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過去2
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私は...今でも後悔してる
彼女に言った言葉 彼女に対して取った態度
彼女にちゃんと向き合わなかったこと
あれは14年前
家に居た時に謎の男に襲われ
死にそうな時に妹に助けて貰った
いやもう私には彼女を妹と呼ぶ事すら出来ない
私にそんな権利は無い
当時の私は私より小柄で幼い少女が何倍もの体格を持つ男性相手に戦い殺したことに恐怖していた
だから私は恐れ ああ言ってしまった
「こ、来ないでっ!!」
「な..なん..で...?」
「あんたが...あんたが....殺した!!この..人殺し..!!」
助けて貰ったのにそう言ってしまった
自分より幼い少女に
血の繋がった妹に
彼女はしばらく何もせず固まっていた
その目から段々と感情が失われていくのを今でも覚えている
その後 彼女は何を悟ったのか私から離れどこかへ行った
いや..母の元へ行ったのだろう
そこでも母から同じような反応をされ 妹は感情を失い...心を閉ざした
それから妹はずっと私達に気を遣い続けた
私達が不愉快にならないようにと
常に距離を置いた
お姉ちゃんと呼んで後ろに着いてきてた妹は
私や母に対して常に敬語で下の名前にさんを付けて呼んでいた
昔はなにか求めていた彼女はもう何も求めなくなった
ぬいぐるみとかがあった彼女の部屋は何も無くなった
机やベッド タンス 最低限の物が置かれてる部屋
ただ暮らす為の部屋になった
そんな彼女に母がどうにかしようと考え
幼馴染になる子を紹介した
幸いその子と気が合ったのか私たちにはもう見せなくなった表情を一時期見せていた
だけどそれも無くなった
理由は簡単 その幼馴染が彼女の陰湿な陰口に加担していたから
彼女を裏切ったから
そしてまた彼女は壊れた
次は後輩だった
その後輩は常に彼女にくっつき色々な話をして彼女の感情を引き出して行った
だけど彼女は既に壊れかけており引き出せる感情は少なかった
それでも唯一関われる人間だった
だけど そんな後輩もダメだった
自分の夢 自分の大好きなスポーツにのめり込み
問題児と関わるとスタメンになれないと脅されそれに従い 距離を離した
そうして私達は彼女を壊して行った
私達はある日 彼女に呼ばれた
そこで集まった人物の共通点は彼女を何かしらの形で壊しそれに後悔したこと
私達はお互い悔やみ 彼女に謝罪することを決め 彼女が来るのを待った
そうして来た彼女の第一声は
『私 皆さんと縁を切ろうと思います』
皆 一瞬何を言ったか分からなかった
温厚な彼女の突発的なその発言
彼女の感情無き虚無の視線に晒された私達は何も言えなかった
『そうした方が貴方達にとってとても良いと判断したんです 私のような不愉快な者が居なくなればあなた達はもっと羽を伸ばして暮らせる だからそうすることに決めました』
『私はこれから海外に行きます 学校も中学止まりです..それじゃあ無駄話はこれくらいにして 迎えの方も来てますから行きます それでは皆さん御幸せに』
彼女はすぐ傍に止まった車に乗り 走り去った
私達は呆然としたまま 何も出来なかった
謝罪の言葉も送れず 行ってらっしゃいの一言すら無かった
これでは彼女の言うとおり 彼女がいない方が羽を伸ばして暮らせるということになってしまう
そんな事だけは絶対に無い
だけど彼女とはもう連絡する方法は無い
彼女にスマホは持っていない
何故なら 彼女は自分のせいで無駄にお金が払われる必要は無いと言ったから
彼女が自分から電話を掛けることは無い
そうすることが私達の幸せに繋がると信じてるから
そうして私達が彼女と関わることは無い...はずだった
数日後
私達は母の妹に呼び出され徹底的に叱られた
彼女を壊してしまった私達は何も言えなかった
危うく絶縁まで行くほどだったから本当に私達がやってしまったことは私達が思う以上に最低で残酷な事だった
それを彼女は涙1つ流さず平然としていた
私達に気を遣う事すらやっていた
過去に戻りたい 戻ったなら彼女を抱きしめてあげたい
また姉としてやり直す事が出来るならそうさせて欲しい
そうする機会は10年後に訪れた
彼女と同じ仕事をしていたという人が友人に居ると聞き会わせて貰った
その人から最初に放たれた言葉は罵倒だった
『あの子をあんなんしたのはおめぇだなぁ!?このクソ野郎が!!あのこが!!どんな思いであんた達に気を遣ったりしてきたか分かるか!!!?あの子はあの仕事で関心と感情を失ったんだぞ!!!!』
衝撃だった 彼女にそんな事が起こってたとも知らずのうのうと生きていた私達に怒りが芽生えた
『てめぇ以外のあの子に酷いことをした奴らを連れてこい!!!私がこの手でぶっ飛ばしてやる...いや止めようぶっ飛ばしはしねぇが...色々と言わせてもらうぞ 』
そう言われ私達はその人の元に行った
そこで私達はその人や彼女の仕事仲間から色々言われた
何故こんな事をしたのかと
親の癖に子供にそんな態度を取って何様だと
姉なのに妹に対してなんだと
幼馴染なのに何故支えず陰口に加わったのかと
自分の夢を追うのも良いが何故彼女を少しでも気にかけてあげなかったのかと
私達が後悔してる事を更に突かれた
『あの子は...壊れていた 無感情 無関心で言われた通りに敵を殲滅する その行動原理の底にはあの子がお前達を守る為 というのが含まれていたんだろうが...あの時のあの子は完全に機械や人形だった だから俺がある方法を教えてあの子を一時的に治した だがまだ壊れている それを治療出来るのは彼女の行動の理由となってるあんたらだけだ 俺らは一時的に帰ってるだけだがあの子はまだ向こう そのうち帰ってくると思うが...あんたら覚悟は出来てんのか?』
それに対して 私達は はい と答えた
やり直せるなら...やり直したい
『ならいい..あの子が帰ってきた時 あんたらにその情報を伝えよう そっからはあんたら次第だ だがまたあの子になにかトラウマを与えようとすんなら...俺らは容赦しねぇ それだけは覚えとけ』
そうしてやり直す機会が与えられた私達
彼女が帰ってきたという情報が渡され私は母と一緒に電話をかけた
「己龍!!?」
『どうしたんですか 麗華さん』
聞こえてきたのはあの時と変わらない彼女の声
そして変わらない私達への敬語
「ッ....」
『わざわざ気遣ってこんな私に電話かけてきてくれるのは良いですけど麗華さんにとっては不愉快でしか無いと思いますよ』
そんな訳ない でもそれを口に出すには..まだ早い
「あんた...日本に帰ってきたんでしょ!?」
『はい...でも私は1人で暮らしますよ 人殺しと知られたら皆さん怯えるでしょうし 麗華さんも止めた方が良いですよ?私に関わるなんて不愉快でしょうし 凛さんも麗華さんが私と関わるのを止めようとしますよ』
彼女は変わってない 彼女が私達と関わらないことが私達の幸せに繋がると信じている
母さんは隣で青ざめていた
「...母さんならすぐ横にいる 」
『そうですか 私を気遣ってくれてありがとうございます 私は1人でひっそり暮らしますので』
気遣ってなんかない 私はただ謝って関係を戻したい
「気遣ってなんかない!!貴方に...謝りたいの...」
『? 何をですか?私は特に何もしてませんよ?』
「違うの...14年前..私が貴方に言ってしまったことや母さんと一緒に取ってしまった貴方への態度を...」
『ああ...そんな事ですか 気にしなくていいですよ 私はあの時 それに対して何も感じませんでしたしむしろwin-winの関係になったと思ってましたから』
そんな事 彼女からしたらあれは私達の為を思った事で何も悪い思いをしてないようだった
「ッ!?」
『麗華さん達は私のような人殺しに関わらず済む 私は麗華さん達が不愉快に思わないようになって良いと思う win-winでしょう?』
むしろ自分の行動でお互いに利益が出ると考えている
「ごめんなさい...ごめんなさい...」
母が顔を青ざめながら泣きながら誤っている
『別にお2人がなにかした訳でも無いのに...なんで謝るんですか?まぁ、良いです 私はこの後ゲームをやらないといけないので 』
「ッ!そのゲームの名前は!?」
もし彼女があのゲームをやってるとしたら...もしかしたらまだ....
『BraveSoulonlineですよ ひっそりやってますけどね それではこれ以上 私みたいな人が御2人の貴重な時間を取るのもあれですから切りますね』
聞こえてきたゲームの名前は私がやっているゲームと同じだった
そして彼女は私が止める声もきかずに電話を切った
「ま、待って!!」
『それでは2人とも...幸せに』
「...母さん」
「...うん」
「まだチャンスはある とりあえず彼女達に連絡しないと」
「そう..ね...」
私達は諦めない 彼女を...私達が壊してしまった己龍を元に戻す為に
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私は...今でも後悔してる
彼女に言った言葉 彼女に対して取った態度
彼女にちゃんと向き合わなかったこと
あれは14年前
家に居た時に謎の男に襲われ
死にそうな時に妹に助けて貰った
いやもう私には彼女を妹と呼ぶ事すら出来ない
私にそんな権利は無い
当時の私は私より小柄で幼い少女が何倍もの体格を持つ男性相手に戦い殺したことに恐怖していた
だから私は恐れ ああ言ってしまった
「こ、来ないでっ!!」
「な..なん..で...?」
「あんたが...あんたが....殺した!!この..人殺し..!!」
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その後 彼女は何を悟ったのか私から離れどこかへ行った
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それから妹はずっと私達に気を遣い続けた
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私や母に対して常に敬語で下の名前にさんを付けて呼んでいた
昔はなにか求めていた彼女はもう何も求めなくなった
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ただ暮らす為の部屋になった
そんな彼女に母がどうにかしようと考え
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幸いその子と気が合ったのか私たちにはもう見せなくなった表情を一時期見せていた
だけどそれも無くなった
理由は簡単 その幼馴染が彼女の陰湿な陰口に加担していたから
彼女を裏切ったから
そしてまた彼女は壊れた
次は後輩だった
その後輩は常に彼女にくっつき色々な話をして彼女の感情を引き出して行った
だけど彼女は既に壊れかけており引き出せる感情は少なかった
それでも唯一関われる人間だった
だけど そんな後輩もダメだった
自分の夢 自分の大好きなスポーツにのめり込み
問題児と関わるとスタメンになれないと脅されそれに従い 距離を離した
そうして私達は彼女を壊して行った
私達はある日 彼女に呼ばれた
そこで集まった人物の共通点は彼女を何かしらの形で壊しそれに後悔したこと
私達はお互い悔やみ 彼女に謝罪することを決め 彼女が来るのを待った
そうして来た彼女の第一声は
『私 皆さんと縁を切ろうと思います』
皆 一瞬何を言ったか分からなかった
温厚な彼女の突発的なその発言
彼女の感情無き虚無の視線に晒された私達は何も言えなかった
『そうした方が貴方達にとってとても良いと判断したんです 私のような不愉快な者が居なくなればあなた達はもっと羽を伸ばして暮らせる だからそうすることに決めました』
『私はこれから海外に行きます 学校も中学止まりです..それじゃあ無駄話はこれくらいにして 迎えの方も来てますから行きます それでは皆さん御幸せに』
彼女はすぐ傍に止まった車に乗り 走り去った
私達は呆然としたまま 何も出来なかった
謝罪の言葉も送れず 行ってらっしゃいの一言すら無かった
これでは彼女の言うとおり 彼女がいない方が羽を伸ばして暮らせるということになってしまう
そんな事だけは絶対に無い
だけど彼女とはもう連絡する方法は無い
彼女にスマホは持っていない
何故なら 彼女は自分のせいで無駄にお金が払われる必要は無いと言ったから
彼女が自分から電話を掛けることは無い
そうすることが私達の幸せに繋がると信じてるから
そうして私達が彼女と関わることは無い...はずだった
数日後
私達は母の妹に呼び出され徹底的に叱られた
彼女を壊してしまった私達は何も言えなかった
危うく絶縁まで行くほどだったから本当に私達がやってしまったことは私達が思う以上に最低で残酷な事だった
それを彼女は涙1つ流さず平然としていた
私達に気を遣う事すらやっていた
過去に戻りたい 戻ったなら彼女を抱きしめてあげたい
また姉としてやり直す事が出来るならそうさせて欲しい
そうする機会は10年後に訪れた
彼女と同じ仕事をしていたという人が友人に居ると聞き会わせて貰った
その人から最初に放たれた言葉は罵倒だった
『あの子をあんなんしたのはおめぇだなぁ!?このクソ野郎が!!あのこが!!どんな思いであんた達に気を遣ったりしてきたか分かるか!!!?あの子はあの仕事で関心と感情を失ったんだぞ!!!!』
衝撃だった 彼女にそんな事が起こってたとも知らずのうのうと生きていた私達に怒りが芽生えた
『てめぇ以外のあの子に酷いことをした奴らを連れてこい!!!私がこの手でぶっ飛ばしてやる...いや止めようぶっ飛ばしはしねぇが...色々と言わせてもらうぞ 』
そう言われ私達はその人の元に行った
そこで私達はその人や彼女の仕事仲間から色々言われた
何故こんな事をしたのかと
親の癖に子供にそんな態度を取って何様だと
姉なのに妹に対してなんだと
幼馴染なのに何故支えず陰口に加わったのかと
自分の夢を追うのも良いが何故彼女を少しでも気にかけてあげなかったのかと
私達が後悔してる事を更に突かれた
『あの子は...壊れていた 無感情 無関心で言われた通りに敵を殲滅する その行動原理の底にはあの子がお前達を守る為 というのが含まれていたんだろうが...あの時のあの子は完全に機械や人形だった だから俺がある方法を教えてあの子を一時的に治した だがまだ壊れている それを治療出来るのは彼女の行動の理由となってるあんたらだけだ 俺らは一時的に帰ってるだけだがあの子はまだ向こう そのうち帰ってくると思うが...あんたら覚悟は出来てんのか?』
それに対して 私達は はい と答えた
やり直せるなら...やり直したい
『ならいい..あの子が帰ってきた時 あんたらにその情報を伝えよう そっからはあんたら次第だ だがまたあの子になにかトラウマを与えようとすんなら...俺らは容赦しねぇ それだけは覚えとけ』
そうしてやり直す機会が与えられた私達
彼女が帰ってきたという情報が渡され私は母と一緒に電話をかけた
「己龍!!?」
『どうしたんですか 麗華さん』
聞こえてきたのはあの時と変わらない彼女の声
そして変わらない私達への敬語
「ッ....」
『わざわざ気遣ってこんな私に電話かけてきてくれるのは良いですけど麗華さんにとっては不愉快でしか無いと思いますよ』
そんな訳ない でもそれを口に出すには..まだ早い
「あんた...日本に帰ってきたんでしょ!?」
『はい...でも私は1人で暮らしますよ 人殺しと知られたら皆さん怯えるでしょうし 麗華さんも止めた方が良いですよ?私に関わるなんて不愉快でしょうし 凛さんも麗華さんが私と関わるのを止めようとしますよ』
彼女は変わってない 彼女が私達と関わらないことが私達の幸せに繋がると信じている
母さんは隣で青ざめていた
「...母さんならすぐ横にいる 」
『そうですか 私を気遣ってくれてありがとうございます 私は1人でひっそり暮らしますので』
気遣ってなんかない 私はただ謝って関係を戻したい
「気遣ってなんかない!!貴方に...謝りたいの...」
『? 何をですか?私は特に何もしてませんよ?』
「違うの...14年前..私が貴方に言ってしまったことや母さんと一緒に取ってしまった貴方への態度を...」
『ああ...そんな事ですか 気にしなくていいですよ 私はあの時 それに対して何も感じませんでしたしむしろwin-winの関係になったと思ってましたから』
そんな事 彼女からしたらあれは私達の為を思った事で何も悪い思いをしてないようだった
「ッ!?」
『麗華さん達は私のような人殺しに関わらず済む 私は麗華さん達が不愉快に思わないようになって良いと思う win-winでしょう?』
むしろ自分の行動でお互いに利益が出ると考えている
「ごめんなさい...ごめんなさい...」
母が顔を青ざめながら泣きながら誤っている
『別にお2人がなにかした訳でも無いのに...なんで謝るんですか?まぁ、良いです 私はこの後ゲームをやらないといけないので 』
「ッ!そのゲームの名前は!?」
もし彼女があのゲームをやってるとしたら...もしかしたらまだ....
『BraveSoulonlineですよ ひっそりやってますけどね それではこれ以上 私みたいな人が御2人の貴重な時間を取るのもあれですから切りますね』
聞こえてきたゲームの名前は私がやっているゲームと同じだった
そして彼女は私が止める声もきかずに電話を切った
「ま、待って!!」
『それでは2人とも...幸せに』
「...母さん」
「...うん」
「まだチャンスはある とりあえず彼女達に連絡しないと」
「そう..ね...」
私達は諦めない 彼女を...私達が壊してしまった己龍を元に戻す為に
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