眠り姫は子作りしたい

芯夜

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第一章 眠り姫は子作りしたい

16 冒険者ギルド

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結局あれから三日間。
リュクスはディープキスを交えた口移しで薬と水を与え続け、魔法を使わずとも身体を拭けばいいと汗を拭ってやった。ビオラにお願いしますねと言われてしまったのだ。

魔法のことには詳しいのに、シャルロッテは水やお湯で身体を拭くという事は知らなかった。
むしろ平民には縁のない風呂を知っていたことに驚いたくらいだ。

半日傍で過ごし移らなかったのなら大丈夫と思ったのか、それを抜きにして欲求に従ったのか。シャルロッテはリュクスの傍に居たがった。

そのせいでリュクスもシャルロッテと一緒に、連日あの大きな寝台で寝ることになったのだ。
こんなにふかふかの寝台で寝ることが常になれば、野営やホームの寝台は硬くて寝れた物ではないだろう。

これは新手のハニートラップというよりも、新手の拷問だったのかもしれない。

マザーの言葉通りであればリュクス達が約束の地を訪れなければ、あと半年でシャルロッテは死んでいたらしい。
それがシャルロッテが消えそうだと感じた理由かもしれないと考えると、人の温もりを求める姿を無下にすることも出来なかった。
あんな話を聞いてしまったので、シャルロッテに絆されてしまった気がする。

実際には数日以内にマザーがコアとしての機能を完全に失い、運が良ければ半年は残った魔力でシャルロッテの命だけは繋ぐことが出来るかどうかといったところだった。
本当にギリギリの来訪だったのである。

きちんと確認した訳では無いが、恐らく他のカプセルの中身のように。残りの七人は水のような液体へと変わり果てて消えてしまったのではないかと思う。
その水がシャルロッテのいうお兄ちゃん達やお姉ちゃん達だったのかとは、さすがに聞けなかった。
言うなればそれは、シャルロッテも辿っていたかもしれない未来なのだ。

シャルロッテが離れないお陰で、街に戻って六日目に戻ってきたグラスには同情の目を向けられた。
お互い自制が効くようになれば戻ってくるので、まだ反動の影響が抜け切っていないことを知っているからだろう。
どうもリュクスの出す水がいいらしく、グラスに交代してもらうことは出来なかった。

八日目からはシャルロッテの薬が不要になり、獣人の子供から薄らと香るが問題ないレベルとのお墨付きを貰った。
鼻のいい獣人がそういうのであれば、もう普通に生活していい。
時折身体の火照りを感じるだろうが、運動後に身体が熱を持つのと同じで誤差の範囲内だ。

そのタイミングで付き添いをグラスに代え、ホームで溜まりに溜まったものを抜いて。久しぶりに自室で一人で眠った。
終始シャルロッテがそばに居たので、自己処理することも出来なかったのだ。

そして十日目。
いつもより毛が艶々でご機嫌なローレンと、いつもよりぐったりボロボロなコンラッドが戻ってきた。
二人差が激しいのはいつものことであり、コンラッドがローレンに抱えられて戻ってくるのもいつものことだ。

この二人はしっかり反動が終わるまで花街に居るので、帰ってきた時点で通常の冒険者業に戻ることが出来る。

反動中に何が起きたのかを知ったコンラッドは神官長たちにひたすら謝り、ローレンはひたすらケタケタと笑っていた。
反動のことを忘れていたのは申し訳ないが、その後のリュクスの境遇がうけたらしい。

リュクスにしてみれば笑い事ではないのだが、シャルロッテを預けた【氷刃】のリーダーとして断れなかっただけだ。

今日は王都に戻ってきてから十七日目。

今夜は宴をするのでクエストは受注せずに戻ってきてくださいねと言われた【氷刃】とシャルロッテは、冒険者ギルドの前に来ていた。

道中きょろきょろとおのぼりさん状態だったシャルロッテは、迷子になっては大変だとグラスの腕に座る形で抱かれてここまでやってきた。
その高くなった視線にも喜んでいたシャルロッテの姿は、肩車を喜ぶ子供と同じだった。

シャルロッテのどの私服もボディラインをアピールするような大人っぽいデザインが多いのに、相変わらず言動が子供の様で残念な子である。
どう見ても見た目詐欺だ。

「ここが冒険者ギルドね。煩いとは聞いていたけど、想像以上ね。」

目的地についてようやく地に足をつけたシャルロッテは、剣と盾の描かれた看板を確認し。
人が出入りするたびに漏れる喧騒への感想を漏らした。

どきどきしながら扉に手をかけ、冒険者ギルドの中に入る。

左手の手前側にはレジの置かれたカウンターがあり、手前半分は飲み屋や食事処になっているようだった。
円卓を囲んだ冒険者たちが朝っぱらから酒を飲む姿もある。

左手奥の壁にはクエストの依頼書が掲示されており、その奥には二階へと続く階段がある。
階段の隣にあるのが店の役割をしているカウンターで、その日買い取った珍しい物や少し割高だがポーション類を買うことができるという。

入口から真っすぐ正面奥に見えるのが受付カウンターだ。
各種手続きから買取依頼まで、基本的には受付カウンターで対応してもらう。
持ち込みの量が多かったり大きい場合は、ショップカウンターと受付カウンターの間にある扉の先の解体場に持って行くこともあった。

右奥には診療所に繋がる扉。武具の簡易的な手入れや修理をしてくれる出張鍛冶屋。受付カウンターとの間には訓練場と花街へと通じる廊下があった。

そこには色持ちも色無しも。男も女も。子供からそれなりの年齢の者まで混じっており。
朝一ではないもののかなり賑わっていた。

朝一とは陽が昇った頃の、冒険者ギルドが開く時間のことをさす。
その時間に掲示されるクエストが一番多いので、朝一は争奪戦が起きるらしいのだ。

「掲示板は余裕があれば見に行きましょう。まずは受付カウンターに行って、シャルさんの登録と冒険者ギルドタグを発行してもらいます。出来上がった冒険者証は身分証になるので、肌身離さず身に着けていてくださいね。それからシャルさんの狩った魔物を買い取っていただきましょう。僕達も魔障の大森林での成果を売らなくてはいけませんから、時間がかかると思います。」

「受付カウンターは……あそこね。」

受付嬢の居るカウンターだけに人が並んでいて、シャルロッテたちもその一つに並んだ。

「ようこそ冒険者ギルドへ。本日のご用件をお伺いしますね。」

にこりと可愛らしい受付嬢が微笑んだ。
受付嬢たちはタイプが違えど、全員が美女で構成されている。ギルド職員の中でも花形役職だ。

「まずは彼女の登録と、それから素材の買取をお願いします。かなりの量になるので、解体場に通していただけたら。」

「登録と素材の買い取りですね。承りました。まずはこちらにお名前などを記載していただけますか?読み書きが出来なければ代筆でも構いませんし、こちらで代筆することも可能でございます。」

手渡された紙には四隅をぐるっと術式が囲んでおり、シャルロッテにはそれが保護の魔法であることが分かる。
出来上がった書類を保管するための術式だろう。

中身は名前、性別、年齢、出身、得意分野などを記載するようになっていた。
最低限必要なのは名前と性別、年齢くらいだろうか。

文字の読み書きは出来るし新しき時代でも通じるとは知っているが、シャルロッテにはどこまで正しく書いて良いのか分からない。
そのためコンラッドが項目を読み上げ、それに対する返事を耳元で囁き。コンラッドが情報を精査して代筆した。

—————

名前:シャルロッテ

性別:女

年齢:18

種族:人間

出身:(空白)

メイン武器:ワンド、ダガー

得意:魔法

不得意:(空白)

備考:(空白)

パーティー所属:【氷刃】
※要・不要・( )となっており、要にすると他のプロフィールを使ってメンバー募集中のパーティーを紹介してもらえる。

メンバー募集:不要

備考:(空白)

—————

手渡された紙を見た受付嬢の笑顔が固まった。

見間違いだろうかともう一度パーティー所属欄を見て、そこに【】と書かれていることを確認する。

対して【氷刃】の四人は、彼女が希望したためメンバーに加えることに異存はなかったが、シャルロッテが18歳だということに衝撃を受けていた。
成人したてだと言っていたので、てっきり15歳だと思っていたのだ。三年分の勘違いは大きい。

「失礼ですが。こちらのパーティー所属欄はご一緒の皆様、【氷刃】にシャルロッテさんが加わる。ということで間違いないでしょうか?」

基本的に冒険者パーティー名で重複するものは存在しない。
新しく登録しようとしても断られるのだ。

これがシャルロッテ一人であれば、それは無理ですよ。【氷刃】の方を連れてきてくださいね。と、有名パーティーに入りたいと思ってるんだなと微笑ましく思える。
だが付き添いがあるという事は、冗談ではなく本気なのだ。

「えぇ、そのつもりです。」

コンラッドの返事を受け、受付嬢はその身体で男達を虜にしたのだろうかと邪推した。
反動中の四人もの男を相手に出来るのだろうか。彼女が原因で不和になり、パーティーが崩壊しないのを祈るばかりだ。高ランク冒険者は貴重な戦力なのである。
それ以上は詮索せず、笑顔で受付嬢としての仕事をこなす。

「シャルロッテさんの冒険者ランクはFから始まりますので、【氷刃】のパーティーランクがD級まで落ちてしまいますが宜しいでしょうか?恐らくC級までは直ぐに上がりますが、B級以上となると時間がかかるかと思います。【氷刃】の皆様の個人ランクに変動はありませんので、そちらについてはご安心ください。」

「それも理解しています。ですが……できたら買取の際にはギルマスを呼んで頂けますか?彼女のことで大切な話があるので。」

「承りました。本日ギルマスは出勤しておりますので、そのように手配いたします。では、手続きを進めますね。」

書いた項目は一つ一つ読み上げられ、シャルロッテは全てに頷いた。

それから指示された魔道具に血を一滴垂らし、冒険者証となるプレートが生成された。
そこには名前と年齢、ランクが表示されていた。ランクの部分は個人のランクか、パーティー所属ならばパーティー名とパーティーランクが表示されている。

これらの情報は受付で手続きをすることで自動的に更新されるらしい。

これはドッグタグの役割もあり、このプレートが落ちているだけならば落とし物。真っ赤に染まっていたら死亡を意味するそうだ。
もし他者のプレートを見つけたら、どんな状態でも良いので冒険者ギルドに持ってきてくれと言われた。

それからランクやいくつかあるクエストの種類について、反動と花街の規則について説明される。
その内容はマザーが知っていた古き時代のものと大差なかった。違うのは花街が機能していることと、それに付随する規則くらいだろうか。

無事に手続きを終えた五人は、解体場へと移動する。

そこにはお願いしていた通り、ギルマスが既に到着していた。

「よぉ、【氷刃】の。魔障の大森林に行ったんだってな?生きて帰ってきてくれて嬉しいぜ。——しかも素材は、アーティファクトに入ってんだろ?」

快活な禿げ頭の男は、最後だけ小声で問いかけた。
下手に持っていることをひけらかさない方が良い。命を狙われる原因になってしまうからだ。その秘密保持の為に呼ばれたことはギルマスもよく分かっている。

「えぇ。それもですが……彼女。シャルロッテさんのこともありまして。」

「ふぅん?まぁいい。奥の倉庫をあけてある。ついてこい。」

特別対応の為に呼ばれたと思っていたギルマスは、既に信頼できる職員だけを倉庫に集めてくれていた。
解体場では多くの人目に付くので、高ランク冒険者ほどこういった倉庫を使うことが多い。

「シャルさんは先程冒険者登録をして、僕達のパーティーに入っていただきました。」

「……は?てめーらのランクが下がっちまうだろうが。まぁ、しちまったもんはしょうがねぇか……。強制依頼はAランク相当として出すからな、覚悟しとけよ。」

ただでさえ貴重なAランク冒険者の実力に埃を被らせてなるものかと、ギルマスは引きつった笑顔で宣言した。

「えぇ、それは問題ありません。強制依頼は大抵面倒ですので、出来れば止めて頂きたいですが。そもそもランクに拘りはありませんしね。問題なのは、シャルさんの実力なのです。僕達も全てを確認したわけではありませんが、彼女の生い立ちはかなり特殊でして……。魔障の大森林の奥地にあるセーフティーエリアで、育ての親と共に暮らしていました。僕達が辿り着いたのは育ての親が亡くなる間際で、シャルさんのことを託されたのです。外の世界を見せてあげて欲しいと。だから知識もあるしとっくに成人してますが、結構世間知らずでして。僕達と教会が身元引受人として引き取った形になります。」

大筋としては嘘ではないし、これは神官長たちとも話し合って決めたことだ。
彼女自身がロストテクノロジーであることは伏せた。

ギルマスはというと、あの魔窟に人が住んでいたことに驚いた。
そこで生きていて、尚且つ【氷刃】と共に生きて帰ってきたという事は。
目の前の美人はただの美人ではない。相当な実力者という事になる。

「それで、ですね。道中の敵は僕達が狩ったので問題ないんですが。実はシャルさんが、出立する日の朝に少し狩りをしていたらしくて……。その僅かな時間で狩りをした素材を、持ってるんです。」

「んん?えらく歯切れが悪いな。」

「僕達も全容は知りませんが、少なくとも寝起きから朝食前に相手をする魔物では無かったとだけ。」

遠い目をした四人の視線はギルマスと交わらず、結局ギルマスは件のシャルロッテを見た。

倉庫内を興味深く見ながら動き回る足捌きは確かに森で生きていたことを感じさせる、恐らく無音かかなり足音が小さいであろうという歩き方だ。それは身体に染みついているのか、かなり自然な歩き方だった。
だがその身体は細く、強者のオーラもない。見た目だけならば花街の人間と言われた方が納得できる容姿だ。

「シャル、鞄に入ってんだろ?その魔物を冒険者ギルドが引き取ってくれたら、それがこういう金に変わる。この金は食いもん買ったり、服を買ったり。まぁ生きてくのに必要なもんなんだ。ホームに戻ったら、コンラッドが金の種類とか使い方について教えてくれるからな。」

「はぁ……そこはローレンじゃなく僕なんですね。」

一応世間知らずで外界と隔離されていた女性。
見本を見せながら、恐らく不要であろう説明をローレンがする。
マザーがその辺りの説明をしていなかったとは考え難い。

シャルロッテは『ストレージ』を使うが、それはただの肩掛け鞄の中から取り出しているように見せた。
絶対に人前でストレージを使ってはいけないと言われたのだ。使うのであれば、マジックバッグを使っているように偽装しろと。

「分かったわ。これがウルフで食べられない子よね。ちゃんと覚えたわ。それから、これは違う種類の子。」

そういいながら、並べて良いと言われた床に種類ごとに魔物を置いていく。

「で、最後がこれ!ごめんなさい。首のところから、ちょっと血を抜いちゃったわ。三分の一も残ってないかも。」

全身素材になると聞いたので、血が少ないので買取価格は下がってしまうだろう。
だが必要な消費だったので、減額については甘んじて受け入れようと思っている。

その出てくる魔物の数と種類もだが、最後に出てきたグレートタイラントベア。それもブラックを見て、ギルマスは完全に放心した。
驚くとか叫ぶとか、そういうラインを通り越したのだ。

魔物の名前は分かっていないようだが、無邪気な笑顔を浮かべて取り出す魔物たちではない。なんなら冒険者であっても泣いて逃げ出すような魔物も混じっている。
しかも見る限り、ほぼ全ての魔物が綺麗に首を落とされて死んでいた。それも恐らく一撃でだ。

ようやく現実に戻ってきたギルマスは、なんとか口を開いた。

「これを、本当に嬢ちゃんが一人で?」

並んでいた魔物たちはキラーウルフ12、キラーブラッドウルフ1、ブラックグレートタイラントベア1、キラーデスマンティス6、キラーホーンブル7、キラーカモフラモンキー21という。
数もさながら個体としてもラージに分類される魔物のオンパレードだった。

「えぇ、そうよ。これで全部だわ。」

「なんつーか……思ったより多いな?これ、どれくらいの時間で狩ったんだ?」

リュクスの傍にはまだ仄かに温もりが残っていたし、荷物をまとめたとはいえ、それほど時間はかかっていないはずだった。
だが目の前の魔物の数は、数時間あっても狩り切れるだろうかという量と強さだ。

ローレンの問いに、シャルロッテはうーんと悩む。
「えぇと……一時間もかかってないと思うわ?時間は良く分からないの。でもすぐに近くの子がいっぱい寄ってきたから、あまり時間がかかってないのは確かね。」

足の速い順に絶え間なく魔物が襲ってきて、ちょっとした合間には魔物除けの素材を回収していた。
それは覚えているが、かかった時間と言われると分らなかった。

ちなみにそれだけの数の魔物が近くに集まっていたのは、【氷刃】の気配を追っていた魔物たちが近くに集まっていたせいである。

シャルロッテの勝手な行動は、ある意味四人の命を救ったのだ。彼らではこの量をほとんど一気に相手にできない
少なくとも2、3日は周囲に魔物が多い状態で、さながらモンスターハウス状態に陥った事だろう。

「そ、そうか。シャルロッテっていったか。嬢ちゃんの力量が、【氷刃】以上なのは理解した。むしろ単身でも……。とにかく、ギルマス権限と特例でランクを一気に上げてやりたいところだが、それだと贔屓に思われるだろうし。何より他の支店や他国のギルマスとも会議しなきゃなんねぇ。一先ず嬢ちゃんのランクはそのままで、こっちの回答が決まるまで待っててくれ。力量を測る試験があるのは間違いねぇからな。当面はランクに見合った依頼にしてくれよ。」

それからと、アーティファクトを身に着けているコンラッドに向き直る。

「【氷刃】も大量に持ってんだろ?捌ける限界があるから、出来るだけ毎朝持ってきてくれ。とりあえず、今日捌けそうな分だけ買い取る。」

「えぇ、元よりそのつもりです。腐っては元も子もないですしね。」

「わりぃな、助かる。解体場にいる職員に声をかけて、この倉庫に出しに来てくれればいい。出し終わったら、酒場でちょっと待っててくれ。査定が出次第声を掛けさせる。」

「分かりました。」

コンラッドが大小様々な魔物を止められるまで取り出し、その間ローレンがラビットやバッファローなど、大まかな種類を教えていく。プチ勉強会だ。
昆虫系は食べれないと伝えると、心底残念そうな表情をしていた。シャルロッテの中で食べられる魔物かどうかは重要なようだ。

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