自由にやっていくVRMMO

nanaさん

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防衛戦

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西の門に向かう そっちの方では兵士やプレイヤーが慌ただしく動いている その中にはヒカリ達もいた

そしてこちらに気づく

「な、なんでルナさんが!?」

「ルナさん!こっちはもう戦いが始まる だから逃げてくれ!」

「申し訳無いですが 私に 策があります なので引けません」

「策...」


門の上に上がる そこからは魔物大群が砂漠の中を突き進んでこちらに向かってきている

「...行きなさい」

それと同時に保管庫の扉を開け300人の騎士達が配置に着く

「うお!?」

「これは...騎士!?」

そして街に結界を張る 戦いの影響を受けない為 侵入を防ぐ為の結界だ

聖なる結界ホーリーバリア

「これは...結界か!?」

「ルナさんにそんな力が...」

「もしかして...いやそれは後だ」

「来るぞ 魔法隊 弓兵隊 攻撃準備!」

異人の司令官?のような人の命令により攻撃の準備がされる それに合わせて騎士達も攻撃の準備をする

「...攻撃開始ぃ!!」

その言葉と同時に大量の魔法 矢が魔物達に降り注ぐ

「良いぞ!その調子だ!」

「このまま続けろ!」

街の西門前には近接分野の騎士達とプレイヤー達が待機している だからこの猛攻を抜けた魔物達を処理してくれる

そんなのが続いて暫くすると

魔物の強さが上がってきたのか中々倒れなくなった

近接組が本格的に応戦し始めた だが奥にはまだまだ魔物が見える

なので風の概念に干渉

風を操り天候を間接的に操作する

「なんだ..?雲行きが怪しくなってきたぞ...?」

「不吉だな..」

空は黒く染まり始める 風も強くなり雨が降り始める

「雷雨か!?」

「こんな時に限って...!」

そのまま風を操り 砂漠の奥地の魔物達の大群の中心から竜巻を起こす

「なっ!?」

「竜巻!?」

「魔物が飛ばされて行ってるぞ!?」

そして竜巻により砂が大量に飛ばされる

ソルバートの話によるとこの砂漠の砂には地味にかなり小さい鉄が含まれているらしい

竜巻の上空の元素を操り 雷を起こす

そうすると魔物に感電 そこから更に他の魔物に感電していく

そして魔物の一体に雷が直撃し引火

そうすると大爆発が起きる

「何っ!?」

「魔法...いや魔法じゃねぇ..!?」

「...粉塵爆発」

弓兵の1人がそう呟く

「可燃性の物質が粉塵として大量に拡散しそこに火が引火することで大爆発が起こる原理 それだ」

「嘘だろ!砂は可燃性じゃねぇだろ!?」

「いやあの砂漠の砂には鉄が小さいながら含まれている 」

「でも鉄は可燃性じゃねぇが...」

それに1人の異人が答えた

「粉塵爆発は酸化しやすい...鉄やマグネシウムでも起こる 砂漠に含まれている鉄が 今の粉塵爆発を起こしたのだろう」

そのまま竜巻の操作を終える 

魔物の大群はかなり減った  だがまだいる

なのでこちらも元素を組み立て魔法を使って攻撃を始める

光を中心に使って攻撃を続ける

他の人達も攻撃を再開し始めた

騎士は今のとこ 傷付いても再生して戦い続けている 今のとこは問題は無さそうだ



暫くそんな状態が続くが

「くくく、何故か苦戦してると思ったがそういう事か 」

ソルバートが言っていた司令官的な存在

そのうちの一体が現れた 人間のような見た目をしているが角や尻尾が生えており肌が青い

一言で表すなら 魔族

「何度も生き返る異人という輩も厄介だが...1番は...貴様だ」

その魔族はこちらを見てそう言う

「貴様は我ら魔王軍にとって厄介だ だからここで始末する」

それと同時に周りの異人達が私を守ろうと動くが間に合わない

なのでその場から動き攻撃を避ける

案の定 その魔族はそこに向かって大きな大剣を振り下ろしていた

「ちっ、無駄な事を」

ここで暴れられてはマズイ 周囲に被害が出て前線が崩壊したらおしまい

なら戦える場所に移動だ

「逃げても無駄だっ!」

「ッ!ルナさんを守るぞ!」

「いや待て ルナさんの行く方向を見てみろ」

「...教会...?」

「ああ、ルナさんは多分 ここで戦いを始めると周囲に被害が出て前線が崩れる それを考えて移動した」

「なら俺らも..!」

「馬鹿野郎 まず一つ ルナさんは俺らにここで戦線を維持してもらいたい 二つ 俺らが行ってもただのお荷物だ ルナさんの動きを見たか?あの魔族の相手はルナさんしか現状出来ない」

「...」

「俺らにできるのはここで戦線を維持すること そしてルナさんを信じることだ」

「..畜生 分かったよ やってやるよ」

「ああ、とにかく守るぞ!」




「...」

「ふっ、もうおしまいか?」

私は最初に作り出した剣を持つ

「戦おうというのか 馬鹿らしい 負けると分かっているのに」

「負ける訳ではありませんよ 私は貴方に勝ちます」

「くくく...そんな事は有り得ぬ 絶対にな」

戦いが始まる

魔族が大剣を使って詰めてくる

私は大剣を片手剣で受けずに元素で土の壁を作り出す

大剣は土の壁に思いっきり当たり その瞬間に元素を組み換え 爆発を起こす

「小癪な!」

大剣を避け そのまま一撃 はさせてくれず避けられる

「遅い!」

猛攻が来るが元素を組みたて壁を作り出したり 受け流したりしてどうにかする

そしてさっきと同じように距離を詰め その瞬間に 元素を組み立て鎖を作り出し拘束する

「何っ!?」

そのまま一撃 二撃 三撃 と攻撃を与える

「ちっ...人の癖に小癪な技を使いやがって...」

「対処出来てない時点で 貴方の負けですよ」

そのまま猛攻を加える 魔族のやりたい行動を元素を使って徹底的に封じる

そして疲弊し 集中力が持たなくなってきた頃に一閃

首を切り落とす

「...教会..酷いことになりましたね」

幸い結界を張っていたので壊れたりしてはいないが元々あった長椅子とかは全部壊れてしまった そして青い血の海になっている どんだけ血液持ってんだよ 魔族

戦いは終わっていない まだ2人いる ここに
「...いるのでしょう?出てきなさい」

「バレたか」

「ここまでの実力者 今までどこに居たのやら」

「2vs1だ 卑怯とは言うなよ?魔族2人相手に人間程度の力で勝てるかな?」

「潔く負けを認めたら 楽に殺してやる」

どうやらかなり舐められているらしい 傲慢だ

「雑魚が2人になろうが結果は変わりませんよ」

「ッ!野郎 言うじゃねぇか...」

「その発言 精々後悔するがいいよ」

それぞれ双剣と長槍を使って攻撃をしてくる

双剣の方は 剣に鎖を絡めバランスを崩させ一閃  首は殺れなかったが角を切り落とした

「がっ!?」

長槍も鎖を絡め そのまま奪う

「なっ!?」

「敵に大切な武器を奪われる程 滑稽なものはありませんね」

あまりにも油断しすぎだ

そのまま動揺しているので鎖で拘束 長槍を頭に目掛けて投げる

そしてそのまま貫く これで1人はok

もう1人は 角を切り落としたせいか動かない

特に魔法を使ってくる訳でも無い

なのでそのまま首を切り落とす

死体は保管庫に一応 回収 だが こんな簡単に終わるはずが無い

「...」

そして急に現れる強大な存在 それは私の所

不思議とそれが何か分かる

「...魔王が直接 何用ですかね」

「...」

黒い甲冑鎧を着た人物が現れる その手には黒く染まった剣 

そのまま 睨み合いが続く

「...」

「...」

そして 戦いがまた 始まる

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