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6☆雪と晴房の恋愛事情☆李流を足留め
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化身は神に近い存在。
極力、人とは関わらず、陛下に仇名すもの打ちひす事のが役目。
自分は陛下のために存在していればいいと思っていたのに……
雪を大事に愛おしく思う。
雪のためにも在りたいとも思ってしまうほどに…それはいけないことなのに……
雪が生きるこの国を統治する祝皇をさらに守らなくてはと張り切りも増す。
雪も晴房を実は一目惚れで好いてくれていたことを告白してくれた。
早くも両想いになって晴房は浮かれている。
臣から貰った本を懐に隠しながら、局に戻ると几帳で隔てた隣の部屋にいる雪の一人息子の李流がなんとなく、嬉しそうに、荷物の整理していた。
「明日、祖父が旅行で一週間いないので、母ひとりだと心配なので家から通っていいですか?瑠香様にはシフトは出してあります」
「そうなのか?知らなかった。」
(それは教えてもらえなかった…)
李流が長官なのにやっぱり知らなかったな…という目は気にしない。
「久しぶりに母の夕飯を食べられますしね。嬉しいです」
本当に嬉しそうな顔をする。
「私も食べたいな……」
「は?」
「お前には重要な仕事を任さたいと思っていたのだよ」
なにやら神妙に李流の肩をポンポンと叩くと、
「陛下から頼まれていた、陛下と法子さまの写真を整頓して欲しいのだが……」
「えっ、そ、それは本当ですか?」
李流の頬が高揚している。
ふふふ、可愛い奴めと内心悪い笑みを浮かべる。
「ほれっ!」
晴房はどこから出したのか、ばさぁと写真を恐れ多くも床に降らす。
どれもこれも見た事のとない写真。
まさにプライベート。
「法子さまの父母宮さま、皇室ジャーナリスト、その他もろもろから預けられたものやら、没収したものだ」
「陛下に見せられる様に整頓して見せられないのは後で処分しろ、それは今日は疲れているだろう?明日やってくれ」
「これじゃ一日じゃ終わらないですね……母には申し訳ないですけど連絡しなくちゃいけませんね…」
母より陛下や法子内親王が大事な李流は流石、晴房が見込んだ弟子だった。
極力、人とは関わらず、陛下に仇名すもの打ちひす事のが役目。
自分は陛下のために存在していればいいと思っていたのに……
雪を大事に愛おしく思う。
雪のためにも在りたいとも思ってしまうほどに…それはいけないことなのに……
雪が生きるこの国を統治する祝皇をさらに守らなくてはと張り切りも増す。
雪も晴房を実は一目惚れで好いてくれていたことを告白してくれた。
早くも両想いになって晴房は浮かれている。
臣から貰った本を懐に隠しながら、局に戻ると几帳で隔てた隣の部屋にいる雪の一人息子の李流がなんとなく、嬉しそうに、荷物の整理していた。
「明日、祖父が旅行で一週間いないので、母ひとりだと心配なので家から通っていいですか?瑠香様にはシフトは出してあります」
「そうなのか?知らなかった。」
(それは教えてもらえなかった…)
李流が長官なのにやっぱり知らなかったな…という目は気にしない。
「久しぶりに母の夕飯を食べられますしね。嬉しいです」
本当に嬉しそうな顔をする。
「私も食べたいな……」
「は?」
「お前には重要な仕事を任さたいと思っていたのだよ」
なにやら神妙に李流の肩をポンポンと叩くと、
「陛下から頼まれていた、陛下と法子さまの写真を整頓して欲しいのだが……」
「えっ、そ、それは本当ですか?」
李流の頬が高揚している。
ふふふ、可愛い奴めと内心悪い笑みを浮かべる。
「ほれっ!」
晴房はどこから出したのか、ばさぁと写真を恐れ多くも床に降らす。
どれもこれも見た事のとない写真。
まさにプライベート。
「法子さまの父母宮さま、皇室ジャーナリスト、その他もろもろから預けられたものやら、没収したものだ」
「陛下に見せられる様に整頓して見せられないのは後で処分しろ、それは今日は疲れているだろう?明日やってくれ」
「これじゃ一日じゃ終わらないですね……母には申し訳ないですけど連絡しなくちゃいけませんね…」
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