと歩き出す。
私は……竜騎士に……。
一歩、一歩、精神を研ぎ澄ませ、小さな変化を見落とさないように気を配りながら、歩み続ける。
辺りを満たす血の臭いが、どんどんと強く、濃くなっていく。それと同時に、辺りの気温が数度下がったかのように肌寒くなっていき、生き物の気配などが薄れていく。
虫の声すら聞こえなくなり、完全な静寂で辺りが満たされ、砂を踏む足音が大きく響く。
ピチャ。アーネストの足音に、水を弾く音が混ざる。足元に目を向けると、何処からか流れてきた赤黒い液体に満たされていた。
ゆっくりと赤黒い液体の流れを辿る。
「―――――」
一瞬、声にならない声を上げる。
目に映ったのは、人の躯と――悪竜の躯だった。
なぜこんなところに、人間と悪竜の死体が? そんな当たり前の疑問より先に、なぜ、このような歪な死体が出来上がったのだろうか? と言う疑問が頭に浮かぶほど、目の前の屍は異様なものだった。
人の死体も、悪竜の死体も、熱ではない何かによって溶断されていた。ぐじゅぐじゅに切断面が解け、露出した臓器や骨などから血と解けた骨髄が流れ出していた。
アーネストの胃の中から何かが込み上げて来て、吐き気が襲う。それをどうにか飲み込み耐える。
アーネストは今まで戦場と言うものを経験したことは無い。それだけに、人の死や、生物の死をそれほど多くは見てきたわけでは無い。けれど、今までに聞いた話を含め、そのどれよりも痛ましく、歪な死体だった。
先に進めば、ここで何が起きたのかが分かる。それを示すように、血の臭いと歪な空気が奥から流れてくる。けれど、目の前の死体と、それに耐えられそうにない心が、先に進むなと訴えかけてくる。
息を飲み、覚悟を決める。そして、足を前へと踏み出す。
一歩、一歩と歩みを進める。そして、その歪な空間の中央へとたどり着く。
「グルルル」
飛竜の喉を鳴らす音が響いた。
視線を上げる。視線の先、歪な空間の中央には、ゆらゆらと微かに輪郭がぼやけて見える、飛竜の姿が有った。
漆黒の鱗に、どこか優美さを感じさせるフォルム、歪な傷跡を多く抱えた姿。それは、何度か見た、黒竜――ヴィルーフ姿だった。
「どうしたの? ヴィルーフ」
聞きなれた少女の声が響く。
山の岩場に静かにたたずむヴィルーフ。その足元には、見慣れた、それでいて見た事の無い少女が立っていた。
栗毛色の髪と、白い肌を返り血で赤く濡らし、死に染まったランスを手にした少女――リディアの姿が、そこに有った。
リディアが、ヴィルーフの視線を辿り、アーネストへと目を向ける。
「あ、先生」
少女が笑った。
「先生。やりました。私、竜騎士としての任を果たせました。
竜騎士として、国の敵、人の敵である悪竜を倒しました」
少女は楽しそうに笑顔を浮かべ、両手を広げ舞う様に一回りする。
それは、とても嬉しそうに見え。同時に、どこか虚ろなものに思えた。
「リディア……君が、やったのか?」
アーネストが尋ねる。
「そうです。できました。私にも出来ました。これで、私も……竜騎士なれますよね?」
可愛らしく首を傾げ、少女は問いかけてくる。
周りを見る。悪竜の死体が合計4つ転がっていた。他に、飛竜などの姿はない。つまり、たった一騎で悪竜4体をしとめたことになる。それだけを見れば、竜騎士として十二分以上に力を持っている事を示す。けれど、目の前のそれは、何かが違って見えた。
アーネストの知る、竜騎士の姿とはこんなものだったのだろうか? そう、思わずにはいられなかった。
「先生。私は今……笑えていますか?」
少女が問いかけてくる。笑顔を浮かべ、虚ろな表情で問いかけてくる。
なんで、どうしてこうなった? そう問わずにいられなかった。
なぜ、何処で間違えた? そう思わずにはいられなかった。
けれど、それらの問いを口にしたところで、答えを返してくれるものは何処にもありはしなかった。
目の前の少女と話す機会はいくらでもあった。思い悩む少女に、かけるべき言葉は幾つもあった。アーネストの選択と決断が、少女の行く末を変えるだけの影響はあったはずだ。そう思えるが故に、そう思えてしまうが故に、目の前の光景は、アーネストの胸に強い罪悪感を刻み込んでいく。
これが、一六歳の少女の有るべき姿なのだろうか?
俺の言葉と行動が彼女をこういう形へ導いてしまったのだろうか?
少女と黒竜の背に、白く綺麗な月が浮かぶ。今はそれが、地上の赤い血の海の光を反射して、赤く輝いている様に思えた。
そしてそれが、目の前の少女が立つ世界の様に思えた。
竜騎士になって…私は、私に……なりたい私に……なる。
だから……私は……竜騎士になるんだ。
* * *
竜の咆哮が響き渡る。ざわついた夜に、波打つように咆哮は響き、雑音を掻き消していうかのように、静寂が広がっていく。
眼下に見える燃える村。そこから、少しずつ飛竜と、小さなコボルド達の影が離れていくのが見える。
「終わった……のか?」
空高く飛ぶ竜――ハルヴァラストの背に乗ったアーネストが、山へと帰っていく飛竜とコボルド達を見届け、安堵の息を漏らしながら呟く。
「終わったわけじゃ無い。今をただ止めただけだ。
ここから先は、アーネスト、貴様の領分だ」
安堵したアーネストに、釘を刺すような言葉と視線をハルヴァラストが返す。
「猶予など、ほとんどありはしない。
次動き出したら、今度は俺の力では止める事は出来ない。覚えておけ」
ハルヴァラストの言葉に、アーネストは息を飲む。
逃げられなくなった。そう感じた。
最初から逃げるつもりなどは無い。けれど、ハルヴァラストからの言葉と、鋭い視線が、自分の背負い込んだものがどういったものかを強く示し、実感させてきた。
「分かっているよ」
アーネストは手を握りしめ。強い口調で答えを返す。
逃げるつもりはない。向かう先はまだはっきりとは見えないが、突き進んで見せる。そう、強く覚悟を決める。
「ふん」
アーネストの言葉に、ハルヴァラストは一笑する。そして、目の前の状況が終わりを見せ始めたのを見届けると、ゆっくりと旋回し、元いた場所へと進路を戻した。
* * *
私は……竜騎士に……なる。
* * *
高度を下げ、ゆっくりとハルヴァラストは飛行していく。
急ぐ必要が無くなり、穏やかになったハルヴァラストの飛ぶ姿は、ゴツゴツとした外見に似合わずとても優美なものだった。
灰色の鱗、満月の光を受けて白く輝くその鱗は、銀の鱗を思わせ、とても美しく思えた。
アルミメイアの竜の姿に、ハルヴァラスト。対峙してみるその強大な力と、威圧感からは言いようもない恐怖を感じるだけだったが、それらを抜きに見る竜の姿は、とても美しく思え、伝承に唄われる事も、うなずけるものに思えた。
「なんだ?」
ハルヴァラストが小さく呟き、眉を顰める。
「どうかしたか?」
何かを感じ取り不穏な声を漏らしたハルヴァラストに、アーネストは尋ねる。
「血の臭いだ……それに、死の臭いも感じる……」
言われて気付く。ハルヴァラストの言うとおり、意識して感じてみると、辺りは鉄錆の様な、血の臭いで満たされていた。
ハルヴァラストが進む方向。血の臭いに気付いたからだろうか、辺りを満たす血の臭いがどんどんと濃くなってきている様に感じた。
この先に何かある。そう思わせるには十分なものだった。
「降ろしてくれ。確認したい」
アーネストが提案する。
「いいのか? 一人で」
ハルヴァラストはゆっくりと速度を落とし、着地する。
「戦闘の音が聞こえない。直ぐにどうこうって、状況じゃないと思う。
それに……竜であるお前が、人である俺と一緒にいるところは、あまり見られたくない」
ハルヴァラストの背から飛び降り、答える。
「そうか。分かった。だが、貴様に死なれては困る。何かあったらすぐに呼べ。良いな」
ハルヴァラストの言葉に、アーネストは小さく頷いて答える。そして、ゆっくりと踏み出し。辺りに漂う血の臭いの中心へと歩き出す。
私は……竜騎士に……。
一歩、一歩、精神を研ぎ澄ませ、小さな変化を見落とさないように気を配りながら、歩み続ける。
辺りを満たす血の臭いが、どんどんと強く、濃くなっていく。それと同時に、辺りの気温が数度下がったかのように肌寒くなっていき、生き物の気配などが薄れていく。
虫の声すら聞こえなくなり、完全な静寂で辺りが満たされ、砂を踏む足音が大きく響く。
ピチャ。アーネストの足音に、水を弾く音が混ざる。足元に目を向けると、何処からか流れてきた赤黒い液体に満たされていた。
ゆっくりと赤黒い液体の流れを辿る。
「―――――」
一瞬、声にならない声を上げる。
目に映ったのは、人の躯と――悪竜の躯だった。
なぜこんなところに、人間と悪竜の死体が? そんな当たり前の疑問より先に、なぜ、このような歪な死体が出来上がったのだろうか? と言う疑問が頭に浮かぶほど、目の前の屍は異様なものだった。
人の死体も、悪竜の死体も、熱ではない何かによって溶断されていた。ぐじゅぐじゅに切断面が解け、露出した臓器や骨などから血と解けた骨髄が流れ出していた。
アーネストの胃の中から何かが込み上げて来て、吐き気が襲う。それをどうにか飲み込み耐える。
アーネストは今まで戦場と言うものを経験したことは無い。それだけに、人の死や、生物の死をそれほど多くは見てきたわけでは無い。けれど、今までに聞いた話を含め、そのどれよりも痛ましく、歪な死体だった。
先に進めば、ここで何が起きたのかが分かる。それを示すように、血の臭いと歪な空気が奥から流れてくる。けれど、目の前の死体と、それに耐えられそうにない心が、先に進むなと訴えかけてくる。
息を飲み、覚悟を決める。そして、足を前へと踏み出す。
一歩、一歩と歩みを進める。そして、その歪な空間の中央へとたどり着く。
「グルルル」
飛竜の喉を鳴らす音が響いた。
視線を上げる。視線の先、歪な空間の中央には、ゆらゆらと微かに輪郭がぼやけて見える、飛竜の姿が有った。
漆黒の鱗に、どこか優美さを感じさせるフォルム、歪な傷跡を多く抱えた姿。それは、何度か見た、黒竜――ヴィルーフ姿だった。
「どうしたの? ヴィルーフ」
聞きなれた少女の声が響く。
山の岩場に静かにたたずむヴィルーフ。その足元には、見慣れた、それでいて見た事の無い少女が立っていた。
栗毛色の髪と、白い肌を返り血で赤く濡らし、死に染まったランスを手にした少女――リディアの姿が、そこに有った。
リディアが、ヴィルーフの視線を辿り、アーネストへと目を向ける。
「あ、先生」
少女が笑った。
「先生。やりました。私、竜騎士としての任を果たせました。
竜騎士として、国の敵、人の敵である悪竜を倒しました」
少女は楽しそうに笑顔を浮かべ、両手を広げ舞う様に一回りする。
それは、とても嬉しそうに見え。同時に、どこか虚ろなものに思えた。
「リディア……君が、やったのか?」
アーネストが尋ねる。
「そうです。できました。私にも出来ました。これで、私も……竜騎士なれますよね?」
可愛らしく首を傾げ、少女は問いかけてくる。
周りを見る。悪竜の死体が合計4つ転がっていた。他に、飛竜などの姿はない。つまり、たった一騎で悪竜4体をしとめたことになる。それだけを見れば、竜騎士として十二分以上に力を持っている事を示す。けれど、目の前のそれは、何かが違って見えた。
アーネストの知る、竜騎士の姿とはこんなものだったのだろうか? そう、思わずにはいられなかった。
「先生。私は今……笑えていますか?」
少女が問いかけてくる。笑顔を浮かべ、虚ろな表情で問いかけてくる。
なんで、どうしてこうなった? そう問わずにいられなかった。
なぜ、何処で間違えた? そう思わずにはいられなかった。
けれど、それらの問いを口にしたところで、答えを返してくれるものは何処にもありはしなかった。
目の前の少女と話す機会はいくらでもあった。思い悩む少女に、かけるべき言葉は幾つもあった。アーネストの選択と決断が、少女の行く末を変えるだけの影響はあったはずだ。そう思えるが故に、そう思えてしまうが故に、目の前の光景は、アーネストの胸に強い罪悪感を刻み込んでいく。
これが、一六歳の少女の有るべき姿なのだろうか?
俺の言葉と行動が彼女をこういう形へ導いてしまったのだろうか?
少女と黒竜の背に、白く綺麗な月が浮かぶ。今はそれが、地上の赤い血の海の光を反射して、赤く輝いている様に思えた。
そしてそれが、目の前の少女が立つ世界の様に思えた。
0
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説
王子な姫君の国王救出物語【水晶戦記】
本丸 ゆう
ファンタジー
魔王の《王族狩り》から奇跡的に生き残ったオリアンナ姫は、身分を隠し辺境の城塞都市で領主家の男子オーリンとして育った。
屍食鬼に覆われたエステラーン王国から、年に一度、聖鳥の助けを借りて会いに来る婚約者であるセルジン王に恋心を抱くが、王の時間は十五年前から止まったまま。
ようやく王の影が迎えに来るも、婚約を破棄され、最後の《王族》として女王となるよう要求、王配候補を宛がわれる。
王の婚約者に戻るため、何より愛する王を助けるためには、《ソムレキアの宝剣》を手に入れ、魔王のいる王城へ行かなければならない。
それなのに父の故国、隣国アルマレーク共和国から勝手に決められた婚約者がやって来て、オリアンナ姫を連れ去ろうとする。
国王軍と竜騎士達の助けを借りて、国王救出のために男装の姫君が頑張るファンタジー物語。
★マークには挿絵があります。
この小説は「小説家になろう」「ハーメルンSS」でも重複投稿しています。
捨てられ令嬢ですが、一途な隠れ美形の竜騎士さまに底なしの愛を注がれています。
扇 レンナ
恋愛
一途な隠れ美形の竜騎士さま×捨てられた令嬢――とろけるほどに甘い、共同生活
小さな頃から《女》というだけで家族に疎まれてきた子爵令嬢メリーナは、ある日婚約者の浮気現場を目撃する。
挙句、彼はメリーナよりも浮気相手を選ぶと言い、婚約破棄を宣言。
家族からも見放され、行き場を失ったメリーナを助けたのは、野暮ったい竜騎士ヴィリバルトだった。
一時的に彼と共同生活を送ることになったメリーナは、彼に底なしの愛情を与えられるように……。
隠れ美形の竜騎士さまと極上の生活始めます!
*hotランキング 最高44位ありがとうございます♡
◇掲載先→エブリスタ、ベリーズカフェ、アルファポリス
◇ほかサイトさまにてコンテストに応募するために執筆している作品です。
◇ベリーズカフェさん先行公開です。こちらには文字数が溜まり次第転載しております。
異世界に転生!堪能させて頂きます
葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。
大手企業の庶務課に勤める普通のOL。
今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。
ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ!
死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。
女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。
「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」
笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉
鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉
趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。
こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。
何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m
巻き込まれて気づけば異世界 ~その配達員器用貧乏にて~
細波
ファンタジー
(3月27日変更)
仕事中に異世界転移へ巻き込まれたオッサン。神様からチートもらってやりたいように生きる…
と思ってたけど、人から頼まれる。神から頼まれる。自分から首をつっこむ!
「前の世界より黒くないし、社畜感無いから余裕っすね」
周りの人も神も黒い!
「人なんてそんなもんでしょ? 俺だって黒い方だと思うし」
そんな元オッサンは今日も行く!
目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・
Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・
転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。
そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。
<script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
婚約者が私以外の人と勝手に結婚したので黙って逃げてやりました〜某国の王子と珍獣ミミルキーを愛でます〜
平川
恋愛
侯爵家の莫大な借金を黒字に塗り替え事業を成功させ続ける才女コリーン。
だが愛する婚約者の為にと寝る間を惜しむほど侯爵家を支えてきたのにも関わらず知らぬ間に裏切られた彼女は一人、誰にも何も告げずに屋敷を飛び出した。
流れ流れて辿り着いたのは獣人が治めるバムダ王国。珍獣ミミルキーが生息するマサラヤマン島でこの国の第一王子ウィンダムに偶然出会い、強引に王宮に連れ去られミミルキーの生態調査に参加する事に!?
魔法使いのウィンロードである王子に溺愛され珍獣に癒されたコリーンは少しずつ自分を取り戻していく。
そして追い掛けて来た元婚約者に対して少女であった彼女が最後に出した答えとは…?
完結済全6話
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる