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阿倍野屋敷の思い出
互いに初めての夜☆18R
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「もう、変な夢見ないように一緒に寝てあげるわ!」
橘は威津那のベットの上に乗って、ポンポンと威津那も布団に入るように促す。
まるでお母さんのようだ。
「いや、それは、恋人同士といえど、結婚式もあげてないのに…だめだよ…」
威津那は理性で橘を諭す。
「さっき、夫婦として共に歩んでほしいって言ったじゃない……」
橘は枕をぎゅっと抱きしめて不服そうだ。
「そ、それは結婚してからのことで…
結婚前じゃ…世間的にもはしたないし……」
「はしたない?」
橘は声に怒りを混ぜてさらに眉毛を寄せ、うりゅ…っと、すごくうるうる涙目で威津那を見つめて、しゃくりあげそうな橘をみたらすぐさまベッドの端に座って橘を涙を拭くが、拭かせないように、枕で顔お隠す。
「私、もう、ひどい、はしたないこと、されたのに……」
威津那はハッとして、胸が痛くなる。
苦しくて、橘をぎゅっと抱きしめる。
「橘…ごめん。悪い言霊言った…ごめん、ごめんね…」
橘は枕を外して威津那の胸でシクシク泣く。
菊は橘の辛い記憶は消したと言っていたが……
「その時の…記憶あるの……?」
威津那は覚えていてあの時の姿を思い出すと辛い……ぐずぐずせずに橘を早く救いに行ければよかった…神誓いをずらせばよかったと後悔した。
「お…おぼえてないけど…思い出そうとすると、モヤかかって何されたか思い出せないけど……白狐になって、綺麗な体になってよかったと、心底思うほどのことされたってわかるの……」
威津那が来てくれると心から信じていたためにひどい拷問に耐えたことは菊にも消せないほど魂の誇りでもあり傷になっているのかもしれない……そう思うと、切ない。
(そんな傷、消し去ってやりたい…)
「だから、威津那だけに、綺麗になった私の全てを知って欲しい……」
涙目でこちらを見て首を傾げる狐耳の橘はとても可愛く橘の望み通りのことを今すぐしたいと思うが、理性の強い威津那は、一つの不安を口にする。
「僕が君にしたら焔がしたことを思い出してしまうかもしれないよ……?」
「威津那さんは優しくないの?」
威津那はぎくりと肩を揺らす。
『さん』がついてるということは煮えきれない態度に怒りを感じていると察する。橘より年上で男なのに…女々しい態度に威津那も嫌になり正直になる事にした。
「……女性経験がない…から優しくできるか…自身がないけど…頑張ります…」
威津那は顔を赤くして指をモジモジしながらいった。
急に恥ずかしくて緊張してきたせいだ。
「威津那…可愛い。」
橘はクスッと笑って威津那のおでこにキスをした。
それは子供にする親愛のキスのようだと思う。
けれど、目の前に胸の谷間を見てしまうと、無意識に豊かな乳房を触っていた。
最初は遠慮がちだったのに、覚悟を決めたのか、だんだん大胆に触っていく、敏感な蕾にもふれる。
寝巻きの単は胸元が肌ける。
「んっ、威津那…」
橘は威津那の頭を優しくゆるく胸に抱えて抱き締める。
ちょうど、口元に蕾が当たりキスをする。
橘は初めての感覚にゾクゾクする。
けれど…これは初めてなのか?と不安に思うし、何か思い出しそうになり、
「やっ……」
「ごめん、やだった…?」
橘は頭を振る
「少しモヤがかかった時のことを思い出しそうになって…でも、威津那になら何されてもいい…むしろぬりかえてほしい……っ!」
橘はぎゅっと威津那に抱きつく。
「橘……」
威津那は出来るだけ優しく、橘を抱く。
身体中にキスをする。己の跡をつける。
改めて優しく丁寧に橘の全てを知っていく開いていく。
互いに心拍数があがって、息が荒い。
もう、抑え込んでた理性が効かない……
威津那も裸になる。
運動神経がないと言いながらスラリとして、余計な肉がなく適度に筋肉があって男らしくてどきりとしてしまう。
温泉の時以来だ。
「ううっ!」
橘は目を眩しかったかのように閉じる。
「どうしたの…大丈夫?怖い?」
焔にされた事をまた思い出したのかと威津那は心配する。
双子だから思い出すなと言う方が無理かもしれないけれど……
「わ、私、あやかしだから夜目効くから…威津那さんの体が素敵すぎて鼻血出しそう……」
のぼせすぎて鼻がむずむずするので鼻を押さえる。
「……ぷっ」
「わ、笑い事じゃないの!凄くドキドキして……鼻血出してた頃の威津那の気持ち今ならわかる。」
だいぶ橘は落ち着きを取り戻しているとホッとする。
「僕はいつも橘にドキドキだよ…」
そういって、橘の柔らかな乳房に自分の平らな胸を押し当てながら抱きしめた。
互いに人肌を初めて感じても恥ずかしすぎるそして、想いが溢れてポロッと涙が出てしまう。
「橘…」
「威津那…好き…好きすぎて涙が止まんない…」
威津那は優しく涙を拭いキスをする。
「僕も泣きそう…」
「もう……」
ふふっと互いに笑い合うと緊張が解けた。
指を交互に握り合い見つめ合う。
ランプの灯りがあやしく体の陰影を揺らす。
威津那の指が濡れた秘所に遠慮がちに触れてくる。
「嫌じゃない…?痛く…ない?」
「う、うん…大丈夫…っ!ん、ぁ…んっ」
橘は身を捩る。
何度もそこを愛撫すると、悶える橘が可愛すぎる。女の色気を増す。
穢れなき乙女から美しき女性に自分の手で開花させる事に快感を覚える。
もっともっと触れたい……声が聞きたい……
「……痛かったら…ごめん…」
橘は威津那の下半身を見てドキッとする…さらに恐怖も湧く。
「怖い…?」
嫌な事を思い出したのかと威津那が不安になったのを察して橘は首を振る。
「威津那なら…いいの…威津那がいい…私を威津那のものにして……っ!」
「ああっ、橘…っ!」
橘に優しく、けれど狂おしく《愛してる》と体で思う存分伝えた……
☆☆☆
はぁ。はぁ。はぁ……
「愛を伝えるのって体力いる…」
「互いに初めてだから……」
結ばれてとても嬉しいし幸せだけど、初めてでやはり互いに緊張した。
もっと慣れれば素晴らしい夫婦の睦愛になるのだろうと確信する。
「橘、大丈夫?」
「うん……」
布団をみると血が滲んでいた。
威津那に捧げた最初で最後の証だと思うと嬉しい。
「それにしても、喉…乾いた……」
お水用意しておけばよかった……
水を取りに行っても、晴綛や牡丹たち家族と会いたくない……
恥ずかしくて顔を見れない……
「ほれ、もってきてやったぞ」
「⁉︎」
晴綛は遠慮なく扉をあげて水を入れたコップを差し出す。
二人とも顔を真っ赤にする。
晴綛は威津那に小指をわざと見せて思いっきり糸を引きちぎるふりをした。
もう術で縛られてはいないので処されることはないのだが、
(父親として、愛娘を取られて許せないんだろうな……)
そんな晴綛と重なって自分の未来が見えた。
(僕もそんな未来来るみたいだし……)
自分が娘の彼氏をいじめる姿が一瞬でも浮かんだ。
その男の子はどことなく義母にも似て、高良君にもに似ていた。
「ふふ、未来もなんだか本当、楽しいかもしれないね…」
「なぁに?聞かせて!」
「うん、それはね…」
瞬時に見た未来は意外にも楽しいものかもしれないと、今後の二人の未来、子供が出来た時について語り合った。
橘は威津那のベットの上に乗って、ポンポンと威津那も布団に入るように促す。
まるでお母さんのようだ。
「いや、それは、恋人同士といえど、結婚式もあげてないのに…だめだよ…」
威津那は理性で橘を諭す。
「さっき、夫婦として共に歩んでほしいって言ったじゃない……」
橘は枕をぎゅっと抱きしめて不服そうだ。
「そ、それは結婚してからのことで…
結婚前じゃ…世間的にもはしたないし……」
「はしたない?」
橘は声に怒りを混ぜてさらに眉毛を寄せ、うりゅ…っと、すごくうるうる涙目で威津那を見つめて、しゃくりあげそうな橘をみたらすぐさまベッドの端に座って橘を涙を拭くが、拭かせないように、枕で顔お隠す。
「私、もう、ひどい、はしたないこと、されたのに……」
威津那はハッとして、胸が痛くなる。
苦しくて、橘をぎゅっと抱きしめる。
「橘…ごめん。悪い言霊言った…ごめん、ごめんね…」
橘は枕を外して威津那の胸でシクシク泣く。
菊は橘の辛い記憶は消したと言っていたが……
「その時の…記憶あるの……?」
威津那は覚えていてあの時の姿を思い出すと辛い……ぐずぐずせずに橘を早く救いに行ければよかった…神誓いをずらせばよかったと後悔した。
「お…おぼえてないけど…思い出そうとすると、モヤかかって何されたか思い出せないけど……白狐になって、綺麗な体になってよかったと、心底思うほどのことされたってわかるの……」
威津那が来てくれると心から信じていたためにひどい拷問に耐えたことは菊にも消せないほど魂の誇りでもあり傷になっているのかもしれない……そう思うと、切ない。
(そんな傷、消し去ってやりたい…)
「だから、威津那だけに、綺麗になった私の全てを知って欲しい……」
涙目でこちらを見て首を傾げる狐耳の橘はとても可愛く橘の望み通りのことを今すぐしたいと思うが、理性の強い威津那は、一つの不安を口にする。
「僕が君にしたら焔がしたことを思い出してしまうかもしれないよ……?」
「威津那さんは優しくないの?」
威津那はぎくりと肩を揺らす。
『さん』がついてるということは煮えきれない態度に怒りを感じていると察する。橘より年上で男なのに…女々しい態度に威津那も嫌になり正直になる事にした。
「……女性経験がない…から優しくできるか…自身がないけど…頑張ります…」
威津那は顔を赤くして指をモジモジしながらいった。
急に恥ずかしくて緊張してきたせいだ。
「威津那…可愛い。」
橘はクスッと笑って威津那のおでこにキスをした。
それは子供にする親愛のキスのようだと思う。
けれど、目の前に胸の谷間を見てしまうと、無意識に豊かな乳房を触っていた。
最初は遠慮がちだったのに、覚悟を決めたのか、だんだん大胆に触っていく、敏感な蕾にもふれる。
寝巻きの単は胸元が肌ける。
「んっ、威津那…」
橘は威津那の頭を優しくゆるく胸に抱えて抱き締める。
ちょうど、口元に蕾が当たりキスをする。
橘は初めての感覚にゾクゾクする。
けれど…これは初めてなのか?と不安に思うし、何か思い出しそうになり、
「やっ……」
「ごめん、やだった…?」
橘は頭を振る
「少しモヤがかかった時のことを思い出しそうになって…でも、威津那になら何されてもいい…むしろぬりかえてほしい……っ!」
橘はぎゅっと威津那に抱きつく。
「橘……」
威津那は出来るだけ優しく、橘を抱く。
身体中にキスをする。己の跡をつける。
改めて優しく丁寧に橘の全てを知っていく開いていく。
互いに心拍数があがって、息が荒い。
もう、抑え込んでた理性が効かない……
威津那も裸になる。
運動神経がないと言いながらスラリとして、余計な肉がなく適度に筋肉があって男らしくてどきりとしてしまう。
温泉の時以来だ。
「ううっ!」
橘は目を眩しかったかのように閉じる。
「どうしたの…大丈夫?怖い?」
焔にされた事をまた思い出したのかと威津那は心配する。
双子だから思い出すなと言う方が無理かもしれないけれど……
「わ、私、あやかしだから夜目効くから…威津那さんの体が素敵すぎて鼻血出しそう……」
のぼせすぎて鼻がむずむずするので鼻を押さえる。
「……ぷっ」
「わ、笑い事じゃないの!凄くドキドキして……鼻血出してた頃の威津那の気持ち今ならわかる。」
だいぶ橘は落ち着きを取り戻しているとホッとする。
「僕はいつも橘にドキドキだよ…」
そういって、橘の柔らかな乳房に自分の平らな胸を押し当てながら抱きしめた。
互いに人肌を初めて感じても恥ずかしすぎるそして、想いが溢れてポロッと涙が出てしまう。
「橘…」
「威津那…好き…好きすぎて涙が止まんない…」
威津那は優しく涙を拭いキスをする。
「僕も泣きそう…」
「もう……」
ふふっと互いに笑い合うと緊張が解けた。
指を交互に握り合い見つめ合う。
ランプの灯りがあやしく体の陰影を揺らす。
威津那の指が濡れた秘所に遠慮がちに触れてくる。
「嫌じゃない…?痛く…ない?」
「う、うん…大丈夫…っ!ん、ぁ…んっ」
橘は身を捩る。
何度もそこを愛撫すると、悶える橘が可愛すぎる。女の色気を増す。
穢れなき乙女から美しき女性に自分の手で開花させる事に快感を覚える。
もっともっと触れたい……声が聞きたい……
「……痛かったら…ごめん…」
橘は威津那の下半身を見てドキッとする…さらに恐怖も湧く。
「怖い…?」
嫌な事を思い出したのかと威津那が不安になったのを察して橘は首を振る。
「威津那なら…いいの…威津那がいい…私を威津那のものにして……っ!」
「ああっ、橘…っ!」
橘に優しく、けれど狂おしく《愛してる》と体で思う存分伝えた……
☆☆☆
はぁ。はぁ。はぁ……
「愛を伝えるのって体力いる…」
「互いに初めてだから……」
結ばれてとても嬉しいし幸せだけど、初めてでやはり互いに緊張した。
もっと慣れれば素晴らしい夫婦の睦愛になるのだろうと確信する。
「橘、大丈夫?」
「うん……」
布団をみると血が滲んでいた。
威津那に捧げた最初で最後の証だと思うと嬉しい。
「それにしても、喉…乾いた……」
お水用意しておけばよかった……
水を取りに行っても、晴綛や牡丹たち家族と会いたくない……
恥ずかしくて顔を見れない……
「ほれ、もってきてやったぞ」
「⁉︎」
晴綛は遠慮なく扉をあげて水を入れたコップを差し出す。
二人とも顔を真っ赤にする。
晴綛は威津那に小指をわざと見せて思いっきり糸を引きちぎるふりをした。
もう術で縛られてはいないので処されることはないのだが、
(父親として、愛娘を取られて許せないんだろうな……)
そんな晴綛と重なって自分の未来が見えた。
(僕もそんな未来来るみたいだし……)
自分が娘の彼氏をいじめる姿が一瞬でも浮かんだ。
その男の子はどことなく義母にも似て、高良君にもに似ていた。
「ふふ、未来もなんだか本当、楽しいかもしれないね…」
「なぁに?聞かせて!」
「うん、それはね…」
瞬時に見た未来は意外にも楽しいものかもしれないと、今後の二人の未来、子供が出来た時について語り合った。
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