"Welcome, Another World Traveler!”

温州ミカン

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part[21-?]

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title #3
"Welcome, Mr. Another World!OYOYO ”

part[21-?]


§


ドンドン パンパン ドン パンパンパン
しばし閑話休題の後、ま~た撃ち合いが始まったようだ。
なんか思い出したようにドンパチ始まる。まるで落語の一番太鼓か、お囃子が始まるのを皆に知らせる口上みたいだ。なら物語が再び始めようかなと?寝ぼけた頭を少しシャンと試みる。
「ドンドンパンパン ドンパンパンって打ったら休んで 打ったら休んで、秋田民謡のカスタネットみたくのんびり戦争してるな」
先刻からコッチじゃのんびり昼寝の間、アッチじゃドンパチと殺し合いやってる。欧州国が行っていた中世の戦争みたい。
「昔はアッチはのんびりな戦争したとか聞いたな。百年戦争とか薔薇戦争とかジャンヌ・ダルク以前の西洋の戦争はそうだったとかいうけどホンマかな?」
WW1の塹壕戦じゃないんだから、勤勉に毎日毎日戦争やってれば損耗が酷くて、とても長期な戦争は出来なかったとか。
戦争は日常の延長に過ぎず、生きるか死ぬかなんて差し迫ったモノじゃなく、朝起きて朝食を食べて戦い 昼食をとってお茶の時間まで戦い、日が暮れたので冷えてきたとか雨が降りそうとか酒盛りに忙しいのでお疲れ様 また明日って。または、明日は王妃の家族が来るからとか、家族の誕生日 結婚記念日 誰かの七回忌に、昨日飲みすぎた奴が多いので休む なんてのんべんだらりが当たり前であったらしい。
「頑張って働いたら負け状態のニートかな」
取り敢えず働いたって言い訳をするためぐらいに戦い、今で言う所の時間が来たらタイムカード押すだけが主目的の簡単なお仕事だったみたい。無論一応戦争何でケガはするし、運が悪いやつは死ぬが全体からすれば微々たるもんだったらしい。
社会主義時代の露助のセールスマンかな。売れようが売れまいが給料変わらないから、出勤と退社の為だけのやってれば良かったとか。
「前バイトしていたコンビニだよな。いるのがお仕事。たまに掃除」
お陰で受験勉強が捗って無事県立に入れた。私立では学費払えなく中卒に成る所だったので感謝している。

「ありゃ!?」
教室の窓から都会の風景を見ていた筈だが、いつのまにか雄大な山々を遠景に、西洋風の古い石造りの城壁が丘向こうの下方に現れていた。
「またぞろ、すれ違い通信で拾ったドッカの誰かの記憶のスイッチ入ったかな?」
滴化イタコ生来のスペシャルスキルとでも言うべきか、望む望まぬに関わらずに他人の人格と記憶が勝手にインストールされてしまう難儀。ファイヤーウオールもアンチウイルス対策も無いので知らん間に他人の人格と記憶のデータフォルダが出来ている。
それが実行プログラムならまだいいのだが、スタートアップ項目に何故か入っていて、いつのまにか勝手に走るのでクラスの連中には時々多重人格者みたいなのが多く、あたしも例にもれずに困ってる。
Mein Fuhrer,I can walk«*» って叫んだ時は周りが唖然としながらも、なんだとスマホで調べて、コイツなら ああ~ って目で見られてどうしようかと思った。あたしそんな危ないヤツだと思われ … 知っていたけど。
「皆も自分がちゃんと生来の自分で動いているのか自信ないこともあるって言っていたよな」
困ったことに普通はマストな機能であるゴミ箱も無いのでそのフォルダにOSを捨てる手段が無い。
虚人[格]を駆逐してやるって頑張るワクチンプログラムも無いので、この能力が消え失せない限りは多分に一生付き合わないと駄目らしい。
「サービス品はいりません。DQ3だけでいいから定価で売ってくれ って気分だよな」
ドラクエ3を買ったら、クソゲーも一緒に買わねばならない販売形式だが、コッチがタチが悪いのは絶対剥がれないように接着してあるので捨てることも売ることも出来ないのであった«*»。異世界イタコでいい目にあうなら、パフパフがやたらぼったくりみたいなもんかな。
いいことを無理やり探すと習ってもいない知識が瞬時に手に入り、悪い所はその取捨選択は出来ない。
「多分生きてる間はもう見ないけど、捨てていいか悩むぐらいの思い出があるアルバムみたいなもんかな」
それならせめて物置にずっと入っていてくれればいいのだが、たまに大掃除の時に床に敷いた古新聞のように出てきて、ついつい懐かしんでしまうので、やっぱり捨てなくて良かったと思うことがあって困る。

「これもその記憶だろうけど、人格は …… 多分まだあたしだ。人格侵食は受けてないよな?多分暴走は大丈夫かな。まあ大丈夫じゃなくて方策ないから受け入れるしかないから、考えるをやめとこう«*»。面倒だし」
その城下町に続く街道沿いに自分じゃない誰かが立っていた。
「またかよ、やだね~。だろう系小説とかにありがな、過去の記憶のフラッシュバックみたいな展開。幸い『思い出した』って展開じゃなくてこの記憶と風景はあたしの記憶じゃなくて、誰かのなんで危機に際して都合よく思い出してピンチはチャンスなんて陳腐化は避けられてよかった」
丘の下に見える城壁都市は森を切り開いて作ったのかな?街をぐるっと高い城壁で囲んだ城下町の向こうに石造りの城って、どう見ても中世の西洋のお城。ドイツ村かハウステンボスか、ロックハート城みたいなのがある。
(どこにも一度も行ったこと無いから、やっぱ知らん人間の記憶だよな)
感覚と記憶共有で憑依?した、又はされた誰かの知らない過去の記憶が蘇るが、以前から少しはあったが何度か死にかけてから近頃は顕著に見るようになったので、もういつもの事だと驚きは無い。
「ノイシュヴァンシュタイン城とかシンデレラ城みたいな建物ってそう無いみたいね」
あれはあくまで見栄え用で戦うって城の本分から外れているらしい。
「戦争用の城って日本も西洋も変わらず低いのかね?。上から石を落としたり矢をかけるなら高いほうがいいだろうけど、下の風下で生木焚べられたら地獄だっていうよな。巣穴の狸やいぶりがっこや清兵衛一家«*»じゃないんだから嫌な体力削りらしいよね」
ガヤガヤ ワイワイ
周りで槍やら盾を持った汚い身なりの農兵?が炊き出しの、あんまり美味そうじゃない西洋風のおじやみたいなもんを食っていた。見ているとソッチの方に歩いているようだ。多分この記憶の持ち主も今からあれを食いにいくんだろう。
(うわ 温かいオートミルかな。西洋おじやって不味そう)
出来れば白米に塩鮭に味付け海苔と味噌汁がいいが、この記憶の持ち主からすればソッチの方が気持ち悪いかもしれん。
幸いか不幸かはともかく、彼の記憶をたどっているだけで、もう過ぎ去った彼の行いに干渉する術はなく、質素な削った木のスプーンで食い始めたようだ。
ぐちゃぐちゃのオートミールにきのこやらとうもろこしやらのリバース状態のモノは絶対遠慮したいが、食うなって叫んでも食いやがる。戦場じゃ温かいものを食えるだけでありがたいって気持ちが伝わってくるが、美食の国で過ごした身としてはそれは分かっても躊躇うような見た目だ。
(うげええ。なんだ、このゲロ酸っぱいみたいなオートミルは。こりゃしばらく雑炊は食えんな)
地獄のような食事を終えてたタバコを吸って、一息をついていたら周りの連中が騒ぎ始めた。どうやら食後の戦争の時間らしく、城下町の壁向こうから武装した一団が現れた。確か西洋は徹底的な団体戦らしいので、ファランクスとか言うのかな?密集体系を取ってヤリと盾を持って突っ込むつもりらしい。
「日本の侍が元寇のモンゴル戦だっけ やあやあ 我こそは って口上たれたら矢かけをされて鉄ハウ投げられて馬から引きずり降ろされて団体からナマス斬りで殺されたとと聞くもんな。一体団体戦ってえぐいよな。まるで一人の怪人にゴレンジャー全員でタコ殴り状態だもん。集団リンチは罪が重くなるけど、戦争じゃ数は正義だからな」
記憶の彼?も手にヤリと盾を持って集団でスクラム状態で備えるらしい。
もっともあたしにやることはない。単にVRのような臨場感ある画像を見るだけで画面をみているだけだ。もっともVRは精密機器で多分壊れるので付けたこと無いが多分そうであろう。
「お~始まった始まった」
団体戦の押し相撲みたいな戦いが始まった。彼は結構強いようで結構戦果を上げている。
(のんびり戦争って言ったけど死ぬ時は死ぬのね。鉄砲持ってるのもいるな。じゃあこの記憶は15-16世紀のフランスとかドイツ・イングランド兵あたりの記憶かな)
なんか喋っている連中はいるが、誰かの記憶は基本無声映画みたいに音は無い。音があっても英語もフランス語もドイツ語しらんから同じだろうけど。
「弁士いないないのに無声映画は辛いな。ゴーシュ君の楽団でも入ればにぎやかしになるんだけど«*»」
(あの時代って確かのんびり戦争やってたんだな。時々戦って兵站が切れたとか、母国の政とか、収穫期とか、夜は睡眠取るんでお休みしていたらしいな。たしか戦っても殺すより身代金目当てだから捕虜は下級兵士より結構優遇されたって話だし、戦はともかくのんびりしたいい時代だな。なんか聞いた話は税率も増税メガネの今の時代より低かったって言うから、転生するなら異世界より暮らしやすそう)

音は無いがガスッって打撃音が聞こえてきそうな程体が揺れたので見ていると自分の腹にヤリが刺さっていた。
「あっ!」
敵兵のヤリが腹をかなり深く突き破っていた。
「あ~らら。これは死んじゃったかな?」
この時代はこれで多分ジエンドだな。
この戦場から逃げ延びても手術で内蔵を縫合して抗生物質でも飲んで化膿を抑えないと多分死ぬな。しかも苦しむ分出血多量で死ねたほうが楽とか聞く。
ブラックジャック先生か南方仁先生がいるならなんとかなるやもしれんが、時代的にはあってる南方仁先生も日本までいかないから無理だろう。
記憶の主の視界が段々暗くなってきた。
沖縄で蛇に噛まれた時なんかで意識を失う時に見たので、嫌だが慣れたもんであった。彼は死ぬ。
「南無阿弥陀仏 アーメン ダスビダーニャ アディオス メルシー・ボクー アリベデルツ ガラムマッサーラ ボンボヤージ えっとこんなもんでいいか。こんだけ言っておけばこの人の母国語でご臨終の言葉一つぐらい入ってるだろう」

ハッ
見ていたテレビを誰かが不意にチャンネルを変えたように変化するのも事にももう慣れた。先程まで見ていた教室に都会の風景が戻っていた。
「彼の人生はあそこで終わりだったみたいね」
近場に西洋宗教の信徒がいるのでそれとなく正しい祈りの言葉を聞く。
「あんまり聞いた事無いけど、まあいいか。『天界に幸多からんことを«*» アーメン』これでいいんだろうか?」
知らんが、彼もそこまで贅沢は言うまい。

「でもこの場面転換、いっつもタメが無いんだよね。他人の記憶がポンポン入れ替わると、本当にあたしは誰なんだって思うよね」
ビジョンだけで無く、たまに書類に名前を書く時も、あたしはそんな名前じゃないし、そんな知り合いもいないってヤツの名前を書く事もある。
「そういえば昔はプッツン女優とかいたけど、あいつらどこに行ったんだろう?やっぱ精神病院かな。それともウリがレッドオーションになったんで宗旨変えしたのかな。どっかのアイドルがこりん星とか不思議キャラで売ったけど、当時アイドルのトレンドは不思議キャラだって二番煎じ三番煎じが出たので、今の路線じゃ人気取れないって辞めたように」
幸い普通ならこんな病状?自分だけなら速攻キチガイ病院に駆け込み自分がまともなどうか調べてもらおうが、学校の連中も多かれ少なかれ同じ症状を抱えていて、たまに校医をやってくれている不死鳥センセイに聞いても、それで入院だったらこの街のほぼ全員サルゲッチュの網か、アッザムリーダーのスタンワイヤーで捕縛されてタルタロス«*»行きで、この街は支那のバブル都市みたく鬼城だらけになるって言われて安心した。まあ仲間がいるってだけで、それが真人間だとはいってくれなかったので多分おかしいのは間違いないとは思う。
名前を聞かれる度に違う名を言ってれば、貯金は降ろせないし病院じゃ検査もしてくれないし、免許の更新も出来ないだろう。
「まあいいか。多分会った事も、これからも会うこと無い誰ぞの終わった夢も訪れる事も無い夢を見てないで、現実をちゃんとみましょう。アッチは皆に任せてっと」
クラスの皆がドンパチやっていた方を見ていた時、あたしは明後日の方向の窓から別を見ていた。
「コッチは今どうなってんだ?」
ドンパチ現場とは真逆にある窓の向こう、取り壊しの為にブルーシートと鉄骨が組まれた中層階のマンションかな?風に揺れるブルーシートの向こうからオレンジの赫灼が見えた。
「緑のM700使うって、山猫かな?«*»」
シートの向こうに狙撃銃らしきものを構えたスナイパーとスポッター[観測手]らしいのがいた。全体監視要員かもと思ったが、それなら司令部へのカメラを回している筈だが狙撃銃と測距儀しか見えないで、じっとこの教室だけを見ている。まあドッカにはあるんだろうが、多分民生用カメラにトランスミッターで見つかって困るもんじゃないから置いていけるように離しているんだろうか。
現場把握ならドローン飛ばせればいいのだろうが、ここは飛行禁止空域らしいので飛んでいない。事態が事態だけに他国なら多少羽目を外しそうだが、真面目な国なので法律を遵守して暖簾に腕押しはやらないようだ。
(いい国ね …… まあ今のあたしにとっては違うけど)
あの二人はコッチを睨んでる。護符の影響かしらんが離れていても殺意が垣間見える。見ると目が紅く光ってるような気がする。
(アニメの悪役みたいだな)
アニメにあるように悪意の色は赤ってのが定番だから、目的があたしの射殺ならさしずめ殺意の波動ってヤツかな?
(これも護符の特殊能力ってお陰かな?)
まあ助かる。あたしはまだ一般人なので肉体強化も魔法も使えない。多分四天王どころか、いまここにいる生徒の中では最弱。
「くっくっく 私はクラスの中では最弱。そのゴミに看破されるとは自衛隊の面汚しよ«*»」
ってせせら笑いたいが、頭がおかしくなったと思われそうな止めて日記にだけ書いておこう。日記も書いてないが。




* セロ弾きのゴーシュ 1983年 ゴーシュの所属している楽団は映画館の演奏を仕事にしていた
* いぶりがっこ 秋田地方の燻製漬物 / 清兵衛一家 煙攻めで夜襲をかけられて全滅 用心棒 1961年 黒澤明
* ドラゴンクエスト3 DQ3 1988年 あまりの人気と初回出荷量が限られているので販売店の一部が売れ残りソフトとの同梱でしか売らないとして、どうしても欲しい客は欲しくも無い売れ残りの不人気ソフトを低下で買う事になった。
* 人格侵食 新世紀エヴァンゲリオン 精神汚染の意 1995-
* 考えるの止めた 考えても答えが出ないとわかった時はとっとと忘れて寝ろって処世術 ジョジョの奇妙な冒険 1986-
* ハイスピード・ジェシー   斉藤英一朗  1984年 ハートランド正教の祈りの言葉
* 愛少女ポリアンナ 1986年
* 凶暴ウサギ 殺人うさぎ ボーパルバニー ウィザードリィ ダンジョン飯 モンティ・パイソン等 クリティカルヒット(首はね)を持っている
* 白色テロ 赤色テロ 基本やってることは破壊行動で変らないが、政府側がやるか反政府側がやるかで色が変わる 
* 倫敦の連続殺人鬼 娼婦を殺して内蔵を取り出していくので医療関係者と言う噂があり 尚切り裂きジャックとは当時のマスコミがセンセーショナルに報道したいと犯行声明を捏造したとき名乗ったとの説が有力 マスゴミはいつの時代でもいたようだ
* くっくっく 私はクラスの中では最弱 ギャグマンガ日和2000- ソードマスターヤマト




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