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橘と威津那の陰陽寮のひととき
嘘発見拷問機
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威津那は嘘発見拷問器にかけられる。
頭にヘンテコな機械をつけられて、ロール紙と周波で鉛筆の揺れで動揺具合がわかり、嘘かホントかわかるらしい。
見様見真似で陰陽寮長の晴綛が妖力を込め作ったので正確に出るようだ。
「すべてを『いいえ』で答えてください。」
偽メガネをかけた橘と咲羅子は質問表を持って同時に眼鏡の端をくいっと持ち上げて科学者ぶる。
「なんの拷問かと思ったら嘘発見器か……」
レッドスパイの組織にもそんな機械があった事を思い出す。
心拍数や脳波をはかって目に見えてわかるので心を動かされない訓練になったけれど……妖力が込められているとは侮れない。
拷問とか言われているのでなにか嘘をついたら電撃が走るとかかな?とか思いながらワクワクしている自身がいた。
「これは宮中に住まう者たちみんな通る道だからね。我慢してよ?」
「はいはい。」
「『いいえ』で答えてね?」
橘は神の質問表を見て読み上げる。
「橘を、愛してますか?」
「いいえ」
針が微動だにしない事に橘は不服だ。
「橘は可愛いですか?」
「いいえ」
ブレる。
「狐は好きですか?」
「いいえ」
かなり振動した。
「わざと何か想像した?」
橘は嘘をすぐに見抜く。
むしろ嘘発見器は必要なのだろうか?
わざとあざとい姿をした橘の未来を想像すれば男なら興奮するだろう。
「あ、ブレてる。当たってるようねぇ…」
ホント拷問機だ。
(意地悪すぎるだろ。)
不意打ちは恥ずかしすぎる。
顔が赤くなるのを手で覆う。
「橘と結婚したいですか?」
「いいえ」
ブレまくる。
「うふふ」
橘が可愛く笑ったのをみるとドキッとした高鳴りと共に芯がブレる。
恐るべし、嘘発見器。
「じゃあ、最後、祝皇陛下を敬愛してますか?」
「いいえ……」
ブレてる。
普通に「いいえ」と言う答えが辛いほど本当に祝皇陛下を無条件で敬愛していることが自分でもわかってほっとした。
ここに潜り込んでいるのは不敬にも祝皇陛下の国を革命に導く九尾を得るだめだからだ。
だが本心は………
想像した電撃の拷問がなくて少し残念だなと思いながら、
「じゃ、君もやってみて。」
「いいけど…面白そうだし」
橘は頭に周波数を測る装置と胸に心拍数を測る装置を貼る。
「君は、処女ですか?」
最初っから女の子に失礼な質問をぶつけてやった。
「なっ!」
橘は顔を真っ赤にする。
「『いいえ』で答えて」
威津那は優しく微笑んで言う。
「いいえ…」
ブレまくってる。
と失礼な事を言ったことに対しての動揺と怒りだろう。
「ふーん?処女じゃないんだ…」
「しょ、処女だもん…」
「あんた、破廉恥な事するとぶった斬るわよ?」
咲羅子は殺気を込めて言う。
「僕との結ばれる夜を妄想してる?」
「いいえ…」
針がブレる。
「もう!なに?復讐のつもり⁉︎あんた、やな男ね!」
咲羅子は怒り心頭だ。それには無視して、ニコニコと微笑みながら、
「僕との妄想は…してるんだ。うれしいね」
「それは本当に毎日してるから……」
潤んだ瞳で見つめられる威津那が逆に困った。
(い、意地悪ができない……)
「橘もそういう事は正直に答えないのっ!」
咲羅子のほうが恥ずかしくて顔が赤くなる。
一つため息を吐いて、
「はい、橘は終わり、またあなたがつけてね!」
といって、咲羅子は威津那に装着させて質問を始める。
「橘を妹として思っている」
(まだ、橘について質問か?これはもしかしておもちゃで僕の心を知ろうとしているだけ?陛下への忠誠は、はっきり出たのだから終わりか、組織について質問するのが筋なはず……)
「いいえ」
ブレてる。
「私のこと妹って思ってるのがホントってどういうこと?」
橘は不服だ。
本気でまだ自分のことを愛してないと思うからだ。
軽い言葉は吐くけれど本心をごまかし続けられてると感じている。
「ふふ、まだ、口づけだけじゃね?」
それ以上を要求するにはまだ早いし、するべき関係でもない。
恋人の関係とは微妙な状態。
橘に本当に信用をされていない。
威津那も信用されようとは思っているけれど……
拗れた関係のために素直になれない微妙な関係状態だ。
(だからこそのこの機械を使って解消しょうとしている?
だから、変な質問ばかりぶつけて来るのかな?)
と威津那は思い当たった。
(かわいいことをする…)
威津那は密かにほくそ笑む。
「気絶するほど嬉しかったくせに…」
咲羅子はあの時のことを思ってそう言う。女は鋭い。
「嬉しいというか、予知できず衝撃的過ぎただけで……」
また、ごまかしてしまう…
「キスでダメなら……」
威津那の手を持って胸を触らす。
しかも、押し当てられて女性特有の柔らかい感触を感じさせる。
狩衣に隠れていて体つきはごまかされているがかなり女らしい体をしているかもしれない……いや、先見の瞳で見た未来の妻になる橘はそんな体をしていた。
「これでも妹?もう、十年前とは違うのよ?」
潤む上目遣いで迫られた。
さらに、両手で両の乳房を触らせる。
(実物柔らかすぎる!唇のときもそうだったけど!可愛すぎて、愛しすぎて誘惑されて理性が飛ぶ……だろ……)
バターーーーン!
威津那は椅子から転げ落ち気絶した。
頭に血が登って鼻血まで出してる。
「うーん?威津那って女慣れしてないのかな?」
橘は頬を恥ずかしさで染めながらそう言った。
「てか、普通、突然触らせないわよ!…恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいけど、初めて触ってほしいのはどうしても威津那だもん。」
「橘、度胸と色気がいろいろ間違ってる……」
咲羅子は呆れた。
「嘘発見器は皇室や陛下に対して以外の質問あんまり役に立たないわよね?」
「まあ、そう言う代物だからって父様言ってたしね。」
やっぱり半分遊びの代物だった。
頭にヘンテコな機械をつけられて、ロール紙と周波で鉛筆の揺れで動揺具合がわかり、嘘かホントかわかるらしい。
見様見真似で陰陽寮長の晴綛が妖力を込め作ったので正確に出るようだ。
「すべてを『いいえ』で答えてください。」
偽メガネをかけた橘と咲羅子は質問表を持って同時に眼鏡の端をくいっと持ち上げて科学者ぶる。
「なんの拷問かと思ったら嘘発見器か……」
レッドスパイの組織にもそんな機械があった事を思い出す。
心拍数や脳波をはかって目に見えてわかるので心を動かされない訓練になったけれど……妖力が込められているとは侮れない。
拷問とか言われているのでなにか嘘をついたら電撃が走るとかかな?とか思いながらワクワクしている自身がいた。
「これは宮中に住まう者たちみんな通る道だからね。我慢してよ?」
「はいはい。」
「『いいえ』で答えてね?」
橘は神の質問表を見て読み上げる。
「橘を、愛してますか?」
「いいえ」
針が微動だにしない事に橘は不服だ。
「橘は可愛いですか?」
「いいえ」
ブレる。
「狐は好きですか?」
「いいえ」
かなり振動した。
「わざと何か想像した?」
橘は嘘をすぐに見抜く。
むしろ嘘発見器は必要なのだろうか?
わざとあざとい姿をした橘の未来を想像すれば男なら興奮するだろう。
「あ、ブレてる。当たってるようねぇ…」
ホント拷問機だ。
(意地悪すぎるだろ。)
不意打ちは恥ずかしすぎる。
顔が赤くなるのを手で覆う。
「橘と結婚したいですか?」
「いいえ」
ブレまくる。
「うふふ」
橘が可愛く笑ったのをみるとドキッとした高鳴りと共に芯がブレる。
恐るべし、嘘発見器。
「じゃあ、最後、祝皇陛下を敬愛してますか?」
「いいえ……」
ブレてる。
普通に「いいえ」と言う答えが辛いほど本当に祝皇陛下を無条件で敬愛していることが自分でもわかってほっとした。
ここに潜り込んでいるのは不敬にも祝皇陛下の国を革命に導く九尾を得るだめだからだ。
だが本心は………
想像した電撃の拷問がなくて少し残念だなと思いながら、
「じゃ、君もやってみて。」
「いいけど…面白そうだし」
橘は頭に周波数を測る装置と胸に心拍数を測る装置を貼る。
「君は、処女ですか?」
最初っから女の子に失礼な質問をぶつけてやった。
「なっ!」
橘は顔を真っ赤にする。
「『いいえ』で答えて」
威津那は優しく微笑んで言う。
「いいえ…」
ブレまくってる。
と失礼な事を言ったことに対しての動揺と怒りだろう。
「ふーん?処女じゃないんだ…」
「しょ、処女だもん…」
「あんた、破廉恥な事するとぶった斬るわよ?」
咲羅子は殺気を込めて言う。
「僕との結ばれる夜を妄想してる?」
「いいえ…」
針がブレる。
「もう!なに?復讐のつもり⁉︎あんた、やな男ね!」
咲羅子は怒り心頭だ。それには無視して、ニコニコと微笑みながら、
「僕との妄想は…してるんだ。うれしいね」
「それは本当に毎日してるから……」
潤んだ瞳で見つめられる威津那が逆に困った。
(い、意地悪ができない……)
「橘もそういう事は正直に答えないのっ!」
咲羅子のほうが恥ずかしくて顔が赤くなる。
一つため息を吐いて、
「はい、橘は終わり、またあなたがつけてね!」
といって、咲羅子は威津那に装着させて質問を始める。
「橘を妹として思っている」
(まだ、橘について質問か?これはもしかしておもちゃで僕の心を知ろうとしているだけ?陛下への忠誠は、はっきり出たのだから終わりか、組織について質問するのが筋なはず……)
「いいえ」
ブレてる。
「私のこと妹って思ってるのがホントってどういうこと?」
橘は不服だ。
本気でまだ自分のことを愛してないと思うからだ。
軽い言葉は吐くけれど本心をごまかし続けられてると感じている。
「ふふ、まだ、口づけだけじゃね?」
それ以上を要求するにはまだ早いし、するべき関係でもない。
恋人の関係とは微妙な状態。
橘に本当に信用をされていない。
威津那も信用されようとは思っているけれど……
拗れた関係のために素直になれない微妙な関係状態だ。
(だからこそのこの機械を使って解消しょうとしている?
だから、変な質問ばかりぶつけて来るのかな?)
と威津那は思い当たった。
(かわいいことをする…)
威津那は密かにほくそ笑む。
「気絶するほど嬉しかったくせに…」
咲羅子はあの時のことを思ってそう言う。女は鋭い。
「嬉しいというか、予知できず衝撃的過ぎただけで……」
また、ごまかしてしまう…
「キスでダメなら……」
威津那の手を持って胸を触らす。
しかも、押し当てられて女性特有の柔らかい感触を感じさせる。
狩衣に隠れていて体つきはごまかされているがかなり女らしい体をしているかもしれない……いや、先見の瞳で見た未来の妻になる橘はそんな体をしていた。
「これでも妹?もう、十年前とは違うのよ?」
潤む上目遣いで迫られた。
さらに、両手で両の乳房を触らせる。
(実物柔らかすぎる!唇のときもそうだったけど!可愛すぎて、愛しすぎて誘惑されて理性が飛ぶ……だろ……)
バターーーーン!
威津那は椅子から転げ落ち気絶した。
頭に血が登って鼻血まで出してる。
「うーん?威津那って女慣れしてないのかな?」
橘は頬を恥ずかしさで染めながらそう言った。
「てか、普通、突然触らせないわよ!…恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいけど、初めて触ってほしいのはどうしても威津那だもん。」
「橘、度胸と色気がいろいろ間違ってる……」
咲羅子は呆れた。
「嘘発見器は皇室や陛下に対して以外の質問あんまり役に立たないわよね?」
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