freely fantastic online

nanaさん

文字の大きさ
上 下
38 / 47
2章 異世界

王都への移動

しおりを挟む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

月の光がこの空間から消えた瞬間に俺の姿は元に戻ったがそれと同時にとんでもない疲労が襲ってくる

「ぐっ...代償付きか....身体が重い」

重力操作で身体に掛る重力を軽くしても変わらないことから概念的なものだろう

それと今気づいたが頭から血が流れていたようだ

傷口は【恵みの光】で塞がれたみたいだがまだ乾いてない

とりあえず地底湖の水で顔を洗う

「服は...プレートで覆ってたから特に破れたり汚れたりはしてないか」

血も落としたことだし...疲れた身体を引きずってワイヤーで山頂に戻り

家を一旦元の位置にまた召喚して入り ベッドに倒れ込む

「身体が重い...ゲーム内で寝ても向こうでは2時間くらいしか経たない なら寝ても大丈夫だろう」

そのまま俺は解けるように眠りに入った









目が覚める 外はもう太陽が沈もうとしている時間帯


「...どうやら...こっちの世界での丸一日をほぼ寝過ごしたみたいだな」

欠伸をしつつも1階に降りて朝食を作り始める

今日は目玉焼きとベーコンとドレッシングを掛けたサラダ 勿論 コーヒーも忘れない



「ふぅ...ご馳走様でした」

朝ご飯を食べ終えたので食器等を片付け家をオーブ化させてインベントリに入れる

「...確認しとくか」

昨日戦った場所の確認に向かう




「わお..改めて見るとひでぇな」

元は暗かったこの空間が昨日の戦闘により上から光が指している

「下手したら崩れそうだなこりゃ...んであの二人はいないと」

特に死体がある訳でも無い だが息の根を止めた覚えも無い

「ま、ならいいか それとあの青い光が出ていた鉱石は...あれ?」

昨日 あんなに沢山光っていた鉱石が消えている

あった場所を掘ってみても石ころが出てくるだけ

「なぜだ...良い素材になりそうだったのに..扱えるかは別として」

無くなったものを気にするのもあれなので王都に向かう

洞窟の外に出てスレイブを呼んで王都に向かい始める


イルバニアの上を通り越しながら進んでいく

道中 旅人や 王都に向かってると思われる馬車とかがあった

「馬車かぁ....スレイブがok出してくれたら買うのもありだな」

スレイブは仕事はこなすけど面倒な事はあまりやらなそうだしなぁ...



そんなこんなでしばらく進むと 大きな城が見えてきた

「はえー...あれが王都か」

大きな城に大きな城下町 その周りを大きな城壁が建っている

それと城...いや王城と言うべきか?それの1番上..そこに三日月?のようなマークをした彫刻があるのが見える

「ふむ...ま、いいや  」

スレイブに地面に降りてもらいオーブに戻ってもらう

やっぱりオーブに戻る時だけめっちゃウキウキしてるなぁ...どんだけ快適なんだ...

そのまま歩きで城門まで向かう

すると待っているの長い列

列は2種類あるらしく 俺みたいな徒歩で来た人

もう1つは馬や馬車で来た人だ

馬の方が列が少ないのでスレイブに乗ったままで来れば良かったと後悔するが今やってもあれなので素直に並ぶ

並んでる間 骨董品屋で買った本を取りだし読む タイトルは瞑想法

よく瞑想はしているし丁度いい 何か得られる物があるかもしれない






「ふむふむ...瞑想にも種類があるのか」

どうやら瞑想はただ座禅して心を無にするだけでなく太極拳や踊りながら 声を出しながらやったりするらしい

他にも瞑想は ただ単に心を鎮めるだけじゃなく特定の対象に対し省察したり高度な健康状態を引き出したりするらしい

省察 という普段聞かない単語が出てきて困惑したが 後で意味を調べてみよう


そんなこんなですぐ自分の番が来たので冒険者カードを見せて そのまま王都に入る

「...デケェな」

改めて近くで見ると本当にでかい 城下町も賑わってる

出来ればここに拠点を構えたいのだが...

「土地とか...買えるかなぁ」

流石に冒険者ギルドは無理だろうし...商業ギルドみたいなのあるかな?

今 お金はあるし 変に宿借りるよりそっちの方が楽なんだよなぁ...

とりあえずそれっぽい建物探してみるとするか


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

自由にやっていくVRMMO

nanaさん
SF
これは最新VRMMOの Fantastic Frontierをプレイし始めたもうこの後の人生遊ぶび放題になった主人公こと 凛尊 有紗もといAlice のお話 *作者の自己満足で書いてます なので更新は不定期です 内容も誤字だらけだったり 色々と悲惨な内容になってたりします それでもよろしい方はどうぞ

ビースト・オンライン 〜追憶の道しるべ。操作ミスで兎になった俺は、仲間の記憶を辿り世界を紐解く〜

八ッ坂千鶴
SF
 普通の高校生の少年は高熱と酷い風邪に悩まされていた。くしゃみが止まらず学校にも行けないまま1週間。そんな彼を心配して、母親はとあるゲームを差し出す。  そして、そのゲームはやがて彼を大事件に巻き込んでいく……!

不遇職「罠師」は器用さMAXで無双する

ゆる弥
SF
後輩に勧められて買ってみたVRMMOゲーム、UnknownWorldOnline(通称UWO(ウォー))で通常では選ぶことができないレア職を狙って職業選択でランダムを選択する。 すると、不遇職とされる「罠師」になってしまう。 しかし、探索中足を滑らせて落ちた谷底で宝を発見する。 その宝は器用さをMAXにするバングルであった。 器用さに左右される罠作成を成功させまくってあらゆる罠を作り、モンスターを狩りまくって無双する。 やがて伝説のプレイヤーになる。

Recreation World ~とある男が〇〇になるまでの軌跡〜

虚妄公
SF
新月流当主の息子である龍谷真一は新月流の当主になるため日々の修練に励んでいた。 新月流の当主になれるのは当代最強の者のみ。 新月流は超実戦派の武術集団である。 その中で、齢16歳の真一は同年代の門下生の中では他の追随を許さぬほどの強さを誇っていたが現在在籍している師範8人のうち1人を除いて誰にも勝つことができず新月流内の順位は8位であった。 新月流では18歳で成人の儀があり、そこで初めて実戦経験を経て一人前になるのである。 そこで真一は師範に勝てないのは実戦経験が乏しいからだと考え、命を削るような戦いを求めていた。 そんなときに同じ門下生の凛にVRMMORPG『Recreation World』通称リクルドを勧められその世界に入っていくのである。 だがそのゲームはただのゲームではなく3人の天才によるある思惑が絡んでいた。 そして真一は気付かぬままに戻ることができぬ歯車に巻き込まれていくのである・・・ ※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも先行投稿しております。

40代(男)アバターで無双する少女

かのよ
SF
同年代の子達と放課後寄り道するよりも、VRMMOでおじさんになってるほうが幸せだ。オープンフィールドの狩りゲーで大剣使いをしているガルドこと佐野みずき。女子高生であることを完璧に隠しながら、親父どもが集まるギルドにいい感じに馴染んでいる…! ひたすらクエストをやりこみ、酒場で仲間と談笑しているおじさんの皮を被った17歳。しかし平穏だった非日常を、唐突なギルドのオフ会とログアウト不可能の文字が破壊する! 序盤はVRMMO+日常系、中盤から転移系の物語に移行していきます。 表紙は茶二三様から頂きました!ありがとうございます!! 校正を加え同人誌版を出しています! https://00kanoyooo.booth.pm/ こちらにて通販しています。 更新は定期日程で毎月4回行います(2・9・17・23日です) 小説家になろうにも「40代(男)アバターで無双するJK」という名前で投稿しています。 この作品はフィクションです。作中における犯罪行為を真似すると犯罪になります。それらを認可・奨励するものではありません。

ユニーク職業最弱だと思われてたテイマーが最強だったと知れ渡ってしまったので、多くの人に注目&推しにされるのなぜ?

水まんじゅう
SF
懸賞で、たまたま当たったゲーム「君と紡ぐ世界」でユニーク職業を引き当ててしまった、和泉吉江。 そしてゲームをプイイし、決まった職業がユニーク職業最弱のテイマーという職業だ。ユニーク最弱と罵られながらも、仲間とテイムした魔物たちと強くなっていき罵ったやつらを見返していく物語

「unknown」と呼ばれ伝説になった俺は、新作に配信機能が追加されたので配信を開始してみました 〜VRMMO底辺配信者の成り上がり〜

トス
SF
 VRMMOグランデヘイミナムオンライン、通称『GHO』。  全世界で400万本以上売れた大人気オープンワールドゲーム。  とても難易度が高いが、その高い難易度がクセになると話題になった。  このゲームには「unknown」と呼ばれ、伝説になったプレイヤーがいる。  彼は名前を非公開にしてプレイしていたためそう呼ばれた。  ある日、新作『GHO2』が発売される。  新作となったGHOには新たな機能『配信機能』が追加された。  伝説のプレイヤーもまた配信機能を使用する一人だ。  前作と違うのは、名前を公開し『レットチャンネル』として活動するいわゆる底辺配信者だ。  もちろん、誰もこの人物が『unknown』だということは知らない。  だが、ゲームを攻略していく様は凄まじく、視聴者を楽しませる。  次第に視聴者は嫌でも気づいてしまう。  自分が観ているのは底辺配信者なんかじゃない。  伝説のプレイヤーなんだと――。 (なろう、カクヨム、アルファポリスで掲載しています)

きっと覇道は長いだろう

自楽主義者
ファンタジー
VRが広まった時代に今までVRゲームに一切手を出さなかった主人公。 そんな主人公が親友に勧められてVRゲームを始めたのだが、 集中力が化け物の主人公は、色々な事に首を突っ込みまくり いつの間にやら周りの人に「アイツなんでそんな事出来るの!?」 と驚かせながらも楽しくゲームをするお話です

処理中です...