男の娘囚人美咲の監獄生活

更生プログラム

ep.1

屈辱的な身体検査から一夜明け、美咲は一人独房で目を覚ます
いつもの自室と違う、石と鉄で囲まれた無機質な部屋が、この状況が夢ではない事を訴えていた

昨夜の身体検査の後、そのまま独房に入れられた為身体中ベタベタしていて酷く気分が悪い
特に不本意ながら射精してしまった下着の中は最悪だ
今日はシャワーくらい浴びさせて貰えるのだろうか…？
布団の中でそんな事を考えていると、乱暴に扉を叩く音で身体を硬らせる美咲
扉越しに看守が声を掛けてくる

看守「5分後に移動だ、布団を畳んで準備しておけ」

その乱暴な口調に、自分の置かれている状況を嫌でも意識してしまいふぅ…と深い溜息を吐くと
言われた通り布団を畳む美咲

それから少しして扉が開かれ、独房の外に出る
昨夜は動転していて気が付かなかったが、よく見れば自分のと同じ独房が幾つも並んでいる
考えてみれば当たり前の事だが、ここは『監獄』
美咲や亜弥以外にも囚われている者は居るのだろう
辺りをキョロキョロしていると、すかさず看守は口を開く

看守「キョロキョロするな…初日のお前は今日はこいつらとは別行動だ、着いて来い」

そう言って歩き始める看守
昨夜も思ったが、移動の際に拘束されないのは美咲程度の子供が暴れた所で何も出来ないということなのか
少しだけ違和感を覚えたが、看守から遅れないように慌てて歩き出す美咲