VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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魔法

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「...魔法ってどう使うの?」

「えーと...説明すると魔法を使う際は2種類の方法があるのまずは普通に詠唱をして魔法を放つ方法と詠唱を破棄して魔法の名称のみで発動する方法よ」

「なら熟練度あげないと詠唱破棄の方は出来ないの?」

「基本そうね 熟練度が大体60から70ら辺になると詠唱破棄が出来るようになるわ これはシステム的なものじゃなくあくまでも目安だから熟練度が0近くでも理論的に詠唱破棄は出来るんじゃないかって言われてるよ」

「そうなんだ...」

なら有栖が戦闘中に使ってたのは詠唱破棄の方かな

「お姉ちゃんも魔法が使えるの?」

「勿論!見たい?」

「うん!見たい!」

「お姉ちゃんにまっかせなさい!」






「己龍は詠唱破棄と通常の魔法どっちが見たい?」

「んーん...通常の方!」

「分かったわ!それじゃあ行くわよ!」


お姉ちゃんが訓練所の的に向き 魔法陣を展開して詠唱を始めた

「【猛き焔よ。我が願いに答えたまえ。】」

私の殲滅魔法で言う第1段階が終了したっぽい

お姉ちゃんが唱えた詠唱の影響かお姉ちゃんの後ろに六つのまほが展開される

「【我が願いに応じ、六つの剣となりて、我が敵を討て】

今度は第2段階が終わったみたい お姉ちゃんの後ろに展開された魔法陣から轟々と燃え盛る焔の剣が出現した

「【六つの剣舞ヘクスイグニス】!!」

六つの剣が高速でそれぞれ違う軌道で的に突き刺さって行く

全ての剣が刺さって終わりかと思いきや

「【爆ぜろイグニション】!!!」

お姉ちゃんがそう唱えたと同時に指をパチンと鳴らし

その音を合図に的に刺さっていた剣は大爆発を起こし的を粉々に粉砕した


「これが魔法...」

かっこいい

最初に思った感情はこれだ

「そう これは私が火魔法を進化させた炎魔法で創ったの魔法よ」

「オリジナル?」

「進化した魔法は限界はあるけど元からある魔法を自分用に調整したり新しい魔法を生み出せるの つまり世界でたった一つの自分だけの魔法が作れるって感じね」

「世界でたった一つ...」

ワクワクしてきた

火魔法がこんなにかっこいいなら他の魔法は一体どれくらいカッコイイのだろうか?

そう思うと早く試したくて仕方がない

「ふふ、どうやら魔法にめっちゃワクワクしてるみたいね 己龍」

「早く使いたい...使い方 教えてくれない?お姉ちゃん」

お姉ちゃんを見上げながらお願いしてみる

「うっ...勿論よ 私に任せなさい 完璧に教えてあげるわ」

「やったー!!ありがと!お姉ちゃん!!大好き!!」

「...不意打ちすぎるわよ...」



一方...その頃研究室で実験しながらその様子を見ていた某天才マッドサイエンティスト系美女博士は吐血してぶっ倒れかけていた








「魔法は詠唱をする時 自然と頭の中に詠唱の内容が浮かぶのよ だから暗記したりする必要は無いわ」

「不思議...」

「確かに不思議ね でも使ってみたら違和感は無くなると思うわ」

「はぇー」

「うっ...そ、それと魔法はさっき私がやったように魔法陣を経由して発動すると威力が高まるわ でも消費魔力は多くなるから気をつけて」

「魔法陣...かっこよかった」

もしかして魔法陣も魔法と一緒で色々弄れたり...?

「ステータスからスキルの欄を見て取得した魔法を選択すると熟練度と今発動出来る魔法が表示されるわ」

言われた通りに見てみる

【火魔法】
熟練度0
火球ファイヤーボール

【水魔法】
熟練度0
水球ウォーターボール

【風魔法】
熟練度0
風球ウィンドボール

【土魔法】
熟練度0
土球ソイルボール

【光魔法】
熟練度0
光球ライトボール

【闇魔法】
熟練度0
闇球ダークボール

【聖魔法】
熟練度0
ヒール


「確認したわね?それじゃあ発動してみましょうか 発動したい魔法の名称を念じてみて そしたら詠唱内容が頭の中に浮かんでくるはずだから」

「分かった 試してみる 」

【火魔法】の火球を発動したいと念じると頭の中に詠唱の内容が浮かび上がってくる

不思議な感覚だ

それを読み上げ 私は火球を発動する

右手を前に構えて

「【火よ。球となりて敵を迎え撃て】」

詠唱を終えると何かが身体から抜ける感覚とともに私の手の先から熱を感じ始める

それは火となって球に代わる

「【火球ファイヤーボール】」

そして私は的に向けてそれを放った

火球は的の表面を焦がす程度の威力だった

「流石 己龍ね 狙いもちゃんとしてるし 変に焦ったり動揺もしてない 初めて使うにしては上出来よ」

「本当?」

「ええ、本当よ 私の時はそこまで綺麗に使えなかったわ すごいわ 己龍」

「えへへ...」

お姉ちゃんが頭を撫でてくれる

「ん...」



一方その頃研究室にいる某天才(ry

「次の衣装と武器の案が閃いた」

『おや、珍しい いつもなら悩みに悩んでるはずですが』

『まぁ、あれだろ こいつの事だ 花でも見たんだろ』

「姉妹で合わせるのもありだな....」








あれからしばらく魔法を使い続けてると新たなタイプの魔法が出現した

「お姉ちゃん」

「なーにー?どうしたの~?」

「新しい魔法がでてきた」

「お、なら多分 矢タイプの魔法かな~?」

確かに表示された魔法は 火矢ファイアーアロー風矢ウィンドアロー等があった

聖魔法だけはやっぱり特殊でキュア っていう状態異常を解除する魔法があった

上位の状態異常の解除は無理みたいだけど普通の状態異常なら魔力と精神が足りてれば解除出来るみたい

「やっぱり聖魔法っていうのはサポート特化なのかしら?」

「分からない 光魔法は今のとこ他と同じだから...」

「共通点はありそうなんだけど...なら知ってそう...」

「彼女?」

「ああ、私のゲーム内のフレンドに光魔法を進化させた人が居るの」

「はぇー」

やっぱり私は遅れて始めたのもあってか他のプレイヤーはかなり先を進んでいるらしい

お姉ちゃんはそんなプレイヤーの1人みたい

お姉ちゃんと肩を並べられるのが羨ましい

「..頑張ってお姉ちゃんに追いつく」

「いきなりどうしたの?ふふふ、でも嬉しいわ 待ってるね」

「うん、すぐ追いつくから」

お姉ちゃんと一緒になる為に







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