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2章 異世界

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地下室を出ると あんなに綺麗だった屋敷は最初見た時のようなボロボロな姿になっていた

「...全て幻影だったのか」

どちらにしろやることは変わらない

図書室に足を進める

途中途中 闇の精霊が邪魔をしてくるがすぐ切り捨て進む

図書室に入り奥に進む

「...ここだな」

本棚に一つだけ開いてる隙間にルイス達から託された白い本を入れる

すると

ズズズズ...と音を立て本棚が動く

「...魔法陣ってやつか」

本棚の裏には魔法陣があった

「...行くぞ」

魔法陣に乗る すると周りが光に包まれ少しの浮遊感を感じた後...


「...山だな」

屋敷のある山に移っていた

丁度 中腹くらいだろうか

「待ってろよ..何者か知らんが こんな悲劇を起こした罪は...デカいぞ」


山を歩き進む

道中出てくる闇の精霊を斬り捨て進む


すると頂上に着くそこには祠...の残骸があった

「...壊されてるな」

『ああ、そうさ 壊したのさ』

「..何者だ」

『私の名前は欲望の悪魔...またの名を闇の大精霊』

「闇の大精霊...か」

『そうだ 数百年前にここに封印されそこから二百年 馬鹿な人間が私の封印を解いたのさ そこからその人間に取り憑き操って力を取り戻した』

「てめぇみたいなクソ野郎には地獄がお似合いだ」

『人間程度に何ができる?所詮 我の糧となるだけの哀れな生物が』

「人間の力は舐めない方が良いぞ 」

『では見せてもらおうか...』

すると闇の大精霊と思われる姿が現れる

それは鴉の翼を持ち 狐のような尻尾を付け 蜘蛛のような何百本もの脚を持ち

そしてハリネズミのような鋭い針が身体のあちこちから生えている

「...醜いな 欲望ってのをよく表してるぜ」

『生物全てが持つ欲望 それは生物の行動する全ての原理の根源となるもの 醜い以外に何があろうか』

「確かに欲望ってのは醜いもんだが...てめぇはその醜いものの象徴として生きている 醜すぎて笑っちまいそうだぜ」

『数百年生きてきた中で俺にそのような態度を取った輩は貴様が初めてだ』

「そりゃ嬉しいぜ てめぇをイラつかせる事が出来た初めての人間なんだからなぁ?」

そのまま戦闘を開始する

まずは様子見で雷術を放ち対応を見るが

向こうはハリネズミのような針をこちらに飛ばして雷術を打ち消してくる

それを避けつつ弱点を探る

闇の大精霊と言うんだから 対比となる光が弱点にはなりそうである

だが空は暗雲に覆われている

のような状態になるにはあの雲を何か強力な攻撃でぶっ飛ばさないといけないな...

そんなことを考えてると欲望の悪魔が動き出した

狐のような尻尾から黒い狐火?のようなものを無数に出して飛ばしてきたのでワイヤーとプレート駆使して避けつつ雷術で攻撃を入れる

だが弾幕で張った雷術は全て針で撃ち落とされたのて今度は広範囲に撃つ

「【放電爆発ハイボルテージ】!」


こちらに飛ばされた針諸共撃ち落とし 欲望の悪魔に直撃した
 

『ほほう...人間 少し貴様を舐めていたようだ 私も少し本気を出すとしよう』

どうやら向こうも少しやる気になったらしい

とりあえず次の動きを見るか..


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