18禁ゲームの貴族に転生したけど、ステータスが別ゲーのなんだが? えっ? 俺、モブだよね?

ライカ

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第三章

ゼブァルトの処置

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あの後、イリア達を村に帰し、ミュレーヌ達を拾って、打ち上げみたいな事を簡単にしてから俺はとある場所に転移していた

「いや~ シモン様
まさか奴隷を初めてお買いになってからしばらく経ちますが、まさか奴隷にしたいと連れてくるとは……
見れば訳ありと見て良さそうですね」

そこは奴隷商のエロガイルで今はスケッベが対応してくれている
そして俺達の前で傷を治してやったゼブァルトが正座をして、待っている状態だ

「一応、お聞きします
彼女はシモン様の奴隷になる事は理解しておられるのですか?」

「あぁ 説明したら素直に頷いてくれた
まぁ、生きたければこうするしかないんだからしょうがないがな」


そう言ってゼブァルトを見るとビクッと体が震えたがそれでも俺にすり寄ると離れようとしなかった

「分かりました
シモン様を信じ、彼女の奴隷にしましょう
彼女の奴隷印は何処に?」

「出来るだけ人に見えない所にしてくれ
これからゼブァルトには二重スパイをやって貰う必要があるかもしれないからな」

俺が考えた彼女の生存フラグ
ソレは俺の奴隷になりつつ、帝国と魔王の情報をコチラに教える二重スパイをして貰う事だ
それでは危険があるがいざとなったら俺が駆けつけて、彼女を救う手筈だ
もしくは俺の所に転移させる事にするのも考えてある

極秘だがスケッベにゼブァルトのスパイとしての活動内容を相手を隠して話した
それで裏切らない為に奴隷にすると言うことも説明した

「なるほど……
スパイ活動ならば奴隷印は目立たない所に付けるしかありませんね
それと彼女の血を少し貰えますか?
それで絶対服従の呪を施します
これでシモン様を裏切る事はありません」

スケッベはそう言うと俺はゼブァルトと目線を合わせた

「コレをすれば俺から逃げる事は出来ない
死ぬまで俺の奴隷として生きる事となる
それでもいいか?」

優しくそう言い、断る道を作ってあげたがゼブァルトは迷わず頷くと急いでスケッベからナイフを奪うと人差し指の指先の腹を切ると血を瓶に垂らした

「……はい 確かに受け取りました
では、すぐに用意しますのでお待ちください」

スケッベは瓶の蓋を閉めてからそう言うと部屋を出て行った
スケッベが出て行ったのを確認し、ゼブァルトを見た

「ゼブァルト 俺は無理強いはしてない
断るなら断ってよかったぞ?」

「い、いや……!! 奴隷になる!!
貴方様の一生の奴隷になります!!」

俺が聞くとゼブァルトは凄い勢いで俺に縋り付くと震えながら頭を俺の胸に埋めた
あの戦闘でゼブァルトの性格すら壊してしまったらしい……
傲慢な貴族ムーブはしなくなってしまったことが今後にどう影響するかは知らないが、スパイ活動に置いて、あの性格を演じてもらわなければならないが……
それは今は置いておこう……

「なら俺が今ここでお前を犯すと言ったら素直に体を差し出すのか?」

彼女が本当に奴隷になるのか……  これが演技ではないかと疑いつつ、ワザと強くそう言うとゼブァルトはビクッとするとゆっくりと自分の胸元をはだけさせた

「よ、喜んでくれるなら……  どうぞお好きに……  私を犯しくださいませ……」

そのままにすると裸になりかねないから俺は彼女の服を掴むと綺麗に着させた

「悪い お前の本気を確かめた
そう行動できるなら俺は信頼する」

謝りつつ、ゼブァルトにそう伝えるとゼブァルトは怯えながら俺を見てきた

「イジメない?」  「時と場合によるが少なくともイジメはしないから安心しろ」

頭を撫でてやりながらゼブァルトに微笑みかけるとゼブァルトは震えながらも俺の行動を受け入れてくれたみたいだ

「お待たせいたしました 準備が整いましたのでゼブァルトさん
コチラに」

それから少し待つとスケッベさんが来るとゼブァルトが何度も俺を振り返りながらもスケッベさんについて行った

それから数分くらいが過ぎた頃……
ガチャっと扉が開くとゼブァルトが駆け寄ってくると俺に抱きついてきた

「うぅぅ~……」

見ると物凄い顔で泣くのを我慢していた
奴隷印を入れられた時に痛みはあるらしいからまぁ、それが原因だろう
ゼブァルトを抱き寄せ、頭を撫でてやるとゼブァルトは俺を見て、安心したようにポロポロと泣き始め、強くしがみついてきた

(すっかり幼児みたいだな)

しばらくはゼブァルトを泣き止ませる事にした
奴隷印はゼブァルトの左胸下に小さく刻まれていた
ゼブァルトの胸はサキュバスだからデカくて服も胸が隠れているから目立たないから安心だ

「ご、ご主人様……  奴隷としての初のお仕事……  しちゃ、だめ?」

エロガイルを後にした後、ゼブァルトが袖を掴みながら不安そうにそう言ってきた
そう言われると頭を掻きながらゼブァルトの手を取った

「終わったら頼む事にする」

先延ばしにする為にそう言うとゼブァルトはコクンと頷くとトコトコと俺に付いてきた




「なるほどねぇ
帝国第三魔術師団の団長であり、魔王軍の部下……、ねぇ……」


俺が居るのはアルフレット様の書斎でゼブァルトについて報告をするとアルフレット様はゼブァルトを見てから俺に視線を向けた

「それが本当なら帝国は魔王と繋がってると見てよさそうだね
忍ばせた斥候からの報告で帝国の動きがあるとあって、怪しんでいたんだ
シモン君の報告で確信に変わったよ」

アルフレット様は報告書の一つを机に置くとにこやかに微笑んでいるが一つだけ気になってるモノがある……

「アルフレット様……
一つ気になってるのが「あぁ コレの事かい?」

俺が手を上げて、聞こうとすればアルフレット様は笑いながらソレを見た

「君が誓約獣のベルゼブブで偽聖女をお仕置きをした際に教会内で見つけたモノでね
鑑定したらコレ、最上級の媚薬なんだよ
それが大量に出てくるわ、出てくるわ」

「……もしかしてコレの処理を」  「そ♪  君に任せたい」

大量に積み上げられた大きな木箱が六つを見ながら指を指して言うと、アルフレット様はにこやかにそう言ってきて、頭を押さえた

「あ、偽聖女と言えばベルゼブブから報告は聞いたかい?」

「えぇ、予定通りに発情期のヤツらが終わって、アルフレット様に受け渡したと」

「うん 予定通りに磔にして見せしめにしたよ
今のところは問題なくいってるからこのまま五日くらいは放置するつもりだ」

アルフレット様は視線を窓に向けた
恐らくその方角に偽聖女とか言う野郎が磔にされているのだろう

「本物の聖女であるミュレーヌは今は君の奴隷と聞いたが、彼女を新たな教団に預けるかい?」

アルフレット様はそう言い、俺にとある資料を見せてきた
中を確認するとそれは新たに新設される教会の新団で見るとアルフレット様が直々に声掛けし、人を見て、選び抜かれた者が多くを締めているだろう

「いいや ミュレーヌは私が預かります
彼女は酷く人間不信になっている為、私以外ですと精神が崩壊する可能性があります」

「うん 俺もそう思った
だから君に任せるよ」

そう言い、アルフレット様は笑っていたが腹の中では予想通りに事が動いて満足と言いたげだろう……
それならばわざわざ教団の事を話さないだろう

アルフレット様に二、三個確認してから俺達は転移した

『シャルロッテに会いに行ったら?』と言われたが会ったら絶対に返してもらえないだろうと思ったので丁重にお断りした

流石に帰れなくなるのは避けたいからな

「ご主人、さまぁ……」

アパー近くの所に転移して、あとは宿に戻るだけの所でゼブァルトが泣きながら俺の袖を引っ張ってる

「あー……、やるのか?」

俺が察して、困りながら聞くとゼブァルトは何度も頷いて、しゃがむとゆっくりと俺のズボンに手をかけ、下ろした


その後はゼブァルトの口で2回ほど抜かれたが流石、サキュバスと言うべきか……
詳しくは言えないが予想以上だったとだけ言っておこう

あと気づいた事がある

(ゼブァルトはクソが付くほどの超ドMになってしまっていたらしい……)


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