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神様子育てする!?
1☆晴房の心の叫び
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「私は種馬じゃないぞっ!」
晴房は突然、桜庭の家族にそう心から叫んだ。
しかも、瞳に涙を溜めながら…
「私の子供なら私も育てたいんだぞ!」
涙声で再び叫んだ…
大の大人がえぐえぐと泣いたのを李流は初めて見た…
李流は向日葵を抱っこして、雪は楓を抱っこして、祖父の季節が若葉を抱っこしてあやしていた。
父親である晴房はわが子を抱っこしていない。
むしろ取り上げられた。
その悲しさについに心に溜まっていたものを吐き出してしまったのだ。
そんな継父の様子を見た李流は、正直、まるで子供のようだと呆れてしまったが、心からの叫びだと察すると気持ちが伝わってきて可哀想に思ってしまった。
「晴房さん…」
そんな晴房に李流の母で晴房の妻の雪は幻滅するわけではなく、むしろキュンキュンさせられてしまう…
そんな愛しの夫の涙を優しく拭ってなおさら愛おしく思う。
晴房は子供のようにシャクリをあげてる。
涙を雪に拭われて心が癒される。
晴房は涙しながらこんな情けない甘えた本当の自分を見せられるのは桜庭の家族しかいないと思う…
事のきっかけは李流の一言だった。
晴房は突然、桜庭の家族にそう心から叫んだ。
しかも、瞳に涙を溜めながら…
「私の子供なら私も育てたいんだぞ!」
涙声で再び叫んだ…
大の大人がえぐえぐと泣いたのを李流は初めて見た…
李流は向日葵を抱っこして、雪は楓を抱っこして、祖父の季節が若葉を抱っこしてあやしていた。
父親である晴房はわが子を抱っこしていない。
むしろ取り上げられた。
その悲しさについに心に溜まっていたものを吐き出してしまったのだ。
そんな継父の様子を見た李流は、正直、まるで子供のようだと呆れてしまったが、心からの叫びだと察すると気持ちが伝わってきて可哀想に思ってしまった。
「晴房さん…」
そんな晴房に李流の母で晴房の妻の雪は幻滅するわけではなく、むしろキュンキュンさせられてしまう…
そんな愛しの夫の涙を優しく拭ってなおさら愛おしく思う。
晴房は子供のようにシャクリをあげてる。
涙を雪に拭われて心が癒される。
晴房は涙しながらこんな情けない甘えた本当の自分を見せられるのは桜庭の家族しかいないと思う…
事のきっかけは李流の一言だった。
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