うどんソーセージたまねぎキノコ！

第１話

寝てるのか起きてるのか
よく分からない状態ー……。

布団に横たわって
うつろな状態。

仕事終わりで疲れていて
先ほど軽く食事をしたが
歯も磨いてないー……。

完全に寝ていないので
口の中は唾液がかろうじて
出ているし、
虫歯になるか、私の
唾液が虫歯菌に勝つか、
その瀬戸際をのうのうと待つ。

あれだな、
トイレに行かずに布団に入るという
賭けに出るのと似た感覚だな。
結局、夜中に起きてトイレに行くなら
あらかじめ行っておけばいいのだが。

まぁ、その怠惰くらいいいだろう。
その怠惰を味わいたいのかもしれないのだから。
それはそれは贅沢な気分だ。

しかし、刻々と時間は経っていく。
夕飯作りという義務を果たさなければならない。

今日の栄養が明日の私の活力を
作るのだから。
今日ちゃんと食べなかったため、
明日仕事をちゃんと出来ずクビになりました、
という極論さえ思いつく。

しかし、まだ横たわる誘惑がー……
その時、閃いた。


うどんソーセージたまねぎキノコ！！


なんだか必殺技みたいになってしまったが
何の事はない今日の夕飯の食材を
並べて言っただけだ。

今日はこれを鍋にぶちこんで済ませよう。

明日へのために。