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曽祖父祖父母の話
橘と威津那の秘め事☆3(TL)
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威津那を探しにきた橘は塗籠の戸を開けた。
「威津那、大丈夫?突然の物忌なんてなんかしたの?」
もしかして呪詛でも使ったのかと疑って橘は聞く。
威津那はビクリっとして布団をかぶりくるまる。
「今日の僕は危険だがら近づかないでくれ……!」
威津那は息苦しそうにそう言って橘を追い払おうとする。
「まさか、呪詛返しされたとか⁉︎」
「それはないよ…」
黒御足の御曹司である威津那は呪詛返しされるはずはないという自負はあるが、似たような症状だと思うと声が小さくなる。
「ならよかった。」
橘はほっとしてさらに近づく。
そして、丸々威津那の布団のそばに座る。
「…橘を、君を襲いそうだから…近づいちゃだめだ……はぁ、はぁ…」
威津那は体を卵のように丸めて橘を見ない。
(体が、脳が火照ってやばい。)
良房の術の後遺症らしい。
一日は妄想でやられて仕事ができなくなる様だ。
晴綛にも事情を聞かれて「あー…」といわれた。
晴綛も経験あるらしく、塗籠に籠る事を許可された。
「……ふーん。」
橘は狐耳をピクピクっとさせていたずらする表情をして威津那に遠慮なく近づく。
「じゃ、どれほど、我慢できるのかしらー」
橘はいつも理性の強い威津那をからかいたくなって布団の頭の方に声をかける。
(バカにしてるなぁ……)
威津那は余裕がなくてむつかる。
「なーんて、そんな危険なときに大事な初夜の初めてを奪われちゃうのはもったいないから楽しみにしてるね。」
威津那は突然布団から腕を出して橘頭をグイッと引き寄せてキスをしてきた。
「んっ!」
さらに布団の中に入れて後ろからはがいじめするように抱きしめる。
「危険だって言ったのに……」
息が荒くそう耳元で囁かれて橘はどきりとする。
橘の狩衣の脇の空いているところに手を入れて、さらにそのまま単の内側に手を入れて、柔肌を触る。
「んっ!ちょ…」
橘は焦る。
これは本気だと……
威津那は息を荒くしながら、手のひらで感じた先端を遠慮なくいじる。
「やんっ…ぃぁ…」
小さく橘は可愛いく喘ぐ。
「やっぱり、これが好きなんだね…」
威津那の息は抑えていても荒い。
手の動きは止まず、橘はの吐息に興奮がます。
橘は乳房までなら、触られてもいいかと思っていたけれど、袴の横から手を入れられて、太ももに手が這う。
内側に指が入りそうになって、流石に恥ずかしくて抵抗して腕を力一杯掴んでやめさせる。
(濡れてるの気づかれるの恥ずかしい…!)
威津那は橘の体をパッと離す。
橘はガバリと布団を退かせて顔を真っ赤にして戸惑って威津那を見る。
瞳に涙を浮かべて耳がひしゃげて警戒しているようだ。
いつも悪戯するように挑発する橘の戸惑いの表情にしてやったりと威津那は思った。
「だから近づいちゃだめだって言ったでしょ?教わったばかりだから試したくなるんだ……」
威津那は困ったような表情で言った。
威津那の瞳は乱れた胸元に集中しているのを察し橘は服が乱れているのを急いで直す。
橘は身の危険を感じた。
(威津那を信じてからかっていたのに、本気を出されると焦るわ……でも、どうして急に?)
「誰に、教わったのかしら?威津那さん?」
橘は笑顔で怒る。
こういう事は経験ある女性に教わらなければわからないこともあると聞いたことがある。
「どこの女官……いるのよね一人色魔みたいな女が…っ!」
橘はその女を見つけたら八つ裂きにする勢いなほど怒りを露わにする。
「ま、まだ、童貞だよ!」
威津那は焦って恥ずかしい事を口にする。
「嘘つけっ!誰に教わったの⁉︎正直に言って!」
「房良さん」
と、威津那は顔を赤らめて言った。
「はい??」
橘は大いにびっくりする。
「お、おじいさんに教わったの?」
「うん…凄技だった……」
威津那は感嘆して照れる。
「すご、わざ?」
橘は妄想する、しわしわなおじいさんに抱かれる威津那を……
橘は青ざめ狐耳と尻尾は鳥肌をたてるように逆立てて、
「なんで、男、しかも!お、おじいさんに教わってんのよぉぉぉ!しんじらんなぁぁあい!」
橘は威津那を突き飛ばし廊下をかけていった。
威津那はハッとして橘が妄想した事を思いついて、自らゾッとすると熱は冷めた。
橘は凄く妄想力激しい事忘れていた。
「橘っ!誤解だーーーー!」
しばらく違う意味で警戒されたのだった。
「威津那、大丈夫?突然の物忌なんてなんかしたの?」
もしかして呪詛でも使ったのかと疑って橘は聞く。
威津那はビクリっとして布団をかぶりくるまる。
「今日の僕は危険だがら近づかないでくれ……!」
威津那は息苦しそうにそう言って橘を追い払おうとする。
「まさか、呪詛返しされたとか⁉︎」
「それはないよ…」
黒御足の御曹司である威津那は呪詛返しされるはずはないという自負はあるが、似たような症状だと思うと声が小さくなる。
「ならよかった。」
橘はほっとしてさらに近づく。
そして、丸々威津那の布団のそばに座る。
「…橘を、君を襲いそうだから…近づいちゃだめだ……はぁ、はぁ…」
威津那は体を卵のように丸めて橘を見ない。
(体が、脳が火照ってやばい。)
良房の術の後遺症らしい。
一日は妄想でやられて仕事ができなくなる様だ。
晴綛にも事情を聞かれて「あー…」といわれた。
晴綛も経験あるらしく、塗籠に籠る事を許可された。
「……ふーん。」
橘は狐耳をピクピクっとさせていたずらする表情をして威津那に遠慮なく近づく。
「じゃ、どれほど、我慢できるのかしらー」
橘はいつも理性の強い威津那をからかいたくなって布団の頭の方に声をかける。
(バカにしてるなぁ……)
威津那は余裕がなくてむつかる。
「なーんて、そんな危険なときに大事な初夜の初めてを奪われちゃうのはもったいないから楽しみにしてるね。」
威津那は突然布団から腕を出して橘頭をグイッと引き寄せてキスをしてきた。
「んっ!」
さらに布団の中に入れて後ろからはがいじめするように抱きしめる。
「危険だって言ったのに……」
息が荒くそう耳元で囁かれて橘はどきりとする。
橘の狩衣の脇の空いているところに手を入れて、さらにそのまま単の内側に手を入れて、柔肌を触る。
「んっ!ちょ…」
橘は焦る。
これは本気だと……
威津那は息を荒くしながら、手のひらで感じた先端を遠慮なくいじる。
「やんっ…ぃぁ…」
小さく橘は可愛いく喘ぐ。
「やっぱり、これが好きなんだね…」
威津那の息は抑えていても荒い。
手の動きは止まず、橘はの吐息に興奮がます。
橘は乳房までなら、触られてもいいかと思っていたけれど、袴の横から手を入れられて、太ももに手が這う。
内側に指が入りそうになって、流石に恥ずかしくて抵抗して腕を力一杯掴んでやめさせる。
(濡れてるの気づかれるの恥ずかしい…!)
威津那は橘の体をパッと離す。
橘はガバリと布団を退かせて顔を真っ赤にして戸惑って威津那を見る。
瞳に涙を浮かべて耳がひしゃげて警戒しているようだ。
いつも悪戯するように挑発する橘の戸惑いの表情にしてやったりと威津那は思った。
「だから近づいちゃだめだって言ったでしょ?教わったばかりだから試したくなるんだ……」
威津那は困ったような表情で言った。
威津那の瞳は乱れた胸元に集中しているのを察し橘は服が乱れているのを急いで直す。
橘は身の危険を感じた。
(威津那を信じてからかっていたのに、本気を出されると焦るわ……でも、どうして急に?)
「誰に、教わったのかしら?威津那さん?」
橘は笑顔で怒る。
こういう事は経験ある女性に教わらなければわからないこともあると聞いたことがある。
「どこの女官……いるのよね一人色魔みたいな女が…っ!」
橘はその女を見つけたら八つ裂きにする勢いなほど怒りを露わにする。
「ま、まだ、童貞だよ!」
威津那は焦って恥ずかしい事を口にする。
「嘘つけっ!誰に教わったの⁉︎正直に言って!」
「房良さん」
と、威津那は顔を赤らめて言った。
「はい??」
橘は大いにびっくりする。
「お、おじいさんに教わったの?」
「うん…凄技だった……」
威津那は感嘆して照れる。
「すご、わざ?」
橘は妄想する、しわしわなおじいさんに抱かれる威津那を……
橘は青ざめ狐耳と尻尾は鳥肌をたてるように逆立てて、
「なんで、男、しかも!お、おじいさんに教わってんのよぉぉぉ!しんじらんなぁぁあい!」
橘は威津那を突き飛ばし廊下をかけていった。
威津那はハッとして橘が妄想した事を思いついて、自らゾッとすると熱は冷めた。
橘は凄く妄想力激しい事忘れていた。
「橘っ!誤解だーーーー!」
しばらく違う意味で警戒されたのだった。
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