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nanaさん

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2章 異世界

ツクヨミ

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雲が割れた

いや斬った この刀の斬撃があそこに届いたのだ

そして見えるのは白い満月

身体中に力が湧いてくる

「あの時と同じ...いや違う」

何かが違う あの時は身体から熱いものが込み上げるような感じだったが今は冷たく浸透するように感じる

「身体から光が...!?」

身体が光に包まれ始める

それは視界を埋めつくし..




「...ここはどこだ?」

前の神殿と似てそうで似てない

夜で白い満月が輝く 和風の城の中

俺はそんな中を進んでいく

何故かそうしないといけない気がしたから

しばらく進むと鎧を着た兵士が居た


それはこちらに持っている槍を構えてくる


戦いたいが武器がない...と思ったら 背中にいつの間にかあの太刀があった

その太刀を抜刀する

その瞬間 兵士がこちらに向けて槍をついてくるので槍を切り上げるように切り落とし

そのまま返しの刃で兵士を切り捨てる

血は出なかった

なのでそのまま太刀を鞘に入れ進む

すると何度も敵が出てくるのでその度に切り捨てる


そうしていくと最上階に着く

「...」

目の前には如何にも強そうな鎧を着た侍

太刀を抜刀し

「いざ尋常に...勝負!」

そう宣言し 正面から刀を振るう

すると相手の刀と鍔迫り合いになるので

上手く受け流し

その力を利用して一撃を加える

がその一撃は鎧に阻まれる

相手はまだ怯んだままなので

そのまま切り上げ 返しの刃で更に切りつける

また相手の攻撃が来たので受け流し 反撃の刃で相手の足の健を切る

すると片膝を着くので深く居合をし抜刀

「はっ!」

そのまま相手の首を切り飛ばす

すると侍の身体は塵のように消えていった

侍が居た場所には仮面が残されていた

「...」

それは中央に月のような紋章が彫られた白い仮面

それを装着する

すると記憶が流れ込んでくる

今まで この太刀を使った者達の記憶が

刀の技 扱い方 この刀との旅 この刀の出来た経緯

全てが流れ込んできた

「そうか...お前の名前は...

そして気づくと俺は


「...戻ってきたか」

現実に戻れたらしい

そして色々と変わってることに気づく

まずはあの時のように銀髪で仮面をつけている

あそこで着けた仮面と同じものだ

次にいつの間にか白い和服と黒い衣を着ていた

和服は純白...いや白銀と言った方が良いだろう

そしてツクヨミが光り輝いている

「覚醒...というやつか なら行くぞ ツクヨミ あのクソ野郎に最高の一撃を食らわせてやるぞ」

奴に向かって思いっきり跳ぶ

「下手に変な技を出されても困る...一撃で決めるぞ!ツクヨミ!!」

それに応えるかのようにツクヨミは一瞬強く光り輝いた

そしてツクヨミを抜刀し

居合の構え

「【月光 燕返し】!!!!」

奴を切り上げそして素早く全身全霊を込めて返しの刃で切り捨てる!!

だが奴も己の腕に魔力を纏わせ抵抗してくる

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

負ける訳にはいかない

彼奴らに約束したんだ

面白いものを見せてやるって

家族を解放してやるって

だから負けられない

「負ける訳には行かねぇんだァァァァァ!!」

そして俺の技は届いた

大精霊の腕を2本とも切り上げ

そのまま返しの刃で奴の核を斬り捨てる

大精霊は力を失い そのまま地面に堕ちて行く

そして塵になるように消えて行った

その後に2つの魂

片方は大人のように大きく もう片方は子供のように小さい

そしてどこからかそれに寄り添うように3つの魂が現れた

「家族仲良く再開...出来たか」

その魂らは天高く昇って行った

「...終わりか」

これで彼らも救われただろう

初めての依頼にしては少々ヘビー過ぎたが

結果は最高なものになった

「...代償が来る前に休まねぇとな」

大精霊が散った場所を見ると何か黒い核が落ちていた

大精霊の核 ランク5 品質 不明
数百年の時を過ごした大精霊の核 それはとてつもない魔力を含み 武器にも 錬金術の媒体にも使える最高級の素材である


「...中々エグいものを手に入れたな」

そう呟いた瞬間

『ユニーククエスト 闇の誘惑 をクリアしました 報酬が付与されます』

「ユニーククエストねぇ...」

そんなアナウンスが脳内で流れた後に目の前に豪華な宝箱が現れる

開けてみると中には...

「こいつは...」

中には黒く光るスキルオーブと紋章が刻まれた紙があった

「なんだこりゃ..とりあえずスキルオーブを使ってみるか」

『スキル <五星魔導陣>を獲得しました』

「魔導陣か...」

どうやらこのスキルは魔法を五重に展開しそれらを組み合わせて発動する魔導陣らしい

威力 範囲 射程 発動速度 それぞれが今までとは比べ物にならないくらい早くなるとか

「良いものを手に入れたな...だが問題は...」

そうして俺はまだ宝箱にある紋章の記された紙を見る

「こいつだな...」

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