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あやかしと神様のお山修行
5☆純粋に覚り☆エンド☆
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天照神の光が葛葉子に照らされる前に、瑠香は「おはよう」のキスが如くに柔らかな唇に口付けをしてやった。
葛葉子は、気づかない。
心地よさそうに眠る顔が可愛くて起きるまで瑠香は眺めていた。
「瑠香……なんかすっきりした顔してるな。」
下山中、葛葉子は瑠香の顔を覗いて、そう感じて言う。
ずっごく清々しい神々しい雰囲気であり慈愛のオーラを纏っている。
葛葉子もドキドキしちゃうほど美形に拍車がかかってると思うが口には出さない。
「そうか?」
(山籠りでの煩悩という煩悩を消すことができたからな……)
「心にこもってることを吐き出すことは良いことだ。」
またあの妖怪捕まえてはけ口にしてやろうとも思っていた。
「山で叫んだの?」
「似たようなものだな」
「やっぽーな一緒にやりたかった。楽しそう」
「今度標高の高いところでやるか?」
「それはめんどくさい……」
葛葉子はそこまで登る気はないようだ。瑠香もそこまではしたくないの出来が合う。
「ん?そういえば、キスしてない……」
いつの間にか人の姿にもどっているということは寝てる時にしてくれたのかとは思うが、キスは毎日の事だから確認しないと落ち着かない。
「………瑠香、キスが欲しい……」
と、ぽそりとつぷやく。
「え?人に戻っているのに?」
瑠香は聞き逃さなかった。
「私が知らないと落ち着かない!」
上目遣いでむーっと頬を膨らませて言う。
(………可愛すぎる…………)
照れて言う、葛葉子がやはり可愛くて、煩悩がまた増えていくと思う瑠香だった。
☆☆☆
下山中に、ふと、瑠香は悟る。
(煩悩があるか無しかではなく、オレが葛葉子を、守れるくらい強くなればいいんだ……)
無理やり従わせるのは違う。
オレが守られるのも違う。
お互い陛下を守ろうという心があれば強くなれる。
そのための神との契約なのだから……
「互いに切磋琢磨していこうな。葛葉子」
「うんっ!」
互いに同じ目標があることを確認すると心が通じて煩悩ではなく純粋な気持ちで信頼し手をガッチリ繋いでそのことの絆の証明にした。
《我が依代はまったく……本来は誰よりもまっすぐで真白な純粋な愛しい子だな…》
ルカの神は微笑んだ。
葛葉子は、気づかない。
心地よさそうに眠る顔が可愛くて起きるまで瑠香は眺めていた。
「瑠香……なんかすっきりした顔してるな。」
下山中、葛葉子は瑠香の顔を覗いて、そう感じて言う。
ずっごく清々しい神々しい雰囲気であり慈愛のオーラを纏っている。
葛葉子もドキドキしちゃうほど美形に拍車がかかってると思うが口には出さない。
「そうか?」
(山籠りでの煩悩という煩悩を消すことができたからな……)
「心にこもってることを吐き出すことは良いことだ。」
またあの妖怪捕まえてはけ口にしてやろうとも思っていた。
「山で叫んだの?」
「似たようなものだな」
「やっぽーな一緒にやりたかった。楽しそう」
「今度標高の高いところでやるか?」
「それはめんどくさい……」
葛葉子はそこまで登る気はないようだ。瑠香もそこまではしたくないの出来が合う。
「ん?そういえば、キスしてない……」
いつの間にか人の姿にもどっているということは寝てる時にしてくれたのかとは思うが、キスは毎日の事だから確認しないと落ち着かない。
「………瑠香、キスが欲しい……」
と、ぽそりとつぷやく。
「え?人に戻っているのに?」
瑠香は聞き逃さなかった。
「私が知らないと落ち着かない!」
上目遣いでむーっと頬を膨らませて言う。
(………可愛すぎる…………)
照れて言う、葛葉子がやはり可愛くて、煩悩がまた増えていくと思う瑠香だった。
☆☆☆
下山中に、ふと、瑠香は悟る。
(煩悩があるか無しかではなく、オレが葛葉子を、守れるくらい強くなればいいんだ……)
無理やり従わせるのは違う。
オレが守られるのも違う。
お互い陛下を守ろうという心があれば強くなれる。
そのための神との契約なのだから……
「互いに切磋琢磨していこうな。葛葉子」
「うんっ!」
互いに同じ目標があることを確認すると心が通じて煩悩ではなく純粋な気持ちで信頼し手をガッチリ繋いでそのことの絆の証明にした。
《我が依代はまったく……本来は誰よりもまっすぐで真白な純粋な愛しい子だな…》
ルカの神は微笑んだ。
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