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雪女とナマハゲ
序章☆山小屋で遭難
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ついに女神に手を出してしまった………!
手を出したということは、女神を叩いたと言うことではなく……
今現在肌を密着させてしまったのだーーー!
しかも、五年前に神の怒りに触れて神隠しにあって行方不明になっている兄の妻…流花に……だ!
しょうがないじゃないか!
男女二人きり、明日、生きていられるかどうかわからぬ吹雪の山小屋で男女二人きり遭難してしまったのだから!
異界から安全な場所に戻ろうとも、異界の道を全て塞がれた。
山神怒りが収まるでこの小屋寒さを凌ぐしかないのだ……
雪に濡れた衣を狐火に乾かせつつ、単の薄着で互いに寄り添う。
蓑があったのでさらに二人くっついて暖を取る。
わしは妖の血の方が濃いせいか、このぐらいの寒さにはまだ忍耐力がある。
さらに男なので体温がる。
流花は神の依代といえど、人間だ。
しかもか弱い女性なのにわしについてきてこんな災難に遭っている。
「ごめんなさい…足手纏いになって…」
「いや、ここの山神は女子がいないと話にならぬからのついてきてもらったのはわしの方だ。流花が気に止むことはない…」
そう言って寒さに震える流花を腕の中にさらに閉じ込めた。
下心はないといえば嘘でしかない。
わしの体は正直すぎて尻尾で誤魔化してその上に座布団のように流花を座らせ寒さ防ぐが、肩を抱きしめた時ふくよかな乳房に触れてしまった。
「す、すまぬ…故意ではないのだ」
わしは流花の耳元で謝る。
「わ、わかってますから……」
互いに体温と心臓の速さを感じてしまう。
流花は顔を真っ赤にして戸惑って涙目になっていた。
そんな女神に理性を保つことにわしは必死だった。
「晴綛さん……もう、私、限界です……」
狐目の能力を持っている私には見える。
流花がどんな表情で私を見つめているかなど……今までひた隠しにしてきた互いの想いを……
私はこの恋心は一生隠し通すのが流花は兄の明綛の妻。
二人の子供の三つ子娘たちとの関係を崩さぬ唯一の方法であり自分なりの愛の形だと誓ったのに……
誓いが揺らいでしまうではないか……
手を出したということは、女神を叩いたと言うことではなく……
今現在肌を密着させてしまったのだーーー!
しかも、五年前に神の怒りに触れて神隠しにあって行方不明になっている兄の妻…流花に……だ!
しょうがないじゃないか!
男女二人きり、明日、生きていられるかどうかわからぬ吹雪の山小屋で男女二人きり遭難してしまったのだから!
異界から安全な場所に戻ろうとも、異界の道を全て塞がれた。
山神怒りが収まるでこの小屋寒さを凌ぐしかないのだ……
雪に濡れた衣を狐火に乾かせつつ、単の薄着で互いに寄り添う。
蓑があったのでさらに二人くっついて暖を取る。
わしは妖の血の方が濃いせいか、このぐらいの寒さにはまだ忍耐力がある。
さらに男なので体温がる。
流花は神の依代といえど、人間だ。
しかもか弱い女性なのにわしについてきてこんな災難に遭っている。
「ごめんなさい…足手纏いになって…」
「いや、ここの山神は女子がいないと話にならぬからのついてきてもらったのはわしの方だ。流花が気に止むことはない…」
そう言って寒さに震える流花を腕の中にさらに閉じ込めた。
下心はないといえば嘘でしかない。
わしの体は正直すぎて尻尾で誤魔化してその上に座布団のように流花を座らせ寒さ防ぐが、肩を抱きしめた時ふくよかな乳房に触れてしまった。
「す、すまぬ…故意ではないのだ」
わしは流花の耳元で謝る。
「わ、わかってますから……」
互いに体温と心臓の速さを感じてしまう。
流花は顔を真っ赤にして戸惑って涙目になっていた。
そんな女神に理性を保つことにわしは必死だった。
「晴綛さん……もう、私、限界です……」
狐目の能力を持っている私には見える。
流花がどんな表情で私を見つめているかなど……今までひた隠しにしてきた互いの想いを……
私はこの恋心は一生隠し通すのが流花は兄の明綛の妻。
二人の子供の三つ子娘たちとの関係を崩さぬ唯一の方法であり自分なりの愛の形だと誓ったのに……
誓いが揺らいでしまうではないか……
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