相談は、ニャワンドカフェへ～願えば叶っているかも？～

よろしくね！2

キーコンカーコン～キーコンカーコン～ 

（え……と、ここですか？

    そうだ！次は、教えないからな！

　はっ、はい！                                 ）
　
　放課後！！

　「えーと…… 学校が南だから、校門から真っ直ぐ言って右側に2回曲がれば着くはず！」

　校門からは、大きな道が通っている。春と言うだけあって道に沿って植えてある桜の木々が満開になっている。周りは、住宅街が広がっている。ほとんどが三角屋根の2階建てだ。

　15分後！！

「ここかな？あっ！看板がある」

　女の子は、ゆっくりとドアを開ける。

　カランカラン

　「いらっしゃいませ！触れ合いですか？相談ですか？」
「………………………えっ？」

　朝会った男の子と同じ人なのに、口調が優しい。しかも、笑顔で接客してる……

　「あっ！来たね。じゃあ、仕事について教えるね。彩蘭《ささら》ちゃんよろしくー」
　「はい」

　レジある所の奥から返事をしながら出てきたのは、水色のエプロンを身に付けた2つ結びをした女の人だった。