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7☆本当に好き!
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「………もしかして、私疑われてました?」
私は口元を引き攣らせて、胸に悲しみが突き刺さって辛い。
以前の記憶がないのは、貧血で、倒れたせいだ。
「大量に血を吸っていたら記憶なんて飛ばない…気絶しない…だから…私は犯人じゃないと確信できるわ……」
「たしかに!」
健十郎は合点が言った様にハッとして疑いの瞳の色が消えていた。
「私を好きになったと言うのは嘘……?」
そう、私は怒りと悲しみで彼に尋問する。
胸の痛みの傷の涙がポロポロと溢れる。
信用してくれなかった事が疑われていた事がこんなに悲しいなんて………
「しかも好きだと…結婚して言って騙してホテルまで連れ込んで女の一大事を試すなんて……ほんっと、ひどいです!警察官じゃなくて詐欺師ですよ!」
私は震える声で責め立てる。
「ごめんなさい……」
健十郎さんは叱られた子犬の様にしゅんとして謝った。
その様子に、悲しかった胸が少し和らぐ……
そんな健十郎さんに詰め寄り瞳を合わせて真剣に訊く。
「もし、私が犯人だったらどうしてたの……?」
私の瞳が自白機能がある事を知りながら、目を逸らさずに
「……君に殺されるなら本望かなーと思ってた…」
その言葉は愛の告白だった。
そんなにも私を本気で好きで居てくれる事に嬉しくなってしまった。
健十郎さんはハッとして、恥ずかしくなったのか、目を逸らして瞳を閉じ、
「殉職して果てるより純愛で果てたい…」
格言のように言った。
「……むしろ、そんなキザなセリフが嘘くさい…心が冷めてしまいそう……」
わざと、ツーンとそっぽをむく私の顔を両手で無理やり振り向かせ、真剣の瞳で見つめて、キスをして来た。
「っ!んん!」
長い口付けで、何度突き放そうとしても、健十郎さんは力強く、びくともせずに、狂おしいほど舌を絡めて来た。
「も、もう。な、なんなんですか!今度は口封じですか⁉︎」
「口封じ……プハッ…ルイさん面白い。」
健十郎さんはお腹を抱えて笑い出した。
「むーっ!私は怒ってるんですよ!」
嘘の愛の告白じゃない事がわかってホッとしたけれど、疑われた事をいまだに怒っているフリをして子供っぽい態度になってしまった事に自ら恥ずかしい……
「あーーーっ!ルイさんかわいすぎ!ほんっとに好き!大好きだ!好きすぎる!本当に好きなんだよぉ!」
そういって、私をベッドに押し倒して、抱きしめて事件が起こる前の行為を始めようとするのを私は必死に止める。
「わ、わかりましたから、事件を解決したらにしてください!でないと私も気分が悪いです!」
「本当?」
健十郎さんは私を見下ろしながら言う。
「本当です…そしたら…私をあなたの望み通りに…して…ください…血をいただいた、願いを叶えてませんし…」
健十郎さんの、檻の腕の中で指をモジモジのしながら照れながら私はそう言った。
「今すぐ、食べたい。やばい、かわいすぎ……ドキドキヤベェ…もう、我慢の限界なんだけど……」
そう言って、パンツの中身を見せられて私は絶句する……むしろ貧血起こして気絶していいですか?と思ってしまった……
「よし!今夜中に捕まえてやる……!そしてルイさんをいただきます!」
と、健十郎さんは闘志に燃えて瞳が金に一瞬煌めいたのを見た。
私は口元を引き攣らせて、胸に悲しみが突き刺さって辛い。
以前の記憶がないのは、貧血で、倒れたせいだ。
「大量に血を吸っていたら記憶なんて飛ばない…気絶しない…だから…私は犯人じゃないと確信できるわ……」
「たしかに!」
健十郎は合点が言った様にハッとして疑いの瞳の色が消えていた。
「私を好きになったと言うのは嘘……?」
そう、私は怒りと悲しみで彼に尋問する。
胸の痛みの傷の涙がポロポロと溢れる。
信用してくれなかった事が疑われていた事がこんなに悲しいなんて………
「しかも好きだと…結婚して言って騙してホテルまで連れ込んで女の一大事を試すなんて……ほんっと、ひどいです!警察官じゃなくて詐欺師ですよ!」
私は震える声で責め立てる。
「ごめんなさい……」
健十郎さんは叱られた子犬の様にしゅんとして謝った。
その様子に、悲しかった胸が少し和らぐ……
そんな健十郎さんに詰め寄り瞳を合わせて真剣に訊く。
「もし、私が犯人だったらどうしてたの……?」
私の瞳が自白機能がある事を知りながら、目を逸らさずに
「……君に殺されるなら本望かなーと思ってた…」
その言葉は愛の告白だった。
そんなにも私を本気で好きで居てくれる事に嬉しくなってしまった。
健十郎さんはハッとして、恥ずかしくなったのか、目を逸らして瞳を閉じ、
「殉職して果てるより純愛で果てたい…」
格言のように言った。
「……むしろ、そんなキザなセリフが嘘くさい…心が冷めてしまいそう……」
わざと、ツーンとそっぽをむく私の顔を両手で無理やり振り向かせ、真剣の瞳で見つめて、キスをして来た。
「っ!んん!」
長い口付けで、何度突き放そうとしても、健十郎さんは力強く、びくともせずに、狂おしいほど舌を絡めて来た。
「も、もう。な、なんなんですか!今度は口封じですか⁉︎」
「口封じ……プハッ…ルイさん面白い。」
健十郎さんはお腹を抱えて笑い出した。
「むーっ!私は怒ってるんですよ!」
嘘の愛の告白じゃない事がわかってホッとしたけれど、疑われた事をいまだに怒っているフリをして子供っぽい態度になってしまった事に自ら恥ずかしい……
「あーーーっ!ルイさんかわいすぎ!ほんっとに好き!大好きだ!好きすぎる!本当に好きなんだよぉ!」
そういって、私をベッドに押し倒して、抱きしめて事件が起こる前の行為を始めようとするのを私は必死に止める。
「わ、わかりましたから、事件を解決したらにしてください!でないと私も気分が悪いです!」
「本当?」
健十郎さんは私を見下ろしながら言う。
「本当です…そしたら…私をあなたの望み通りに…して…ください…血をいただいた、願いを叶えてませんし…」
健十郎さんの、檻の腕の中で指をモジモジのしながら照れながら私はそう言った。
「今すぐ、食べたい。やばい、かわいすぎ……ドキドキヤベェ…もう、我慢の限界なんだけど……」
そう言って、パンツの中身を見せられて私は絶句する……むしろ貧血起こして気絶していいですか?と思ってしまった……
「よし!今夜中に捕まえてやる……!そしてルイさんをいただきます!」
と、健十郎さんは闘志に燃えて瞳が金に一瞬煌めいたのを見た。
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