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桜庭の姫の婚約者を召喚してみる大魔法
おまけ☆晴綛の若さR18
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「はー…つかれたのぉ。」
晴綛は肩を叩く。
狐耳も尻尾も元気なさそうだ。
日和国ないならいざ知らず、南方まで異界を繋ぐのは半端ない力を消耗するようだ。
だが、それをやって退けてしまう、自分をまだまだ現役だと見せつけられた気がして満足だ。
「とーさまお疲れ様。」
橘はニコニコして、父を労う。
「お疲れ様です。陰陽寮長、僕の思い付きの作戦にご協力いただきありがとうございます。」
満足げにニコニコして威津那は言う。
「……余裕だの。若いからか?」
晴綛は自画自賛したことを苦笑する。
「みんなが僕に協力してくれたおかげです。」
呪術が成功して大満足の様子は子供のようだとも思う。
「そうか……まあ、結果良ければ全て良しだな。」
威津那より背が高い晴綛は威津那の頭を子供にするように、わしわしと撫でてやった。
そうすると、威津那は尚更子供のような笑みをした。
(体は闇を支配するほどの力を秘めているのに心は純粋なんて、陰陽道の化身か?)
と、苦笑する。
「とーさま、私も頭撫でて!」
橘は頭をわざと差し出す。
「お前はなんもやっておらんじゃろ、全く子供じゃな」
と言って頭を撫でてやる。
やはり、「うふふ」と喜ぶ愛娘は可愛いと思う。
(二人とも子供で純粋でお似合いだな。子作りほんとに出来るのか?)
と余計な心配する。
「わしは、これからかーさんと睦合うから邪魔するなよ?」
にやにやウキウキ気分を出しながらそう宣言した。
「陰陽寮長こそ、元気じゃないですか…… 」
顔を赤くしてつぶやいた。
「未経験のお前に言われたくないなぁ。」
といって、
「今日は家にいるなり陰陽寮に出仕するなり好きにしろ」
と言い、妻の流花の手を取って部屋に向かった。
「お疲れ様です、あなた。」
「おう…疲れた。」
脱力したようにため息をして、肩を落とす。
全力を使ったのは十年前くらいだろうか?
日和を、陛下を守るため、妖力を使い切った事がある。
あの時よりはマシだが…疲れたと思う。
「……じゃ。今日はやめときましょうか…?」
晴綛の隣に腰を下ろして心配そうに晴綛を見る
妻は美しい。
「いや、お主を抱くことで力がよみがえる、満ちる……」
慣れた手つきで、ベッドに誘う。
女としての魅力は衰えるどころか増している。
滑らかな白い肌にふくよかな乳房。
色気と気品を漂わせるボタンの花のように美しい色をした乳首に魅了される。
さらに全てを包み込むほど柔らかくて滑らかな感触は飽きないいつまでも触っていたい。
白い肌が桃色にほてる様も美しい。
女神を妻にし、この手に、この腕に抱く事が何よりもの至福だ……
優しく愛おしく愛撫をしながら互いに全てを顕にする。
「ほんと、あなたもお若いわ……」
流花にとっても晴綛はいつまで経っても素敵な殿方にうつる。
威津那と年が変わらないほどに見えるのは贔屓目では無いと思う……
前夫のことなど忘れてしまうほどに…それほど晴綛を愛している。
「若くなければ満足させられぬだろ?もう一人作るか?孕ましてやるぞ……」
「うふふ…」
そう言って、夫婦は何年立っても愛し合う。
誰もが羨む夫婦だった。
晴綛は肩を叩く。
狐耳も尻尾も元気なさそうだ。
日和国ないならいざ知らず、南方まで異界を繋ぐのは半端ない力を消耗するようだ。
だが、それをやって退けてしまう、自分をまだまだ現役だと見せつけられた気がして満足だ。
「とーさまお疲れ様。」
橘はニコニコして、父を労う。
「お疲れ様です。陰陽寮長、僕の思い付きの作戦にご協力いただきありがとうございます。」
満足げにニコニコして威津那は言う。
「……余裕だの。若いからか?」
晴綛は自画自賛したことを苦笑する。
「みんなが僕に協力してくれたおかげです。」
呪術が成功して大満足の様子は子供のようだとも思う。
「そうか……まあ、結果良ければ全て良しだな。」
威津那より背が高い晴綛は威津那の頭を子供にするように、わしわしと撫でてやった。
そうすると、威津那は尚更子供のような笑みをした。
(体は闇を支配するほどの力を秘めているのに心は純粋なんて、陰陽道の化身か?)
と、苦笑する。
「とーさま、私も頭撫でて!」
橘は頭をわざと差し出す。
「お前はなんもやっておらんじゃろ、全く子供じゃな」
と言って頭を撫でてやる。
やはり、「うふふ」と喜ぶ愛娘は可愛いと思う。
(二人とも子供で純粋でお似合いだな。子作りほんとに出来るのか?)
と余計な心配する。
「わしは、これからかーさんと睦合うから邪魔するなよ?」
にやにやウキウキ気分を出しながらそう宣言した。
「陰陽寮長こそ、元気じゃないですか…… 」
顔を赤くしてつぶやいた。
「未経験のお前に言われたくないなぁ。」
といって、
「今日は家にいるなり陰陽寮に出仕するなり好きにしろ」
と言い、妻の流花の手を取って部屋に向かった。
「お疲れ様です、あなた。」
「おう…疲れた。」
脱力したようにため息をして、肩を落とす。
全力を使ったのは十年前くらいだろうか?
日和を、陛下を守るため、妖力を使い切った事がある。
あの時よりはマシだが…疲れたと思う。
「……じゃ。今日はやめときましょうか…?」
晴綛の隣に腰を下ろして心配そうに晴綛を見る
妻は美しい。
「いや、お主を抱くことで力がよみがえる、満ちる……」
慣れた手つきで、ベッドに誘う。
女としての魅力は衰えるどころか増している。
滑らかな白い肌にふくよかな乳房。
色気と気品を漂わせるボタンの花のように美しい色をした乳首に魅了される。
さらに全てを包み込むほど柔らかくて滑らかな感触は飽きないいつまでも触っていたい。
白い肌が桃色にほてる様も美しい。
女神を妻にし、この手に、この腕に抱く事が何よりもの至福だ……
優しく愛おしく愛撫をしながら互いに全てを顕にする。
「ほんと、あなたもお若いわ……」
流花にとっても晴綛はいつまで経っても素敵な殿方にうつる。
威津那と年が変わらないほどに見えるのは贔屓目では無いと思う……
前夫のことなど忘れてしまうほどに…それほど晴綛を愛している。
「若くなければ満足させられぬだろ?もう一人作るか?孕ましてやるぞ……」
「うふふ…」
そう言って、夫婦は何年立っても愛し合う。
誰もが羨む夫婦だった。
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