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桜庭家の事情
桜太郎の決意
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李流に手を上げたとき、雪が桜太郎を睨みつけた瞬間鋭い瞳に殺されるかと思って何もかも捨てて逃げた。
雪に愛情というよりか、恐怖を感じていた。
高校に上がる前の雪どこか不思議で神秘的で可愛かった。
だけど、妹としてかわいい感覚だった。
雪が高校の時に桜太郎が愛していたニダ国の女をウラバンだった雪が部下に命じて女をボコボコにしたと知った時、雪の本性が怖いものだと感じた……
怖いけれど、惹かれるものがあって李流が生まれるまで愛しあった。
ほんとに愛おしいと思っていた……
純粋に、情熱的で、自分を想ってくれることも嬉しかったが、若い雪の体に溺れてしまったのも事実……
女は不思議なもので、子供が生まれるとその子一人に愛情が移った。
少し寂しかったがホッとした。
気が緩んで、他の女に手を出し、それがもと愛していた女だったから情熱的に燃え上がり、離婚に至った。
彼女とは子はできなかった。
自分の子は李流しかいない。
正当な遺伝子は李流一人のはずだったのに孫までいたと勘違いして幼子も攫った。
雪にもバレず…攫うはずだった………
そしたら、再婚した男は人ではない神だし、その子供も超能力持ってるし、更に雪の本性に久々に慄く。
本当に怖い。
二度と近づきたくない!
関わらない。
関わってはいけないものだ。
嫌いとかのレベルではなく、恐れ多いのだ。
罰というレベルではなく
死刑宣告だった。
多分この世で怖いのは雪であって
その女を心のどこかで今も愛してる……
愛してるからもう会わないと決めた……
それが雪への桜太郎なりの愛し方だった。
雪に愛情というよりか、恐怖を感じていた。
高校に上がる前の雪どこか不思議で神秘的で可愛かった。
だけど、妹としてかわいい感覚だった。
雪が高校の時に桜太郎が愛していたニダ国の女をウラバンだった雪が部下に命じて女をボコボコにしたと知った時、雪の本性が怖いものだと感じた……
怖いけれど、惹かれるものがあって李流が生まれるまで愛しあった。
ほんとに愛おしいと思っていた……
純粋に、情熱的で、自分を想ってくれることも嬉しかったが、若い雪の体に溺れてしまったのも事実……
女は不思議なもので、子供が生まれるとその子一人に愛情が移った。
少し寂しかったがホッとした。
気が緩んで、他の女に手を出し、それがもと愛していた女だったから情熱的に燃え上がり、離婚に至った。
彼女とは子はできなかった。
自分の子は李流しかいない。
正当な遺伝子は李流一人のはずだったのに孫までいたと勘違いして幼子も攫った。
雪にもバレず…攫うはずだった………
そしたら、再婚した男は人ではない神だし、その子供も超能力持ってるし、更に雪の本性に久々に慄く。
本当に怖い。
二度と近づきたくない!
関わらない。
関わってはいけないものだ。
嫌いとかのレベルではなく、恐れ多いのだ。
罰というレベルではなく
死刑宣告だった。
多分この世で怖いのは雪であって
その女を心のどこかで今も愛してる……
愛してるからもう会わないと決めた……
それが雪への桜太郎なりの愛し方だった。
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