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第二幕
目覚まし刃 宿し力
しおりを挟む高度を上げていき、城の上空に来ると蠢く影が猛スピードで駆けていく後ろをクリアバタフライが同じスピードで追っていっている
そして触覚の間からパルスレーザーを打ち続けているが影には当たらず、空を切り続けている
クリアバタフライのパルスレーザーは命中度がバグってるレベルなので笑える程、当たるはずなのだが、影はソレをギリギリで避け続けている
いや、もしかしたらギリギリに避けているのは演技かもしれないとなるとかなりの腕前の持ち主のはずだ
そう考えるとこれ以上はクリアバタフライに負担させる訳には行かないと思い、クリアバタフライに合図を送り、一気にスピードを上げるとその影に突っ込むと剣を抜き、影に当てに行くが影はまるで紙のようにヒラっと避けた
「当たらないか……」
さっきの一撃は抜刀スキルを極限まで上げ続けた抜刀術であり、刀以外の武器でも発動できるようにカンストさせたんだが、それがあんなにも簡単に避けられるとは……
この剣も一番、出来が悪いがそれでも高レベルの剣だったのだがな
「なるほど 下の惨状は貴方が原因でしたか」
声が聞こえ、前を向くとそこに居たのは羽根を羽ばたかせ、空中に留まる一人の男だった
「お前か…… アイツらに《服従》のチェーンを付けさせ、命令を聞くようにした野郎を唆した張本人は……」
「おや? そのような事までわかっているとは……
貴方はただの子供ではなさそうですね」
俺が聞くと男はクスクスと笑うとニヤリと笑い、そして次の瞬間には俺と奴は剣を交え、火花を散らしていた
剣がぶつかり、火花を散らせる中、俺と奴は空を猛スピードで駆け巡り、何度も剣を交えるがやがて鍔釣り合いになると、俺は蹴りを繰り出すと男はバク転をして、避けると距離を取った
「やりますねぇ この私とここまでやり合うとは」
男はニヤニヤと笑い続けている中、俺は息を吐いた
何度も剣を交えて分かった事がある
(なんだ…… 全然、強くねぇな……
期待外れもいいところだ
剣を使ってるんだから期待したんだがなぁ……
と、基準がアイツらになってるからか)
相手の強さが予想より低かった為、俺は酷くガッカリした
これならばクリアバタフライだけでもやれたと思ったが、もしかしたらコイツがトんだ武器か、アイテムを使ったら、やられてしまうかも知れないからな
念を入れなきゃならないんだが……
「はぁ…… 耳障りだな」
そう思いながら前を向くと男がまだペラペラと話していたから、イラッとして《剣術スキル 颯返し》を繰り出し、男の首と胴体を同時に斬り飛ばした
《剣術スキル 颯返し
素早い抜刀術でハヤブサの如く、胴体を斬り落とすと剣を振り上げ、首を斬り飛ばす
その間、0.3秒》
だが、斬った瞬間に違和感があった
まるで中身の無いプラスチックを斬ったような感触だ
「酷いなぁ 話してる最中なのに斬り落とすなんて」
振り返るとそこには半分に斬れた胴体とフワフワ浮かぶ首のままだが、男がこちらを見てきている
「やっぱり羽根がある時点で人間じゃねえと思ったが、まさかその状態で生きてるのな」
「全くです せっかく気に入ってた皮だったのに台無しじゃないですか」
男は笑いながら手足を動かし、確かめてから俺を見るとまた猛スピードで接近し、剣を振ってきた
防ぎながら確実に男の手足を斬り落とすがそれでも動き続けて、攻めの手が止まない
流石にこのままじゃ面倒くさいな……
「仕方ねえ さっさと終わらせるか」
男の猛攻をかわしてから腹に《カチコミキック》をぶち当て、距離を置くと俺は剣を前に構えてから息を吐いた
[行くぞ 行けるよな?] [勿論です]
チャットで行けるかどうかの確認してから
スキルを発動した
その瞬間、剣がガチャンと鍔の部分が変形すると刃に光の魔力がエンチャントされた
「《剣魂憑依 メルデウス》」
そして光の嵐が俺を包み込み、しばらくして晴れれば6枚羽根を広げながら髪は白の長髪になり、着ていた服も白に染まった俺がその場に居た
︎《誓魂憑依
スキル名の通り、テイムした誓約獣をその身に憑依させることにより、全ステータスが上がる
そして憑依させた誓約獣が持っているスキルを使用できる
熟練度カンスト時効果・どのような誓約獣でも憑依させられるようになる》
[あぁ…… 今、私は誓約者様と一つなのですね] [その言い方、間違ってないけどやめてくれ 恥ずかしくなる]
個別チャットでメルデウスと話しているがその際にメルデウスの声が聞こえてきて、そんな恥ずかしい事を聞かされたから俺は頬を掻きながら返事した
[決める いつものアレやるぞ] [はい]
気持ちを入れ替えて、メルデウスに言うとメルデウスと共に魔力を高めた
魔力を高めていくと六枚の羽根が光り輝き、そこだけ昼間のような明るさになっている(ちなみに外の様子を確認できないように《幻世界》のスキルを使い、城の中から見ると変わらずの夜のままである)
そして男がまた俺に向かって、猛スピードで突っ込んでくるがその前にコッチの準備が終わった
男とすれ違うと男を光の鎖で拘束し、振り返りながら俺は剣を振り抜いた
《剣術スキル 天使族憑依型 天翔・光波斬
天使族が憑依してる時にしか、使えない剣術スキルの一つ
光属性をエンチャントした剣で敵を斬ると大きな光波が敵を飲み込み、強制クリティカル+スリップダメージが入る
偶にだが、即死の効果もある
熟練度カンスト時効果・即死発動確率が大アップ》
剣を振り抜くと光波が男を包み込みながら飛んでいき、その光波の中からクリティカルのエフェクトが何十にも発動してるのが見えたが、やがて光波が消えると男の影形も消えた
「……」
俺は周囲を確認してから剣をアイテムボックスに戻した
[逃げられましたね][いいや 奴は本物ではなかった だから逃したんじゃなくて、義体を殺ったの方が正しい]
誓魂憑依を解くとメルデウスが俺の前に現れ、俺に微笑んだ
「久しぶりの憑依は如何でしたか?
私は誓約者様と一つになれて、心が躍ってしまい、恥ずかしい限りです」
メルデウスはそう言うと頬を赤らめながら俺を見てくるが、頼むからその間違いそうになる言い方しないでくれないかな?
俺としても恥ずかしいんだが
「久しぶりだが、悪くなかった
これなら色々と戦い方を変えても大丈夫そうだ」
素直にそう言いながら俺は腕を回した
確かに久しぶりに使ったが、これなら他の奴らでも憑依しても問題なさそうだ
「むぅ…… 本当なら私だけと憑依して欲しいのですが、誓約者様のご迷惑になるのでそれはやめておきます」
メルデウスは可愛らしく頬を膨らませながら前屈みになり、俺を見てくるが俺は視線を逸らした
メルデウスの胸が思いっきり見えてしまってるから目のやり場に困る……
その後、メルデウスが戻るのを確認し、地面に降りるとナターシャとスパ含む他のデスアライブスパイダーが待っていた
「シモン様 お怪我は?」 「する程の苦戦はしてない 大丈夫だ」
ナターシャはすっかり従者のように姿勢を正すと聞いてきたから、手を軽く振って返事を返した
空を見るとまだ星々が出ているが月が沈み始めているのが見えた
どうやら奴の相手をしていた間に時間が経っていたらしい……
「よし 残るはお前らにチェーンを付け、指示した野郎だけ「それなら此方で終わらせておいたよ」っ!?」
残るはこの事件を起こした野郎を片付けるだけとだと思った所、俺たち以外の声が聞こえ、俺は咄嗟にアイテムボックスから再び剣を抜くと構えた
だが、その視線の先にいたのはこの国の第一王子であるアルフレット様だった
「いや~ シモン君
君のおかげで被害は無く、シャルロッテを守ってくれた功績は極めて大きい
私もずっと暗躍していた貴族共を処せて、大いに満足しているよ」
そう言いながらアルフレット様はサッと脇にずれ、道を開けるとそこには分裂した分身を戻し、元の大きさになったカゲイチが俺の元に歩いてきた
だが、俺はそれよりもアルフレット様から目を離せなかった
いや違う…… 【外す余裕がない程、警戒心をMAXまで高めてたからだ】
(嘘だろ この結界内でまるで全てを見ていたような言い草……
それに《静寂》、《幻世界》を発動させてるから何も変哲も無い日常を送ってたはず……
だが、目の前の男はその全てが効いていない
むしろそれ系統のスキルを発動させてもこの男には効かない予感がする
いや、絶対に効かない……)
無意識に俺は顎に滴った汗を拭うと確信した
今、目の前に居る第一王子は確実に俺が今まで会った事のあるボス、プレイヤーと同じだ
(この男……、《アトミック級》のヤバいヤツだ)
《アトミック級》
それはアルタナシア・ドリームをプレイした人間なら誰でも知ってる上位50位のボス、プレイヤーを指す階級だ
更にその中の上位10位以内のボス、プレイヤーは《アルタナシア級》と言われ、アルタナシア・ドリームの頂点を指す称号を得る事となった
そしてアルフレット様はその《アトミック級》と呼ばれた強者の実力者であると感じ取った
「すまぬ 主人
あの男、全てを見ていたかのように雇い主の根城を部下と共に強襲し、協力者一人を捕えると全て一人で片を付けた
そして影に隠れた私を見えていたように話しかけてきた
あの男、相当な強さだ」
カゲイチは俺の所まで来ると経緯を話し、アルフレット様を警戒するように見た
(カゲイチの隠密を見破られただと……
ヤバいな…… 実力的にも《アルタナシア級》に足を突っ込みかけている……)
アルフレット様を見ながら俺は唾を飲み込むとナターシャが俺の前に来ると膝を付き、頭を下げた
「アルフレット様」
「ナターシャ 君の事情は把握している
だが、君が犯した罪は消えない
それが意味する事は分かるね?」
アルフレット様はナターシャの前に立つとナターシャの体が震えていた
「はい…… 私はシャルロッテ様の従者でありながら王家に危害を加えようとしました
その罪は私がどのような形であれ、向き合わなければなりません……
どうか、処罰を……」
「うん なら罪を背負う気はあると言う事だね」
アルフレット様はそう言い、ナターシャの肩に触れると彼女が下を向き、見てないから分からないだろうが振り返ると手招きをしていた
「お姉ちゃん!!」「っ!?」
幼い声が響くとナターシャは慌てて顔を上げた
そこにはナターシャに駆け寄る幼い少女がいた
「ティル!!」
ナターシャは少女によろけながら駆け出し、少女を強く抱きしめた
「ティル!! ティル!!」 「ごめんなさい!! ごめんな、さい……!」
ナターシャは泣きながら妹を強く抱きしめ、妹のティルは謝りながら姉にしがみついていた
「安心してくれ 君が思ってるほどの処罰は無い
ただこれからもシャルロッテのメイドとして頑張って貰いたい
妹さんと一緒にね」
そんな二人を見ながらアルフレット様はそう言い、ウィンクをした
それは[この件は俺が片付ける 君達に罪なんて無かった だからこれからもシャルロッテの為に働いてくれ]と言っているようなモノだった
「アルフレット様…… 妹を、私のティルを救っていただき……、ありがとうございます……」
ナターシャはボロボロと泣き崩れた表情でアルフレット様に向くと頭を地面に下げ、感謝を言った
その隣でティルも同じように頭を下げているを見て、アルフレット様はただ笑った
「気にしないでいいよ
君はシャルロッテの大事なメイドなんだからね」
ただ笑いながらそう言うアルフレット様に俺はある種の恐怖を感じた
まるで[シャルロッテを裏切ったら次こそ君を殺す]と言わんばかりの言葉の裏を感じた
「シモン君 君にも感謝している
僕の方で報酬等を用意したいんだけどどうかな?」
「いえ…… 私はただ友人のシャルロッテを守っただけです
そこに国からの報酬だと国の命で守った事となり、シャルロッテの友情を蔑ろにする行為だと思います
ですので報酬は要りません」
俺はアルフレット様と向き合い、そう告げると頭を下げた
正直、報酬は魅力的だが今、俺はお金に困ってないから必要ない
それに目立つと面倒になるから出来るだけ目立ちたくない……
「なるほど……、わかった
なら別の方で考えておくよ」
アルフレット様は俺をじっと見つめてからニッコリ笑うと近衛の一人と共に去っていった
あの笑みは[目立たなくしてやる]と言ってるような気がした
つまりこの事は誰にも言わないと言ってるようなモノだ
「ひと段落かな」
そう呟いてから空を見ると少し白み始めてるのが見えてしまって、苦笑いを浮かべた
こうしてシャルロッテ誘拐事件は人知れずに終わった
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