18禁ゲームの貴族に転生したけど、ステータスが別ゲーのなんだが? えっ? 俺、モブだよね?

ライカ

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第六章

学年別総合試合

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「「「学年総合試合?」」」

海から戻ってきて、二週間が過ぎた
夏休みは佳境で皆が宿題とかに追われる中……

俺、アルバート、スメラギは突然、桜花改めサクラ学園長に呼び出されていた
そしてとある資料を見せら、声を揃えて、首を傾げた

「そうよ 学園では年に一回、学年の垣根を越えて、競い合うという意図でやってる行事なのだよ」

そう言いながら桜花は俺が作った弁当を食べていた
何故、俺が桜花に弁当を作ったのかと言うと俺の部屋にフラフラとなってる桜花が来たからだ
聞くと最近、満足に時間が取れずに飯をろくに食べてないらしい……

俺の料理を食べながら泣き話す桜花に見てもいられず、『弁当を作ってやるか?』と尋ねると桜花に『お願いします!!』と抱きつかれた
そしてそのまま桜花に部屋に連れ込まれるとじっくりと絞られた

「いつも賑わいが凄くていいんだけどね
流石に生徒が大きいからその前に事前に本戦に参加するための代表決定戦をするんだよね」

「……で、何でそれを俺たちに話すんだ?」

桜花が説明している中、俺はソッと手を上げて聞くと桜花は俺達、三人を見た


「そ、こ、でね シモン、アルバート、スメラギ
君達には大会の議員になってもらいたいんだ」

「「「帰る」」」  「やぁぁぁ~!? 話を聞いてぇええ!!」

キリッとした表情でそう言う桜花に俺達は帰ろうとすると泣きながら桜花が俺に抱きついてきた

「そんな面倒臭いのやりたくないんだが?」

「やってくれたら三人の言う事、叶えられるのは何でも聞くよ!!
シモンなら妾、三日は抱かれるよ!!」

「要らんわ!! そんな事しなくてもお前を抱いてやる!!」

物凄い力で抱きついてくる桜花にそう言いながらチラッとアルバートとスメラギを見るとアルバートは尻尾でグルグル巻きで拘束されて、スメラギは尻尾を口に捩じ込まれ、縛られていた

「はぁ…… 話を聞いてやるからとりあえず落ち着け」

「うん!!」

そう言うと桜花は離してくれて、俺達は椅子に座り直した

「いいのかよ? 引き受けて?」  「仕方ねえだろ? このままじゃ、桜花を引きずりながら学園中、歩き回らなきゃいけなくなる それは面倒だろ……」  「あはは……」

アルバートに聞かれたのでそう答えるとスメラギは乾いた笑いが出ていた

「それじゃあ説明するぞ?
と、言っても簡単な事じゃよ 試合などをスムーズに済ませられるよう、その手伝いをして貰いたいのじゃよ
もちろんお主らは試合には出れないが、妾の特別処置で報酬は用意しておくぞ」

大会の詳しい事が書かれた資料を俺達に渡して、説明をしてくれている
そしてザッと資料を目を通すと俺は桜花を見た

「桜花 コレって優勝したら何か賞品あるのか?」

「1年間、学費免除 食堂使い放題券 食堂の料理メニュー追加
様々なモノがあるが一番は学園部活の援助じゃな
ダンジョンに突入する際に学園の部活……  例えば錬金部で回復薬などを十個までなら支援としてもらえるようになるとかじゃな」

優勝賞品を聞くと桜花は顎に指をやると言っていくがその中で俺達はガバッと身を乗り出した

「「「部活あるの!?」」」  「うぬっ、あるぞ」

『説明されておったろ?』と聞かれた事に不思議に思いながら桜花に見られているが俺達は何度も頷いた

部活があるなんて説明されてなかったような気がする……
正直、教室で説明されていた時、隣の女生徒にジッと股間を見られて、気になっていたから話は途中途中でしか聞いてなかったから聞き逃した可能性があるんだよな……

とりあえずその女生徒に話を聞けば、その女生徒はサキュバスハーフという事で本能で見ていたらしく謝られたが気にしなくていいと伝えた

その時にサキュバスっぽい笑みを浮かべられたが無視した

「部活があるなら見に行きたいな」  「そうだね~   元バレー部だからそういうのあるのかなー?」

アルバートがボソッと呟くとスメラギがワクワクした様子で興味深々だった

「とりあえず実行委員としてやるのはその部活の奴らに協力を仰ぎに行くことからか?」

「うん それもあるけど基本は挨拶周りじゃよ
挨拶回りは大事じゃからな」

桜花はそう言いながら学園の地図を取り出すととある区画の教室を指差した

「実行委員の集まりがあるからこの教室に向かうといい、丁度、委員長がそこで色々と準備しておるから」

場所を確認するとすぐに向かおうとするが桜花が俺の手首を掴むと頬にキスをしてきた

「期待しておるぞ? シモン」

そう囁かられると俺はゆっくりと頭を押さえながらアルバート達と共に委員の場所に向かった

(多分……   色々と大変な事になるんだろうな……)

そんな予感がビシビシと感じて、俺はため息をした


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