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2023年9月 残暑厳しき折2歳にて引っ越し候の夏

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 9月は僕の誕生日の月だけど、ジィージもケイちゃんもやはり9月が誕生日だ。それに更に引っ越し新築住まい記念日も加わって、9月は何かと世話しない月になる。2日には引っ越し前の赤い家で2歳となる誕生ケーキのロウソク2本を消す。誕生日祝いだけど、なんかこの僕が1年住んだ家とのお別れの儀式にも思えてくる。

 4日月曜日、今日は僕の好きなケケケろあのちゃんの誕生日。僕の誕生日はこの前の2日で、もう僕は2歳になったばかりだ。僕は今日、幼稚園に行ってる間に新しい家に引っ越していることになる。

 これまで2年間住んでいた下流の川沿いの家は今朝限りでおさらばだ。夕方に幼稚園から帰る場所は新しい家になってるはずだ。

 今度の新しい家は今まで住んでいた家の近くを流れる河川の上流にあたる。家に側を渓流が流れる。リビングからは緑に囲まれて穏やかに流れる渓流が見えるウォーターフロントだ。渓流の囁きは古今無窮の静かな時間の流れを語ってくれるだろう。渓声広長舌。

 9日土曜日、僕の新しい家にジィージとケイちゃんとリ叔父さんが遊びに来る。家の周りを皆で散歩した。僕もママも新しい家からの散歩は初めてだけどジィージは少し詳しかったから付いて廻った。建ち並ぶ他の人達の新しい家、小川のせせらぎ、山際を辿る山の辺の道、自然豊かな道沿いの草花とクロアゲハやシジミ蝶の乱舞、食べられない美味しそうな山葡萄のような実、眼下に間近に見える市街地の町並み。近所にある農協のプチお祭り。僕はこれからこのプチリゾートのような、プチ別荘地のようなこの土地に住み生活しながら大人になっていくんだ。

 僕が家を買ったらジィージは車を買った。新しい車でのジィージと皆とでのドライブも楽しみだ。

 19日火曜日、パパは出張で居ないから久々に夕方はジィージの家で一緒に夕食し風呂に入った。ママがリ叔父さんに何故かお祝いのケーキを買ってきた。僕の新しい家、ジィージの新しい車のように、リ叔父さんも何か新しい事が合ったらしい。9月は僕の2歳にの誕生月、ジィージやケイちゃんの誕生月。2023年9月は何かと新しづくめの月だ。猛暑日、真夏日が未だにこんなに続いている9月も歴史的にも珍しいのも新しづくめのひとつだ。

 24日日曜日、新しい家から近い大学の文化祭に歩いてパパ、ママ、ナオちゃんと遊びに行く。広い大学の敷地は一面の緑の芝で池も噴水もあり、まるで山の中の公園のようだ。屋台でクッキーを買ってもらい食べた。恐竜ブームなんだろう、僕の好きなテラノサウルスの被り物のお兄ちゃんもいた。大分暑さも落ち着いたから被り物も少しは楽だろうとお兄ちゃんを気遣いながらも、ちょっと大きな恐竜姿ににビビる。

 毎日、僕の大好きなママは僕の歯を磨いてくれる。だから僕も毎日僕の大好きな大きなテラノサウルスのフィギュアの歯を磨いてやる日々だ。

 世間はテレビワイドショーもSNSもジャニーズ騒動で忙しい。一方的な批判ばかりの報道であるが隠蔽してきたのはジャニーズ事務所ばかりではないだろう。すべてズブズブの関係だろうに。

 もっと大切な報道もあるだろうに。置き去りというより関心を隠蔽するかのようだ。

 対象者を高齢者から年齢を下の若者まで拡大したウイルスワクチン7回目の案内は信頼すベき自治体から届いているらしい。こちらはSNSが騒いでいるだけだから高齢者は好意的に受け止めている。騒いでいるのはSNSだがその内容はおぞましいものの普通の市民生活者には真相など分からない。

 福島の事故原発からの処理水なのか汚染水なのか分からないが、隣国ならずも国際社会の力学があり、国内でも異論がなされている。これまたほとんどの市民生活者は真相などわからない。

 情報も制度改定も世界情勢も混沌として価値観基準など失っている世界だ。

 ワクチンに関してはパパは最初から徹底している。一度も打ってない。けど、一度も罹患してない。ママも同じだし僕も打つことはないだろう。ジィージの友達は7回目のワクチンを進んで打っているがジィージは途中から打つのを止めている。回答が判るまでには数年の時の経過が必要だろう。
 
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