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橘と威津那の巡り合いと探り合い
13☆思わぬごまかし
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「君に出会う前から……そう十年前から君のこと探してたんだよ」
橘はドキドキと胸が高鳴る。
愛の告白みたいで期待してしまっている。
威津那は橘の頭を優しくなでながら、見つめながら当時のことを思い出す。
あの当時、さらなる力を求めていた。
どさくさにまぎれて、九尾の血筋の少女を攫おうとしていた。
だけど、帝国軍人としての誇りが強くて幼女拉致をあの時は諦めた。
狐の力に頼るよりも自分の力で敵国を倒せると思っていたから……
十年前は闇の念が表の世界に現れていた…
有り余る漂う恨みの念を己の怒りも相まって密かに敵の軍隊をしに追いやった。
けれど世界の運命を、権威も権力も何もない一人の呪術者が勝てるわけなかったのだ……
わかっていたが……結果を変えたかった……
変えられる力を黒御足の一族は持っているはずなのだと信じていた。
皇を導く神の一族の助言一つで宿命を変えることすらできるのだから……
さらに、イズナの血筋も入っているために、
『我らが一族が封印した九尾の狐を復活させれば世界は変わる……
すべてを支配し日和国が世界を支配できるのだ…』
と、幼い頃から、父に教えてもらっていた。
『そして、もう一度あの混沌をもたらさなければ我が国が徐々に壊れていく…壊れる前に我々の手で日和を破壊しもとに戻さねば……』
本来ならば我が国の皇になられる父がそうおっしゃられていた。
それには阿倍野の白狐の娘が必要だった。
阿倍野の娘は巫女の家系で九尾の狐の媒体。
更に、普通の人間なら耐えられないだろうが、あやかしの依代ならば、耐えられるだろう……
自分の手のひらを見れば橘の未来を見ることができた。
空襲のとき誘い出しておきながら助けたのが初めての出会いだった。
そのときは妖力を奪う呪術を兄がかけ、攫う予定なのを威津那が自制心を発揮して今に至る。
更に、彼女と結婚することが見えた。
結婚する時は、白狐だった。
その変化がどうしてなのか、未来を見通す瞳は近くの未来は見えない…
橘が半妖だから尚更なのかもしれない。
一番重要なことなのに……
「ずっと、君のことを忘れられなかった…」
これは本心だ。
だけど、恋心とはまだわからない……
正直、世界を変える道具の一つとしか思えないのだ。
橘は顔を赤くして瞳を潤ませる。
(嬉しすぎる…両思いだったなんて…ずっと私のことを思っていてくれたなんて……)
ポロポロと感極まって涙があふれる。
「ひっく、ううっ…」
威津那は本気でびっくりして、撫でていた手を離す。
泣くとは思わなかった。
「ごめん、僕なにか悪いこと言ったかな?」
「言ってないけど…でも私を思ってくれていたことが嬉しくて」
「うん……妖狐である君がどうしても、イズナの家系の者としては欲しくて欲しくてずっと思っていたんだよ…
……僕のもとに来てくれるかい?」
「………はぁ?」
橘はどすの聞いた声を出した。
桜庭の姫が乗り移るかのごとくにだ。
あと一押しだけれどもう無理な気がする何かが間違った。
それを威津那は気がついているのに口が勝手に出る。
「…君のことを本気で可愛く思っているよ。妹みたいに」
「……妹……」
さらに、尻尾と耳が逆立っている。
威津那は自分でも悪い癖だと思う……
女性慣れをしてなくて思わずごまかしてしまう言葉が出るなんて自分でも思わなかった。
(工作員失格だ……)
橘の涙を見て本気で慌てふためくとは思ってもいなかった。
計算が狂った。
計画通りに口説けなかったことが内心恥ずかしすぎる。
「もう、騙されないわよ!バァァアカ!」
橘は威津那の腹に膝蹴りを食らわせて怒りに任せて走ったら、途中姿がすっぽり消えた。
「きゃぁぁぁ!異界の落とし穴ァァ!」
という言葉が聞こえた。
「橘さん!」
がさりと、異界のヤブから槐寿が現れた。
「足を転ばされて迷子になるとは思いませんでしたよ……」
威津那を恨み目でみる。
「それにしても…異界とは面白いですね、人の会話がささやき声でも私の耳に届きましたよ?」
迷いながらも、人の声を頼りに異界から迷わず合流できたようだ。
合流できても、橘が穴に落ちてどうなっているのかわからない。
「………あなたは……本当に危険な男ですね。桜庭の姫がここに来ていたら瞬殺でしたね。」
本当なら槐寿もそうしてやりたいところだが二人も陰陽師をなくしてしまったらどうなるかわからないので短絡的なことはしない。
あとでじっくり料理してやろうとは思う。
「ほんと、君でよかったよ。」
威津那に屈託のない笑顔でそう言われて、槐寿はため息を吐いて、
「好きな女の子への気持ちはわかってくれそうだしね」
「気持ちはすごくわかるけれど、あのベタなごまかしはないでしょう……」
本気の呆れ声で言われた。
だが、本気に橘を好きなのだと確信した。
「まぁ、そんなことよりも早く橘や、みんなを救いに行こうか、橘の居場所は僕にはわかるんだよ……」
黒い羽をどこからか取り出して口元で呪を唱えると、大きな人が乗れるほどの、大きなカラスが首輪代わりに垂ををつけて現れて、威津那は槐寿とともに乗る。
「こんな力を持っていたんですね……」
そして、威津那はカラスに命令すると橘が落ちた穴に向かってすごい速さで入っていった。
「あの子の一部の狐の毛を数本むしって飲み込んで自分の体に入れて相手と繋がる呪術なんだよ。だからあの子の居場所がわかるんだ…このことは内緒だよ」
「なんだか変態みたいな呪術ですね」
「ここから落としてもいいんだよ?」
「もうしわけございません」
橘に迫るために槐寿を異界で迷子にさせた威津那ならやりかねないので逆らうことは今は黙っていようと心に決めた。
陰陽寮は異能の者を集めているというが、この力は陰陽寮長と力が張れるのでは……と槐寿は思う。
異界は正確に通らないと一生出られないことがある。
橘が無事に妖怪の場所に辿り着ければいいのだけど……
やはり赤い瞳は遠い未来を見えても近いこうなることの未来を見ることは苦手だった。
橘はドキドキと胸が高鳴る。
愛の告白みたいで期待してしまっている。
威津那は橘の頭を優しくなでながら、見つめながら当時のことを思い出す。
あの当時、さらなる力を求めていた。
どさくさにまぎれて、九尾の血筋の少女を攫おうとしていた。
だけど、帝国軍人としての誇りが強くて幼女拉致をあの時は諦めた。
狐の力に頼るよりも自分の力で敵国を倒せると思っていたから……
十年前は闇の念が表の世界に現れていた…
有り余る漂う恨みの念を己の怒りも相まって密かに敵の軍隊をしに追いやった。
けれど世界の運命を、権威も権力も何もない一人の呪術者が勝てるわけなかったのだ……
わかっていたが……結果を変えたかった……
変えられる力を黒御足の一族は持っているはずなのだと信じていた。
皇を導く神の一族の助言一つで宿命を変えることすらできるのだから……
さらに、イズナの血筋も入っているために、
『我らが一族が封印した九尾の狐を復活させれば世界は変わる……
すべてを支配し日和国が世界を支配できるのだ…』
と、幼い頃から、父に教えてもらっていた。
『そして、もう一度あの混沌をもたらさなければ我が国が徐々に壊れていく…壊れる前に我々の手で日和を破壊しもとに戻さねば……』
本来ならば我が国の皇になられる父がそうおっしゃられていた。
それには阿倍野の白狐の娘が必要だった。
阿倍野の娘は巫女の家系で九尾の狐の媒体。
更に、普通の人間なら耐えられないだろうが、あやかしの依代ならば、耐えられるだろう……
自分の手のひらを見れば橘の未来を見ることができた。
空襲のとき誘い出しておきながら助けたのが初めての出会いだった。
そのときは妖力を奪う呪術を兄がかけ、攫う予定なのを威津那が自制心を発揮して今に至る。
更に、彼女と結婚することが見えた。
結婚する時は、白狐だった。
その変化がどうしてなのか、未来を見通す瞳は近くの未来は見えない…
橘が半妖だから尚更なのかもしれない。
一番重要なことなのに……
「ずっと、君のことを忘れられなかった…」
これは本心だ。
だけど、恋心とはまだわからない……
正直、世界を変える道具の一つとしか思えないのだ。
橘は顔を赤くして瞳を潤ませる。
(嬉しすぎる…両思いだったなんて…ずっと私のことを思っていてくれたなんて……)
ポロポロと感極まって涙があふれる。
「ひっく、ううっ…」
威津那は本気でびっくりして、撫でていた手を離す。
泣くとは思わなかった。
「ごめん、僕なにか悪いこと言ったかな?」
「言ってないけど…でも私を思ってくれていたことが嬉しくて」
「うん……妖狐である君がどうしても、イズナの家系の者としては欲しくて欲しくてずっと思っていたんだよ…
……僕のもとに来てくれるかい?」
「………はぁ?」
橘はどすの聞いた声を出した。
桜庭の姫が乗り移るかのごとくにだ。
あと一押しだけれどもう無理な気がする何かが間違った。
それを威津那は気がついているのに口が勝手に出る。
「…君のことを本気で可愛く思っているよ。妹みたいに」
「……妹……」
さらに、尻尾と耳が逆立っている。
威津那は自分でも悪い癖だと思う……
女性慣れをしてなくて思わずごまかしてしまう言葉が出るなんて自分でも思わなかった。
(工作員失格だ……)
橘の涙を見て本気で慌てふためくとは思ってもいなかった。
計算が狂った。
計画通りに口説けなかったことが内心恥ずかしすぎる。
「もう、騙されないわよ!バァァアカ!」
橘は威津那の腹に膝蹴りを食らわせて怒りに任せて走ったら、途中姿がすっぽり消えた。
「きゃぁぁぁ!異界の落とし穴ァァ!」
という言葉が聞こえた。
「橘さん!」
がさりと、異界のヤブから槐寿が現れた。
「足を転ばされて迷子になるとは思いませんでしたよ……」
威津那を恨み目でみる。
「それにしても…異界とは面白いですね、人の会話がささやき声でも私の耳に届きましたよ?」
迷いながらも、人の声を頼りに異界から迷わず合流できたようだ。
合流できても、橘が穴に落ちてどうなっているのかわからない。
「………あなたは……本当に危険な男ですね。桜庭の姫がここに来ていたら瞬殺でしたね。」
本当なら槐寿もそうしてやりたいところだが二人も陰陽師をなくしてしまったらどうなるかわからないので短絡的なことはしない。
あとでじっくり料理してやろうとは思う。
「ほんと、君でよかったよ。」
威津那に屈託のない笑顔でそう言われて、槐寿はため息を吐いて、
「好きな女の子への気持ちはわかってくれそうだしね」
「気持ちはすごくわかるけれど、あのベタなごまかしはないでしょう……」
本気の呆れ声で言われた。
だが、本気に橘を好きなのだと確信した。
「まぁ、そんなことよりも早く橘や、みんなを救いに行こうか、橘の居場所は僕にはわかるんだよ……」
黒い羽をどこからか取り出して口元で呪を唱えると、大きな人が乗れるほどの、大きなカラスが首輪代わりに垂ををつけて現れて、威津那は槐寿とともに乗る。
「こんな力を持っていたんですね……」
そして、威津那はカラスに命令すると橘が落ちた穴に向かってすごい速さで入っていった。
「あの子の一部の狐の毛を数本むしって飲み込んで自分の体に入れて相手と繋がる呪術なんだよ。だからあの子の居場所がわかるんだ…このことは内緒だよ」
「なんだか変態みたいな呪術ですね」
「ここから落としてもいいんだよ?」
「もうしわけございません」
橘に迫るために槐寿を異界で迷子にさせた威津那ならやりかねないので逆らうことは今は黙っていようと心に決めた。
陰陽寮は異能の者を集めているというが、この力は陰陽寮長と力が張れるのでは……と槐寿は思う。
異界は正確に通らないと一生出られないことがある。
橘が無事に妖怪の場所に辿り着ければいいのだけど……
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