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橘の狐の嫁入り
12☆ウカ様の神呪(R15)
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ムニッとした柔らかいなめらかな感触と中指に当たる薄紅色の先端の少し違う感触に理性が飛びそうになる。
橘の乳房を触るだけで、男として興奮する。
人を惑わす色気のあるウカ様を触るのとは全く違う心から愛おしすぎて……やはり魂から橘を欲している……
「も、もう、離していい?」
威津那の方から戸惑っていて聞く。
「まだ結婚してないのに触れるのは…ちょっと…」
なんとか、そう理性で言葉をかけた。
「あのね……紺太が触ったところを威津那が触って無かった事にしてほしいの……だめ…?」
橘は真剣だった。
しかも、うるうる瞳を潤ませるのはあの時のことを思い出した恐怖。
「………触ったのか……」
紺太を威津那は殺意を込めて睨む。
紺太は「ひっ!」と言ってウカ様の後ろに隠れ逃げる。
当の本人よりも、威津那の方が恥ずかしすぎて手を無理やり離すのも失礼だ…と思い留まる。
それに橘は触ってもらうことを望んでいる。
「………ごめん…」
一言謝って柔らかい胸を改めて意識して触る。
すこし、力を入れれば指が沈んだ。
それをドキドキしながら繰り返すと、
「んっ…」
恥じらう橘が色っぽい声を出した事に威津那はびっくりする。
少し震えて恥ずかしがる橘に対して欲情が更に湧く。
橘を今すぐ自分のものにしたくなってしまうではないか!
……だが、こんな人が見ているところで大切な女を襲うことをしたくない。
気配で狐たちがニヤニヤしていることがわかる。
それに、威津那はそこまでする自信や知識がない……と理性が勝ると今橘にしている破廉恥な事に頭に血が登りすぎて考えることをやめた。
威津那は顔を両乳房に押し付けて体重をかけてずれ落ちる。
「きゃっ!そ、そこまではさすがにって……鼻血出して気絶してるっ!」
美しい橘の胸の谷間に鼻から出た大量の血が付いた。
前に橘から迫ったら半日意識を失って起きなかった。
「そんなんで本当に瑞兆を孕ますことができるのか心配になってきたぞ?」
ウカ様は威津那をどかせて橘のお腹に酒を垂らす。
「なんか、おしっこもらしたような感じみたい……」
橘は素直な感想を言う。
お腹より下の方にも注がれる。
「瑞兆が良き皇を寿ぐ……お前たちの子供も神に祝福され皇室を尊ぶ子になる神呪じゃ。
本来ならば交尾しているときにわしが良き御霊が宿るようにしてやるのだがの……」
フォッフォッと狐姿のウカ様は笑う。
「まぁ、阿倍野の血脈にもうかかっておるが……だがそれは吉凶混在した未来になるの……嘆かわしい事だがな」
ウカ様は赤い瞳でなくても神なので決められた未来は見える。
きっとそれは、威津那よりも正確に先の未来の定めを知っているのだろう……
「お主はこの男から絶対離れてはいかぬぞ?でないと将来とんでもないことをしでかすからの……」
ウカ様はふさふさの尻尾を威津那の頭をパシパシ叩きながらいう。
「はい。心得てます…」
そう言って、気絶し眠る威津那の頭をなでた。
「おう、そうじゃ、威津那の方にもかけねばなぁ、ふぉっふぉ!」
ウカ様は意地悪くニヤニヤしながら、神酒を威津那の股間に大量にたらしてやっていた。
「縁を戻し『瑞兆』ができる為の神呪だから気にするなと言っておけ」
本来性器は神の象徴。
お守りの中は日和人なら見ることはないが、性器の形を象ったものが入っているものもある事を思い出せば橘は察した。
威津那は目覚めたとき顔を真っ赤にして戸惑っていた。
濡れた服を新しいものに取り替えて、落ち着き帰りは橘の異界を見定める力で威津那の烏のかーちゃんに乗って無事現し世に帰っていった。
それを見送っていた、ウカ様と紺太は、同時にため息を吐く。
それは縁結びのウカノミタマの計画が失敗に終わったこともあるが、二人の多難の運命を憂いてでもある。
だけど、だからこそ……
「橘と瑞兆を生むのは僕の役目だったほうが良かったんだよねー?ざーんねん」
肩をすくめて紺太は棒読みで言った。
「お主、全然残念がってなかろうよ」
そう言って尻尾で孫の頭を軽く叩く。
「だって、ばーちゃんを管狐にしようとするような怖い男の女なんてもう興味ないよ。」
紺太は手首を触るとあのときの威津那の躊躇のない攻撃の恐怖を思い出す。
「それもそうじゃな、わしも少し焦ったわ。かの九尾殿を退治した一族でもあるからの。まぁ。わしは神だからたいじはされぬがな」
フォフォフォ!と自慢するように笑う。
「それに、ばーちゃんも試したんでしょ?あの二人の本気の恋心かどうか……」
紺太は苦笑する。
「まぁな、それほど強い結びつきでなければ、近い未来日和を守れぬからな」
神は試練を与えて試すことが好きなのだ。
「僕もあんな困難な試練を乗り越える恋をしたいなぁ……」
遊びでこの年で遊びの恋は何度もしてきたけれど、反対されても結ばれる強い愛に憧れを持った。
密かに瞳を輝かせる孫をみて、
「お前はわしの望まぬ奴と結ばれる方が心配だったがの……」
その事にウカ様は本気のため息を吐いた。
「ん?どういう事?」
ウカ様が見る紺太の相手は宮中に長く住まうあやかし狸ということは苦々しいが黙っていた。
橘の乳房を触るだけで、男として興奮する。
人を惑わす色気のあるウカ様を触るのとは全く違う心から愛おしすぎて……やはり魂から橘を欲している……
「も、もう、離していい?」
威津那の方から戸惑っていて聞く。
「まだ結婚してないのに触れるのは…ちょっと…」
なんとか、そう理性で言葉をかけた。
「あのね……紺太が触ったところを威津那が触って無かった事にしてほしいの……だめ…?」
橘は真剣だった。
しかも、うるうる瞳を潤ませるのはあの時のことを思い出した恐怖。
「………触ったのか……」
紺太を威津那は殺意を込めて睨む。
紺太は「ひっ!」と言ってウカ様の後ろに隠れ逃げる。
当の本人よりも、威津那の方が恥ずかしすぎて手を無理やり離すのも失礼だ…と思い留まる。
それに橘は触ってもらうことを望んでいる。
「………ごめん…」
一言謝って柔らかい胸を改めて意識して触る。
すこし、力を入れれば指が沈んだ。
それをドキドキしながら繰り返すと、
「んっ…」
恥じらう橘が色っぽい声を出した事に威津那はびっくりする。
少し震えて恥ずかしがる橘に対して欲情が更に湧く。
橘を今すぐ自分のものにしたくなってしまうではないか!
……だが、こんな人が見ているところで大切な女を襲うことをしたくない。
気配で狐たちがニヤニヤしていることがわかる。
それに、威津那はそこまでする自信や知識がない……と理性が勝ると今橘にしている破廉恥な事に頭に血が登りすぎて考えることをやめた。
威津那は顔を両乳房に押し付けて体重をかけてずれ落ちる。
「きゃっ!そ、そこまではさすがにって……鼻血出して気絶してるっ!」
美しい橘の胸の谷間に鼻から出た大量の血が付いた。
前に橘から迫ったら半日意識を失って起きなかった。
「そんなんで本当に瑞兆を孕ますことができるのか心配になってきたぞ?」
ウカ様は威津那をどかせて橘のお腹に酒を垂らす。
「なんか、おしっこもらしたような感じみたい……」
橘は素直な感想を言う。
お腹より下の方にも注がれる。
「瑞兆が良き皇を寿ぐ……お前たちの子供も神に祝福され皇室を尊ぶ子になる神呪じゃ。
本来ならば交尾しているときにわしが良き御霊が宿るようにしてやるのだがの……」
フォッフォッと狐姿のウカ様は笑う。
「まぁ、阿倍野の血脈にもうかかっておるが……だがそれは吉凶混在した未来になるの……嘆かわしい事だがな」
ウカ様は赤い瞳でなくても神なので決められた未来は見える。
きっとそれは、威津那よりも正確に先の未来の定めを知っているのだろう……
「お主はこの男から絶対離れてはいかぬぞ?でないと将来とんでもないことをしでかすからの……」
ウカ様はふさふさの尻尾を威津那の頭をパシパシ叩きながらいう。
「はい。心得てます…」
そう言って、気絶し眠る威津那の頭をなでた。
「おう、そうじゃ、威津那の方にもかけねばなぁ、ふぉっふぉ!」
ウカ様は意地悪くニヤニヤしながら、神酒を威津那の股間に大量にたらしてやっていた。
「縁を戻し『瑞兆』ができる為の神呪だから気にするなと言っておけ」
本来性器は神の象徴。
お守りの中は日和人なら見ることはないが、性器の形を象ったものが入っているものもある事を思い出せば橘は察した。
威津那は目覚めたとき顔を真っ赤にして戸惑っていた。
濡れた服を新しいものに取り替えて、落ち着き帰りは橘の異界を見定める力で威津那の烏のかーちゃんに乗って無事現し世に帰っていった。
それを見送っていた、ウカ様と紺太は、同時にため息を吐く。
それは縁結びのウカノミタマの計画が失敗に終わったこともあるが、二人の多難の運命を憂いてでもある。
だけど、だからこそ……
「橘と瑞兆を生むのは僕の役目だったほうが良かったんだよねー?ざーんねん」
肩をすくめて紺太は棒読みで言った。
「お主、全然残念がってなかろうよ」
そう言って尻尾で孫の頭を軽く叩く。
「だって、ばーちゃんを管狐にしようとするような怖い男の女なんてもう興味ないよ。」
紺太は手首を触るとあのときの威津那の躊躇のない攻撃の恐怖を思い出す。
「それもそうじゃな、わしも少し焦ったわ。かの九尾殿を退治した一族でもあるからの。まぁ。わしは神だからたいじはされぬがな」
フォフォフォ!と自慢するように笑う。
「それに、ばーちゃんも試したんでしょ?あの二人の本気の恋心かどうか……」
紺太は苦笑する。
「まぁな、それほど強い結びつきでなければ、近い未来日和を守れぬからな」
神は試練を与えて試すことが好きなのだ。
「僕もあんな困難な試練を乗り越える恋をしたいなぁ……」
遊びでこの年で遊びの恋は何度もしてきたけれど、反対されても結ばれる強い愛に憧れを持った。
密かに瞳を輝かせる孫をみて、
「お前はわしの望まぬ奴と結ばれる方が心配だったがの……」
その事にウカ様は本気のため息を吐いた。
「ん?どういう事?」
ウカ様が見る紺太の相手は宮中に長く住まうあやかし狸ということは苦々しいが黙っていた。
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