18禁ゲームの貴族に転生したけど、ステータスが別ゲーのなんだが? えっ? 俺、モブだよね?

ライカ

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第一幕

盗賊強襲

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パーティーが終わった翌日の早朝……
俺達は警戒度を最大にしていた
屋敷の周りに結界用の魔道具と姿気配が消せる魔道具を設置……
騎士団の数名がそこで見張りをしている

そしてユーリ兄さん達のお陰で、使用人達もこっそりと屋敷地下に避難準備を進めてくれていた

出来るなら非戦闘員は街から離したかったが、そうも言ってはいられないからな……
そしてローリアス様は陛下達とは帰らず、ここに留まった
理由を聞けば、ユーリ兄さんが既に盗賊の事を伝えてたらしく、陛下が根回しして、王家騎士、数名が加勢してくれるみたいだ

王家としてはローリアス様の婚約者であるユーリ兄さんが死なれては困るのだろうと考えてる

そして屋敷の一室にフォルティナと専属メイドであるアンが居る
俺の提案通り、フォルティナはなんとか一週間はこの屋敷に留まるようになった
そして俺に盗聴の魔法が消えた事を伝えてきた

どうやら奴さんはヤル気に満ちてるみたいだ………

そうして時間が過ぎ、日は沈み、闇が広がり出した

「ふむっ、バッカス
周辺の状況はどうだ?」

「は、今のところは異常はありません」

姿隠しの魔道具の結界内で、父上がバッカスに状況を聞けば、バッカスは膝を着き、報告している

そう……、あれから結局、父上達にバレてしまったのだ……

「全く、兄達や皆を頼るのは良いが父親である私に隠し事とはいけないぞ シモン」

「はい……、申し訳ございません……
父上……」

ショボンとしながら謝ると父上は俺の頭に手を置いた

「なに、気にする事などない
お前のお陰で盗賊を返り討ちにしてやれるんだと思えば、気楽なモノだ」

父上はそう言い、笑えば、俺も自然と微笑んでいた
すると、騎士の一人がコチラに向かってきた

「報告!! 森で盗賊と思われる集団を確認!!
数は、およそ六十!!」

「な、何だと!?」

騎士の報告を受け、バッカスが驚きの声を上げた

「更にその盗賊の一部に舌に剣が刺さった牛のシンボルを確認!!
恐らく【黒の焔】と想定します!!」

【黒の焔】とはこの国では知らないと言われる盗賊集団で、その被害は想像を壮絶する程だろう……
盗まれた金銭の被害額はもちろん噂では村娘一人に対し、十人で輪姦し、死ぬまで男どもで廻すとされている……

「まさかここで大物を引くとは……、腕が鳴るわい」

バッカスは報告を受け、拳を合わせ、ゴキゴキと指を鳴らしている
周りを見ると他の騎士達もやる気が上がっていた

「全員、ここは死に場所ではない事を理解しろ
いいか、盗賊どもを生け捕りにし、王都に引っ立てる
抵抗し、捕縛が無理、自分が危険になるのならば迷わずに斬れ」

「絶対に一人で行動するな
三人……、いや、四人で一組となり、行動しろ」

ユーリ兄さんとゼアル兄さんが騎士達に指示を飛ばす中、父上が息を吸い、ゆっくりと目を開けた

「そろそろ来るぞ
全員、静かに……」

父上の言葉と共に一斉に黙り、静寂が訪れた……
周りからは人の呼吸音が微かに聞こえてくる程度だが、それも風の音でかき消されるだろう……

しばらくして微かに木の枝を踏む音が聞こえてきた
そして森から人影が屋敷に向かって出てきたのが見えた

その瞬間、結界の魔道具が発動し、屋敷を覆った
そして先程まで星空が広がる空に大きな光の玉が打ち上がり、屋敷周辺を照らせば、盗賊達の姿が見えた

「全員!! かかれぇ!!」

バッカスの怒声と共に騎士達が姿隠しの結界から出て、盗賊達に突撃していく
ユーリ兄さん達も遠目だが突撃していくのが見えた

「流石です ユリアナ先生」

そんな光景を見ながら俺は屋敷の屋根を見た

先ほどの光玉はユリアナ先生が打ち上げた魔法だ
先生には魔法でのアシストを父上が頼んでいたから、盗賊に魔法を浴びせるのが主な仕事となるだろう

(俺も行くか!!)

前を向けば、俺も盗賊達との防衛戦に参加する為、走り出した
前では騎士達が四人一組となり、盗賊を斬り殺しているのが見えている

「死ねぇ!!」 「っ!!」

声が聞こえ、見ると右側から剣を振りかざし、俺に向かってくる盗賊がいたが腰の剣を抜きつつ、振り抜けば盗賊の脚を斬り裂いた

「ぎぃやぁぁ!?」

盗賊は悲鳴を上げ、右足を押さえている
俺は剣を振り上げ、盗賊の首元目掛けて、振り下ろし、首を斬り下ろした

「はぁ、はぁ……、うぇ………」

手に付いた血と人を斬った感覚……
初めて人を殺したと実感して、思わず胃の中のモノが込み上げてきたが我慢して、再び前を向いた
既に俺目掛けて、盗賊が二人……、向かってきているからだ…

「坊ちゃん!!」

だが、右の盗賊はロジャードが突っ込んで、すぐに斬り崩した瞬間、俺は素早く左の盗賊の懐に潜り込めば、深くその腹に剣を突き刺した
そしてそのまま斬り上げて、確実に息の根を止めた

「無理しないでくれよ!! 坊ちゃん!!」

「無理はしない!! ロジャード!!
父上達の援護へ」

そう言おうとして、父上や兄さん達を見ると既に盗賊が十名程の山が出来ていた

「父上達の援護は要らないか」

冷静に判断し、俺は再び駆け出した
周りを確認すると盗賊達の中に実力者もやはり居て、騎士達も苦戦しているようだ

「っ!!」

目の前が暗くなったと思えば、いつの間にか盗賊が居て、既に剣を振り下ろしていた
俺は反応して、剣を受け流して、すれ違い様に振り抜けば、剣は盗賊の腹に当たったがガキンと火花が出た

「っ!? がっ!?」

一瞬の事で反応が遅れたからか、俺は思いっきり盗賊の蹴りを受けてしまい、吹き飛んだ
地面を転がりながら体勢を立て直し、前を向けば、盗賊が魔法陣を構え、俺に向けてきた

咄嗟に俺は剣を逆手にして、投擲をすれば盗賊の頭に刺さり、魔法は封じた

(何か武器は!?)

だが、今ので剣が無くなったから周りを見渡し、近くに盗賊の短剣が落ちていたからそれを拾って、迫ってきた盗賊の剣を避けてから剣を持ってる手に短剣を振り抜き、斬れば曲げた膝を踏み台にして短剣を喉元に突き刺し、振り抜いた
盗賊が倒れたのを確認した後、状況を整理すると盗賊の数は確実に減ってきている……
だが、その実力者が残ってるから父上達もなかなか倒しきれてない……
でもこのままいけば……

(だけど……、盗賊のリーダーは一体どこに?)

そう……、盗賊達のリーダー格がいまだに確認されてない……
どれも下っぱ程度の奴らばっかりだ……

どれがリーダーなのか……

「っ!? ぐぁぁぁぁ!?」

周囲を警戒しつつ、また盗賊に突っ込もうとした瞬間、誰も居ない場所から火球が飛んできて反応が出来ず、俺は直撃を食らい、吹き飛び、屋敷を囲った結界に叩きつけられた

「「シモン!?」」「坊ちゃん!!」

俺が声を聞いて、兄さん達とロジャードがこっちに来ようとしてるが突然、盗賊達の統率が取れ始め、兄さん達がコッチに来れないように壁となった

「ぐはっ…………」

地面に落ち、立ちあがろうとするがダメージが思ったよりデカく、なかなか立てずにいると突然、首を掴まれ、宙に浮かばされた

「コイツが標的の一人か?
まだ子供じゃねえか」

首に力が込められていて、息が出来ず、首を掴んでいる手を剥がそうと抵抗しながら、盗賊の顔を見た
そして理解した……
コイツがこの盗賊のリーダーだと…

「まぁ、いいか
運が悪かったと思え」

盗賊のリーダーはそう言い、首を掴んだ手に力が入る
このままへし折るつもりだ

「………っっ!!」

俺は人差し指で盗賊のリーダーを指差せば、至近距離で《ファイヤーボール》を放った

当たった瞬間、凄まじい爆発で盗賊のリーダーの手は離れた

「ゲホッ!?ゴホッ!?」

地面に足がつくと膝から倒れ込み、喉を押さえて咳き込んだ
大きく息を吸い、酸素を取りつつ、吹き飛んだはずの盗賊のリーダーを見る

「へぇ、こりゃすげえ威力だな
まさか指一本で撃った魔法がこれ程とは」

声がして煙が晴れると服は焼け、上半身がボディプレートの防具だけになっていたがほぼ無傷の盗賊のリーダーが居た

いや、ダメージは与えていた
その証拠に盗賊リーダーの顔の半分が火傷を負っていた

「だが、流石に子供だな
殺すのに躊躇ったからこうなる」

「がっ!?」

盗賊リーダーの左腕がコチラに伸びてきて、指をクイっと上げると地面から柱が伸び、俺の腹を突き上げ、俺は宙に浮かされた
その瞬間、盗賊リーダーは素早く俺に近付けば、剣を振り抜こうと振っていた
俺は宙で体勢を無理やり変え、短剣を構えて剣を受け止めたがまた吹き飛んだ

地面に叩きつけられながら転がり、ようやく止まるとすぐに起き上がろうとしたが、上手く立てなかった

「反応もいいな
まぁ、一手惜しかったな」

盗賊リーダーはコチラに向けて、手を翳し、魔法を唱えようとしている
足に力を入れて、立ちあがろうとするがさっきのダメージがデカかったのか、膝に力が入らない……

(くそっ……、何か手を考えろ……!!)

残された時間は数秒、その間に思考を働かせて、考えていると盗賊リーダー目掛けて、氷柱が飛んできた
だが、氷柱はあえなく盗賊リーダーの剣で砕かれたが魔法の詠唱は中断された

「お兄様から離れて!!」

「フロー、ラ!?」

フローラの声を聞き、慌てて見るとフローラが杖を構えて、立っていた
足は震えていて怖いはずなのにその目は盗賊リーダーを睨み、逸らそうとしていない

「邪魔だな」

盗賊リーダーが指を鳴らせば、フローラの足元が揺れたと思うと弾け飛んだ

「きゃあぁぁあ!?」 「フローラ!!」

フローラは吹き飛んで地面に倒れた
まだ意識があるが、体勢を崩しているから立ち上がるのに時間がかかる

「フローラ!!」

ハッと気が付けば、母上がフローラに駆け寄っていた
きっとフローラは全員の静止を無視してここに来たんだろう
だが、その考えは今はどうでもいい
既に盗賊リーダーが接近して、剣を構え、まさに母上ごとフローラを突き刺そうとしていた

母上はそれに気付いて、フローラを抱えると、背中に防御魔法を展開したがアレではすぐに破られる

(くそっ!! 動け、動け!!動け!!)

足に力を込め、地面を強く踏み締め、前を向く

「間に合えぇぇえええ!!」

《ラビットジャンプ》

「えっ?」


俺は叫びながら駆け出そうとした
その瞬間、見慣れた名前が出てきて、呆気ない声が出た瞬間、俺の体は加速し……

母上達を庇うように盗賊リーダーの剣に突き刺されていた

「シモンちゃん!?」「いや……!!お兄様ぁぁぁぁあ!!!」

母上やフローラ、全員の声が聞こえてくる
だが、それは遠くから聞こえてくるような感覚だ……
そして今、俺は腹を突き刺されている事すら気にしていなかった
今、俺の前にディスプレイの画面が出てきて、ステータスの画面が出てきていた
そしてステータスが1,2と分けられていたがそれが無くなっており、シモンのステータスには【偽】となっていた
ステータス2の表示を見るとそこにはステータス【真】と変わっていて、ゆっくり指で触れると画面が変わった

そしてその瞬間

「……くは」

俺は顔を下に向けていて、見られていない事を良いことに多分今、狂ったような笑顔を浮かべているだろう……

だが、それぐらい俺にとっては最高に嬉しい事だ……
そう……、ずっとこのステータスでやってきて、そして【もう一つの俺の名】で生きてきたんだ

だから俺は嬉しくて笑いが止まらない……、止められなかった……


ディスプレイには俺の名が書かれていた
そう、俺の大事なもう一つの名が……

《プレイヤー名・シフォンケーキ》

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