21 / 161
橘と威津那の巡り合いと探り合い
20☆未来よりも『今』☆エンド☆
しおりを挟む
阿倍野橘、彼女こその世を変える九尾の依代。
レッドスパイは君を欲しがっている。
陛下の命を頂くことが威津那の受けた命令ではない。
命ではなく国を我らが手に入れるための手段の一部としてまずは橘を手に入れることが任務……
簡単な任務だと思っていたのに…
けれど、誰にも、君を渡したくない……
可愛いと思ってしまったときから君に興味が湧いて仕方がない……
単なる九尾の依代になるための娘なのに…
不幸しか映さなかった瞳に君と出会ってから明るい未来が見えるから……
清々しい気持ちがこんなにもいいものなのか忘れていた……
これは癖になる。
だが、癖になったら力を失いそうでそれも怖い……
むしろ、橘を手に入れられるなら力などいらないと、
『今』は、まだ思えない……
そう思える日が来たのならば本当の幸せが訪れるのだろうか……?
まだ、どちらに着くか揺らぐ心を隠しながらとりあえず陰陽寮で君のそばにいよう……
赤い瞳が見せるキミとの出会いは、いずれ未来で心を引き裂く悲しみの涙になるのかどうか確かめるために……
『今』が幸せならば、後悔は後ですれば良いことなのだから……
レッドスパイは君を欲しがっている。
陛下の命を頂くことが威津那の受けた命令ではない。
命ではなく国を我らが手に入れるための手段の一部としてまずは橘を手に入れることが任務……
簡単な任務だと思っていたのに…
けれど、誰にも、君を渡したくない……
可愛いと思ってしまったときから君に興味が湧いて仕方がない……
単なる九尾の依代になるための娘なのに…
不幸しか映さなかった瞳に君と出会ってから明るい未来が見えるから……
清々しい気持ちがこんなにもいいものなのか忘れていた……
これは癖になる。
だが、癖になったら力を失いそうでそれも怖い……
むしろ、橘を手に入れられるなら力などいらないと、
『今』は、まだ思えない……
そう思える日が来たのならば本当の幸せが訪れるのだろうか……?
まだ、どちらに着くか揺らぐ心を隠しながらとりあえず陰陽寮で君のそばにいよう……
赤い瞳が見せるキミとの出会いは、いずれ未来で心を引き裂く悲しみの涙になるのかどうか確かめるために……
『今』が幸せならば、後悔は後ですれば良いことなのだから……
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる