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第五章 エレナと造られた炎の魔人
91:スぺランサへの招待状
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ヴォルゴビエールでの任務を無事に終えたエレナはレガンの背に乗ってテネブリスまで送り届けられることになった。村人達がエレナと三勇者達を中心に円を描いている。もうすぐ大好きな父親、世界一可愛い弟に会えると思うとエレナは胸が弾んだ。
「ではな村長、また何かあればすぐに報告してくれ」
「ははぁ、この度は本当にありがとうございましたノーム殿下。そしてエレナ様、サラマンダー殿下、ウィン殿下も……」
サラマンダーとウィンは村長の大袈裟なお辞儀に軽く頷くのみ。エレナはぎこちない笑みを返した。
──するとエレナはふとどこからか視線を感じる。何やら嫌な予感がした。恐る恐るそちらを見てみると、なんとウィンがエレナの方に熱い視線を向けているではないか。バチッと視線が重なる。これはどうあっても無視できない。エレナはひゅっと息が止まった。それだけではない。ウィンはエレナと目を合わせるだけではなく、なんとグリフォンから降り、エレナに接近してきた。エレナと婚約破棄してから今までろくに彼女に接してこなかったウィンがついに動いたのである。ノームがそれに気づき、すぐに警戒態勢をとる。エレナは突然の彼の行動に石になった。
「エレナ、ずっと君に渡したかったものがあるんだが」
「えっ……」
「これを、君に」
真っ白な封筒に、久しく見ていなかったスぺランサ王国の紋章が挿されている。エレナがウィンからそれを若干震える手で受け取ろうとするが、ノームが直前でそれを奪った。彼はウィンににっこり微笑む。
「エレナに招待状のようだが──まさかエレナ一人をスぺランサに招待するわけではありませんよね、ウィン殿下」
「……。えぇ、勿論。ノーム殿下、サラマンダー殿下の招待状もここに。近々僕の誕生祭があるのでね。ぜひ同志である君達にも参加していただきたい。エレナ……、」
「っ、」
「──頼む。こんなことを言える立場ではないことは重々承知しているが、君に、僕の特別な日を祝ってほしいんだ」
ウィンの切なげな声にエレナはさらに石になった。ノームが後ろからエレナを引き寄せたことで我に返る。そしてノームはエレナがウィンに何か返事をする前にレガンを飛び立たせた。明らかにエレナとウィンを遠ざけようとするノームの行動にエレナは非難の声を上げる。すると彼はぐったりとエレナの肩に額を乗せた。
「……まさか、行かないよな」
レガンの飛行が安定すると、ノームがポツリとそう尋ねてきた。エレナは少しだけ考えた後、「行くよ」とはっきり言う。ノームが後ろで戸惑っているのが息遣いで分かった。
「同盟国として行かない方が不自然だもん。今後のテネブリスの国交の為にも参加しないと」
「そ、それはそうかもしれないが……ウィン殿下は明らかにお前を意識しているだろう! それにお前は彼に婚約破棄された上、処刑されそうになったんだぞ!? お前が嫌に決まっているだろう」
「……、」
沈黙が続く。するとノームは自分を責めるようにため息を吐いた。
「すまない。今のは余が悪かった。お前のせいにしてしまっていた。余が嫌なんだエレナ。お前をなるべくウィン殿下に近づけさせたくない。彼はお前に執着しているような素振りを見せている。お前だって薄々気づいているんじゃないのか? ……頼むエレナ、行くな」
ノームの腕がさらに強くエレナの腰に回される。エレナは片手でその腕に触れた。
「でもノーム、私はあの処刑のことをズルズル引きずるのも嫌なんだ。もうウィン様に対して恋愛感情も何も未練たらしいことはないからこそ、行かなきゃ。それにノームとサラマンダーも一緒に行ってくれるんでしょ? 私にとって二人以上の強い味方はいないよ」
「……そうか。わかった! 余も腹を据える! この際だ、ウィン殿下の前で余らの仲を見せつけてやらねばな! サラマンダーと二人でしっかりエレナを守る!」
「ありがとう、ノーム」
自分の意思を尊重してくれる優しい恋人にエレナは心からの感謝を伝える。
***
──テネブリス城 中庭にて。
「──エレナだ!! エレナが帰ってきた!」
上空から中庭で小さな桃色がピョンピョンと飛び跳ねているのが見えた。エレナは思わず頬を緩める。その正体は勿論、エレナの弟のリリィである。エレナがノームに支えられてレガンから降りると、リリィが思いきりエレナに抱き着いてきた!
「エレナ! おかえりなさい!!」
「わっ。ふふ、ただいまリリィ」
リリィはエレナを全力で抱きしめる。そしてそんな絡み合う二人をさらに抱きしめる巨大な影があった。……魔王だ。
「おかえり、エレナ」
「パパ! ただいま!」
エレナの華やかな笑顔が咲き乱れる。するとゾロゾロと魔族達がエレナを取り囲んでいった。テネブリス城専属コック長のアドラメルクが「お嬢! 無事でよかった! おいおめぇら! お嬢のご帰還だぁ! 今夜はごちそうだぞ!!」と声をあげると厳つい顔つきのドワーフ達が一斉に拳を突き上げる。ノームは少しだけその疎外感に寂しくなったが、エレナが嬉しそうに笑っている姿は好きだったのでただ見守っていた。──が、リリィと目が合う。リリィはノームを認識するなり(今の今までエレナしか見えていなかったようだ)、可愛らしいその表情を崩して睨みつける。まぁ要はリリィの中で「大好きな姉を取られたくない!」という弟心がむくむくと育っているということだ。ノームは苦笑した。
……と、ここでエレナは傍にいたアムドゥキアスにウィンからもらった招待状を手渡す。そしてウィンの誕生祭に招待されたことを皆に話した。それを聞いて色めきだしたのは女性陣だ。再びエレナを飾り付けできる機会が訪れ、やる気に満ちている。一方で男性陣はエレナをスぺランサに行かせることへの不安を述べていた。エレナのパーティ参加を巡るテネブリス城男女大戦争が再び勃発するかと思われたが、エレナの意思を尊重し、結局は女性陣が勝利を収めたのだった……。
「ではな村長、また何かあればすぐに報告してくれ」
「ははぁ、この度は本当にありがとうございましたノーム殿下。そしてエレナ様、サラマンダー殿下、ウィン殿下も……」
サラマンダーとウィンは村長の大袈裟なお辞儀に軽く頷くのみ。エレナはぎこちない笑みを返した。
──するとエレナはふとどこからか視線を感じる。何やら嫌な予感がした。恐る恐るそちらを見てみると、なんとウィンがエレナの方に熱い視線を向けているではないか。バチッと視線が重なる。これはどうあっても無視できない。エレナはひゅっと息が止まった。それだけではない。ウィンはエレナと目を合わせるだけではなく、なんとグリフォンから降り、エレナに接近してきた。エレナと婚約破棄してから今までろくに彼女に接してこなかったウィンがついに動いたのである。ノームがそれに気づき、すぐに警戒態勢をとる。エレナは突然の彼の行動に石になった。
「エレナ、ずっと君に渡したかったものがあるんだが」
「えっ……」
「これを、君に」
真っ白な封筒に、久しく見ていなかったスぺランサ王国の紋章が挿されている。エレナがウィンからそれを若干震える手で受け取ろうとするが、ノームが直前でそれを奪った。彼はウィンににっこり微笑む。
「エレナに招待状のようだが──まさかエレナ一人をスぺランサに招待するわけではありませんよね、ウィン殿下」
「……。えぇ、勿論。ノーム殿下、サラマンダー殿下の招待状もここに。近々僕の誕生祭があるのでね。ぜひ同志である君達にも参加していただきたい。エレナ……、」
「っ、」
「──頼む。こんなことを言える立場ではないことは重々承知しているが、君に、僕の特別な日を祝ってほしいんだ」
ウィンの切なげな声にエレナはさらに石になった。ノームが後ろからエレナを引き寄せたことで我に返る。そしてノームはエレナがウィンに何か返事をする前にレガンを飛び立たせた。明らかにエレナとウィンを遠ざけようとするノームの行動にエレナは非難の声を上げる。すると彼はぐったりとエレナの肩に額を乗せた。
「……まさか、行かないよな」
レガンの飛行が安定すると、ノームがポツリとそう尋ねてきた。エレナは少しだけ考えた後、「行くよ」とはっきり言う。ノームが後ろで戸惑っているのが息遣いで分かった。
「同盟国として行かない方が不自然だもん。今後のテネブリスの国交の為にも参加しないと」
「そ、それはそうかもしれないが……ウィン殿下は明らかにお前を意識しているだろう! それにお前は彼に婚約破棄された上、処刑されそうになったんだぞ!? お前が嫌に決まっているだろう」
「……、」
沈黙が続く。するとノームは自分を責めるようにため息を吐いた。
「すまない。今のは余が悪かった。お前のせいにしてしまっていた。余が嫌なんだエレナ。お前をなるべくウィン殿下に近づけさせたくない。彼はお前に執着しているような素振りを見せている。お前だって薄々気づいているんじゃないのか? ……頼むエレナ、行くな」
ノームの腕がさらに強くエレナの腰に回される。エレナは片手でその腕に触れた。
「でもノーム、私はあの処刑のことをズルズル引きずるのも嫌なんだ。もうウィン様に対して恋愛感情も何も未練たらしいことはないからこそ、行かなきゃ。それにノームとサラマンダーも一緒に行ってくれるんでしょ? 私にとって二人以上の強い味方はいないよ」
「……そうか。わかった! 余も腹を据える! この際だ、ウィン殿下の前で余らの仲を見せつけてやらねばな! サラマンダーと二人でしっかりエレナを守る!」
「ありがとう、ノーム」
自分の意思を尊重してくれる優しい恋人にエレナは心からの感謝を伝える。
***
──テネブリス城 中庭にて。
「──エレナだ!! エレナが帰ってきた!」
上空から中庭で小さな桃色がピョンピョンと飛び跳ねているのが見えた。エレナは思わず頬を緩める。その正体は勿論、エレナの弟のリリィである。エレナがノームに支えられてレガンから降りると、リリィが思いきりエレナに抱き着いてきた!
「エレナ! おかえりなさい!!」
「わっ。ふふ、ただいまリリィ」
リリィはエレナを全力で抱きしめる。そしてそんな絡み合う二人をさらに抱きしめる巨大な影があった。……魔王だ。
「おかえり、エレナ」
「パパ! ただいま!」
エレナの華やかな笑顔が咲き乱れる。するとゾロゾロと魔族達がエレナを取り囲んでいった。テネブリス城専属コック長のアドラメルクが「お嬢! 無事でよかった! おいおめぇら! お嬢のご帰還だぁ! 今夜はごちそうだぞ!!」と声をあげると厳つい顔つきのドワーフ達が一斉に拳を突き上げる。ノームは少しだけその疎外感に寂しくなったが、エレナが嬉しそうに笑っている姿は好きだったのでただ見守っていた。──が、リリィと目が合う。リリィはノームを認識するなり(今の今までエレナしか見えていなかったようだ)、可愛らしいその表情を崩して睨みつける。まぁ要はリリィの中で「大好きな姉を取られたくない!」という弟心がむくむくと育っているということだ。ノームは苦笑した。
……と、ここでエレナは傍にいたアムドゥキアスにウィンからもらった招待状を手渡す。そしてウィンの誕生祭に招待されたことを皆に話した。それを聞いて色めきだしたのは女性陣だ。再びエレナを飾り付けできる機会が訪れ、やる気に満ちている。一方で男性陣はエレナをスぺランサに行かせることへの不安を述べていた。エレナのパーティ参加を巡るテネブリス城男女大戦争が再び勃発するかと思われたが、エレナの意思を尊重し、結局は女性陣が勝利を収めたのだった……。
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